《閃光/Flash》の消えた世界が訪れて、問答無用の最強デッキではなくなった《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》+《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》。
それでも十分一線級のスペックは持っている、新生ティムトラを自分なりに組んでみたよ。



・統率者 2
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》

・コンボ 8
《タッサの神託者/Thassa’s Oracl》
《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》
《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
《ナルコメーバ/Narcomoeba》
《戦慄の復活/Dread Return》
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
《Demonic Consultation》
《汚れた契約/Tainted Pact》

・ドロー 9
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《渦まく知識/Brainstorm》
《Mystic Remora》
《オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary》
《闇の腹心/Dark Confidant》
《森の知恵/Sylvan Library》
《リスティックの研究/Rhystic Study》
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
《むかつき/Ad Nauseam》

・サーチ 11
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《Demonic Tutor》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《エラダムリーの呼び声/Eladamri’s Call》
《破滅の終焉/Finale of Devastation》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
《召喚の調べ/Chord of Calling》

・妨害 22
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《突然の衰微/Abrupt Decay》
《暗殺者の戦利品/Assassin’s Trophy》
《沈黙/Silence》
《もみ消し/Stifle》
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《白鳥の歌/Swan Song》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《遅延/Delay》
《マナ吸収/Mana Drain》
《ドビンの拒否権/Dovin’s Veto》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《否定の力/Force of Negation》
《意志の力/Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
《記憶の旅/Memory’s Journey》

・マナ加速 16
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《金属モックス/Chrome Mox》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《花の絨毯/Carpet of Flowers》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《Fyndhorn Elves》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》

・土地 32
《真鍮の都/City of Brass》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
《統率の塔/Command Tower》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《Tundra》
《Underground Sea》
《Bayou》
《Tropical Island》
《Savannah》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《湿った墓/Watery Grave》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《繁殖池/Breeding Pool》
《寺院の庭/Temple Garden》
《地底の大河/Underground River》
《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
《変遷の泉/Morphic Pool》
《冠水樹林帯/Waterlogged Grove》
《冠雪の島/Snow-Covered Island》
《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》



☆勝ち筋
いまや強力な勝ち手段としておなじみの、《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》と《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》を採用。
直接コンボする《Demonic Consultation》と《汚れた契約/Tainted Pact》に加え、フラッシュ時代から使われていた《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》+《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》も採用。これらのカード群を勝ち筋としている。

セファブレは、2枚コンボ、合計3マナ、パーツが両方クリーチャーなのでサーチを揃えられる、引いてはいけないカードが少なくリカバリーが効きやすいと、《閃光》が異常だっただけでかなり水準の高いコンボ。
完全に手札で腐るのは《戦慄の復活/Dread Return》くらいで、《ナルコメーバ/Narcomoeba》は《ティムナ》がいれば素キャストも許容できる回避能力持ちクリーチャーだし、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》も水準以下ではあるがコンボ前の露払いに使えない事はない。



☆サーチ
メインで目指すコンボがセファブレに変わった結果、(緑以外もサーチできる)クリーチャーサーチがかなり増量された。
軽いがソーサリーの《森の教示者/Sylvan Tutor》とエラダムリーコールと比べる泣けてくる《Altar of Bone》も候補に挙がっていたが、扱いにくい&流石生物サーチ多すぎだろうという事で没になった。

《召喚の調べ/Chord of Calling》は手札に《Demonic Consultation》系があれば《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》を持ってきて2枚インスタントウィンも可能だし召集で0マナまで減るから実質フラッシュより軽い自分を《閃光》と思い込む精神異常者怪文書。(召集あるとはいえ合計6、7マナ)
運よく揃ってマナが安定しているときには往年のハルクフラッシュよろしく構えたい。

インスタント(《Demonic Consultation》系)をサーチできる軽いカードがもう少し欲しかったが、水準を満たしたのは《神秘の教示者/Mystical Tutor》のみ。
《呪文探求者/Spellseeker》は、ハルクフラッシュのない現状では、「クリーチャーである」という利点を差し引いても3マナは重いと判断して抜けた。



☆ドロー
ジェネラルが継続的に手札を増やせる系なので、《Timetwister》のような手札リセットはなし&ジェネラルを用いたプランを後押しする継続ドローを重視。

また、《ティムナ》との相性はもちろん、《悪魔の意図/Diabolic Intent》や《異界の進化/Eldritch Evolution》、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》のためにクリーチャーである事を重視した。
《精神刃の断裂者/Mindblade Render》や《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》あたりが現在選択肢に入っており、厚めに取っている妨害を多少削って入れるか悩み中。



☆妨害
強力な新カウンターカードである《激情の後見/Fierce Guardianship》の追加。
サーチが多くコンボも軽めで、どちらかと言えば先行してコンボを仕掛ける側であるため、それをバックアップ出来るカウンターは相変わらず多め。この点に関してはハルクフラッシュ時代と変わらず。

評価も価格も長らく上昇を続けている印象のある《金粉のドレイク/Gilded Drake》だが、自分は採用せず。
クリーチャー対策は重要だが、軽いインスタントでコンボに強力に干渉出来る《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を優先した。
また、3/3飛行という実質アタック通せなくなるプレイヤーを一人作ってしまうカードは《ティムナ》と相性が悪いという点も考慮した。

クリーチャー対策カード、《流刑への道/Path to Exile》も追加で入っているのだが、正直やり過ぎ感もあるので他の系統のカードと入れ替わる候補。
ただ、現在活発にイコリアの新ジェネラル(そしてそれらはETBで仕事を終えるような除去の影響の薄いジェネラルでない)が使われている+《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》が出てきた+評価の上がり続ける《金粉のドレイク/Gilded Drake》+《神託者》に効くという事で数年ぶりに《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》が引っ張り出されている、という要素がある環境のように見受けられるので、生物除去は厚めに取っておいていいかも知れない。

ドローの項でも書いたが、クリーチャーを増やしたいデッキ。
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》や《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》なんかはかなり迷っている枠。
判事は妨害性能の嵌り具合と1/3という攻撃通しにくい性能が不安、エレ谷は超強いのは知ってるし飛行は偉いんだけど4マナ(出したターン構えるならさらに+1マナ)の重さが速攻コンボ狙うメインプランと噛み合わない点が不安。



☆マナ加速
クリーチャー重視、軽め重視、アーティファクトは最低限強い所のみ、というのはハルクフラッシュ時代と大体一緒。

クリーチャーの頭数は大事なのでマナクリ足したいが、1マナはもう全部入ってるので困った困った。
警戒大サイズでマナが複数出る《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》は《ティムナ》とも《トラシオス》とも相性が良いので考慮しているのだが、やはり3マナというコストがネックで迷っている。マナ加速なのに初動が遅すぎるのが不安。


☆土地
緑のカードが増えたので、マナベースを少し緑に寄せた。
青>緑>黒>白って感じ。

土地の枚数は32枚と気持ち多め。
マナが詰まってコンボが止まらないように3T目辺りまで安定して土地を伸ばせる事と、長期戦で《トラシオス》が活きる事を意識した形。




こんな感じ。
他の強ジェネラルと比較して、「ジェネラルが2枚で、その双方が軽く、それらを用いてアドを稼げる」という点、つまりジェネラルを用いた戦略を用いる場合に他よりも早くアドバンテージを取れる部分に利点があると考えている。

これは、全体のゲームスピードが上がり、以前に比べて序盤から中盤戦でゲームが決する事の多くなっている現状のEDHではより強くなっている利点だと思う。
なので環境の加速が続く限り、ティムトラは今後もしばらくはトップクラスのジェネラルで居続けるだろう。

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