青黒いデッキが使いたい
青黒いウーナとかシャルムと対戦したり、サブデッキを青赤にしたりしていてつくづく痛感する事なんだけど、青と黒の相性が良すぎでくじけそう。
青単やってて痒い所に手が届きまくり。色足してるのに痒い所が寄り痒くなってる赤青は見習うべき。
ちなみに青緑は強いけど強さが別方向過ぎるおかげであんま妬ましくならない。強さは別として青白の方が妬ましいレベル。


そんな訳で、突発青黒がうらやましいぞカードコーナー。


☆《Lim-Dul’s Vault》
サーチがどうしてもアーティファクトに偏ってしまう青単。《神秘の教示者/Mystical Tutor》《親身の教示者/Personal Tutor》も強いのだが、スペルを中心に据えるならもうちょっと枚数が欲しい。
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》《伝国の玉璽/Imperial Seal》《Demonic Tutor》の黒チューター御三家はもちろんなんだけど、青黒だと追加で増えるこの(ほぼ)万能チューターも非常に強い。
軽いサーチが4枚も増えてるのを見てるとそりゃサーチの弱さも気になり出すというものですよ。



☆《Demonic Consultation》
単体、というよりも色固有のコンボとして。軽いコンボに乏しい青単から見ると、《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》との軽量2枚+αコンボはリスクを鑑みても本当に羨ましい。
デモコンがデッキ構築次第だが単体でも使えるため、無駄牌が実質3マナの先置き可能なクリーチャーのみというのもいい。ちなみに青単でやろうと思うと《地ならし屋/Leveler》とか《Phyrexian Devourer》とかの単体で使えない5マナ6マナカードにパーツが入れ替わります。
ちなみに赤青だと軽くても6マナ始動、パーツ先置きしても4マナ始動な双子コンボが精いっぱい。サーチしにくい上に微妙に重いです。



☆《概念泥棒/Notion Thief》
訴訟も辞さない《Timetwister》殺し。ラブニカのストーリーだと何気にかっこいい表の顔が先生なスパイってのがまたむかつく。お前は下着ドロでもやってアゾリウスに拘留されてればいいんだよ。
《渦まく知識/Brainstorm》や《大あわての捜索/Frantic Search》辺りに合わせるだけでもクソうざい。その後も退けないとドロー強化を許さないってのが最悪。せめてCIPにしてくれ。



☆《囁く狂気/Whispering Madness》
青黒だと「もう十分サーチ併用でTT系は足りてるし、1マナ重い《意外な授かり物/Windfall》は別にいらないかな~」とか言われてデッキから外れたりしてるカードだけど、それ青単が血眼になって欲しがるカードだから! いらないんならその黒抜いてこっちに寄越せ!!
必至に祈りながら《先細りの収益/Diminishing Returns》を撃つ青単の気持ちも少しは考えて欲しい。




そんな訳で、恨みつらみを書き連ねるしっと団コーナーでした。


今はぶっぱ直後でお金ない俺だけどさ……お金貯まったら、サブデッキに黒足して《Jeleva, Nephalia’s Scourge》か《Gwendlyn Di Corci》 辺りでデッキを組むんだ……。

http://www.happymtg.com/decks/view/D050893

なにこれ怖い。《希望の化身/Avatar of Hope》入ったガチデッキ(しかも下環境)とか初めて見たw

《天使の嗜み/Angel’s Grace》+《大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault》+《死の影/Death’s Shadow》or《消耗の儀式/Rite of Consumption》の引き次第では即死になるコンボ(戦利品以外のパーツが3枚すべて揃っていれば確定即死も狙える)を仕込みつつ、
ペイライフカードを大量投入して死の影ビートしつつ希望の化身+信仰の盾で耐えるみたいなモードもありつつ、
みたいな感じなのかな?

跳梁跋扈する稲妻対策にはメインから《神聖の力線/Leyline of Sanctity》ガン積みという分かりやすさが非常によろしいw


こういうオリジナリティーがあってしっかり結果を残せるデッキ構築は憧れる。情報氾濫状態でまずすべての有力デッキパターンを誰でも知る事が出来るという今の時代となるとなおさら。

つーかもう『メイン 《希望の化身/Avatar of Hope》3』とか100%真剣な意味で投入されてるってだけで笑えるわw このままこのデッキが流行ってプロフェシーのトップレアになればいいのにwww

とりあえずこれまでの日記の通りに作り、昨日の対戦で使用したデッキレシピから。


ジェネラル
《苦痛の芸術家、ニン/Nin, the Pain Artist》

コンボ要素 6
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
《欠片の双子/Splinter Twin》
《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》
《やっかい児/Pestermite》
《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》


ドロー強化 13
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《渦まく知識/Brainstorm》
《定業/Preordain》
《思案/Ponder》
《Mystic Remora》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《意外な授かり物/Windfall》
《Wheel of Fortune》
《Timetwister》
《未来予知/Future Sight》
《未来の大魔術師/Magus of the Future》

サーチ 7
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《Transmute Artifact》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《加工/Fabricate》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》

カウンター 8
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《払拭/Dispel》
《Arcane Denial》
《否認/Negate》
《遅延/Delay》
《Force of Will》


パーマネントコントロール 5
《猿術/Pongify》
《急速混成/Rapid Hybridization》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《残響する真実/Echoing Truth》

その他 10
《屑山の人形/Heap Doll》
《通電式キー/Voltaic Key》
《呪文滑り/Spellskite》
《血染めの月/Blood Moon》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》
《騙し討ち/Sneak Attack》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《袖の下/Bribery》
《知識の搾取/Knowledge Exploitation》


マナ加速 19
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《覚醒の兜/Helm of Awakening》
《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
《Copy Artifact》
《Basalt Monolith》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》

土地 31
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《Volcanic Island》
《蒸気孔/Steam Vents》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《滝の断崖/Cascade Bluffs》
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
《統率の塔/Command Tower》
《反射池/Reflecting Pool》
《真鍮の都/City of Brass》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《山/Mountain》 ×1
《島/Island》 ×12



ここしばらくのEDHはずっとテンポ寄りな環境な印象なんだけど、ジェネラルがそれにあっていない印象。ある程度は覚悟してたんだけど、予想以上に能力起動が重かった。
マナコストが軽いのは良いんだけど能力が環境を無視するかの如くテンポロス。なので出来ればぐだるまで使いたくないという。実際勝てた試合は軒並みみんな疲弊した辺りでX=5~7くらいで撃ってアドとってそのままコンボ、って流れだったし。

双子コンボも思った以上に揃わなかった。2枚コンボ、各パーツ複数、パーツのほとんどが先置き可能、という好条件にも拘らず、だ。これだけ条件良くてもキツイとなると、やっぱサーチないと辛いね。
結局始動回数が多かったのは未来独楽の方なくらいだったし。

あと、デッキ自体のテンポ、特に1・2ターン目の動きがどうしても弱い。不安定さで全く信用できないから《ギャンブル/Gamble》外してたけど、黒みたいに1ターン目《Mana Crypt》サーチでテンポをどうにかするって動きを1つでも作るために入れる価値はあるかも。
時代遅れ感を自覚しつつもデッキの方向性的に《金粉の水蓮/Gilded Lotus》やら《スランの発電機/Thran Dynamo》やらでがっつりマナ加速、ってやってたけど、結局それじゃあそこに辿り着くころには手遅れだったり辿りつけなかったり脅威に対するアクション不足だったりで駄目だわ。
《炎の儀式/Rite of Flame》とかの1、2ターン目加速重視の形にした方が良さそう。

《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》を入れたのは正解だった。上に書いた通り、サーチがないといくら複数パーツの少数コンボだろうとコンボが全然そろわない。
サーチしやすいルートの確保は大事だと痛感した。

そしてこのコンボ構成だとサーダの方がテンポ取れるからいいんだよなぁ……。赤の加速と《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》、ドローを増やしてパーツが多いので強引に揃えやすいという双子コンボの活かす、とかの角度で強化出来ればあるいは? って感じ。

でも類似デッキをサブにしても仕方ないので、「サーチが出来ない」を完全に諦めて、引きまくってどうにかする構成にしつつ、さらにコンボを詰むべくジェネラルを《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》にしてみるのも良さそうかもと思った。



ネガティブな事ばっかり書いてるけど、実際完全にゲームに付いていけなかったわけじゃないし何勝かはしてる。試作品持ち込みでこれだけいけたんだから、弄ればそこそこは戦えるようにもなりそうな気がしている。
とりあえずはいかにテンポを取るかだよなぁ……。

EDH対戦記録

2013年8月15日 TCG全般
ひとまずある程度形になったので《苦痛の芸術家、ニン/Nin, the Pain Artist》で遊んできたよ。
ちょっと終わった後のおしゃべりしながらご飯が楽しすぎて遅くなったのでレポートは簡易で。


・1戦目 ウーナ ニコル ニン 原形質
《むかつき/Ad Nauseam》から大量に引いて無色無限始動、さらにそこから《占骨術/Skeletal Scrying》に繋げて色マナも確保してウーナの勝ち。


・2戦目 ウーナ ニン 原形質
ニンが原形質にキキジキからのコンボ始動止められて、そこから原形質がジェネラルキャストで《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》になって《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》とか《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》(元《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》)並べてマウント取りかけていたが、ウーナが《猿術/Pongify》で隙を作って《壊滅的大潮/Devastation Tide》を通す。
その後一周を経てウーナが《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《Basalt Monolith》成立、しかし色マナ足りずオープンリーチ。
そこでニンが今度は《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》に《欠片の双子/Splinter Twin》付けて《未来の大魔術師/Magus of the Future》持って来て《赤霊破/Red Elemental Blast》構えつつコンボスタート、するも《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》×2でストップ。
そこから原形質が《囁く狂気/Whispering Madness》から《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》コンボ成立させて勝ち。



・3戦目 シャルム ウーナ ニコル ニン
ウーナが《Transmute Artifact》からブライトモノリススタートさせようとするもニコルが《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》でバウンス。
そのしばらく後、今度はシャルムが《彫り込み鋼/Sculpting Steel》からスタートするも今度はウーナが《Demonic Consultation》から《Force of Will》持って来てカウンター。
ニコルが《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》を置いて全体的に停滞しかけるもウーナが改めて戻された《Basalt Monolith》をキャストし、無限マナから《Demonic Tutor》に繋いでラワン処理してウーナでコンボスタート。


・4戦目 ニコル ニン シャルム ウーナ
ウーナが2T目《むかつき/Ad Nauseam》から1周回してライフ1になりながら偏執狂コンボ決めて3T目に勝ち。


・5戦目 ウーナ ニコル ニン シャルム
ウーナが3T目に《Basalt Monolith》《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《さびれた寺院/Deserted Temple》と揃えてオープンリーチ。そこでニンが《血染めの月/Blood Moon》で妨害、ウーナは黒マナが消える前にと《Demonic Consultation》で追加のカウンターを探しにいったがデモコン死。
その後《厳然たるスフィンクス/Magister Sphinx》でライフ10になって危うくなりながらも《未来予知/Future Sight》から綺麗に《覚醒の兜/Helm of Awakening》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》と揃っちゃって勝ち。


・6戦目 ニン スリヴァーの首領 原形質
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》から高速で首領が出て、そのままごちゃごちゃマウント取りながら殴り切って首領の勝ち。


・7戦目 首領 原形質 ニン
原形質が2T目《暗黒の儀式/Dark Ritual》から《生き埋め/Buried Alive》《再活性/Reanimate》で勝ち。


・8戦目 ニン 首領 シャルム 原形質
ニンがマナをがっつり伸ばして《未来予知/Future Sight》から《Timetwister》。《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》でシャルムの手札を見たらカウンター2枚あったが、そこからドローで手札を整えてカウンター弾きつつ未来独楽成立させてニンの勝ち。


