EDH イコリア:巨獣の棲処 カード評価
2020年4月11日 EDHカード考察https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/ikoria-lair-behemoths
というワケで、EDH基準でのイコリアのカード評価。
ほとんどプレビューとかそれに伴うプレイヤーの会話とか見てないので、色々情報(すでに発見されてるコンボとか)多く見落としあると思うけど勘弁な。
むしろなんかあったら教えてくれ。
☆白
・ドラニスの癒し手
1マナサイクリングカード。
これに限った話じゃないんだけど、最初に出てきたのがコレだったので。
他の色ならともかく、白単だとまともなドロソもないので、無色1マナインスタントのライブラリー圧縮ってこのレベルですら採用されうるかもって思ったのでピックアップ。
・ドラニスの判事
手札以外からのキャスト禁ずる2マナの生物。
つまり統率領域からのジェネラルキャストも禁止するって事。
対処しやすい生物とは言え、EDHの醍醐味であるジェネラルの使用を禁止するカードなので、《カラカス/Karakas》のように禁止されるかもね。
・光明の繁殖蛾
色々とコンボが出来そうと話題のカード。
《厳粛/Solemnity》や《陽光浄化者/Suncleanser》で飛行カウンターを無効化したり、《Gravity Sphere》で飛行を失わせる事により無限頑強みたいな事が可能。
パーツが多いからEDH的にはどこまで現実的かは問題だけど、白単で出来るのは評価できるか。
☆青
・イルーナの神話
クリーチャーとソーサリーの違いはあるけど、大体おまけつき《賢いなりすまし/Clever Impersonator》。
固有色がUGRと使いにくいので、適正なジェネラルは少なそうだけど。
・偵察任務
サイクリング付き《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》。使っている人は追加でどうぞ。
地味にテキストが違うので、対戦相手へのダメージをコントローラーに移し替えられても1ドローできる。まず見る事はないだろうけど。
☆黒
・死住まいの呼び声
3マナと気持ち重く、マナコスト合計3までだけど、一度に2体の生物をリアニできるカード。
今のところ思いつくのは《生き埋め/Buried Alive》からセファブレとかくらいだけど、唯一性が高いので覚えておいて損はないかも。
☆赤
・雲貫き
これに限った話ではないんだけどその3。赤単色で最初に出てきた変容カードなので。
マローがTwitterで呟くには、「変容はそれ含めてコピーされる」という事なので、コイツを上にして《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を変容するとそのまま無限トークンまで行ける。
単純にそれだけで勝てる(無限トークンアタックする)には直前の対戦相手のターンまで待たないといけないけど、それでもこのコピー関連のルールは覚えておいて損はなさそう。
・火の予言
対象となるクリーチャーを必要とする使いにくさがあるけれど、手札の特定のカードをライブラリーの底にインスタントで送れる非常に貴重なカード。
《地下牢の管理人、グレンゾ》なんかは上手く使える可能性が非常に高い。
《Demonic Consultation》なんかも、ライブラリーを吹き飛ばしながら生存を確保できるので使い道がありそう。
対象を取るのはマイナスではあるけれど、効果の方は2マナ3点インスタントと最低限の除去にはなるもの。決して悪くはない。
・切り裂かれた帆
《削剥/Abrade》みたいな。
クリーチャーの対象が狭いが、サイクリングが付いている。想定ジェネラル次第では考慮に入るかも。
☆緑
・著大化
+20/+20。ワンパンジェネラル量産マシーン。
ETBのタップとマナコストをどうにか出来れば楽しい事になるんだけど、どうにかするのが大変なのよね。
・巨大猿、コグラ
「ETBで7/6による格闘」「アタック時に《帰化/Naturalize》」「戻せるのが人間限定の《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》能力」とジェネラル向きの能力が揃ったレジェンド。
6マナと重いが、緑単にしてはかなり優秀かつ柔軟なジェネラルとなれそう。
・突然の吐糸
追加の1マナで生物アンタップ出来る系。あと、ずっと到達になる。
毎度の事だけど、セルヴァラとかマーウィンとか。
・萎れ
サイクリング付き《帰化/Naturalize》。
より軽く、フォーマット的にデメリットの気にならない《自然の要求/Nature’s Claim》があるEDHだと出番は少ないかも知れないけど、いざという時1ドローになるのは選択肢として悪くない。
こっちを使うデッキや、2枚目になる可能性はあるかもね。
☆多色
・出現の根本原理
BBGGGUUで、ライブラリーから探してきた3枚の単色のカードのうち、対戦相手が選んだ1枚以外の2枚をマナコストを支払わずに唱えるカード。
非常に重く色拘束も強いが、撃てば勝てる。
ただ、それだけで勝つには探して来るカードもしっかり重いはずだし、それらがライブラリーの中に入っている必要があるのもハイランダー的に面倒くさい要素。
勝利確定例は「《全知/Omniscience》+《無限への突入/Enter the Infinite》+《歯と爪/Tooth and Nail》で、概ねキッカー《歯と爪》になる」など。
・願いの頂点、イルーナ
ティムールカラーの新ジェネラル。
デッキの中身の土地以外のパーマネントを1枚に出来れば、トークンとかに変容でそれを戦場に出せる。必要なのは6マナと下準備で見合うかは微妙か?
