EDH視点 エルドレインの王権 カード評価
2019年9月26日 EDHカード考察 コメント (2)https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/throne-eldraine
遅ればせながらカードリストが出てたので。
☆白
・《評判高い挑戦者/Acclaimed Contender》
拾えるカードの種類や誘発条件など、条件は厳しいけど一応白いドロソ。
騎士ジェネラルなら一応ワンチャン?
・《耳の痛い静寂/Deafening Silence》
クソカード。
《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》を思わせる《法の定め/Rule of Law》亜種。こっちはクリーチャーキャストの制限がない。
また不快デッキが強化された。
・《めでたしめでたし/Happily Ever After》
《合同勝利/Coalition Victory》系エンチャント。禁止カード級じゃん……。
これが禁止されるより合同勝利が解禁されるほうが早い気がする。
誘発に一巡必要だが、3マナと軽いのは偉い。
・《静寂をもたらすもの/Hushbringer》
不愉快クリーチャー。
《倦怠の宝珠/Torpor Orb》+死亡誘発も防ぐ2マナ生物。
灯争大戦あたりからこっち、不愉快カードの増えるペースがおかしくないですか?
☆青
・《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
例によっての1青のノンランドパーマネントバウンス亜種。
ただし《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》同様、自分のパーマネント戻せない系なので、フェアリー部分をうまく使えないデッキだと非常に優先度が低い。
・《通路の監視者/Corridor Monitor》
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》系デッキの相方に。
じりじり増えていたキキジキの相方、とうとう2マナという非常に軽いコストでの登場となった。
《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》と違って単体で引いた時に地味に便利な動きはしにくいものの、流石に2マナはオンリーワンなので採用されることは多そう。
・《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
3マナと非常に軽く、1ターン待つ必要のあるタップ能力ながら、比較的楽にアドバンテージを稼げるジェネラル。
さらにはコスト軽減能力があるため、ジェネラル除去に対する復帰が早い。
軽減をトリガーするアーティファクト側への除去に対しても、エムリーさえ線上にいるのなら自身の能力でリカバーできるのが偉い。
いい感じに強くて丸いジェネラル。
秒でYOKO字さんが研究を始めていた。
・《蛙化/Frogify》
2マナと軽いジェネラル封印系エンチャント。
競合は《月への封印/Imprisoned in the Moon》や《金粉のドレイク/Gilded Drake》あたりか。
ぼちぼち見かけるこの辺りと比べられてる時点で結構強いのはお分かりだろう。
・《魔法の鏡/The Magic Mirror》
9マナと重いが、墓地にあるスペルの数だけ軽くなる。最軽3マナ。
その後はアップキープごとに1ドローずつ増えていく追加ドロー。
強いけど悠長。
《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》とか《オジュタイの達人、テイガム/Taigam, Ojutai Master》とか、追加ターン撃ちまくる系デッキなら可能性があるか。
・《真夜中の時計/Midnight Clock》
3マナで青を出す最低限のマナ加速として振舞いつつ、時が満ちれば自分だけ《Timetwister》してくれるマナファクト。
こう書くと悪くなさそうに見えるけど、手札リセットは撃ちたくない時も結構あるので、能力がマイナスに働く事が案外多いと思う。使わないねー。
・《鏡細工/Mirrormade》
《Copy Artifact》と《エンチャント複製/Copy Enchantment》が合体したみたいなカード。
メインでコピーする事になるであろうアーティファクトメインで考えると、《Copy Artifact》や《彫り込み鋼/Sculpting Steel》、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》に比べて明確に劣るので、エンチャントもある程度視野に入れられるデッキで。
これ自身もエンチャントである事だし。
・《神秘の論争/Mystical Dispute》
対青寄りのカウンター。
《赤霊破/Red Elemental Blast》や《反論/Gainsay》のような特化型ではなく、その他のカードにも3マナ《マナ漏出/Mana Leak》として使えるので無駄にはならないのは好評価。
とは言えそもそも3マナカウンターは弱いので是非ともコスト軽減して使いたい。
青単ですらキーカードが茶色だったりするので、正直言うほど頼りにはならなそう。
・《共に逃走/Run Away Together》
シングルシンボルの2マナインスタントで2枚バウンスは結構強い。
選択条件の「異なるプレイヤー」も、多人数戦のEDHなら大分緩い。
問題はクリーチャーしか戻せない事で、その範囲の狭さで2マナバウンスの枠は割きたくない。惜しい。
・《滝の賢者/Sage of the Falls》
《蝗の神/The Locust God》と組んで無限ループするカードの新種。
《同族の発見/Kindred Discovery》同様実質1枚コンボ名のdが、同属の発見同様に5マナは重い。
☆黒
・《ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain》
黒生物限定の《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》的な能力持ち。タップ能力だが、黒生物を生贄にドローに換える能力もあり。
ジェネラルというよりは《食物連鎖/Food Chain》プローシュのフィニッシャー候補。
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》から直接持ってこれる生物フィニッシャーはコイツが多分初だよね?