・9戦目 ニン エドリック スキジリクス 原形質
原形質土地0の大事故。
エドが《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》からスタートしようとした所をニンがバウンス、そしてその隙にスキジリクスが《むかつき/Ad Nauseam》……するも捲れが悪すぎで何も出来ず。
結局そこからエドリックが再びスタートして勝ち。


・10戦目 ニン エドリック スキジリクス 原形質
エドが《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》からスタートして、2T目《Mystic Remora》でガンガン引いてガンガンマナを伸ばし、《森林の始源体/Sylvan Primordial》でさらに伸ばす。
結局アド差をがっつりつけた挙句に《時間操作/Temporal Manipulation》から大展開、追加ターン中にエドリックを除去されながらも《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》が通って《悪名高き群れ/Notorious Throng》でスタート。



ニン  4人戦 2勝5敗 3人戦 0勝3敗 総合 2勝8敗
総合  4人戦 2勝5敗 3人戦 0勝3敗 総合 2勝8敗


負け越しー。厳しいなー。

なんやかんやでキャストしたいものが多く、「手札が尽きてマナフラになって暇って」のが少ないせいであんまりジェネラル活かす事も出来ないし、サーチが薄いせいで双子スタートも活きない。現状、序盤の加速が心許ないサーダの劣化みたいになっちゃってる。
無限を活かす方向にするために《Power Artifact》を入れるのも手だけど、《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》と違って相方が召喚酔いのあるジェネラルだけになるってのも心細すぎる。
ジェネラルと色組み合わせの性質上、押し付けられる理不尽な行動が少ないのはよろしくないなぁ。適当に扱って強い動きを出せる形が見いだせない。

どっちにしろマナは沢山使うんだし、《好奇心/Curiosity》でワンチャンある《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》にしてみた方が色やジェネラルを活かすという意味ではいいかも?
それか《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》とか速攻要素を入れつつそれを活かせるデッキ構成に改造する、とか。

なんだろう。カードの重さがばらけていてその強さがコスト相応な所揃いなせいか、どのタイミングでも常時「まあ普通?」って感じの強さのデッキだった。ある意味サブデッキとしては良いのかも知れないw

☆現在構想中のコンセプトが、

・マナフラ気味なデッキで、ジェネラルは手札が尽きた時のアド源と割り切って使う。無限マナの捌け口としての過度な期待はしない。

・サーチが弱いのでコンボはパーツの多いものを。手札リセットを考慮して先置き出来るものがより望ましい。がっつり引いて強引に揃える感じ。

といった所なのを踏まえて、「双子コンボ」「未来独楽」をメインコンボに据えたデッキ……となっている。



☆それらコンボの補助となるギミックやシナジーカードを考えてみた

・《知識の搾取/Knowledge Exploitation》
4マナで撃てる(かもしれない)《歯と爪/Tooth and Nail》(だったらいいな)で一気に勝てる(可能性も無きにしも非ず)な超強力超絶不安定カード。

不安定だが嵌った時は軽い《歯と爪/Tooth and Nail》だし、幸いにもパーツの1枚である《やっかい児/Pestermite》がならず者なので徘徊にもちょっとは期待出来る。
悪くとも7マナの《時のらせん/Time Spiral》や《袖の下/Bribery》、追加ターン程度には変わってくれるだろう。ちょっと弱いが嵌った時の爆発力を期待して。

追加として《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》や《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》などの使い勝手の良いならず者を追加するプランは、ジェネラル能力の的になってくれる事もあり良さそうに思える。



・《袖の下/Bribery》
《概念泥棒/Notion Thief》のようにナチュラルにコンボパーツになれる生物や《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》のような凶悪コントロールクリーチャーを期待して。最近のデッキを見てると5マナ以上の効果は期待出来そうなので。
あわよくば《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》や上記の手札リセットとコンボる生物から一気に勝ちに行ける。

+《双つ術/Twincast》《余韻/Reverberate》
流石にやり過ぎな気がするが、《袖の下/Bribery》コピーで《歯と爪/Tooth and Nail》(他人)が炸裂する。
単体だと使えない訳ではないが《交錯の混乱/Muddle the Mixture》並にコスパと効果範囲の悪いカードなので、夢はあるがちょっと駄目っぽい。




・《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
無限マナの有効利用は難しいが、これ1枚足すだけでサーチしやすいアーティファクトのみからの勝ちが増える(元から入っているであろう《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》と、マナフラ茶単系なら十分な性能を持つ《Basalt Monolith》で無限ドロー)のは美味しい。
指輪も単体でそこまで弱いカードでないのも、無駄牌を作らず、サーチの手間を減らすためにデッキ内のコンボを増やしたいという赤青の目的と合致する。

前の記事で追加のコンボ要因として《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》を挙げたが、単体での使い勝手は指輪の方が勝っているのでコッチ優先になりそう。さらに暴君の投入確率が減った感じ。

無限マナ自体に価値を見出している訳ではないので、《Power Artifact》や《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》のような方向性はなしで。


ジェネラルの性質上、ニンデッキでビートダウンは著しく不向きなため、必然的にフィニッシュはコンボとなる。
必要枚数、サーチのしやすさ含めた揃えやすさ、無駄牌になり難さなどを見て、候補を幾つかに絞った。これらの内すべて、あるいは幾つかを投入する事になる。

なお、個人的に赤青の弱点はアーティファクト以外のサーチの乏しさにあると思っているので、それに対する耐性を重要視した。



・双子コンボ
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》《欠片の双子/Splinter Twin》+《やっかい児/Pestermite》《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》《侵入警報/Intruder Alarm》で無限速攻トークン。

必要枚数が少ない2枚コンボなので揃えやすいのと、双方のパーツが複数あり、受けが広いのが特長。
クリーチャーなので赤青ではサーチしにくいが、数少ない赤のサーチである《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》によって両方のパーツをサーチ出来、大量のマナ(赤赤赤赤青6)があれば徴募兵1枚で一気にコンボ完成まで行ける。
当然この流れは分割払いも可能なので使い勝手がよい。

その気になればアンタップ側の受け皿がかなりの枚数入れられるのもプラス。流石に《侵入警報/Intruder Alarm》はやり過ぎだろうが。

中々優秀なコンボなのでこれにさらに望むのは贅沢な話だが、除去耐性の低さと最軽量でも合計7マナから(分割払いが可能だし、《やっかい児/Pestermite》などでマナ源をアンタップする事で幾分か軽くなるが)と少し重いのが気になる所。

また、特にキキジキの色拘束の強さは気になる部分である。





・バサルトキャノン
《Basalt Monolith》《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》で無限マナを発生させ、《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》で締めるアーティファクトコンボ。

青が特に得意とするアーティファクトサーチですべてのパーツを集める事が出来るのが大きな特長。
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》以外も単体でそこそこの仕事をするので悪くない。
《水の帳、マゴーシ/Magosi, the Waterveil》、《Power Artifact》、《威圧の杖/Staff of Domination》などの類似コンボパーツを追加する事で層を厚くする事が出来る。

過度の期待は出来ないが、場合によってはジェネラルが無限マナの捌け口になるのもありがたい点。

0から一気にコンボを構築しようとすると合計8マナもかかるのと、サーチがいくら優秀と言っても単独パーツの3枚コンボであるという点が難点。
後者は上で書いていた追加パーツである程度補う事も可能だが、そのプランを実行した場合は無駄牌が増えたりデッキパワーが落ちたりといったリスクを背負う事になる。





・暴君コンボ
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》とマナファクトを中心としたコンボ。
マナファクトとクローン系をしっかり積んで置けば、基本的にデッキ内の無駄牌は《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》のみで済み、受けも非常に広いのが利点。

暴君自身をまともにサーチするカードがほぼ皆無なのと、いくら受けが広いとは言え3~5枚コンボとなる点、コンボ起動が8+αと非常に重いのが難点。
特に一番最後の部分はかなり重たい欠点だ。パーツの多さも含め、ゲームが長引く事を前提としている感がある。

場合によっては1枚の枠でフィニッシュを追加できるので、盤面を抑え込んだはいいがフィニッシュにたどり着けない、というデッキが出来上がった際に有力な候補となる。




・未来独楽
《未来の大魔術師/Magus of the Future》《未来予知/Future Sight》+《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》《覚醒の兜/Helm of Awakening》など+《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》の3枚無限ドローコンボ。

全パーツが単体でそこそこ以上の仕事をする事が大きな利点。また、パーツの内後ろ2つはサーチしやすく、特に2番目部はその気になれば3枚以上積めるのも良い点である。ただし3枚目以降を追加する場合はある程度のパワーダウンを覚悟しなければならない。

赤青の場合、《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》で全パーツにアクセスする事が出来るのが利点(《未来の大魔術師/Magus of the Future》《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》《粗石の魔道士/Trinket Mage》→《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》)

未来予知系の色拘束の強さが気になるが、青メインの2色ならばキャスト出来ないほどには厳しくはないだろう。場合によっては青が足りずにカウンターの色マナが足りない、という事はあるかもなので注意。
また、単体ではあくまでドローを重ねるだけなので、他の直接的にフィニッシュにいけるコンボか《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》を積んでおく必要がある。





☆そうして自分は、この中から「双子コンボ」と「未来独楽」を採用した。

双子コンボはパーツの多さでサーチの弱さを補えるのを期待しての採用。数枚はタフネス2以上のクリーチャーがおり、ジェネラルが暇している時にちょこちょこ引く事が出来るというのも僅かながら評価した。

未来独楽は同じくパーツの多さと穴であった《未来予知/Future Sight》系のサーチの増加を受け、また複数コンボを組み込むに際し無駄牌の少なさを優先したため。

実際に対戦してみて、頻繁にコンボに行けないまま長引くようなら暴君コンボを追加する、双子コンボに不満があった場合はバサルトキャンと入れ替える、などを考えている。
未来独楽は恐らく安定サポートコンボとして残るだろう。
新しく組もうと決めた《苦痛の芸術家、ニン/Nin, the Pain Artist》についてちょこちょこ書いていこうかと。
とりあえず最初は大まかなデッキコンセプトを。


☆まず、ジェネラルの特徴。

・軽い
2色レジェンドでマナコスト2は破格の部類。
一般のジェネラルのマナコストは平均4程度だが、それに比べてキャストが1回余分に出来ると考えてもいい。
そのため、特にわずか2マナでキャスト出来る1回目は序盤の暇な時にぽんぽんキャスト出来るようにしたい。


・能力
クリーチャー火力+ドローソースとなるタップ能力。

対戦相手に対する除去として考えると効率の悪い火種が2マナのX火力な上、ダメージ分カードが引かれてしまう、と非常に使い勝手が悪いが、それでも《概念泥棒/Notion Thief》や《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》、《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》のようなタフネスの低いフィニッシャーや、《闇の腹心/Dark Confidant》《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》のようなアド源・マナ源に使う分には十分許容範囲のコストパフォーマンス。

ドローとして考えると、効果はインスタントの《Braingeyser》。
ある程度以上タフネスのある生物を確保しておけば、毎ターン《霊感/Inspiration》や《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》相当のマナ効率のドローを保障してくれもする。
例に挙げたカードを見ればわかる通り、こちらもやはり決して効率が良いとは言えない。

しかし素晴らしいのはその汎用性で、火力にしてもいいしドローにしてもいい、場合によっては無限マナからのフィニッシュにもなる、と地味に出来る仕事が多い。

だが、それらの仕事が出来るのは召喚酔いが覚めている必要がある、というのが欠点。





☆そこから導き出されるコンセプト
・《Braingeyser》能力を活かすべく、まずは《Power Artifact》や《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》を用いた無限マナから……と言いたくなるが、実際にはそれは下策だと自分は思う。