また、これ系では珍しく該当カードにあたるまでに追放したカードが追放されっぱなしになるので、土地以外のパーマネントを0にする事でライブラリーを吹き飛ばす事も出来る。一般にここからのフィニッシュは《タッサの神託者》というパーマネントであるため、こっちの効果も上手く使うのは難しそう。
・眷者の神童、キナン
青緑の新ジェネラル。
2マナという低めのマナコスト、青緑という強めな色、色マナを必要とするとは言え無限マナの捌け口になる起動型能力。なんとなく《トリトンの英雄、トラシオス》を思わせる性能。
常在型能力も強力で、土地以外のパーマネントから出るマナを1つ増やすというもの。増えるのは「色」ではなく「タイプ」であるため、無色マナが出るパーマネントでもマナが増える。
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》で簡単無限マナ。ただし無色無限のため、マナフィルターか別の捌け口が必要となるが。
強いんだけど、トラシオス見ちゃうと少し悲しくなる。
・死の頂点、ネスロイ
アブザンカラーの新ジェネラル。
7マナ変容で墓地から合計パワー10のリアニメイト。十分な墓地があれば勝つ事も可能だろう。
色が増えたバルソーって感じ?
・領獣
能力は1タップでドロー的効果と、なかなかのアドバンテージ性能。
普通に唱えると4マナでかなり弱めな性能だけれど、変容ならば2マナと軽く、変容先次第では事実上速攻のようにも扱える。
常在能力持ち生物多めのデッキだと使う可能性もあるかも。
・原初の共感
緑でぼちぼち見かける条件付き《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》的エンチャント。条件達成できていない場合、ドローの代わりに条件達成を助けてくれる効果が誘発する。
条件は相変わらずクリーチャーに頼っているので、安定性に不安が残る。(戦場に安定してクリーチャーを確保出来る?)他の類似カードの実績を見るに厳しいかなー?
・常智のリエール
青赤の新ジェネラル。
3マナと軽めで、各ターン最初のディスカードをドローで補填してくれる能力持ち。
一度に大量に捨てるルーティング系との強力なシナジーはもとより、単純なルーティングでも地味にアドバンテージを稼ぎ続ける事が出来る。マメに手札を増やせるよう、インスタントタイミングで行いたい。
ルーティング系は、モノによっては単体でも十分EDHでの使用に耐えうる性能をしているので、パワーを確保した構築は比較的楽かもしれない。
・創造の歌
《リサイクル/Recycle》の亜種みたいなエンチャント。
ターン終了時に手札をすべて捨てなければいけないし、《踏査/Exploration》的効果はあるものの土地セットでは引けないけれど、誘発ドロー枚数は2枚だし、通常ドローが死ぬ訳ではないので詰み状況になる事もない。4マナと比較的軽いのも偉い。
出来れば出したターンに勝負を決めたい。専用構築を求められるが、どちらかと言えばEDHよりも通常フォーマット向きかも。ストーム出来そう。
・思考の旋風
ノンクリーチャースペルを唱えるたびに1ドロー。
4マナと重めだが、効果はかなり強力。
ただ、3色なので投入できるジェネラルが少なめなのは残念。《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》なんかは喉から手が出るほど欲しかったろうに。投入可能ジェネラルだと、《風の憤怒、カイカ》辺りが一番相性がいいかな?