・《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》
ETBで1点ドレインする猫。
無限ブリンクとか無限墓地と戦場出し入れで。
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》とかに比べると非常に効果は小さいが、1マナなのが唯一性。
・《永遠の若さ/Forever Young》
ソーサリーになった代わりに1マナ軽くなった《足の底の饗宴/Footbottom Feast》。
《影生まれの使徒/Shadowborn Apostle》デッキに。これ系を保険で2枚入れるにしても1枚目がインスタントである意味は薄いのでこっちが優先になるだろうね。
・《失われた軍団/Lost Legion》
《死相の否命/Iname, Death Aspect》カード。
ETBで占術するだけニートではない。
・《群れの笛吹き男/Piper of the Swarm》
ネズミをサクってゲインコントロール。
《骨齧り/Marrow-Gnawer》デッキに。
・《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
戦闘ダメージ誘発で選択制の《小悪疫/Smallpox》的な能力が誘発するジェネラル。ただし土地サクりはなしで、代わりに1点ロスが《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》的な能力に代わっている。
出して即座に能力誘発を狙える速攻と、回避能力である飛行が嬉しい。
土地サクりまでスモポ再現なら令和の《妖術の達人ブレイズ/Braids, Conjurer Adept》になれた。
・《厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim》
能力は強いが5マナはちょっと重い。黒バルソーとかなら使うのかな?
・《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
2マナで出して1起動で万能サーチ。
その場で使えば大体《Grim Tutor》。ただし能力使うと対戦相手にコントロールが移る。
弱そうだけど、能力起動したターンに勝つような《むかつき/Ad Nauseam》みたいなデッキなら採用してもよさそう。
☆赤
・《アイレンクラッグの妙技/Irencrag Feat》
4→7にジャンプ出来るがこのターン唱えられる呪文が後あと1つになるソーサリー。
《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》みたいなループしない系ワンショットデッキで。伍堂でも、《最後の賭け/Final Fortune》や《磁力窃盗/Magnetic Theft》につなぐパターンが結構多いので、贅沢言うなら「あと2つ」にして欲しかったw
・《義賊/Robber of the Rich》
変則的な誘発条件の《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》能力を持つ生物。2マナという軽量なマナコストと速攻がありがたい。
追放したカードが使えるのは「あなたがならず者が攻撃したターン」だけなので、対戦相手のターンはもちろん、第一メインでもキャストはできない。追放の誘発条件といい、いろいろ使いにくい。
昔なら使ったかもだけど、いまだと大分赤のドロソも増えたので出番はないか?
・《勇敢な騎士、カラ卿/Syr Carah, the Bold》
自身を発生源とするダメージか、インスタントやソーサリーがプレイヤーにダメージを与えるたび、いわゆる衝動的ドローが誘発するジェネラル。ティム能力付き。
5マナは重いが、タップで実質ドローはまあまあ便利。
テキスト読む限り、自分にダメージ入っても能力誘発するので誘発機会は案外多そう。
・《胸躍る可能性/Thrill of Possibility》
書き忘れてたわw
《苦しめる声/Tormenting Voice》の時点で赤単とかだと十分選択肢に上がるんだから、インスタントになったこっちも言わずもがな。
ぼちぼち見かけると思うよ。
☆緑
・《金のガチョウ/Gilded Goose》
1回だけは《極楽鳥/Birds of Paradise》、そっから先は概ね《Jeweled Amulet》。
1マナクリがどうあっても欲しい、短期決戦のデッキなら採用されうるかも。《食物連鎖/Food Chain》系とか?