なぜなら、ニンの能力は同様の仕事をする《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》や《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》と違ってタップ能力なため、無限マナからのフィニッシャーに据えるには「1・無限マナ成立後にキャストし1周守り抜く」「2・除去のリスクを覚悟して先置き」「3・追加ターンを得たり速攻を付けたりしてタイムラグを失くす」の3択になる。
先に挙げたものほどリスクが高いので、現実的なのは3番になるのだが、そうすると無限マナからのフィニッシュに必要な枚数が「《Power Artifact》+《厳かなモノリス/Grim Monolith》+速攻付与、あるいは追加ターン」の3枚となり、普通のデッキが《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》をフィニッシュに据えているのと変わらない状態になってしまう。
その上大量ドローに必要なマナは「赤赤青青X」と膨大な色拘束となってしまうため、このプランもあまり強いものではない。



・そのため、自分はジェネラルを設置にマナがかかり、1ターンラグがあるが《Braingeyser》《溶岩噴火/Volcanic Geyser》の2択が出来る置物として扱う事にした。
ちょっと手が空いた好きに余剰マナでキャストし、同じようにして手が空いた時や除去の必要に迫られた時に使っていこうという考えだ。これは特に1回目キャストが2マナである事のおかげで有用性が大きい。理想通り”余剰マナで”キャストする事が出来るからだ。

だから作られるデッキは、手札にいつでも《Braingeyser》的なものがあると考えて、ドロー関係は軽量カードに集中させ、重いドローは控えめとなる。
結果全体的に軽めで、手札の消費は激しいが行動を細切れにする事が出来、その気になればマナを少し余らせがちに出来るようなデッキとなる。

このプランは、早めにニンをキャストする事で上の特徴の項でも書いた「召喚酔いがある」という欠点を先出しで補うと共に、ニンの能力を使う余裕を作りやすい。
ジェネラルの能力を十分に活かす事が出来ると思う。

もちろん、先出しを端から除去されたり《終末/Terminus》が訪れたりで機能不全を起こすようでは問題外なので、デッキには軽めでありながら爆発力でリカバリーを望めるドローをある程度は残しておける事が好ましい。
《Timetwister》や《Wheel of Fortune》のようなハイパワーのドローを積み込み、ニン不在の軽量デッキ状態でも戦えるようにしたい。





☆類似ジェネラル
ジェネラルの位置づけとしては、《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》や《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》に近いものとなりそうである。

あざみやゼガーナと比べると、「キャスト自体は圧倒的に軽い」「単体で仕事が出来る」「火力の択がある」というのが利点で、「能力がマナ食い虫」「召喚酔いの影響を受けるので不安定」というのが欠点だ。
(最初はそれぞれ比べようと思ったが、奇しくもあざみ、ゼガーナとも相方がある程度必要な、しかし即効性はある重いジェネラルという点で被っていた)

他の方が作成したニンはもちろん、これらのジェネラルとも比較しながら組み上げていく事になりそうである。
なんか基本的過ぎて今更かも知れないけど考えてる事。


☆ジェネラルキャストしないで99枚のデッキパワーだけで勝負する場合、一番強いのはどうしても5色になる。
だから、基本的に3色以下のデッキは5色の劣化にならないよう何らかの方法でジェネラルを使う必要がある。

《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》や《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》のようなフィニッシュカードは無限マナなどのコンボが完成した所で出てくるのでマナコストは気にならないので別にして、その他のデッキは試合中に最低1回、出来れば2回以上キャストされ、盤面に影響を与える仕事をしたい。(まあ、1番の理想は1回目キャストでアドとるなり殴るなりしてそのまま勝てちゃう事だけど)


ジェネラルは必ず初手にあり、一部のもの以外なら除去をくらっても(1回ごとに2マナ足す必要はあるものの)何度でもキャスト出来る。
そのため通常のレギュレーションに比べてマナフラッドを起こしにくい。マナが余っているのならジェネラルキャストでアドを取りに行ったり脅威を叩きつけに行ったり出来るからだ。

逆にマナスクリューは苦手となる。せっかく初手にいるジェネラルがキャスト出来ないという事は、手札の死に牌が1枚増えているも同然なのだから。

そんな訳で、EDHではちょっとマナソース厚めの方が良い結果になりやすい。


☆ジェネラルのマナコストと必要なマナベース
こっから先はかなり個人的な意見になるんだけれど、

・マナコスト2~4
2~4ターン目に1回目を、一度誰かが有利を取って防がれて盤面が平たくなって、ってあたりの中盤戦で2回目を、そこからぐだってしまった時、かなり頻度は下がるが場合によっては3回目を、くらいの感覚でプレイできるマナベース。

軽いジェネラル。
加速した上で手札によってはキャストが遅くなる場合もあるだろう(ズアージェネラル、2ターン目に印鑑セット、3ターン目にマナは揃ったが場の状況的に腹心置いてカウンター構えてを選ぶ、とか)が、それ含みで初キャストは4ターン目くらいまでが望ましい。
マナコストが軽いので、少ないマナ加速で初キャストのターンを1ターン縮める事が出来る。逆に土地は手札から尽きて詰まる前にキャストが間に合うので最低必要分あれば少なめでもいい。マナ加速の重要度がより高い。



・マナコスト5~6
ジェネラル頼りのデッキなら3~4ターン目、それ以降除去されるたびに2回目、3回目くらいまではキャストが出来るように。
そうでないのなら4~6ターン目くらいまでに1回目を、その後中盤~終盤に余裕を持ちつつもう1、2回キャストして駄目押し出来るくらいのインパクトを与えに行えるくらいのマナベース。

ちょっと重めのジェネラル。
初キャストまでの必要マナが多いため、マナ加速と土地のバランスが大事。構造上1回目キャストまでは絶対にマナフラッドが起きない(ジェネラルは必ず初手にあるから)のを良い事にマナ加速偏重で高速キャストを目指すのもいいが、そうするとキャストまでもキャスト後も、動きが全体的に大雑把になりがちになる。
しかしゆっくり腰を据えてマナを伸ばしていこうとすると、先出し出来る軽いジェネラルや色の多いジェネラルにアド負け・パワー負けしがちになる。
バランスが難しい所だと思う。
利点としては、比率的に再キャストのペナルティ2マナが軽くなる事(2マナのジェネラルなら2回目はマナコスト倍だが、5マナのジェネラルなら4割増しなだけ)

これはちょっと矛盾するような話だが、重くてキャストしにくジェネラルの方が再キャストの負担が小さいと言える。



・マナコスト7以上
1回目のキャストは早ければ早いほど良い。継続的に使えるマナソースを展開していってキャストした場合、2回目以降はちょっとのマナ加速を追加するだけでキャストして行ける。加速面でも土地セット面でも、とにかく分厚いマナベースが求められる。

非常に重いので、多くの場合デッキ内に大量のマナ加速をつぎ込んだ形にする必要がある。5~6マナのパターンのようにじっくり腰を落ち着けて、というパターンで行おうとすると悠長すぎて追いつけないのでとにかく加速が重要である。
それと共に、キャストした後の事も考えなければいけない。ジェネラルをキャストしてしまえばあとはマナばっかりの弱いデッキ。そのマナを活かせるよう、出遅れた盤面を平たく出来る重いカードを積んだり、《石の賢者、ダミーア/Damia, Sage of Stone》《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》のようにジェネラル自身が莫大なアドを稼いで補填する、などの対策が必要。
《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》(こっちは6マナだけど)のような、キャスト時点で大きくアドを稼げる重いジェネラルはキャスト回数が重要なので、上手い事生け贄に捧げたり手札にバウンスしたりしてキャスト回数を稼げるような構築を心掛けたい。これ系のジェネラルは再キャスト出来ないとただの『ファッティとゆかいなマナ加速たち』な紙束になってしまうので。

たぶんマナバランス関係の構築が一番面倒。




☆まとめ
色の少ないジェネラルは、ジェネラル自身にいかに仕事をさせるかが重要。
そのため、それをやりやすい軽いジェネラルの方がより構築しやすく、強くなりやすい。








という訳で、一念発起してがっつりお金をつぎ込んで、新しいジェネラルでサブデッキを組んでみようと思う。
選んだのは、最軽量の赤青2色ジェネラルである《苦痛の芸術家、ニン/Nin, the Pain Artist》。幸いな事に最初に《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》を組むかもって考えてたから《Volcanic Island》を始め赤青のパーツはそれなりにあまってるし、赤単サブデッキで使っていた《Mana Crypt》なんかもあるしね。

とはいえ青い部分はすでにサーダに使っているので、結構いろいろ買わなきゃ駄目で、買った方が早そうなものはともかくトレードあんまり期待出来なそうな所(フェッチとか)をポチって血を吹いたw
……つーか何コレ最近のカード高過ぎだよレガシーとかももうすっかり貴族の遊びだよ最早ヴィンテージの事もなんやかんや言えないよ。

まあそんな訳で、最終的には白枠でも良いので《Timetwister》なんかも買い入れたいなー、と思っている。



募集中 身内の方々、あまり期待できない所が多いけど、もし余ってたらトレード・販売お願いします(非Foil・言語問わず)
・《Force of Will》
・《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
・《Transmute Artifact》
・《作り直し/Reshape》
・《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
・《強迫的な研究/Compulsive Research》
・《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
・《神秘の教示者/Mystical Tutor》
・《親身の教示者/Personal Tutor》
・《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》
・《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
・《衝動/Impulse》
・《時のらせん/Time Spiral》
・《徴用/Commandeer》
・《壊滅的大潮/Devastation Tide》
・《発熱の儀式/Pyretic Ritual》

可能なら8月25日の交流会までにそこそこの形にしたいので、いざとなったら通販第二陣でどうにかしてしまうかも。
……上のもざっくり見て2万ちょいかよ。高ぇ。

ピラミッドで遊んできたよ。
使用ジェネラルはいつもの《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》と、cozaくんと交換して使わせてもらった《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》。
例によってターン進行は名前順。



・1戦目 サーダ 擬態の原形質 ゼガーナ
《金属モックス/Chrome Mox》スタートで1ターン目《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》、2ターン目サーダ。
原形質は2ターン目に《適者生存/Survival of the Fittest》を置き、ゼガーナは2ターン目に《大地の知識/Earthcraft》を置く。ちょっと危険な感じ。

3ターン目にパチって来た《太陽の指輪/Sol Ring》から《厳かなモノリス/Grim Monolith》→《袖の下/Bribery》で原形質のライブラリーから《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》を持って来る。

そしたら除去されず無事に一周したので、《先細りの収益/Diminishing Returns》撃ってアド差で圧倒して勝ち。




・2戦目 サーダ スリヴァーの首領 原形質 ゼガーナ
加速のない弱い手札で、2T目《呪文滑り/Spellskite》スタート。
首領は《伝国の玉璽/Imperial Seal》スタートで2T目に《Mana Crypt》から《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》。デッキ的によろしくないのでそれはサーダが《Force of Will》する。
原形質は初手に《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》しかないと唸っている。事故気味かと思いきや2T目に《古えの墳墓/Ancient Tomb》を引いて俄然やる気を出し始める。
ゼガーナは《楽園の拡散/Utopia Sprawl》スタートで2T目に《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》と《コーシのペテン師/Cosi’s Trickster》とかよく分かんない1マナ1/1バニラを出す。

そんな感じで始まった戦いは、《Mystic Remora》で引いてアド差をつけていく首領がトップを走る展開。そんな首領を追いかけるのは原形質。《森の知恵/Sylvan Library》と《闇の腹心/Dark Confidant》を並べてライフを燃料にしながら追いかける。
サーダとゼガーナはマナがのびつつも手札が尽き気味でいまいち伸びきれていない感じ。

しかしそれでもサーダはジェネラル活用で毎ターンアドを得ていって食い下がり、その横でゼガーナはサーダが何かするたびに育つ《コーシのペテン師/Cosi’s Trickster》を眺めている。ふと気が付けばサイズは10/10。ライフ払いまくっている原形質が1撃で瀕死になるサイズである。

そんなこんなで進むゲームの最中、サーダにチャンスが。《知識の搾取/Knowledge Exploitation》を引いたのでそこから首領の《袖の下/Bribery》を持って来て、原形質の《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》を持って来る流れ。横に《呪文滑り/Spellskite》もいるから除去もされにくい。そして13/13まで育つペテン師www

