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https://kakkokari.diarynote.jp/201811031107481796/
今度の週末、11/10(土)にEDHの大会を開きます。
EDHプレイヤーの皆さんは、よければ参加してくださいね。





東日本EDH交流会でも圧倒的な数を誇っていて、「もう明らかにTier1でしょ」ってなってる《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》。

その強さを支えているのは、デッキの主な勝ち手段として使われている《閃光/Flash》+《変幻の大男/Protean Hulk》のコンボ。
なのだが、「閃光でハルクを墓地に落として……」からの派生に関しては結構選択肢が幅広い。
実際に対戦したりデッキ解説を見ても、色々なフィニッシュが用いられている。

つまり、トラシオス&ティムナを強力なジェネラルとしてみんなが認めているにも拘らず、そのはっきりとした最強の型に対するビジョンに関してはそれぞれに違いがあるという事だ。

「これはなんか面白いなー」って思っていたので、今回は赤抜き4色のハルクフラッシュのルートについて書いていこうと思う。



☆ヒバリ型
◎基本の動き
《変幻の大男/Protean Hulk》《閃光/Flash》から……

1:《影武者/Body Double》または《霊体の先達/Karmic Guide》+《臓物の予見者/Viscera Seer》または《屍肉喰らい/Carrion Feeder》をサーチ、《変幻の大男》を戦場に戻し、生け贄にして能力を再度誘発させる。

2:《目覚ましヒバリ/Reveillark》+1マナのクリーチャーをサーチ、《ヒバリ》と《影武者》を出し入れするついでに墓地のパワー2以下のクリーチャー1体を何度でもリアニメイトできるので、それでループしてトドメ。


◎派生・TIPS
最後にサーチして来る「1マナのクリーチャー」部分で使われるのは、主に2パターン

・最もパーツが少なくて済む《死の信者/Death Cultist》か《胆汁小僧/Bile Urchin》(無限ルーズライフ)

・多少パーツが増えるが、単体で使い道がない訳ではない《不運な研究者/Hapless Researcher》(無限ルーティング)


○無限ルーティングからの勝ち手段は、
・ハルクフラッシュに頼らないサブの勝ち手段ともなる《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》に繋げるか
・《不運な研究者》同様に単体で使い道がない訳ではない《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》+《永遠の証人/Eternal Witness》による無限マナ+無限墓地回収
の2種が主流。


○《陰謀団式療法/Cabal Therapy》と《隠遁ドルイド/Hermit Druid》、《戦慄の復活/Dread Return》(さらには《ナルコメーバ/Narcomoeba》《命運縫い/Fatestitcher》など)を追加する事により、《隠遁ドルイド》単体による速攻ルートも追加できる。
手順は、

1:隠遁でライブラリーをひっくり返し、《戦慄の復活》フラッシュバック、《ヒバリ》をリアニメイト
2:《陰謀団式療法》フラッシュバック、《ヒバリ》を生け贄に
3:《影武者》(《ヒバリ》コピー)《臓物の予見者》をリアニメイト、そのままコンボへ。



◎他プラント比較した時の利点と欠点
・ある程度のパーツが墓地に落ちても全く気にならない
・しっかりライブラリーにパーツがあるならインスタントウィンが出来る
・パーツの追加は必要だが、《隠遁ドルイド》による速攻ルートも追加できる。

・《不運な研究者》型の場合、パーツが多めで枠を圧迫しがち
・手札にパーツが来ると処理に困りがち(特に《ヒバリ》や《影武者》などの重い所)
・クリーチャー除去や墓地対策に対する耐性が低い



☆セファリットブレックファースト型
◎基本の動き
《変幻の大男/Protean Hulk》《閃光/Flash》から……

1:《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》+《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》+3マナ分のクリーチャーを必要に応じてサーチ

2:《幻術師》を《コー》の能力の対象に取り続け、ライブラリーをすべて墓地へ。

3:《戦慄の復活/Dread Return》をフラッシュバック、《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory’s Rise》をリアニメイト。
それによって《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》と《不運な研究者/Hapless Researcher》をリアニメイト。《研究者》起動でカードが引けずに《偏執狂》で勝ち。