パワーはないので残念ながらエドリック系には向かない。
・《グレートヘンジ/The Great Henge》
コスト軽減要素を鑑みても重めだが、戦場に出るとしっかり仕事しそうなアーティファクト。2マナ出るマナファクトでありながら、《収穫の魂/Soul of the Harvest》的なドロー能力も持つ。
緑単色のチェインコンボ系に。《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》なんかは軽減条件とも噛み合っていて御あつらえ向き。
自身が育つ《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer》なんかもよいかも。
・《寓話の守り手/Keeper of Fables》
最近増え始めた気がするエドリック的生物。
5マナで、サーチしやすい緑の生物で、概ね《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》で、と決して悪くない性能なのだが、《オーランの凍り牙/Ohran Frostfang》が出た直後なので少しだけ霞む。
使うデッキは両方入れていいと思うけどね。
雑に横に並べる系緑単色のドロソにも。
・《ケンリスの変身/Kenrith’s Transformation》
ジェネラルを封印できる除去である《木化/Lignify》亜種。変化サイズが3/3と殴れる大きさになった代わりに1ドローが付いた。
多少のダメージよりも1ドローのほうが圧倒的に重要なゲームなので、今まで木化使ってたデッキなら、こっちに換えていいだろう。
・《オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary》
4マナ2/3、接死+カササギ能力……とその辺にいそうなスペックだが、コスト軽減が付けば話は別。
緑デッキのTireが高く、多人数戦であるEDHなら軽減条件も満たしやすい。
《闇の腹心/Dark Confidant》もかくやな優秀なドロソになってくれそう。
・《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》
《魂の威厳/Soul’s Majesty》系ドロー。人間以外の条件はまあ概ねあってないようなものでしょ。
緑単はこういう大味大量ドローをたくさん求めているので、まだまだ増えれば増えるだけ嬉しい。結構増えた現在ですら、ドローに辿り着かずに唸ってる姿は結構見るからね。
下の+3/+3入るっていうインクの染みも、ぐだった時の雑パンチで使う事があるかもしれない。
☆多色
・《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》
3マナの《花を手入れする者/Bloom Tender》。単体で2マナ出るのはいいんだけど、2色なのはEDH的に良し悪し。
3マナのマナクリはふつうあまり使わないけど、3色以上のデッキ、特に《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》みたいなデッキなら採用される事もあるだろう。
・《マラリーフのピクシー/Maraleaf Pixie》
2マナ2/2飛行のマナクリ。
そこそこ軽いマナクリかつ、攻撃通しやすい飛行が偉いのでエドリックで使うかな?
・《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
ジェネラルを3/3無能力の生物に換える2つ目の+能力が注目の新PW。
奥義で生物のコントロールを交換する。交換先となるアーティファクトも1つ目の+能力で作成可能と隙がない。
3マナと軽めなので、青緑の《ダク・フェイデン/Dack Fayden》的なポジションになりそう。
・《嵐拳の聖戦士/Stormfist Crusader》
《吠えたける鉱山/Howling Mine》的2マナ生物。
他人を利する事にもなるが、軽くて便利なのでデッキによっては使うかも。
このコストでドローまで一巡待つ生物だったら、出来れば自分だけでドローを独占したいのだけれども。
☆アーティファクト
・《黄金の卵/Golden Egg》
《彩色の星/Chromatic Star》の亜種。ただし2マナで、その代わりドローは戦場に出たとき。
他の亜種のように茶系墓地利用デッキの潤滑剤として使うには少し重いが、《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》とかで使うにはこっちのほうがありがたい。
上で「少し重い」とは言っているが、それでも2マナなので使うデッキは結構使いそう。
☆土地
・《ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig》
単色か2色程度なら、大きなデメリットもなく扱える土地シリーズの緑。
生物系限定とはいえ、アンタップインの色マナ土地でありながら、タイミングが合えば実質2マナ土地に代わるのは悪くない。
・《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
単色か2色程度なら、大きなデメリットもなく扱える土地シリーズの黒。
自身のタップ含め都合4マナ起動とはいえ、息切れした時のドロソが土地で手に入るのは偉い。
・《寓話の小道/Fabled Passage》
今回登場している「他に土地を3つ以上コントロールしているならアンタップ」系の土地シリーズのレア。《進化する未開地/Evolving Wilds》の上位互換。
展開の早いEDHだとアンタップが安定しなくて弱い。大体進化する未開地で終わる。
なので《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》や《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》みたいな、ギミックを持ったジェネラル向け。
大体こんな。
ここしばらくの、ドミナリアや灯争大戦、モダホラなんかに比べればそこまでEDHセットぽくはなかったものの、その割には例によって長めになってしまった。
ここまでお疲れさまでした。
遅ればせながらカードリストが出てたので。
☆白
・《評判高い挑戦者/Acclaimed Contender》
拾えるカードの種類や誘発条件など、条件は厳しいけど一応白いドロソ。
騎士ジェネラルなら一応ワンチャン?