その返し、首領が《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》でコンボスタートしようとする。しかしそれはサーダが《遅延/Delay》で阻止。

さらにその返し、聖スフィに危険を感じた原形質が《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》をキャスト。追加の除去も狙って最初に《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》へと飛んで来たこれが次々と連鎖し、《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》《コーシのペテン師/Cosi’s Trickster》と手札に帰っていく。
原形質はそこでさらに《時のらせん/Time Spiral》を撃ち、手札をリセット。実質次のターンがラストになりそうなライフを残してターンエンド。

続いてのゼガーナは大量のマナを背景に、まずは《Mystic Remora》を設置したのちに《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》がいる状況で《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》をサーチしてキャスト。
非常に危険だったが、首領の《否定の契約/Pact of Negation》ゼガーナの《否定の契約/Pact of Negation》原形質の《Force of Will》と繋がって最終的に消える。

そうして次ターン、今度はサーダが《未来の大魔術師/Magus of the Future》《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》でコンボスタート……が、ゼガーナがレモラを持っているので、互いに1枚ずつ引きあっていく展開でフィニッシュとは言い難い。
しかし最終的にはそこからのめくり合いで勝利してサーダの勝ち。



・3戦目 首領 サーダ ヴァロルズ 原形質
ヴァロルズが早い。《Mana Crypt》《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》から始まり、2T目は《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》《森の知恵/Sylvan Library》と高速展開。
さらには3T目《威厳の魔力/Regal Force》→《Dance of the Dead》の2段構えで襲ってくるも、サーダと原形質がそれぞれカウンター。

そうして次ターン、《Mana Drain》で大量のマナがあったのを良い事に《Timetwister》からスタートするサーダ。《袖の下/Bribery》から持ってきたのは《概念泥棒/Notion Thief》。手札リセットを引きこんで勝ちに行く事を狙う。
しかしそれはヴァロルズの生《トリスケリオン/Triskelion》が阻止。活用で放題にもなるよ! 状態なのを良い事に概念泥棒、首領の《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》と落とす。

そうして1周。サーダが《未来予知/Future Sight》、《Transmute Artifact》から《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》と揃えたら上から見えたのが《知識の搾取/Knowledge Exploitation》。徘徊で撃つも原形質がカウンター。

そうしてターンを返してみれば、ヴァロルズがキャストして来たのは《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》。ミケトリコンボ始動するのを誰も止められずヴァロルズの勝ち。



・4戦目 原形質 首領 ヴァロルズ サーダ
ここでデッキ交換。
ヴァロルズが事故。緑マナ源が引けず、1枚《森/Forest》引けば《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》から2T目《古えの墳墓/Ancient Tomb》→《自然の秩序/Natural Order》から《森林の始源体/Sylvan Primordial》と行ける初手ながら、緑マナが出ないまま止まる。
というか森を引くより先に首領が2T目《袖の下/Bribery》で始原体出して来た。3T目には《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》から《幻影の像/Phantasmal Image》(これはカウンターされる)、3T目には《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》とまさに始原体ゲー。
そのままぼっこぼこにして首領の勝ち。



・5戦目 原形質 首領 ヴァロルズ サーダ
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》スタート。この時点の手札が《再活性/Reanimate》《吸血の教示者/Vampiric Tutor》《Bayou》《Mana Crypt》で、2T目に生き埋めコンボスタート出来る形……だったのだが首領が2T目《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》。マナが足りずに止まるw
そして追加のマナソースも並べられない内にサーダが《時のらせん/Time Spiral》。一発勝利は泡と消える。

そうして引いたカードを展開したサーダのターンの終了時、原形質が《金粉の水蓮/Gilded Lotus》を含む大量のマナソースを背景にしつつ《吸血の教示者/Vampiric Tutor》。サーダが《精神的つまづき/Mental Misstep》するもそれを《否定の契約/Pact of Negation》。
それを見てコンボスタート可能気配を感じ取ったサーダは《金粉の水蓮/Gilded Lotus》をバウンス、《生き埋め/Buried Alive》《再活性/Reanimate》を撃たせるだけのマナが出ないように締め上げる。

そうして1周回ったのちにサーダが動き出す。《時間操作/Temporal Manipulation》から《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》、しかしこれは+能力を使った所で首領が《混沌のねじれ/Chaos Warp》。
しかしそれでもサーダの攻勢は止まらない。追加ターンに《未来の大魔術師/Magus of the Future》をキャスト、《加工/Fabricate》で《覚醒の兜/Helm of Awakening》を持って来てテンパイ。

結局そのままさらに1周大魔術師を守り切り、《Mystic Remora》を置いた首領とのめくり合いになるもサーダの方がカウンターやバウンスの層が厚くてコンボ成立して勝ち。



・6戦目 ヴァロルズ サーダ 原形質 首領
《太陽の指輪/Sol Ring》スタートからの2T目ジェネラルでマナを伸ばすサーダと《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》《貴族の教主/Noble Hierarch》スタートからの2T目《自然の秩序/Natural Order》→《森林の始源体/Sylvan Primordial》で大きくマナを伸ばした首領の一騎打ちの形。

3T目に追加ターンを得てマナをぐいぐい伸ばし、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》と揃えてテンパイになったサーダが有利かと思われたが、そこからフィニッシュに辿り着く前に首領が《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》《修復の天使/Restoration Angel》をスタートし、それを誰も止められなくて首領の勝ち。



サーダ   4人戦 1勝1敗 3人戦 1勝0敗 総合 2勝1敗
ヴァロルズ 4人戦 0勝3敗 3人戦 0勝0敗 総合 0勝3敗
総合    4人戦 1勝4敗 3人戦 1勝0敗 総合 2勝4敗


coza君も言ってたんだけど、なぜかヴァロルズは高確率で事故るデッキだったw
土地が32枚入ってるのになぜか初手以降全然土地を引かねーのwww
確かに組み立てだから怪しい部分はあったって話だけど、土地を毎回のように確率通りに引けないのはおかしいので、今日はそういう巡りだったんだろうね。
デッキを見せてもらった限りマナは足りない感じしなかったんだけどなー。不思議不思議。

でもやっぱいくら好きだからって《死の雲/Death Cloud》と《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》は無理だと思うんだ……。そもそもキャスト出来なかったし、キャストする時に一番被害がでかそうなのが自分っていうwww

びみょい

2013年8月2日 TCG全般
びみょい
面白味もないゴルガリカード群。

それはそうと、やっぱ真新しいパックから漂うインクの匂いはいいわーw
テンション上がるwww
世界ブースターパック一斉開封の日
Zirilanさんの記事(http://zirilan.diarynote.jp/201308022150027663/)を受けて。
ぐぐってみたらこんなイベント(http://mtg-jp.com/publicity/023102/)が提案されてたみたいね。

8/2にはまだ間に合うし、偶然にも回顧記事なんか書いちゃった直後だし、ちょうどなぜか手元に フェッチくじゼンディカーがある。


という訳で今から開封しちゃうよー。
先ごろ誕生日を迎えたzamaくん(おめでとう)の日記の真空圧くんのコメントで、自分が年齢詐称だとか書かれていたのでちょっと年相応に昔話でも。
普段の記事と違ってEDHとか関係ないけど、個別のカードに対する小話をちょこちょこと。



・《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《Black Lotus》のリメイク。
最初にテンペストを買った時、コレを見て「弱い。弱すぎる」と友人と話していた。
当時はカードリストもあまり知らないが、それでも《Black Lotus》という有名カードの性能は知っていて、さらに手札1枚で2マナ増やせる《暗黒の儀式/Dark Ritual》がお手頃な便利コモンとして存在していたので、0マナで1マナしか増えないこれのどこが強いのか分からなかった。いくら全色で使えるからって効率半分はねーよ、みたいな。



・《渦まく知識/Brainstorm》
《Ancestral Recall》のリメイク。
最初に見た時は微妙だと思っていたし、実際に使ってみてもそこまで強いカードでもなかった。3枚引けるとは言え結局その後2ターンは詰み込んだカードを引かされるのだから強いはずがない。
ICE・MIR時代は、その欠点を失くした《衝動/Impulse》の方が、例え倍のマナコストでもよっぽど強くてよく採用されていたほどだ。
これはMMQでの再録時も変わらず、そこまで強力なカードとはみなされていなかったように思う。実際自分もまともにデッキに採用した事はなかった。ゼロックス理論(2枚見れる1マナドロー2枚入れたら土地1枚削れる)が採用された当時の青単ゼロックスデッキですら、名前に冠されているのはもう1種の1マナドロー、《選択/Opt》だった。
このいぶし銀的コモンを凶悪カードに押し上げられるのは、ONSでのフェッチランド登場を待たねばならない。



・《スランの発電機/Thran Dynamo》
1999年の世界選手権を制したカイ・ブッディの赤茶単から、補充デッキが出る前のトップメタの一角だった青茶単(補充デッキ登場後はスタンダードな構成では補充に勝てなくなり、カウンター増量の結果ダイナモは抜かれる事となる)まで、長らく活躍した優良マナ加速。
特にマスクス発売時の青茶単では、《マスティコア/Masticore》《変異種/Morphling》《不実/Treachery》《天才のひらめき/Stroke of Genius》といった重スペルを毎ターンキャストして行けるという点で、一度出てしまえば使い切りの《厳かなモノリス/Grim Monolith》よりもよっぽど頼りになった。

結果、当時の友人と交わされた会話。
「ダイナモって強過ぎね? モノリスよりヤバくね?」
「じゃあモノリスみたくアンタップ制限付けよう」
「厳かなモノリスって昔あった何とかモノリスのリメイクなんでしょ? 設置・アンタップが3・3の奴」
「そうそう。モノリスは2・4に変えられたんだよ」
「それならダイナモはマナコストが4だから……」
「当然4・2で」
「確かに3マナ使ったら2マナ払わなきゃアンタップしないって感じに毎ターン2マナ縛られるならちょっとは使いにくくなるかも」
「3マナ出るけど実質1マナしか増えてないから妥当でしょ」
「……あれ? でもそれって1マナ足せばもう1回3マナ使えない?」
「ん? ああ、確かに3マナ出して2マナでアンタップで……」
「「…………え? ん???」」
ちなみに二人とも寝不足でした。



・《対抗呪文/Counterspell》
当時の自分たちのグループが手軽に買う事の出来た最初のセットは第4版日本語版だった。しかもその資金は子供のお小遣い。そのためレアは環境に0~2枚程度が当たり前、アンコモンですら環境全体で4枚揃っている事は多くはなかった。なにしろ開始数か月でようやく4thのカードリストを手に入れるようなレベルの情報不足だったのだ。
そんな自分たちにとっては《対抗呪文/Counterspell》は高嶺の花。雑誌でも頻繁に名前を見る強力なカウンターカードは憧れの1枚だった。

そんな折、グループの友人が連れて来た県南の友人。彼はICEという未知のカードセットを多量に含んだデッキを持ち込んできた。
多くの強力カードに自分達は驚いた。
《ほくちの壁/Tinder Wall》《オークの木こり/Orcish Lumberjack》という異常な高率のマナ加速。
《Folk of the Pines》《Shambling Strider》といったマナ効率の高い緑のファッティ。(当時の自分たちの基準は《大喰らいのワーム/Craw Wurm》《ダークウッドの猪/Durkwood Boars》が大物扱いだったのだから推して知るべしである)
《火葬/Incinerate》《Fyndhorn Elves》というデッキの《稲妻/Lightning Bolt》《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を実質8枚体制に出来る凶悪カード。

そうしてそれと共に一番驚かされたのが「《対抗呪文/Counterspell》がコモン!」という事実であった。
友人たちと口をそろえて「アイスエイジつえー!!! 欲しいー!!」って話していた。おおらかな時代だったのだ。

ちなみに《対抗呪文/Counterspell》なみに驚かれたのが、《Moor Fiend》という《沼の悪霊/Bog Wraith》の同型再販がコモンであるという事であった。当時の自分たちのプールだと、《沼の悪霊/Bog Wraith》は十分一線級だったのだ。