・軍団のまとめ役、ウィノータ
赤白新ジェネラル。
この色では非常に珍しく、アドバンテージ能力を持っている。
人間と非人間を十分に投入する必要があるが、それでも多分《模範操縦士、デパラ》なんかよりもよっぽどアドを取りやすいとは思う。
正直、赤白としてはかなり革新的なジェネラルになれそう。
他の色ではこうも持ち上げられる事はなかったろうに。全体から見れば決して強くはないと思うぞw
・悪魔の職工
生物のタップ能力なのでちょっと使い勝手の悪さは気になるが、色を問わない《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》が出来る2マナ生物。
悪くはないが、色々と不便な点が目立って最終的には採用率は低そう。上で書いた通りに生物のタップ能力だし、種となる生物は必要だし、ソーサリータイミングだし、サーチ先のマナコスト+1のマナがかかる。
特にサーチ先のマナコスト+1。実際やってるとこの1マナが重く感じる事多いんだよね。だから印象以上に使いにくそう。
・夢の巣のルールス
相棒シリーズ、白黒。
軒並みキツめの相棒条件が並ぶ中、「すべてのパーマネントカードが2マナ以下」と比較するとかなり軽い。スペルに制限がかからないのが特に良い。
本人も3マナと軽めで、地味にアドを稼いだり、コンボのキーになりそうな能力も良い。
ただ、「ジェネラル」もデッキのカードなので、そこで躓いて入れられないパターンが多そうなのが少し残念。
・空を放浪するもの、ヨーリオン
相棒シリーズ、青白。
相棒条件が「規定されているデッキの最低枚数+20枚以上で構築されたデッキ」という、「100枚でデッキを組め」と決まっているEDHでは生まれた瞬間に死んでいたカード。
普通のブリンクだったらかなり強かったんだけど、時間差出現のせいで無限も組めず、ジェネラルにしようとしても微妙。悲しい。
・黎明起こし、ザーダ
相棒シリーズ、赤白。
ルールスどうよう、相棒条件がパーマネントの縛りしかないために緩めで、一番使うであろうマナファクトがその条件に引っ掛からないので非常に相棒にしやすい。
他の縛りのきつさは一体何だったんだ、ってなるレベル。
能力の方は、常在型でアーティファクト以外にも影響を及ぼす《Power Artifact》。そのままコンボに行けるツヨイ。
相棒では一番見かける事になりそう。
そして、相棒抜きに考えてもかなり良いカード。これ、実は現状最高の赤白ジェネラルでは?