・《耳の痛い静寂/Deafening Silence》
クソカード。
《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》を思わせる《法の定め/Rule of Law》亜種。こっちはクリーチャーキャストの制限がない。
また不快デッキが強化された。
・《めでたしめでたし/Happily Ever After》
《合同勝利/Coalition Victory》系エンチャント。禁止カード級じゃん……。
これが禁止されるより合同勝利が解禁されるほうが早い気がする。
誘発に一巡必要だが、3マナと軽いのは偉い。
・《静寂をもたらすもの/Hushbringer》
不愉快クリーチャー。
《倦怠の宝珠/Torpor Orb》+死亡誘発も防ぐ2マナ生物。
灯争大戦あたりからこっち、不愉快カードの増えるペースがおかしくないですか?
☆青
・《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
例によっての1青のノンランドパーマネントバウンス亜種。
ただし《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》同様、自分のパーマネント戻せない系なので、フェアリー部分をうまく使えないデッキだと非常に優先度が低い。
・《通路の監視者/Corridor Monitor》
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》系デッキの相方に。
じりじり増えていたキキジキの相方、とうとう2マナという非常に軽いコストでの登場となった。
《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》と違って単体で引いた時に地味に便利な動きはしにくいものの、流石に2マナはオンリーワンなので採用されることは多そう。
・《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
3マナと非常に軽く、1ターン待つ必要のあるタップ能力ながら、比較的楽にアドバンテージを稼げるジェネラル。
さらにはコスト軽減能力があるため、ジェネラル除去に対する復帰が早い。
軽減をトリガーするアーティファクト側への除去に対しても、エムリーさえ線上にいるのなら自身の能力でリカバーできるのが偉い。
いい感じに強くて丸いジェネラル。
秒でYOKO字さんが研究を始めていた。
・《蛙化/Frogify》
2マナと軽いジェネラル封印系エンチャント。
競合は《月への封印/Imprisoned in the Moon》や《金粉のドレイク/Gilded Drake》あたりか。
ぼちぼち見かけるこの辺りと比べられてる時点で結構強いのはお分かりだろう。
・《魔法の鏡/The Magic Mirror》
9マナと重いが、墓地にあるスペルの数だけ軽くなる。最軽3マナ。
その後はアップキープごとに1ドローずつ増えていく追加ドロー。
強いけど悠長。
《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》とか《オジュタイの達人、テイガム/Taigam, Ojutai Master》とか、追加ターン撃ちまくる系デッキなら可能性があるか。
・《真夜中の時計/Midnight Clock》
3マナで青を出す最低限のマナ加速として振舞いつつ、時が満ちれば自分だけ《Timetwister》してくれるマナファクト。
こう書くと悪くなさそうに見えるけど、手札リセットは撃ちたくない時も結構あるので、能力がマイナスに働く事が案外多いと思う。使わないねー。
・《鏡細工/Mirrormade》
《Copy Artifact》と《エンチャント複製/Copy Enchantment》が合体したみたいなカード。
メインでコピーする事になるであろうアーティファクトメインで考えると、《Copy Artifact》や《彫り込み鋼/Sculpting Steel》、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》に比べて明確に劣るので、エンチャントもある程度視野に入れられるデッキで。
これ自身もエンチャントである事だし。
・《神秘の論争/Mystical Dispute》
対青寄りのカウンター。
《赤霊破/Red Elemental Blast》や《反論/Gainsay》のような特化型ではなく、その他のカードにも3マナ《マナ漏出/Mana Leak》として使えるので無駄にはならないのは好評価。
とは言えそもそも3マナカウンターは弱いので是非ともコスト軽減して使いたい。
青単ですらキーカードが茶色だったりするので、正直言うほど頼りにはならなそう。
・《共に逃走/Run Away Together》
シングルシンボルの2マナインスタントで2枚バウンスは結構強い。
選択条件の「異なるプレイヤー」も、多人数戦のEDHなら大分緩い。
問題はクリーチャーしか戻せない事で、その範囲の狭さで2マナバウンスの枠は割きたくない。惜しい。
・《滝の賢者/Sage of the Falls》
《蝗の神/The Locust God》と組んで無限ループするカードの新種。
《同族の発見/Kindred Discovery》同様実質1枚コンボ名のdが、同属の発見同様に5マナは重い。
☆黒
・《ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain》
黒生物限定の《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》的な能力持ち。タップ能力だが、黒生物を生贄にドローに換える能力もあり。
ジェネラルというよりは《食物連鎖/Food Chain》プローシュのフィニッシャー候補。
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》から直接持ってこれる生物フィニッシャーはコイツが多分初だよね?