・《森の知恵/Sylvan Library》
昨今のレガシーの緑デッキではかなりの採用率を誇るカード。
これも最初見た時には微妙な扱いだった。当時の緑と言えば、クリーチャーで殴る色の代表格。「そんな殴りデッキの方向性とはずれたカードを引くカードなんて。それなら《灰色熊/Grizzly Bears》の方が十倍強い」と自分たちの中での採用は控えめだった。採用されてもレアで入手率が低い事もあって、空いた枠に入れられるお守りカード扱い。
これもまた、フェッチランドの登場で強力な本性を現したカードなんだろうね。


・《灰色熊/Grizzly Bears》
上で引き合いに出されてるけど、当時のそれは決して今の感覚みたいに「こんな弱い熊くんよりも弱いカードなんて使わないよ」って意味の皮肉な発言ではなく、「そんな奇をてらったかーどより、一線級の小型クリーチャーである灰色熊みたいな定番カードを増やした方が強い」という至極真面目な意見だった。
そして知るICE収録の《Balduvian Bears》の存在。そしてますます過熱する「強力セットアイスエイジ」への憧れ。
おおらかな時代だった。



・《石臼/Millstone》
2つ上でお守りカードって単語が出てるけど、(実際そう呼んでいたわけじゃないけど)カードが足りない関係上、当時の自分たちのデッキには1枚挿しが結構多かった。
その最たるものがこのカード。
日本語訳された海外のMTG書籍に書いていた『デッキに勝利のプランは複数持っていた方が強い。1つが潰されてもサブプランで勝てる』という言葉をおかしな方向で真に受けた結果、石臼1枚挿しが大人気にw
『レアカードってのは珍しいんだから強いはず』っていう間違った認識もこの作戦の流行に拍車をかけていた。



・《セラの天使/Serra Angel》《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》
本当に強く、人気のカードだった。
なにしろ《ダークウッドの猪/Durkwood Boars》が一線級、《大気の精霊/Air Elemental》がチート性能扱いされるような環境だったからね。
《セラの天使/Serra Angel》と《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》をトレードしてもらった事もあった。もちろんちょっとした便利コモン(《灰色熊/Grizzly Bears》《血の渇き/Blood Lust》レベル)を2枚ほどおまけに付けてもらったけど。

……あ、おまけを付けたのはもちろん円盤を出した側ね。
今だとどう見てもシャークトレードだが、当時は互いに納得してのトレードだった。それどころかこのレートだとセラ天側が「ちょっとおまけして安めに出してあげた」レベルという。




とっぱつで思い出してごちゃごちゃ書いてみたけど、また暇だったらこういう話も書くかもね。
なかなかこういう思い出話を記録する機会とかないし。
真空圧くんがデッキを上げてたので(http://4hinkuatsu.diarynote.jp/201307292259116409/)コメントを残そうとしたのだけれど、長くなりそうだから日記で書く事にした。

色もジェネラルも、見れば見るほど弄り甲斐のありそうなデッキだと思うわ。
とはいえ使ってない人間が考えた事なので、多分そこここに的外れな点が溢れてそうだけどw
色々好き放題書いてるけどごめんね真空圧くん。




☆総マナコストは184もいるのだろうか?
170くらいでも十分回るんじゃないかと思っている。(最低必要経費になりそうな《Demonic Tutor》《生き埋め/Buried Alive》《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》《Phyrexian Devourer》《トリスケリオン/Triskelion》《生+死/Life+Death》分を抜いて145くらい)
デッキが薄くなって足りなくなる、というのはせっかく軽くて速いコンボデッキを使っているのに気にする部分ではない気が。重いカードで長期戦するよりも、デッキに120コストあるうちに決められる短期決戦仕様にした方がいいと思った。



☆あやしい、と思ったカード
・《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》
重い、進んで埋めに行かない、進んでキャストしに行かない。
即効性があり、場合によってはゲームを決められるカードなので他に選択肢がなさそうだが、「ゲームを決められる」パターンは凄い稀な気も。ほとんど《森林の始源体/Sylvan Primordial》《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》の陰に隠れっぱなしになりそう。


・《嘘か真か/Fact or Fiction》《月光の取り引き/Moonlight Bargain》
コスト対効果が怪しい、と思ったカード。デッキ内の他のカードに比べると、4マナ・5マナも使うカードとしては力不足に見える。

《死より得るもの/Necrologia》とかどうなんだろう? あと、Rat-L-Trapさんも書いてたけど《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》とか相性良さそう。


・《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
上のカード群と同じ。マナコストの割にインパクトが弱すぎる気がする。


・《幻影の像/Phantasmal Image》
高速始原体にデッキの方向性を取っていない(《自然の秩序/Natural Order》とかが入っていない)し、《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》がいる訳でもないのに軽量クローンは中途半端。
対戦相手のクリーチャーに2マナで化けれるだけで便利に使い倒せるので十分強いのだけれど、ちょっと浮いている。
強いから残してデッキの方を弄っても面白いかも。




☆デッキの方向性
自分だったら、せっかく勝ち手段が軽め(生き埋めウーズの4~5程度、マニアックの4~6程度、概念泥棒の4~8程度、むかつきからスタートの5)なので、それを活かす速度重視にしたい感じ。

始原体ゲーでボードを取ってゆっくり勝ちを決めに行くのはサブプランとして残しつつ、とっとと勝ちに行くのをメインプランにした方がいいような気がする。



☆提案カード
・《定業/Preordain》《思案/Ponder》《彩色の宝球/Chromatic Sphere》《彩色の星/Chromatic Star》
マナコストの関係で敬遠しているようだけれど、対戦していると「《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》先出ししてアップキープに《Demonic Consultation》」といういっぱいいっぱいな動きが目立つ。
こういう動きは1周回すので警戒される上に除去1発で終わる事から失敗しやすい。
なのでその場で始められたり除去に合わせられたり出来る軽量ドローの増量は必要かと。
彩色シリーズはカードパワー的に不安だが、相性は最高。定業・思案は単体のパワーは十分だが、コンボスタートを早めるのには役立つがソーサリーなので除去対策にはならない。
迷い所だけど、個人的には1ターン早まるだけで大分違うので《思案/Ponder》《定業/Preordain》優先かなー。



・《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》《踏査/Exploration》
アドを失っての加速はデッキとの相性が良いと思ったので。

1・《概念泥棒/Notion Thief》コンボを搭載している関係で、出来る限り多めの手札リセットは入れたい。そして手札回転と余った土地処理手段の相性は高い。

2・デッキの目指しているコンボは早さがウリ。1マナの差で妨害の可否が変わる事も結構ある。

3・《むかつき/Ad Nauseam》との相性。むかつき一発で勝てるようになる率が上がる。



・《自然の秩序/Natural Order》《前駆ミミック/Progenitor Mimic》
緑のマナクリーチャーを増やす必要が出てしまうが、3T目始原体は強い動きなので取り入れてもいいんじゃないかと思った。
そして重くて強い所として《前駆ミミック/Progenitor Mimic》がいい感じなんじゃないかと思った。あと候補は《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》とか《テラストドン/Terastodon》とか?
ただ、このパターンだとマナクリで動きがもっさりしがちになるから、それを防ごうとする意図でマナファクトも残す感じの加速カード多めなデッキになりそう。増やすのは《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》他1マナクリで。




・《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》
マナコスト増加要因。インスタントなので隙が少なく、多色デッキで土地の安定にも貢献出来るのは魅力。
《熟考漂い/Mulldrifter》も悪くないけど、《予言/Divination》なのでちょっとパワーが怪しいので外した。追加で入れるならコレ?



・《資源の浪費/Squandered Resources》《死体の花/Cadaverous Bloom》
在りし日のミラージュコンボな2枚。
コンボを速攻決めに行くのなら、安定した土地よりもその場で出るマナが欲しくなる。資源の浪費は設置も2マナと軽いので、「1ターン目マナクリ、2ターン目セット、3ターン目に7マナからコンボ+妨害」といった爆速スタートを狙える。
死体の花は5マナという重さと青が出ないのが痛いが、手札が全部《暗黒の儀式/Dark Ritual》になるので手札リセットと相性抜群。



こんな所で、全体のレシピも考えないぼんやりした案だから、実際組むとバランス悪いかもだけど参考になれば。

北上で分からされたので対策しようと思った。
始原体ゲーはデッキ的にあんま気にならないし、《倦怠の宝珠/Torpor Orb》とか入れてる場合じゃなかった。

という訳で、手札リセットの多い赤や青での《概念泥棒/Notion Thief》対策を考えてみる。



・《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》
呪文爆弾シリーズ。余分にマナはかさむけれども、先置き出来、起動が1マナで済むのが利点。手札リセットを繰り返し撃つデッキにありがちな、「その時は残念ながら除去が手札になかった」という状況の発生率を軽減できる。
類似品に、設置は少々重いが置いてしまえば赤呪文爆弾な《Aeolipile》、設置はかなり重いが起動にマナがいらない《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》などがある。


・《迫撃鞘/Mortarpod》
ピンポイントで概念泥棒を撃ち落とす装備品。2マナ設置・0マナ起動という挙動の軽さ、特に起動0というのが魅力。
ちょっとマナはかかるが他のクリーチャーに装備して弾にする事も出来るので、クリーチャーを並べるデッキや軽いジェネラルを早めにキャストしていくようなデッキだと相性がいい。


・《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
カウンターを1つでも乗せておけば概念泥棒予防が出来る。
ただしキャストに2マナ、装備に2マナとそこそこのマナと、殴れる装備先を必要とする。《迫撃鞘/Mortarpod》同様に横に並べるデッキやジェネラルキャストしがちなデッキに。
《迫撃鞘/Mortarpod》と比べた場合は重さが際立つが、汎用性が高い。その点をどう見るか。


・《放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer》《スークアタの火渡り/Suq’Ata Firewalker》《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》《投火師/Fireslinger》《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》など
ティム色々。軽いもの、速攻のもの、起動にマナがいらないものが望ましい。
クリーチャーの性質上、どうしても召喚酔いのせいで挙動が鈍くなってしまいがち。速攻持ちはその点でもっとも望む条件となりそう。
赤の方が選択肢が豊富。


・《上天の閃光/AEther Flash》
自動でショックが飛んで来る。概念泥棒は死ぬ。
ちょっと重いのが難点。ただし一部デッキに対するアンチカードにもなる用途の広さがある。
デッキそのものが上天の閃光を活かせるような構成になっているとより望ましい。


・《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
《Timetwister》レスで《概念泥棒/Notion Thief》は決して使わせないという強い意志を感じる。
すごく重いので手札リセット撃つまで1周回すの必至であるという点と、出した後は急なコンボスタートを止める責任が自分一人に降りかかってくるという点が欠点。


・《袖の下/Bribery》
相手に《概念泥棒/Notion Thief》を出されるのが辛いなら、自分で先に《概念泥棒/Notion Thief》を出しちゃえばいいじゃない!!
頭悪そうに見えるけど意外とソリューションになりそう。勝ち手段になってしまうので一発逆転が狙える。


・《命令の光/Ray of Command》
相手に《概念泥棒/Notion Thief》を使われるのが辛いなら、自分で《概念泥棒/Notion Thief》を使えばいいじゃない!!
4マナと構えるには非常に重いが決まれば一発逆転。なーに、構えるマナは概念泥棒と同じ4マナできつさはトントンだ。


とりあえず、《断絶/Snap》《倦怠の宝珠/Torpor Orb》を抜き、《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》《袖の下/Bribery》を投入して試す事にした。


EDH北上交流会

2013年7月27日 TCG全般
いつものサーダ使って北上の交流会で遊んできたよ。
ターン進行は名前順。明日早いので短めに書く予定。



・1戦目 擬態の原形質 カーリア サーダ アニマー
2T目サーダを出した返しにカーリアが3T目カーリアキャストから《稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler》で速攻付けて《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》。指定は青。俺憤死wwww