こんなところで。
現実的にそこそこ見かけそうなのは、デッキ枠を圧迫せずに投入されるのもあって、相棒《黎明起こし、ザーダ》辺りかなー。
《常智のリエール》なんかも良さげなジェネラルだとは思う。
ただ、似た動きをしそうジェネラルとして《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》がすでにあって、こっちは爆発力が低そうなのが少し気になるかなーって感じ。
《巨大猿、コグラ》は独自性もあり、良ジェネラルになりそう。
あとは《ドラニスの判事》。
生き残って流行り出すと、《イナーラ》とハルクフラッシュ(と《デリーヴィー》)が相対的に強くなるだけで環境悪化しそうなのがヤな感じ。
それ以外は、ぼちぼち使う地味に便利カードがいくつか。
定番カードの2枚目3枚目となれるカードや、《火の預言》みたいな独自性が強くて入るデッキには待望みたいなカード。
なんとなく全体的に小粒な印象。
現在の環境&ひとつ前のエキスパンションの印象が《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》のおかげでぶっ壊れてるせいってのもあるけど、今の禁止カードのままだと環境が動くほどのインパクトは難しいかな? って思った。
というワケで、EDH基準でのイコリアのカード評価。
ほとんどプレビューとかそれに伴うプレイヤーの会話とか見てないので、色々情報(すでに発見されてるコンボとか)多く見落としあると思うけど勘弁な。
むしろなんかあったら教えてくれ。
☆白
・ドラニスの癒し手
1マナサイクリングカード。
これに限った話じゃないんだけど、最初に出てきたのがコレだったので。
他の色ならともかく、白単だとまともなドロソもないので、無色1マナインスタントのライブラリー圧縮ってこのレベルですら採用されうるかもって思ったのでピックアップ。
・ドラニスの判事
手札以外からのキャスト禁ずる2マナの生物。
つまり統率領域からのジェネラルキャストも禁止するって事。
対処しやすい生物とは言え、EDHの醍醐味であるジェネラルの使用を禁止するカードなので、《カラカス/Karakas》のように禁止されるかもね。
・光明の繁殖蛾
色々とコンボが出来そうと話題のカード。
《厳粛/Solemnity》や《陽光浄化者/Suncleanser》で飛行カウンターを無効化したり、《Gravity Sphere》で飛行を失わせる事により無限頑強みたいな事が可能。
パーツが多いからEDH的にはどこまで現実的かは問題だけど、白単で出来るのは評価できるか。
☆青
・イルーナの神話
クリーチャーとソーサリーの違いはあるけど、大体おまけつき《賢いなりすまし/Clever Impersonator》。
固有色がUGRと使いにくいので、適正なジェネラルは少なそうだけど。
・偵察任務
サイクリング付き《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》。使っている人は追加でどうぞ。
地味にテキストが違うので、対戦相手へのダメージをコントローラーに移し替えられても1ドローできる。まず見る事はないだろうけど。
☆黒
・死住まいの呼び声
3マナと気持ち重く、マナコスト合計3までだけど、一度に2体の生物をリアニできるカード。
今のところ思いつくのは《生き埋め/Buried Alive》からセファブレとかくらいだけど、唯一性が高いので覚えておいて損はないかも。
☆赤
・雲貫き
これに限った話ではないんだけどその3。赤単色で最初に出てきた変容カードなので。
マローがTwitterで呟くには、「変容はそれ含めてコピーされる」という事なので、コイツを上にして《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を変容するとそのまま無限トークンまで行ける。
単純にそれだけで勝てる(無限トークンアタックする)には直前の対戦相手のターンまで待たないといけないけど、それでもこのコピー関連のルールは覚えておいて損はなさそう。
・火の予言
対象となるクリーチャーを必要とする使いにくさがあるけれど、手札の特定のカードをライブラリーの底にインスタントで送れる非常に貴重なカード。
《地下牢の管理人、グレンゾ》なんかは上手く使える可能性が非常に高い。
《Demonic Consultation》なんかも、ライブラリーを吹き飛ばしながら生存を確保できるので使い道がありそう。
対象を取るのはマイナスではあるけれど、効果の方は2マナ3点インスタントと最低限の除去にはなるもの。決して悪くはない。
・切り裂かれた帆
《削剥/Abrade》みたいな。
クリーチャーの対象が狭いが、サイクリングが付いている。想定ジェネラル次第では考慮に入るかも。
☆緑
・著大化
+20/+20。ワンパンジェネラル量産マシーン。
ETBのタップとマナコストをどうにか出来れば楽しい事になるんだけど、どうにかするのが大変なのよね。
・巨大猿、コグラ
「ETBで7/6による格闘」「アタック時に《帰化/Naturalize》」「戻せるのが人間限定の《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》能力」とジェネラル向きの能力が揃ったレジェンド。
6マナと重いが、緑単にしてはかなり優秀かつ柔軟なジェネラルとなれそう。
・突然の吐糸
追加の1マナで生物アンタップ出来る系。あと、ずっと到達になる。
毎度の事だけど、セルヴァラとかマーウィンとか。
・萎れ
サイクリング付き《帰化/Naturalize》。
より軽く、フォーマット的にデメリットの気にならない《自然の要求/Nature’s Claim》があるEDHだと出番は少ないかも知れないけど、いざという時1ドローになるのは選択肢として悪くない。
こっちを使うデッキや、2枚目になる可能性はあるかもね。
☆多色
・出現の根本原理
BBGGGUUで、ライブラリーから探してきた3枚の単色のカードのうち、対戦相手が選んだ1枚以外の2枚をマナコストを支払わずに唱えるカード。
非常に重く色拘束も強いが、撃てば勝てる。
ただ、それだけで勝つには探して来るカードもしっかり重いはずだし、それらがライブラリーの中に入っている必要があるのもハイランダー的に面倒くさい要素。
勝利確定例は「《全知/Omniscience》+《無限への突入/Enter the Infinite》+《歯と爪/Tooth and Nail》で、概ねキッカー《歯と爪》になる」など。
・願いの頂点、イルーナ
ティムールカラーの新ジェネラル。
デッキの中身の土地以外のパーマネントを1枚に出来れば、トークンとかに変容でそれを戦場に出せる。必要なのは6マナと下準備で見合うかは微妙か?