・《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》
ETBで1点ドレインする猫。
無限ブリンクとか無限墓地と戦場出し入れで。
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》とかに比べると非常に効果は小さいが、1マナなのが唯一性。
・《永遠の若さ/Forever Young》
ソーサリーになった代わりに1マナ軽くなった《足の底の饗宴/Footbottom Feast》。
《影生まれの使徒/Shadowborn Apostle》デッキに。これ系を保険で2枚入れるにしても1枚目がインスタントである意味は薄いのでこっちが優先になるだろうね。
・《失われた軍団/Lost Legion》
《死相の否命/Iname, Death Aspect》カード。
ETBで占術するだけニートではない。
・《群れの笛吹き男/Piper of the Swarm》
ネズミをサクってゲインコントロール。
《骨齧り/Marrow-Gnawer》デッキに。
・《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
戦闘ダメージ誘発で選択制の《小悪疫/Smallpox》的な能力が誘発するジェネラル。ただし土地サクりはなしで、代わりに1点ロスが《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》的な能力に代わっている。
出して即座に能力誘発を狙える速攻と、回避能力である飛行が嬉しい。
土地サクりまでスモポ再現なら令和の《妖術の達人ブレイズ/Braids, Conjurer Adept》になれた。
・《厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim》
能力は強いが5マナはちょっと重い。黒バルソーとかなら使うのかな?
・《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
2マナで出して1起動で万能サーチ。
その場で使えば大体《Grim Tutor》。ただし能力使うと対戦相手にコントロールが移る。
弱そうだけど、能力起動したターンに勝つような《むかつき/Ad Nauseam》みたいなデッキなら採用してもよさそう。
☆赤
・《アイレンクラッグの妙技/Irencrag Feat》
4→7にジャンプ出来るがこのターン唱えられる呪文が後あと1つになるソーサリー。
《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》みたいなループしない系ワンショットデッキで。伍堂でも、《最後の賭け/Final Fortune》や《磁力窃盗/Magnetic Theft》につなぐパターンが結構多いので、贅沢言うなら「あと2つ」にして欲しかったw
・《義賊/Robber of the Rich》
変則的な誘発条件の《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》能力を持つ生物。2マナという軽量なマナコストと速攻がありがたい。
追放したカードが使えるのは「あなたがならず者が攻撃したターン」だけなので、対戦相手のターンはもちろん、第一メインでもキャストはできない。追放の誘発条件といい、いろいろ使いにくい。
昔なら使ったかもだけど、いまだと大分赤のドロソも増えたので出番はないか?
・《勇敢な騎士、カラ卿/Syr Carah, the Bold》
自身を発生源とするダメージか、インスタントやソーサリーがプレイヤーにダメージを与えるたび、いわゆる衝動的ドローが誘発するジェネラル。ティム能力付き。
5マナは重いが、タップで実質ドローはまあまあ便利。
テキスト読む限り、自分にダメージ入っても能力誘発するので誘発機会は案外多そう。
・《胸躍る可能性/Thrill of Possibility》
書き忘れてたわw
《苦しめる声/Tormenting Voice》の時点で赤単とかだと十分選択肢に上がるんだから、インスタントになったこっちも言わずもがな。
ぼちぼち見かけると思うよ。
☆緑
・《金のガチョウ/Gilded Goose》
1回だけは《極楽鳥/Birds of Paradise》、そっから先は概ね《Jeweled Amulet》。
1マナクリがどうあっても欲しい、短期決戦のデッキなら採用されうるかも。《食物連鎖/Food Chain》系とか?