原形質から《トリスケリオン/Triskelion》とかパクって場に干渉したりしてたけど、のちに《紅蓮破/Pyroblast》でサーダも焼かれ、本気で何も出来ない状況に。

他2名も微妙に決めに行けない状況の中、カーリアは《虚無の王/Lord of the Void》も戦線に追加しクロックを高めていく。
自分でライフを減らしている事もあって原形質は早めに落ちる。アニマーも《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》置いて《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》待ちに入るも見つからず、最終的には《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》
まで加えて立ち大パンチ連打みたいな動きでカーリアの勝ち。



・2戦目 アニマー 原形質 カーリア サーダ
序盤はサーダとアニマーが走る。
サーダがマナを伸ばす、アニマーがジェネラルキャストから《呪文滑り/Spellskite》やら《流浪のドレイク/Peregrine Drake》やら《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》やら展開して何か引かれるとすぐにでも始まりそうな雰囲気に。

原形質も《適者生存/Survival of the Fittest》を置いてテンパイ気配。しかし《トリスケリオン/Triskelion》はサーダに持ってかれ、アニマー・カーリアへのけん制に使われている状況。

そこで《トリスケリオン/Triskelion》によってカーリアが除去られたのを機に、カーリアが《燃え立つ願い/Burning Wish》から《神の怒り/Wrath of God》で場をリセット。

原形質の墓地にトリスケリオン・《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》がいる状況で、とりあえずと《再活性/Reanimate》でウーズを拾おうとするカーリア。それに対応して《適者生存/Survival of the Fittest》起動、《Phyrexian Devourer》落として《ネクロマンシー/Necromancy》で原形質が先に釣って勝ち。



・3戦目 ヴァロルズ ウーナ サーダ
《あと戻りの映像/Retraced Image》スタート。ヴァロルズは2T目《適者生存/Survival of the Fittest》。ウーナは《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》から1T目《闇の腹心/Dark Confidant》。

ウーナが2T目ターンエンド《Lim-Dul’s Vault》で、3T目頭に《Power Artifact》を手札に加えたのを見て次ターン《意外な授かり物/Windfall》。しかしそれはウーナが《遅延/Delay》。

そうして次ターン《Power Artifact》を《厳かなモノリス/Grim Monolith》にセットしようとしてきたのでそれに合わせて除去。しかしそれにさらに合わせる形でウーナが《むかつき/Ad Nauseam》。
そっからの捲れ方が強くて残りマナ1黒から引いたカードで偏執狂コンボがスタートしちゃってウーナの勝ち。



・4戦目 サーダ ヴァロルズ ウーナ
ウーナが早い。1T目《太陽の指輪/Sol Ring》《水蓮の花びら/Lotus Petal》《倦怠の宝珠/Torpor Orb》《伝国の玉璽/Imperial Seal》スタート。2T目《Timetwister》。

《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry》スタートしたサーダは《Mystic Remora》張るもあんまり引けない。
それでも《Mana Crypt》《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《Basalt Monolith》とパチって行ってオープンリーチ。

返しにウーナが《概念泥棒/Notion Thief》キャストから《Lim-Dul’s Vault》。それを止めるも上から《意外な授かり物/Windfall》。そのままコンボスタートしてウーナの勝ち。



・5戦目 カーリア サーダ ヴァロルズ
イマイチ動きが鈍いカーリア、マナは伸びるも有効牌が引けないサーダ、じりじりと戦線を拡大するヴァロルズ、という構図。

パワー2~4程度のクリーチャーを横に並べていたヴァロルズだったが、《死滅都市の執政/Necropolis Regent》が出て来た所で盤面は一変。一気にパンチ力が上がってしまってサーダは間に合わずに死亡。

ブロッカーに《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》を置いていたカーリアも30/29とかになった執政とかパワー8の《ラムホルトの勇者/Champion of Lambholt》とかの複数クロックを捌ききれずに死亡。



・6戦目 黒ミケウス サーダ ヴァロルズ
1T目サーダスタート。マナを伸ばしつつ《未来予知/Future Sight》と《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》、《Basalt Monolith》と《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》、と2重テンパイ状態でパーマネントを並べるも、最後の1枚が見つからない。
展開のもっさりしている黒ミケウスをバウンスとかで誤魔化しながら毎ターン《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》をパチって《通電式キー/Voltaic Key》を使って3枚とか引いてるのに何もひかない。ひたすらマナが伸びていく。

そんなこんなしている内にヴァロルズの感染戦力が大きくなりそうな雰囲気が漂うしミケウスもマナが伸びて来てるし、という状況で見つけた《永劫での歩み/Walk the Aeons》に賭けるべく、思い切ってバイバック。追加2ターンを得てライブラリーを掘り返す。
その末に《Timetwister》に辿り着き、そこから徘徊抜きの《知識の搾取/Knowledge Exploitation》で強引に《Power Artifact》を持って来て無限マナから《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》で勝ち。



・7戦目 ウーナ サーダ シャルム
サーダは初手が弱すぎ4枚スタート。それに対してウーナが《Mana Crypt》《太陽の指輪/Sol Ring》《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》スタート、シャルムが《金属モックス/Chrome Mox》《Jeweled Amulet》《発展のタリスマン/Talisman of Progress》《通電式キー/Voltaic Key》スタート。
2T目サーダはするものの圧倒的に不利な状況。

そんな中、サーダはウーナから《Basalt Monolith》を持って来る。さらには《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》とパチって逆転を狙いたいものの、ウーナはすでにキャスト済み、指輪を持っているであろうシャルムは島を置かない。

そんなこんなしている内にウーナが《神秘の教示者/Mystical Tutor》から《Demonic Tutor》でスタートしそうな雰囲気に。しかしそれはシャルムが《否認/Negate》。

取りあえず状況は落ち着くも、そこでシャルム、ウーナが立て続けに《Mystic Remora》。アド差をさらに広げようとしてくる。サーダはさらに苦しい感じに。
シャルムもウーナのレモラ警戒しつつ島が置けなくて土地が伸びずに厳しい。ウーナはシャルムのレモラが締め付け要素。

じりじりとアド差は開いていき、やがてウーナ・シャルムの手札がそれぞれ8~9枚ほどになった辺りでウーナが動く。《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《水の帳、マゴーシ/Magosi, the Waterveil》《Candelabra of Tawnos》で無限ターンスタートしようとするも、シャルムが《汚れた契約/Tainted Pact》から《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》で妨害。カウンター合戦の末コンボは止まる。
撃ち合いしながらもレモラで引き合い、ウーナ・シャルムの手札は互いに7枚。

ここをチャンスと手札1枚のサーダが《Timetwister》。下手に打ち消すと相手のコンボスタートを止められなくなる可能性の高いウーナ・シャルムはそれを通す。
そこから引いてきた強い手札と有り余るマナを活かして、場に《Basalt Monolith》と《呪文滑り/Spellskite》がある状況でウーナからパチって来た《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》キャスト→前のターンに《神秘の教示者/Mystical Tutor》で積んできた《Transmute Artifact》とカウンターさせ、そこから《時間のねじれ/Time Warp》を通し、追加ターンで一気に未来独楽成立させて勝ち。



・8戦目 サーダ 原形質 ウーナ ゼガーナ
1T目サーダスタートするも、ウーナの引きが強い。1T目《太陽の指輪/Sol Ring》《厳かなモノリス/Grim Monolith》《Basalt Monolith》と展開。

手札の乏しいサーダは《意外な授かり物/Windfall》で手札回復。そしたら「次に撃とうと思ってたのにー」とか言いながら《むかつき/Ad Nauseam》を落とすウーナ。危ない所だった。

そうしてターンを返したら、今度は《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》出して《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》をサーチ。テンパイしてくるウーナ。手札を入れ替えてもやっぱり危ない所だった。
それは原形質がジェネラルキャストで《森林の始源体/Sylvan Primordial》に化け、指輪を割る事でケア。危ない所だった。

無限マナを潰されたウーナはとりあえず《時のらせん/Time Spiral》撃って手札回復させてエンド。
手札が弱かったのでサーダも後追うように次ターン《High Tide》から《時のらせん/Time Spiral》キャスト。するとウーナから飛んで来る《概念泥棒/Notion Thief》。今度こそ誰も対処出来ず。
そのまま大量ドローでウーナの勝ち。

ここはちょっと怪しいけどプレイミスだったかも。7マナ浮きがあったので、手札の《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》キャストから《時のらせん/Time Spiral》が正解だった。……流石に重いけどこのプレイングはどうだったんだろう? しかし1点準備出来るだけで大分違うし、フィニッシュカード探しに行く必要が無くなるからやっぱりプレイミスだったと思う。

何このウーナ詰み込みが過ぎるんだけど怖い。何回手札リセットしても毎回即死手札とかどうかしてる。




・9戦目 ウーナ ゼガーナ サーダ 原形質
土地が初手に入ってこなかったせいで手札がすげー少ない。《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》《島/Island》《Copy Artifact》《魔力の櫃/Mana Vault》と1T目で手札を使い切る。
しかしそこで同じく1T目に大展開していたウーナが《時のらせん/Time Spiral》。手札を回復させてくれる。

そんなこんなでマナを伸ばし、3T目《未来の大魔術師/Magus of the Future》セットから4T目《Transmute Artifact》で《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を持ってこようとするもカウンターされる。

しょんぼりしてたら立ち直る間もなく次ターンウーナが《概念泥棒/Notion Thief》《Timetwister》揃えちゃって勝ち。



・10戦目 サーダ 原形質 プロッシュ ジャラド
見た事のないオリカドラゴンジェネラルがいた。

《Mana Crypt》《太陽の指輪/Sol Ring》《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》、2T目サーダに4T目《未来の大魔術師/Magus of the Future》といいスタートを切るも、6T目あたり、大魔術師はプロッシュに《四肢切断/Dismember》、サーダも《紅蓮破/Pyroblast》と丁寧に止められる。結果マナが出るだけの雑魚デッキへと変貌する。

そんなプロッシュは《食物連鎖/Food Chain》《適者生存/Survival of the Fittest》を並べるもマナがない。クリーチャーもいない。なんか今にもコンボ始まりそうなのにマナ立てまくってエンドする謎デッキにw

原形質は大きく加速して10マナ近くまでマナを伸ばし、足りない手札を補う《森の知恵/Sylvan Library》まで置くも、ジャラドが《内にいる獣/Beast Within》で森の知恵を破壊。マナが出るだけの雑魚デッキへと変える。

そんな中、原形質は《囁く狂気/Whispering Madness》をキャスト。ビーストトークンに暗号化して手札をぶんぶん回しだす。
それによってようやく《Demonic Tutor》を引いてきたらしいプロッシュがキャスト。しかしそれでエンド。どうやら《適者生存/Survival of the Fittest》で回すクリーチャーを手札に入れたらしいw


そこの返しで動き出したのは原形質。《俗世の教示者/Worldly Tutor》で積んだ《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》をカウンター合戦の末に通し、《歯と爪/Tooth and Nail》《時間のねじれ/Time Warp》《再活性/Reanimate》を使いまわそうと狙うもジャラドが《適者生存/Survival of the Fittest》から《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》持って来て再活性以外をリムーブ。サーダの手札から《未来の大魔術師/Magus of the Future》を手に入れるの留まる。

それを見て今度はプロッシュが動き出す。《適者生存/Survival of the Fittest》から《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》持って来てウーズコンボスタート……しようとしたのはサーダが《否定の契約/Pact of Negation》でストップ。

しかしその返しのターンでジャラドが《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を回して《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》を見つけちゃって他人のウーズコンボ美味しいです勝ち。




サーダ  4人戦 0勝5敗 3人戦 2勝3敗 総合 2勝8敗
総合   4人戦 0勝5敗 3人戦 2勝3敗 総合 2勝8敗



ぼっこぼこじゃった……。
要所で手札が足りなかったり、引きが残念だったりが多かった感じ。青が少ないから毎ターン独楽持って来てドローを増やすケアも出来なかったのも響いたかも。
あと、プレイミスも結構あった。まだまだ甘いので色々見直さなければ。

いくら対処してもしたりない《概念泥棒/Notion Thief》がホント辛い。
《放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer》とか使いたくなるくらい辛いw

ちょっとネットのカードショップを見て回ってたら、某カードショップにM14ルール変更がEDHに及ぼす影響に関するコラムが上がっていた。
それが個人的に非常に面白かったので、思わず日記にしてみる。

あ、内容自体はごくありふれた新ルール絡みの話です。
面白いのは完全に内輪受け。


☆という訳でその内容。コピペしていいものかどうか分からんかったから要約で。

新ルールだと対消滅ないよ! シガルダとかクローンで除去れなくなったね大変だ!
複数プレイヤーでそれぞれ同じレジェンドコントロールしても問題なくなったよ! 複数のレジェンドが並ぶ状況が珍しくなくなったから、あまり見なかった光景が見られるかもね!

