これ(https://mtg-jp.com/reading/roncommander/0033983/)からの
これ(https://vrync1.diarynote.jp/202005091025116443/)で
「ぼくも書きたい」ってなったので。

「知る人ぞ知る」「一般に思われているよりも強い」ってカード達をピックアップして語っていきます。
出来れば色のバランスも考えていきたい。



Faith’s Shield / 信仰の盾 (白)
インスタント
あなたがコントロールするパーマネント1つを対象とする。それはターン終了時までプロテクション(あなたが選んだ色1色)を得る。
窮地 ― あなたのライフが5点以下である場合、代わりにあなたとあなたがコントロールする各パーマネントは、ターン終了時までプロテクション(あなたが選んだ色1色)を得る。


任意のパーマネントにプロテクションを付けられるスペル。
他のプロテクション付与系と違い、クリーチャー以外にもプロテクションを付けられるので、能力や呪文から幅広くコンボパーツやジェネラルを守れる。
カウンターを使えない非青デッキで良い仕事をする。


Abolish / 廃止 (1)(白)(白)
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、平地(Plains)カードを1枚捨ててもよい。
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。


わずか手札1枚のコストで、《解呪/Disenchant》をピッチで撃てる良カード。
性能自体はかなり高いんだけど、いかんせん白いせいで活躍の機会が少ない悲しきカード。
数少ない、白が濃いデッキの利点なので白単やそれに準ずるデッキには投入をおススメしたい。


Retraced Image / あと戻りの映像 (青)
ソーサリー
あなたの手札のカードを1枚公開する。その後公開されたカードが戦場に出ているパーマネントと同じ名前を持つ場合、それを戦場に出す。


EDHでは、緑以外のデッキは基本的にアーティファクトにマナ加速を頼る事になる。しかし、アーティファクトだと1マナ以下の軽量マナ加速は多くない。
そんな中、これはほぼ青単専用ながら軽い加速となりうるスペル。
初手に島が2枚あれば、1マナの《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》みたいに使える。
このレベルの加速ですら緑以外だとまともにねーんだわ。


Timetwister (2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。その後、カードを7枚引く。(その後、Timetwisterをそのオーナーの墓地に置く。)


EDHでは超有名カードだけど、以前Twitterで見たやり取りを見て、プレイヤーによっては強みが十分に理解されてない面もあると思ったのでピックアップ。
このカードの強い面は沢山あって、
・手札が一気に増やせる。3マナという軽さで最大7枚手札増加は異常
・墓地を再利用しやすい状態であるライブラリーに戻せる
・他人の墓地を綺麗にして、墓地利用を牽制できる
・他人の手札を入れ替えられる(上手くいけば1T目にさえ)
・1VS1よりも撃ち得の状況が多い
・撃たないタイミングは手札が多いので手札で腐っていても影響が薄い
・単体で十分なパワーを持ちつつ一部コンボのパーツになる
などなど。
ホントはこの辺詳しく書きたいけど、詳しく書くとそれだけで一本の記事になる分量なので箇条書きだけでやめとく。
元々高めの評価を得ているカードだけど、それ以上のスペックがあるカードだと思っている。EDHという環境が奇跡のように噛み合って、ヴィンテよりも強くなっているカード。


Night’s Whisper / 夜の囁き (1)(黒)
ソーサリー
あなたはカードを2枚引き、あなたは2点のライフを失う。


ザ・デッキの潤滑油くん。
ドローが得意な青ですら、安定してこの効率でドローできるカードは持っていない。強さを実感する事はないだろうけど、縁の下の力持ちとしてデッキを下支えしてくれる。
スピード感が上がっている近代EDHでは、即効性がある分同じ枚数を増やすには2T待つ必要がある《闇の腹心/Dark Confidant》よりも、単体性能ではずっと強いと思っている。


Rakdos Charm / ラクドスの魔除け (黒)(赤)
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とし、その墓地にあるすべてのカードを追放する。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・各クリーチャーはそれぞれのコントローラーに1点のダメージを与える。