パワーはないので残念ながらエドリック系には向かない。
・《グレートヘンジ/The Great Henge》
コスト軽減要素を鑑みても重めだが、戦場に出るとしっかり仕事しそうなアーティファクト。2マナ出るマナファクトでありながら、《収穫の魂/Soul of the Harvest》的なドロー能力も持つ。
緑単色のチェインコンボ系に。《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》なんかは軽減条件とも噛み合っていて御あつらえ向き。
自身が育つ《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer》なんかもよいかも。
・《寓話の守り手/Keeper of Fables》
最近増え始めた気がするエドリック的生物。
5マナで、サーチしやすい緑の生物で、概ね《沿岸の海賊行為/Coastal Piracy》で、と決して悪くない性能なのだが、《オーランの凍り牙/Ohran Frostfang》が出た直後なので少しだけ霞む。
使うデッキは両方入れていいと思うけどね。
雑に横に並べる系緑単色のドロソにも。
・《ケンリスの変身/Kenrith’s Transformation》
ジェネラルを封印できる除去である《木化/Lignify》亜種。変化サイズが3/3と殴れる大きさになった代わりに1ドローが付いた。
多少のダメージよりも1ドローのほうが圧倒的に重要なゲームなので、今まで木化使ってたデッキなら、こっちに換えていいだろう。
・《オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary》
4マナ2/3、接死+カササギ能力……とその辺にいそうなスペックだが、コスト軽減が付けば話は別。
緑デッキのTireが高く、多人数戦であるEDHなら軽減条件も満たしやすい。
《闇の腹心/Dark Confidant》もかくやな優秀なドロソになってくれそう。
・《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》
《魂の威厳/Soul’s Majesty》系ドロー。人間以外の条件はまあ概ねあってないようなものでしょ。
緑単はこういう大味大量ドローをたくさん求めているので、まだまだ増えれば増えるだけ嬉しい。結構増えた現在ですら、ドローに辿り着かずに唸ってる姿は結構見るからね。
下の+3/+3入るっていうインクの染みも、ぐだった時の雑パンチで使う事があるかもしれない。
☆多色
・《フェイ庄の古老/Faeburrow Elder》
3マナの《花を手入れする者/Bloom Tender》。単体で2マナ出るのはいいんだけど、2色なのはEDH的に良し悪し。
3マナのマナクリはふつうあまり使わないけど、3色以上のデッキ、特に《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》みたいなデッキなら採用される事もあるだろう。
・《マラリーフのピクシー/Maraleaf Pixie》
2マナ2/2飛行のマナクリ。
そこそこ軽いマナクリかつ、攻撃通しやすい飛行が偉いのでエドリックで使うかな?
・《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
ジェネラルを3/3無能力の生物に換える2つ目の+能力が注目の新PW。
奥義で生物のコントロールを交換する。交換先となるアーティファクトも1つ目の+能力で作成可能と隙がない。
3マナと軽めなので、青緑の《ダク・フェイデン/Dack Fayden》的なポジションになりそう。
・《嵐拳の聖戦士/Stormfist Crusader》
《吠えたける鉱山/Howling Mine》的2マナ生物。
他人を利する事にもなるが、軽くて便利なのでデッキによっては使うかも。
このコストでドローまで一巡待つ生物だったら、出来れば自分だけでドローを独占したいのだけれども。
☆アーティファクト
・《黄金の卵/Golden Egg》
《彩色の星/Chromatic Star》の亜種。ただし2マナで、その代わりドローは戦場に出たとき。
他の亜種のように茶系墓地利用デッキの潤滑剤として使うには少し重いが、《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》とかで使うにはこっちのほうがありがたい。
上で「少し重い」とは言っているが、それでも2マナなので使うデッキは結構使いそう。
☆土地
・《ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig》
単色か2色程度なら、大きなデメリットもなく扱える土地シリーズの緑。
生物系限定とはいえ、アンタップインの色マナ土地でありながら、タイミングが合えば実質2マナ土地に代わるのは悪くない。
・《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
単色か2色程度なら、大きなデメリットもなく扱える土地シリーズの黒。
自身のタップ含め都合4マナ起動とはいえ、息切れした時のドロソが土地で手に入るのは偉い。
・《寓話の小道/Fabled Passage》
今回登場している「他に土地を3つ以上コントロールしているならアンタップ」系の土地シリーズのレア。《進化する未開地/Evolving Wilds》の上位互換。
展開の早いEDHだとアンタップが安定しなくて弱い。大体進化する未開地で終わる。
なので《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》や《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》みたいな、ギミックを持ったジェネラル向け。
大体こんな。
ここしばらくの、ドミナリアや灯争大戦、モダホラなんかに比べればそこまでEDHセットぽくはなかったものの、その割には例によって長めになってしまった。
ここまでお疲れさまでした。
コメント
タリスマンみたいなかなりの既存デッキに入りそうなのもありますが
そういえば。今回はそっちもありましたね。
カードギャラリーからピックして書いてたからうっかり忘れてましたw
思ったより量が多くなったのもありますし、分けた方が見やすいでしょうから次の記事にします。