滅多に無い状況だとは思うが、万が一4人戦でノーンをコントロールしているプレイヤーが3人いると、最後の1人は自軍クリーチャー全てに-6/-6修整を受けるよ!
もしエルフデッキでそんな事されたらもう独りでこっそりトイレに行ってさめざめ泣くしかないよね!




>滅多にない状況だと思うが、
>めったにない状況だと思うが、
>めったにないじょうきょうだとおもうが
 


こないだの日曜に青緑のならず者エルフジェネラル使ってたトキアとかいう人涙目wwwwwww

昨日やった対戦を受けて。
あくまで自分の感覚で評価しているので参考は自己責任でお願いします。




☆青黒(青茶)系
・特徴
アーティファクトと相性のいい青をメインにしたデッキ。
性質上、相方となる色は黒が最有力となる。緑は他の加速があるため、組むとどうしても別方向のデッキになりやすい。
召喚酔いのないマナファクトを使うため、デッキは軽く、速度は速くなりがち。ただし軽量ゆえ、茶色ゆえの脆さもある。
また、早さを活かす関係上、デッキが高速で手札を消費する尖った形になりやすいのも強さと脆さを助長する。色が単純に強いのに加え、その戦略を後押しする事もあっての黒との好相性がある。


・対策カード
上ほど有効と見ている
《溶融/Meltdown》《沈黙のオーラ/Aura of Silence》《魔力流出/Energy Flux》《破滅的な行為/Pernicious Deed》
《古えの遺恨/Ancient Grudge》《リスティックの研究/Rhystic Study》《概念泥棒/Notion Thief》
《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》《無のロッド/Null Rod》《石のような静寂/Stony Silence》


・カード解説
自分は《無のロッド/Null Rod》などへの評価が低い。結局土地からはマナが出るので、タイミングを計った軽めのバウンスであっさり対処されてしまうからだ。

それならば継続的に展開を阻害する《沈黙のオーラ/Aura of Silence》や、1~2ターン目からマナファクトを壊滅させてくる《溶融/Meltdown》の方が脅威だ。特に《沈黙のオーラ/Aura of Silence》は退けようとしても最後に《解呪/Disenchant》までしてくるので最悪である。

《魔力流出/Energy Flux》は《沈黙のオーラ/Aura of Silence》に迫る勢いでマナを縛れて強いが、青茶自身の色なので実質あまり見ない。後述する青緑系ならありかもしれない。《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》も悪くないが求めるマナが半額なので実は見た目ほどではない。

《リスティックの研究/Rhystic Study》は先日の対戦で実感した事より。青茶は手札を高速で吐き出しつつマナを増やし、そのマナでドローして……というループを繰り返してリソースを高速で拡大するのだが、その過程でいちいち1マナか1ドローを要求してくる《リスティックの研究/Rhystic Study》は序盤に出てくるとかなりウザったい。
「確かに他人のリス研は辛かったが、じゃあ自分が張ったら何枚引けた?」と思い返したら対して引けなかった事が確認できたので、青茶系の対策になりそうだと評価を上げた。同じ大量マナ確保系でも、大型スペルを乱打するタイプだと支払いマナが少なくなるので有効度が大きく落ちる。




☆青緑系
最近はやりの始原体ゲー色。《森林の始源体/Sylvan Primordial》を高速で出し、それを《クローン/Clone》して大幅にリソース差を付けに行く動きが仕組まれている。
しかしこれは直接的な勝ち手段ではないので、デッキの動き自体はそれぞれで違う。始原体を活かすように《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》で殴ったり《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》で引くデッキもあれば、リアニメイトが多く入ったデッキの釣り先としての役割も兼ねるデッキもあれば、結局《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》で勝つから始原体プランは独立してるよ、ってデッキもある。
この色組み合わせだと単純に強いムーブだからみんな入れちゃってる、って感じ。
始原体高速キャストする関係上、必然的に《自然の秩序/Natural Order》に必要な軽い緑のクリーチャーが多くなる。ゆえに加速はクリーチャーになる形が多い。
そのため、召喚酔いのタイムラグが発生し、加速が茶色系に比べてワンテンポ遅れ、そのまま後塵を拝し続ける事が結構ある。


・対策カード
《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》《幻影の像/Phantasmal Image》《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《溶鉄の始源体/Molten Primordial》



・カード解説
《森林の始源体/Sylvan Primordial》の仕事を許さない《倦怠の宝珠/Torpor Orb》は、有効範囲は狭いがかなり強烈なアンチカード。青緑系は、《パリンクロン/Palinchron》や《永遠の証人/Eternal Witness》のようなCIPクリーチャーを多めに採用しがちなので余計に刺さる。
しかしその他の色のデッキだと、あとは《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》とかCIP利用の多いクリーチャー多めの赤系に刺さるくらい。

《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》は重いが、相手のマナクリをなぎ倒した上で始原体を止められるので非常に有能。あとは重ささえ何とかなれば。
始原体で割られないクリーチャー、というのもプラス点。それまでの青緑系のレジェンド除去の定番であったクローンがあまり有効でないのも追い風。(確かにコピーすれば除去は出来なくともタフネスをプラマイゼロに出来るのだが、そこで-4を被っている他のプレイヤーが堪らずコピーすると全員-2が乗りっぱなしになってしまう)

なんだかんだで《森林の始源体/Sylvan Primordial》をクローンし返すのが手っ取り早い事が多い。だからこそ始原体ゲー言われる訳だが。
例え自分に森がなくとも、相手の重要カードやマナを割って減速しつつ6/8到達のクリーチャーで余分なダメージをシャットアウト出来るのは大きい。

《溶鉄の始源体/Molten Primordial》は、上記の状況に陥りやすい事から逆説的に強さが光るようになる。各プレイヤーが始原体を並べて睨み合っている状況の場合、こいつキャストでいきなりブロッカーを退けられながら20点くらいのダメージが突っ込んでくる。



☆緑黒系
コピーによる水増しこそないものの、青緑同様に《森林の始源体/Sylvan Primordial》の高速キャストを仕掛けられる色。
リアニメイトで再利用できるのも利点だが、なんといっても《生き埋め/Buried Alive》からの高速勝利が青緑系にはない利点。
青緑系同様マナクリ戦略に寄りがちで茶系に比べてテンポが悪くなるが、勝ち手段が早いおかげで、妨害抜きの速度のみで茶系に追いつけるというのは大きな利点と言っていいだろう。黒には《暗黒の儀式/Dark Ritual》などのアドを失う代わりにテンポを得るカードが幾つかある事も遅れを取り戻す事に貢献している。これには《夜の囁き/Night’s Whisper》のようなカードも該当する。(ライフアドを失う代わりに《予言/Divination》に比べて1マナ軽いというテンポを得ている)
黒も緑も墓地活用が得意なので相性はいいのだが、そのせいで勝ち手段もアドエンジンも墓地利用に偏りがち。墓地対策1枚で身動き取れなくなる事もあるのは注意したい。


・対策カード
《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《有毒の蘇生/Noxious Revival》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》《漁る軟泥/Scavenging Ooze》《墓場の浄化/Purify the Grave》《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》


・カード解説
墓地利用コンボは実質的にコスト踏み倒ししているため突然死が発生しやすい。
そのため、0マナから動ける対策カードの評価が高い。
通常のカウンターは使用不可で使い勝手の良い《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》、先置き出来るため除去の的になる危険はあるが手札リセットに強い《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》、自分のカードの再利用や教示者の遅延など使用方法に柔軟性があるのが魅力の《有毒の蘇生/Noxious Revival》がトップ3だと思っている。

1マナかかるものの《Wheel of Fortune》系なら手札から落ちても問題のない《墓場の浄化/Purify the Grave》、1ターン目に出て来て単体でマナクリとして仕事しながら墓地にも睨みを利かせられる《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》、起動マナが重いものの《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》や《召喚の調べ/Chord of Calling》で持って来てその場で墓地除去出来る《漁る軟泥/Scavenging Ooze》、キャストにマナがかかるがあとは《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》級の《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》が次点。

墓地対策は種類が多いので、後はお好みで。
刹那付きの《根絶/Extirpate》、カウンターされるが《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》と同じ0マナで相手のライブラリーを覗ける《外科的摘出/Surgical Extraction》辺りが有力候補か。




そんな訳で、強色の青黒緑の2色組み合わせで対策カードを書いてみました。
実際、この色組み合わせだとしても安定性やシナジー面から均等3色にはならずに1~2色がメインのデッキになるだろうからね。

ピラミッドで対戦してきたのでレポート。
使用ジェネラルは《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》。久々にがっつり遊んできた。



・1戦目 サーダ ウーナ エドリック 原形質
初手弱い。マナ加速は特になく、《島/Island》×3《残響する真実/Echoing Truth》《遅延/Delay》の初手、ドローは《徴用/Commandeer》。
ウーナがそんな手札を《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で見た後、《Mana Crypt》をキャスト。《徴用/Commandeer》されないと思ったら大間違いだ、と手札切っちゃってクリプト貰う。後は引くに任せてどうにかしたい作戦。
結局ウーナが《Mana Crypt》頼りの初手だったため土地が《さびれた寺院/Deserted Temple》1枚で止まる非常事態。
エドリックも《太陽の指輪/Sol Ring》スタートながら土地1枚で止まる。《はびこり/Overgrowth》《繁茂/Wild Growth》で頑張って伸ばす感じ。
原形質は2T《森の知恵/Sylvan Library》。ゆっくりながら一番安定した動き。

そこでエドが《Timetwister》。全員手札回復し、ゲームが動き始める。
サーダは《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》パチってきてからの《時間のねじれ/Time Warp》で勝ちに行こうとするも原形質が《Mana Drain》。

次ターンには《呪文滑り/Spellskite》置きつつの《加工/Fabricate》経由《Basalt Monolith》から無限マナスタートしようとするも、滑りがバウンスされたりモノリスカウンターされたりでしっかり止められる。

その隙に伸びていたエドリックが《森林の始源体/Sylvan Primordial》乱射を始めてデッキ内の森がなくなるまでマナを伸ばし、ライフの減っていたウーナと原形質を落とす。
残ったサーダも、最終的には手札を回してコンボに入るも《召喚の調べ/Chord of Calling》からの《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》で抑えられて返しに追加ターンから殴り倒されてエドリックの勝ち。



・2戦目 ズアーA サーダ ズアーB
ズアーBは序盤から土地が止まる。サーダとズアーAは《太陽の指輪/Sol Ring》スタートと対照的。
ズアー二人が《リスティックの研究/Rhystic Study》を張ってきてウザい感じ。サーダは追加ターン引きまくったので《Mana Crypt》《太陽の指輪/Sol Ring》《Basalt Monolith》と奪って強引に勝負を決めに行くが止められる。
《未来予知/Future Sight》を置いてターンを返せばAの手札は10、Bの手札は13w やりすぎたwww