また、これ系では珍しく該当カードにあたるまでに追放したカードが追放されっぱなしになるので、土地以外のパーマネントを0にする事でライブラリーを吹き飛ばす事も出来る。一般にここからのフィニッシュは《タッサの神託者》というパーマネントであるため、こっちの効果も上手く使うのは難しそう。
・眷者の神童、キナン
青緑の新ジェネラル。
2マナという低めのマナコスト、青緑という強めな色、色マナを必要とするとは言え無限マナの捌け口になる起動型能力。なんとなく《トリトンの英雄、トラシオス》を思わせる性能。
常在型能力も強力で、土地以外のパーマネントから出るマナを1つ増やすというもの。増えるのは「色」ではなく「タイプ」であるため、無色マナが出るパーマネントでもマナが増える。
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》で簡単無限マナ。ただし無色無限のため、マナフィルターか別の捌け口が必要となるが。
強いんだけど、トラシオス見ちゃうと少し悲しくなる。
・死の頂点、ネスロイ
アブザンカラーの新ジェネラル。
7マナ変容で墓地から合計パワー10のリアニメイト。十分な墓地があれば勝つ事も可能だろう。
色が増えたバルソーって感じ?
・領獣
能力は1タップでドロー的効果と、なかなかのアドバンテージ性能。
普通に唱えると4マナでかなり弱めな性能だけれど、変容ならば2マナと軽く、変容先次第では事実上速攻のようにも扱える。
常在能力持ち生物多めのデッキだと使う可能性もあるかも。
・原初の共感
緑でぼちぼち見かける条件付き《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》的エンチャント。条件達成できていない場合、ドローの代わりに条件達成を助けてくれる効果が誘発する。
条件は相変わらずクリーチャーに頼っているので、安定性に不安が残る。(戦場に安定してクリーチャーを確保出来る?)他の類似カードの実績を見るに厳しいかなー?
・常智のリエール
青赤の新ジェネラル。
3マナと軽めで、各ターン最初のディスカードをドローで補填してくれる能力持ち。
一度に大量に捨てるルーティング系との強力なシナジーはもとより、単純なルーティングでも地味にアドバンテージを稼ぎ続ける事が出来る。マメに手札を増やせるよう、インスタントタイミングで行いたい。
ルーティング系は、モノによっては単体でも十分EDHでの使用に耐えうる性能をしているので、パワーを確保した構築は比較的楽かもしれない。
・創造の歌
《リサイクル/Recycle》の亜種みたいなエンチャント。
ターン終了時に手札をすべて捨てなければいけないし、《踏査/Exploration》的効果はあるものの土地セットでは引けないけれど、誘発ドロー枚数は2枚だし、通常ドローが死ぬ訳ではないので詰み状況になる事もない。4マナと比較的軽いのも偉い。
出来れば出したターンに勝負を決めたい。専用構築を求められるが、どちらかと言えばEDHよりも通常フォーマット向きかも。ストーム出来そう。
・思考の旋風
ノンクリーチャースペルを唱えるたびに1ドロー。
4マナと重めだが、効果はかなり強力。
ただ、3色なので投入できるジェネラルが少なめなのは残念。《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》なんかは喉から手が出るほど欲しかったろうに。投入可能ジェネラルだと、《風の憤怒、カイカ》辺りが一番相性がいいかな?