効果を選択出来る魔除けカードなんだけど、その効果がEDHに良くかみ合っている。
強力な戦略なので対策はしたいけれど、対策カードが専用になりがちな墓地対策カードでありながら、頻出カードであるアーティファクトに触れる汎用性の高さがウリ。
その効果が2マナインスタントという小回りの利きっぷりが嬉しい。
一番使わないであろう3番目の効果も、EDHだとしばしば見かける無限トークン系コンボへの解答となるため、地味に刺さるタイミングが発生する。


Mogg Salvage / モグの分捕り (2)(赤)
インスタント
いずれかの対戦相手が島(Island)をコントロールしており、かつあなたが山(Mountain)をコントロールしているなら、あなたはこの呪文をそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。


赤にはアーティファクト破壊カードが多く、選択肢は豊富であるのだが、それでも「インスタント・ピッチ」であるこのカードの利点は他にない。
「対戦相手が島をコントロール」という条件の達成もEDHだと容易なのが嬉しい。
タップアウトで安心している対戦相手のコンボパーツを割ってやろう。


Noxious Revival / 有毒の蘇生 (緑/Φ)
インスタント
((緑/Φ)は(緑)でも2点のライフでも支払うことができる。)
いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。


実質0マナで唱えられる、使い道色々なカード。具体的には、
・リアニ対象を戻して墓地対策的な使い方
・対戦相手のピンポイントな墓地対策を躱してコンボパーツ追放を避ける
・カウンター・除去の被害にあったコンボパーツの回収
・積み込み系チューターに対する時間稼ぎ
・《Timetwister》などループ系コンボのパーツ
といった感じ。
コンボパーツとしての仕事以外のどの効果も、専用カードに比べれば微妙に物足りない(墓地対として見ると追放のが望ましい、墓地対策避け・パーツ回収として見ると手札に戻るのが望ましい)のだが、そのすべてを選択可能で、さらに0マナで実現可能となると話は別。
非常に小回りの利く便利カード。


Endless Atlas / 終わりなき地図帳 (2)
アーティファクト
(2),(T):カードを1枚引く。この能力は、あなたが同じ名前の土地を3つ以上コントロールしているときにのみ起動できる。


2マナキャスト、2マナタップで継続ドローはかなりの破格。
ある程度ゆっくりとしたペースで戦う事を前提とした、単色やそれに準ずるデッキのお供に。
平地しか増やせない白単や手札の枚数を増やすのが苦手な赤単、アーティファクトシナジーのある青単なんかだと特に上手く使えるだろう。


Scavenger Grounds / 屍肉あさりの地
土地 — 砂漠(Desert)
(T):(◇)を加える。
(2),(T),砂漠(Desert)1つを生け贄に捧げる:すべての墓地からカードをすべて追放する。


《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》の所で書いた事の繰り返しになるけれど、EDHにおける墓地利用は非常に強力で、しかし墓地対策は専用カードに頼る事になりがち。
そんな中、デッキの枠を減らさずに墓地対策を準備出来るこのカードは非常に便利。これと《爆発域/Blast Zone》(こっちは「秘」宝って感じじゃない目立ちっぷりだから選外だよ)は、色マナに余裕があるなら雑に突っ込んでもいいレベルのカードだと思っている。




これで10枚。
多色を入れつつバランスよく収めようと思ったけど失敗してしまった。足りない緑分をもう1枚足せるなら《発見の誘惑/Tempt with Discovery》を入れたかった。
強力な土地カードが増え続けている昨今において、《原始のタイタン/Primeval Titan》亡き跡をを継ぐ強力土地サーチカードなのでお勧めしたい。

あと、箇条書きで納めちゃった《Timetwister》の強さについては、あとで気が向いたら単独で記事を書き直すかもね。

コメント

ぶりん
2020年5月9日21:34

冒頭にリンクを貼って頂き、ありがとうございます!
10選内の《あと戻りの映像》を見て、チビドラ杯で初めてお会いした日を思い出しました。
実は当時、まだEDH歴が1年程度で「そんなカードがあるのか……」と感動し、片っ端からカードを調べるようになったきっかけの1枚だったりしますw

かっこかり
2020年5月10日17:40

>ぶりんさん
コメントありがとうございます。
EDHは、ちょっとした下位互換程度なら出番が頻繁に発生するので、Whisperとかのカード検索がはかどります。使ってないジェネラル相手だと見知らぬカード出される場面の多い事多い事。
その辺もEDHの醍醐味ですよね。

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