サーダは1周回して《Timetwister》で手札を平たくし、未来独楽に移行しようとするもAの出した《沈黙のオーラ/Aura of Silence》が邪魔で動けない。

そんなこんなの内にAが《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》《ネクロポーテンス/Necropotence》とマウントを取った末に《Power Artifact》から無限マナに突入して勝ち。



・3戦目 ウーナ サーダ ゼガーナ 始祖ドラ
始祖ドラが3T目に《信仰無き物あさり/Faithless Looting》からスタートして《補充/Replenish》でゴージャー。
ウーナが《Demonic Consultation》で《猿術/Pongify》を探しに行くも、出て来た時にはすべての勝ち手段がリムーブされた後だったので猿術撃たずに通して投了。
他のプレイヤーも止められず始祖ドラの勝ち。



・4戦目 ウーナ サーダ ゼガーナ 始祖ドラ
《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry》から2Tサーダ出すも始祖ドラが即《混沌のねじれ/Chaos Warp》。ただの青単になる。

その後2回の《時のらせん/Time Spiral》(ウーナ・サーダ)を経て《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》が手札に帰って来たので再キャスト。
その頃には始まりかけていた始原体ゲーの中、ウーナから《倦怠の宝珠/Torpor Orb》を持って来る。とたんに止まるゼガーナと始祖ドラ。特にゼガーナは勝ち手段の全てが止まったらしい。さらには《呪文滑り/Spellskite》まで置かれてうんざりする。

その後は宝珠が除去れないなら本体を除去ればいいじゃない、と殴られるウーナ。しかしウーナの実質ラストターン、トップから《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》引いちゃってウーナの勝ち。



・5戦目 サーダ 原形質 ジョイラ 始祖ドラ
《Mana Crypt》スタート。原形質の初手を《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で覗くと《意外な授かり物/Windfall》とマナソースしかない手札だったので、それに乗っかるべく1T目ジョイラの《金属モックス/Chrome Mox》からの《Copy Artifact》を《Arcane Denial》。さらに次ターン引いてきた《粗石の魔道士/Trinket Mage》から《太陽の指輪/Sol Ring》と動く。

さらにサーダをキャストした所で原形質が《意外な授かり物/Windfall》。
手札がいい感じに変わるも、ジョイラが即《紅蓮地獄/Pyroclasm》。サーダは殴れないまま落ちる。

しかし次ターン、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》で見たトップに《未来の大魔術師/Magus of the Future》と《覚醒の兜/Helm of Awakening》が見えて、出会い頭にコンボスタート。誰も止められず勝ち。



・6戦目 ジョイラ 始祖ドラ サーダ 原形質
ジョイラブン回り。《Mana Crypt》《太陽の指輪/Sol Ring》《スランの発電機/Thran Dynamo》《倦怠の宝珠/Torpor Orb》と大展開。
そうしてあれよあれよという間に3T目に10マナ到達、《全知/Omniscience》。

原形質が《Demonic Consultation》から止めようとするも失敗。全知を通すと出て来たのは《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》《Land Equilibrium》《抹消/Obliterate》とキャストして来たのでみんな投了。



・7戦目 原形質 ジョイラ 始祖ドラ サーダ
原形質が1T目《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》、2T目《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》《魔力の櫃/Mana Vault》と展開。
ジョイラは1T目《Mishra’s Workshop》から《友なる石/Fellwar Stone》、2T目《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》X=2。
始祖ドラは2T目《巻物棚/Scroll Rack》。
サーダは1T目《魔力の櫃/Mana Vault》《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》、2T目《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》(友なる石)からサーダ。

そこから順調にマナを伸ばし、《Copy Artifact》で始祖ドラの巻物棚を貰って手札を整理して行ってコンボスタート。《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》へのカウンターは《神秘の教示者/Mystical Tutor》から巻物棚経由でカウンターを手札に入れて消し返し、無限マナ成立。手札から《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》キャストして勝ち。



・8戦目 ゼガーナ エドリック サーダ 原形質
どうでもいいけど8戦目以降のこのメンツが無駄に騒がしかった。なんか煽り合いが酷いしwww もっと紳士的にプレイしろよwwww

ゼガーナの《Mana Crypt》スタートを筆頭に、全員がそこそこの展開速度。
しかし比較的早い段階でエドリックが《知識の搾取/Knowledge Exploitation》から追加ターンスタート。その追加ターンに引いたカードで大きくマナが伸びてマナが間に合ってしまい、《悪名高き群れ/Notorious Throng》に繋がってあっさりループに入って勝ち。



・9戦目 ゼガーナ ズアー サーダ 原形質
ゼガーナ《Fyndhorn Elves》、ズアー《彩色の宝球/Chromatic Sphere》、サーダ《太陽の指輪/Sol Ring》、原形質《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》スタート。
ゼガーナが《リスティックの研究/Rhystic Study》を置き、その横でサーダとズアーがジェネラルキャスト→《Arcane Denial》→《Force of Will》と派手に動いてドローさせまくる。

結果ゼガーナが大展開。
サーダパンチでマナを伸ばす+《Mystic Remora》で追いつこうとするも、《袖の下/Bribery》で持ってきた《概念泥棒/Notion Thief》を《呪文滑り/Spellskite》で守りつつさらには《金粉の水蓮/Gilded Lotus》+《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》でコピー、さらには《流浪のドレイク/Peregrine Drake》《激情の共感者/Fierce Empath》(《狙い澄ましの航海士/Deadeye Navigator》サーチ)とその勢いは止まらずテンパイに。

そこでサーダがズアーのエンドに強引に《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》。
ゼガーナも《渦まく知識/Brainstorm》からの《徴用/Commandeer》で対抗するも、原形質が《直観/Intuition》から《Force of Will》。
直観撃つ前に「《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》退けてくれたら無理して頑張りますから退けて下さいよー」とかいいつつ、直感で一緒に《トリスケリオン/Triskelion》《Phyrexian Devourer》と持ってくる下衆な動きも忘れない。とんだゲス野郎である。
しかしカウンターのない自分にはそんな原形質様に唯々諾々と従うしかない。泣く泣くトーモッドを捨て、コンボパーツを墓地に落とす事も許容し、サイクロンを通していただく。

実際の所は独楽で《先細りの収益/Diminishing Returns》が見えてるし、と内心ニヤニヤしながら全部承諾していたんだけどねw ヘソ曲げてサイクロン打ち消される方が怖いかったwww
いかんいかん。本音と建前の線引きはしっかりしないと。

で、無事にサイクロンが通り、次ターン突入。《先細りの収益/Diminishing Returns》で墓地に落ちた原形質のコンボパーツも手札に帰ったゼガーナのパーツも混ぜ込んでリセット。
気付けば原形質とゼガーナのリソースがそれぞれ土地3枚w 土地以外のパーマネント展開し過ぎですねー。

したら手札に追加ターンが入ってくる。追加ターンに伸ばしたマナとその後の《Timetwister》から未来独楽が成立して勝ち。
やっぱ日ごろの行いは大事だよねwww 



・10戦目 原形質 ゼガーナ ズアー サーダ
原形質が《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》《水蓮の花びら/Lotus Petal》、ゼガーナが《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、ズアーが《太陽の指輪/Sol Ring》《発展のタリスマン/Talisman of Progress》、サーダが《Mana Crypt》《水蓮の花びら/Lotus Petal》→サーダ。

これはいい調子、と思った矢先、ズアーが2T目《神秘の教示者/Mystical Tutor》から《終末/Terminus》奇跡。いきなり相棒を失うw

仕方がないからこれからは新しい相棒と生きていく、と長時間維持予定で《Mystic Remora》キャストするもズアーが《遅延/Delay》。こいつなんか恨みでもあるのかwww

それを横目に見ながらニヤニヤしていたのは原形質。
次ターン、カウンターが尽きた盤面の上から《生き埋め/Buried Alive》《ネクロマンシー/Necromancy》であっさり決めちゃって勝ち。

戦犯はズアー。これははっきりしている事である。



・11戦目 サーダ 原形質 ゼガーナ ズアー
クソゲー。
サーダが1T目《Mana Crypt》《太陽の指輪/Sol Ring》《オパールのモックス/Mox Opal》《High Tide》《Timetwister》とスタート。スタックで原形質が「積み込むのやめてくださいよ」と煽ってくる。

そうしてそこから引いてきた《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を展開してターンエンド。他のプレイヤーは強制マリガン状態でゲームスタートとなる。スタックで原形質が「これで勝てなかったら恥ずかしいですよね」と煽ってくる。

《Timetwister》では行って来た手札はあまりに弱かったので、ドローを挟んで引き込んできた《先細りの収益/Diminishing Returns》で再びリセット。
2枚の追加ターンと《Transmute Artifact》入りの結構強い手札を抱えてターンエンド。スタックで原形質が「ここから負けるとかあり得ないですよね」と煽ってくる。

しかし返しでズアーが《囁く狂気/Whispering Madness》。手札が総入れ替えになる……も、手札に入って来たのは《Power Artifact》と《否定の契約/Pact of Negation》、《預言者の杖/Diviner’s Wand》という勝ちに繋がるセット。

そうしてそのままストレートにズアーから《厳かなモノリス/Grim Monolith》パクって《Power Artifact》付けて《預言者の杖/Diviner’s Wand》から無限ドロースタートで勝ち。



・12戦目 ズアー サーダ 原形質 ゼガーナ
ズアー1T目《吸血の教示者/Vampiric Tutor》、2T目《Mana Crypt》《リスティックの教示者/Rhystic Tutor》から《太陽の指輪/Sol Ring》。
サーダ1T目《あと戻りの映像/Retraced Image》2T目サーダ。
原形質1T目《伝国の玉璽/Imperial Seal》、2T目《Mana Crypt》。
ゼガーナ1T目《東屋のエルフ/Arbor Elf》2T目《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》《Fyndhorn Elves》。

ここで3T目、ズアーが《終末/Terminus》トップ。またかよ。

3T目、手札が弱かったので《先細りの収益/Diminishing Returns》すると、《Power Artifact》と《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》が抜け、実質自前の勝ち手段がなくなるw とうとうやっちまったわwww

仕方がないので《徴用/Commandeer》構えて原形質の生き埋めコンボで勝とうとか企むも、原形質は《適者生存/Survival of the Fittest》から素直にウーズキャストでフィニッシュ。他のプレイヤーもどうしようもなくて原形質の勝ち。



サーダ  4人戦 4勝7敗 3人戦 0勝1敗 総合 4勝8敗
総合   4人戦 4勝7敗 3人戦 0勝1敗 総合 4勝8敗



序盤負けまくってどうなる事かと思ったけど、どうにかある程度まで持ち直したわw 一応期待値は十分に超えてるのでよしとしよう。

とりあえず《倦怠の宝珠/Torpor Orb》微妙ぽいとか言ってごめん。
最近の青緑系相手だとこいつ超強いわwww 環境次第では《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》クラスの頼りがいがある。投入を真面目に考えるまである感じ。
ウーナに入っていたおかげですでに負けてるはずの盤面でゲームを長々続けられたってのは凄い。
寝る前にもそっと。
ちょっと前にカードの値段調べた日記書いた後も、ちょくちょく値段見てたんでそれ絡みのお話。


高い高いというけれど、スタン落ち直前は下がるもの。

《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》とか今月頭から1割くらい下がってる。

《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》は今年の頭をピークに下がり倒し。

《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》はここ2月近くほぼ横ばい。なぜか6月頭に一回ガクッと下がった。

《グリセルブランド/Griselbrand》も最近はほぼ横ばい。正確には非常に緩やかなペースで上昇中。

《魂の洞窟/Cavern of Souls》は5月頃に1割ほど落ちてそのまま横ばい中。


下環境やる人で持ってない人、この辺りの買い時は多分今ですよー。

ちなみに、しばらく下がり続けていた《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》は今月入った辺りからガン上がり中。こっちは特に早めキープの方がいいかも。


消去

2013年7月20日
なんか上の日記が被って投稿されたので潰しときますね

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