・軍団のまとめ役、ウィノータ
赤白新ジェネラル。
この色では非常に珍しく、アドバンテージ能力を持っている。
人間と非人間を十分に投入する必要があるが、それでも多分《模範操縦士、デパラ》なんかよりもよっぽどアドを取りやすいとは思う。
正直、赤白としてはかなり革新的なジェネラルになれそう。
他の色ではこうも持ち上げられる事はなかったろうに。全体から見れば決して強くはないと思うぞw
・悪魔の職工
生物のタップ能力なのでちょっと使い勝手の悪さは気になるが、色を問わない《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》が出来る2マナ生物。
悪くはないが、色々と不便な点が目立って最終的には採用率は低そう。上で書いた通りに生物のタップ能力だし、種となる生物は必要だし、ソーサリータイミングだし、サーチ先のマナコスト+1のマナがかかる。
特にサーチ先のマナコスト+1。実際やってるとこの1マナが重く感じる事多いんだよね。だから印象以上に使いにくそう。
・夢の巣のルールス
相棒シリーズ、白黒。
軒並みキツめの相棒条件が並ぶ中、「すべてのパーマネントカードが2マナ以下」と比較するとかなり軽い。スペルに制限がかからないのが特に良い。
本人も3マナと軽めで、地味にアドを稼いだり、コンボのキーになりそうな能力も良い。
ただ、「ジェネラル」もデッキのカードなので、そこで躓いて入れられないパターンが多そうなのが少し残念。
・空を放浪するもの、ヨーリオン
相棒シリーズ、青白。
相棒条件が「規定されているデッキの最低枚数+20枚以上で構築されたデッキ」という、「100枚でデッキを組め」と決まっているEDHでは生まれた瞬間に死んでいたカード。
普通のブリンクだったらかなり強かったんだけど、時間差出現のせいで無限も組めず、ジェネラルにしようとしても微妙。悲しい。
・黎明起こし、ザーダ
相棒シリーズ、赤白。
ルールスどうよう、相棒条件がパーマネントの縛りしかないために緩めで、一番使うであろうマナファクトがその条件に引っ掛からないので非常に相棒にしやすい。
他の縛りのきつさは一体何だったんだ、ってなるレベル。
能力の方は、常在型でアーティファクト以外にも影響を及ぼす《Power Artifact》。そのままコンボに行けるツヨイ。
相棒では一番見かける事になりそう。
そして、相棒抜きに考えてもかなり良いカード。これ、実は現状最高の赤白ジェネラルでは?
こんなところで。
現実的にそこそこ見かけそうなのは、デッキ枠を圧迫せずに投入されるのもあって、相棒《黎明起こし、ザーダ》辺りかなー。
《常智のリエール》なんかも良さげなジェネラルだとは思う。
ただ、似た動きをしそうジェネラルとして《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》がすでにあって、こっちは爆発力が低そうなのが少し気になるかなーって感じ。
《巨大猿、コグラ》は独自性もあり、良ジェネラルになりそう。
あとは《ドラニスの判事》。
生き残って流行り出すと、《イナーラ》とハルクフラッシュ(と《デリーヴィー》)が相対的に強くなるだけで環境悪化しそうなのがヤな感じ。
それ以外は、ぼちぼち使う地味に便利カードがいくつか。
定番カードの2枚目3枚目となれるカードや、《火の預言》みたいな独自性が強くて入るデッキには待望みたいなカード。
なんとなく全体的に小粒な印象。
現在の環境&ひとつ前のエキスパンションの印象が《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》のおかげでぶっ壊れてるせいってのもあるけど、今の禁止カードのままだと環境が動くほどのインパクトは難しいかな? って思った。
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