という訳で東日本EDH交流会、2日目。

2日目は、対角線上のプレイヤーと共闘するクロスファイア統率者戦という特殊ルール。ライフは共有で、2人で40点。ジェネダメも累計される(プレイヤーA、Bに共通の統率者でそれぞれ10点、11点と与えた場合、ジェネダメ達成で敗北する)。
味方は殴れないし、「各対戦相手」の影響外だし、ダメージを与える事も出来ない(軽減ではなく「与えられない」)みたいな感じ。
事故ったらカウンターや除去で仲間をバックアップだ!

スイスラウンド5回戦の後、1日目と同じような形式で決勝。
決勝は全員敵で、卓内で1~4位までの順位を決める形。

☆R1
A プローシュ(HOGOさん)
B トラシオス&ティムナ(マルさん)
C サーダ(かっこかり)
D ティタニア(メモ忘れ)

Aにお伺いを立てた後、Cが2T目に《覚醒の兜/Helm of Awakening》。
それに乗っかって、Cが3T目に《出産の殻/Birthing Pod》と《背信のオーガ/Treasonous Ogre》に1残してライフを全部突っ込んで《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》《多勢の兜/Helm of the Host》コンボにチャレンジ。
それをBが命がけの《否定の契約/Pact of Negation》でカウンター。

ライフ1なのにDに《不屈の追跡者/Tireless Tracker》がいるわAは《魔力の墓所/Mana Crypt》をコントロールしてるわで大変な事ですよ?
せめてトラッカーは退けないと死ぬので、Cが返しのターンでお願い《Timetwister》。
……したら《未来の大魔術師/Magus of the Future》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》《水蓮の花びら/Lotus Petal》とかきてナチュラル未来独楽完成。
そのまま《運命のきずな/Nexus of Fate》の無限ターンまで。

運が良すぎた。対戦相手には申し訳ない。

勝利1キル:3P:累計3P

☆R2
A ナーセット(スズタクさん)
B サーダ(かっこかり)
C 王オジュタイ(コガネイさん)
D 旧アタルカ(そんちょうさん)


Cは《古えの墳墓/Ancient Tomb》で土地が止まる事故。
Aのジェネラルキャストが早そうだったので、3マナまで伸びた状況ながら自分から攻めずに《白鳥の歌/Swan Song》と《マナ吸収/Mana Drain》を構えて待つ。相方がカウンターで守ってれば勝手に人を殺してくれそうな旧アタルカだったってのもある。

そんな感じで3T目ナーセットキャストに《マナ吸収/Mana Drain》合わせて6マナいただき、3T目《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》で状況有利を作る。

その状況でDが速攻付きジェネラルパンチでジェネダメ12点。
対処を迫られたAはアタルカに《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》。隙が出来たので、PWテフェリーでマナ増やして返しに《召し上げ/Expropriate》。
そこから追加ターン繋げながらライブラリーを掘って未来独楽まで。


勝利1キル:3P:累計6P



☆R3
A アニマー(スズタクさん)
B ニッサ(こんじきさん)
C トラシオス&ティムナ(YOKO字さん)
D 伍堂(かっこかり)

全体的にゆっくり目の展開。Aは大事故。Dは小事故。
Dが強引に《背信のオーガ/Treasonous Ogre》キャストするもCにカウンターされ、事実上そこで動きが止まる。
実質B対Cのタイマンに。

Cがティムナでアドを稼ぎつつ、トラシオス+《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》まで追加してぐりぐり動く。
アド差を大きくつけた所で《概念泥棒/Notion Thief》+《Timetwister》で蓋。
最後は《パラドックス装置/Paradox Engine》で勝ち。


敗北0キル:0P:累計6P



☆R4
A マルチェッサ女王(ジャンドさん)
B ムルドローサ(チバさん)
C ラシュミ(タナカさん)
D サーダ(かっこかり)

Aが1T目から大きくマナ加速。2T目にはジェネラル着地で着実にアドを稼いでいく。
事故気味だったので基本的に妨害構えでターンを回し、Bのカバーに回る体制に。
Cも現状のAがマウント取っている状態を維持すべくジェネラルキャストをせずに構え続ける。
結果、マルチェッサ女王がクロックを刻む中、ハンドやマナを整えていく静かな場に。

そこから真っ先に動いたのはA。
《護衛募集員/Recruiter of the Guard》で《二重詠唱の魔道士/Dualcaster Mage》を手に入れ、次のターンにはBのコントロールする《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》を対象に《熱の陽炎/Heat Shimmer》。
そしてそのまま優先権パス。

通るとAの元に撤廃者が出るけど、コレに反応すると対応してデュアルキャスターが出てきてコンボスタートが見えていたので祈りながら優先権スルー。
結局Aはそこから先のパーツを持っておらず、不発のままターンが回ってくる。コワイ。

その2T後くらいにはマルチェッサ女王のジェネダメが15点とか溜まり、とうとうCが女王に《激励/Invigorate》とか撃ち始めるに至る。
それをどうにかDの《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》とBの《否定の契約/Pact of Negation》で躱し、実質ほぼラストターン。
そこでBが契約料スタックで《閃光/Flash》+《変幻の大男/Protean Hulk》を決めて勝利。


勝利0キル:2P:累計8P



☆R5
A サーダ(かっこかり)
B トラシオス&ティムナ(まんてさん)
C ルーリク・サー(A氏さん)
D ラシュミ(タナカさん)