◎派生・TIPS
○ハルクの能力で持ってくるカードのマナコストに3マナ分の余裕があるため、色々な事が出来る。
主要な所だと、
・《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》でほぼすべての妨害をシャットアウト
・《再利用の賢者/Reclamation Sage》や《金粉のドレイク/Gilded Drake》で妨害置物に触る
・《呪文探求者/Spellseeker》で《もみ消し/Stifle》をサーチ、《撤廃者》ルートの穴となる《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》をケア(追加で青マナが必要)
総じて、柔軟性が高く堅牢なコンボとなっている。

○《戦慄の復活/Dread Return》《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory’s Rise》辺りは手札に来ると処理に困りがちなカードなのだが、デッキに《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を1枚仕込んでおくと、1枚までならライブラリーをひっくり返した後、フラッシュバックで自分を対象に取り、手札から墓地に落としてそのままコンボに入る事が出来る。



◎他プラント比較した時の利点と欠点
・クリーチャー除去や墓地対策に対する耐性が非常に高い
・必要パーツが軽く、手札に来てもあまり困らない。
・《幻術師》《コー》以外なら、パーツが墓地に落ちても全く問題ない
・ライブラリーをひっくり返すコンボである関係上、追加の速攻ルートとなる《隠遁ドルイド》と非常に噛み合わせが良い

・基本的にはインスタントウィンが出来ない(《呪文探求者》→《急かし》→《戦慄の復活》という、追加でマナと枠が必要なルートはある)
・全体的にパーツが多めで枠を圧迫しがち。派性も含めると非常に枠を取る。



☆ミケウスバリスタ型
◎基本の動き
《変幻の大男/Protean Hulk》《閃光/Flash》から……

1:《ボディ・スナッチャー/Body Snatcher》+《臓物の予見者/Viscera Seer》または《屍肉喰らい/Carrion Feeder》(+《森を護る者/Sylvan Safekeeper》(クリーチャー除去避け))をサーチ

2:《スナッチャー》のETB能力の解決前に生け贄に捧げ、《大男》をリアニメイト、生け贄に捧げて再度能力誘発

3:《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》《歩行バリスタ/Walking Ballista》をサーチ。
《バリスタ》は不死で得る+1/+1カウンターをダメージとして処理できるので、無限不死からの無限ダメージで勝ち


◎派生・TIPS
手札に来ると処理に困る《ボディ・スナッチャー/Body Snatcher》《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》だが、《影武者/Body Double》をデッキに追加する事により1枚なら手札に来てもコンボ成立させる事が可能。

・ミケウスの場合
1:1度目のハルクでサーチしてきた《スナッチャー》のETB能力で《ミケウス》をディスカード
2:2度目のハルクサーチで《ミケウス》の代わりに《影武者》をサーチ、《ミケウス》のコピーとして戦場に出してコンボスタート

・スナッチャーの場合
1度目のハルクサーチで《影武者》《臓物の予見者》とサーチしてコンボ継続。
ただし《森を護る者/Sylvan Safekeeper》をサーチする余裕がなくなるため、除去耐性が低下してしまう。


◎他プラント比較した時の利点と欠点
・派生、補助含めて必要パーツが少な目で枠を取らない
・インスタントウィンが可能
・クリーチャー除去にはある程度の耐性がある
・重いパーツの処理手段があるため、パーツが手札に来てもあまり困らない。

・墓地対策への耐性が低い
・パーツが墓地に落ちた際のリカバリーが難しい
・《バリスタ》を使うので《呪われたトーテム像/Cursed Totem》のみならず《無のロッド/Null Rod》も刺さる

また今回の話の趣旨とは少々外れるが、このルートに限っては青黒緑の3色で行えるため、スゥルタイカラーのジェネラルに仕込む事も出来る。



赤抜き4色のハルクフラッシュ、大体こんな感じ。
利点と欠点がそれぞれ違うので、実際どれがいいのか悩むよね。

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