ゲーム開始前「今回のルールだとルーリクサーのダメージAだけ無視して好き放題出来るじゃん! やばくね?」と盛り上がる。

Cが4だか5マリガン、Aが3マリガンの大事故。
Bが着々と整えていく中、あれだけ話題になってたルーリクサーは出て来ないし、Dもブラフでマナ立てて構えた振りが精いっぱい。

そしてそんな構えた振りに飛んでくるBの《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》。打ち消し、バウンスが無いのがバレてしまうものの、X=1で撃てる《発明品の唸り/Whir of Invention》を見せて牽制していく。
エア《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》の構え(デッキに入っていない)

『これで動きが止まってくれれば』と構え続けるA。
しかしそこで飛んでくるDの《摘出/Extract》。やめろ! 全部見える!
檻が入っていないのがバレ、あとはゆうゆうとBがハルクフラッシュしてお疲れ様。


敗北0キル:0P:累計8P




☆決勝 5~8位卓
A トラシオス&ティムナ(Lab Maniacさん)
B アーカム(N村さん)
C トラシオス&ティムナ(mkiさん)
D サーダ(かっこかり)

まずはAがティムナ出して、それをCが《金粉のドレイク/Gilded Drake》する展開。それを軸にCがアドを稼ぎ始める。
それに対し、Aは《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》で全体を牽制していく。

Dはジェネラルを出してBからアーティファクトを奪いに行くものの、流石に上4枚ではそうそう良いものなどある訳もなく。地味にBのライブラリー追放を繰り返していく。

サーチ制限が最も刺さるBは、ジェネラルとアーティファクトクリーチャーをじりじりと並べ、思考検閲者が退いたらすぐにでもコンボを始められるように準備を整えていく。

そこからゲームが動いたのはCのムーブ。
《金粉のドレイク/Gilded Drake》をバウンスで回収し、今度は《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を奪おうとキャストする。
それに対し、Aは悩んだ末にタップアウトでそれを回収。Dに1ターン自由にサーチを許してしまうものの、致命的となるBの前には思考検閲者を盤面に戻せるためそれを受け入れた形。

しかしその1ターンの隙にDが追加ターンを用いて複数回のサーチを実現。
サイドボードとなったBから大量の無色マナ源と、《ニンの杖/Staff of Nin》を手に入れる。
さらには追加ターンの合間に《未来の大魔術師/Magus of the Future》や《終わりなき地図帳/Endless Atlas》を追加し、手札と盤面を整えていく。

あとはサーチが必要になった所で《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を撃ち落としてコンボを揃えて終わり……かと思われたが、そこで発生した隙を突いて、Aが《金粉のドレイク/Gilded Drake》を用いてサーダを、Cが《動く死体/Animate Dead》からの《金粉のドレイク/Gilded Drake》再利用で《未来の大魔術師/Magus of the Future》を奪っていく。

しかしDのハンドには《Transmute Artifact》があった。
思考検閲者を撃ち落とし、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をサーチして《未来の大魔術師/Magus of the Future》を取り戻し、そのまま未来独楽を完成させて1位抜け。


2位抜けは、思考検閲者がいなくなって自由になったB。
手札に《パラドックス装置/Paradox Engine》がある苦しいハンドだったが、Cの《閃光/Flash》に合わせてジェネラルを起動、《ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery》サーチからパラドックスキャストでそのまま無限コンボで勝ち。

そしてその直後、キャストしていた閃光が通ってCがハルクフラッシュで3位抜けして終了。


最終順位5/32位。

惜しい。
R5がどうしようもなく不運で負けてしまったが、R1でバカみたいな幸運で勝ってしまっているのでまあトントンか。



その後、1日目と2日目のポイント総計で、トップ4による最終戦が行われる。
4位のボーダーが18点。自分も18点だったが、その場合1日目の順位で上位が決まるため落選。
自分が10位で、8位の人が抜けてたので5位だった訳だ。これまた惜しかった。


普段はどうしても運営に回る事が多くて、純粋に参加者として全力を尽くせるEDHの大会はすげー久しぶり(多分前回が遥か昔にまのさんが開いたモダンEDH大会)だったのでとても楽しく遊ぶ事が出来た。
あとはもうちょっと、あと1勝2勝できてたら最高だったんだけどなーw




会場は、トラシオス&ティムナが異様にいた印象。6、7人は持ち込んでいたように思える。シェア20%強の圧倒的Tier1。
そりゃあフリー卓でティムトラが4人集まって最強決定戦も始まるわw

やっぱ強力お手軽な勝ち手段であるハルクフラッシュを上手く使える強ジェネラルって事で人気が高かったのかなー、って。
同じくハルクフラッシュ内蔵しているジェネラルであるムルドローサも複数いたしね。

もしも自分に悪影響が無いのなら、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》や《呪われたトーテム像/Cursed Totem》なんかは入れ得な感じだ。





運営のKCCとFCGのみなさん、素晴らしいイベントを開いていただきありがとうございました。
参加者の皆さん、対戦ありがとうございました。

また機会があればこういう大きなEDH大会出てみたいねー。

コメント

そんちょう
2018年9月19日23:01

二日目はタッグ相手ありがとうございました。
速攻で1ターン早く殴れたとはいえ、ワンショットを決められなかったのは恥ずかしい。しかも勝ちの原因は未来独楽。
青が味方にいると安心感が違いました。

かっこかり
2018年9月20日20:27

>そんちょうさん
こちらこそありがとうございました。
旧アタルカはプレッシャーが非常に強いので、それに隠れられるおかげで自由に動けましたw
3Tアタルカが見えてるせいで前に出ざるを得ないナーセットに合わせたマナドレは気持ちよかったですw

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