EDH 《変幻の大男/Protean Hulk》まとめ その2
2017年5月23日 EDHカード考察 コメント (3)(http://kakkokari.diarynote.jp/201705232303183352/)の続き。
◎サクリ台
マナがかからないのが最低条件。召還酔いに影響されるタップ能力は論外。
軽ければ軽いほど良い。
実際この先を読んでもらえば分かるのだが、現実的なサクリ台はほぼ黒にしかない。
そのため、黒を使わないデッキは、ハルクでサーチ出来ないサクリ台(《ファイレクシアの供犠台》《よりよい品物》など)をデッキ内に準備し、先置きしてコンボに行くのもアリかも。どっちにしろ、黒以外だと最初にハルクをサクるのもままならないしね。
・《屍肉喰らい》《臓物の予見者》
1マナ。
1マナで、マナもタップも必要ない、好きな回数使い回せる黒いサクリ台が2枚ある。
この時点で、2マナ以上の黒いサクリ台にはほぼほぼ存在意義がない。墓地や追放領域にいた場合に対する保険にしたって、3枚目は流石に余分だ。
多くの使い回しルートにおいて、この2枚を使う事になるだろう。
・《シディシの信者》
1マナ。
単発のサクリ台。《臓物の予見者》と比べたら悲しくなる使い勝手だ。
とはいえ、黒以外でマナもタップも必要ないクリーチャーのサクリ台としては破格の性能。
これに続くサクリ台が、《シルムガルの魔術師》《罪からの解放者》といきなり3マナ単発になる事から、こいつの性能の高さを理解してもらえると嬉しい。
これにより、非黒の青緑系デッキにおいても、1度だけハルクの使い回しが可能になっている。
◎マナを増やす
タップアウトでハルクを生け贄に捧げても勝てるようにするのが望ましいため、基本的にコンボにマナを使う要素を持ち込みたくないのだが、どうしても必要な場合はハルクでサーチしたクリーチャーで確保する事になる。
・《根の壁》
2マナ。
緑を1回だけ出せる。
・《水蓮のコブラ》
2マナ。
《ドライアドの東屋》(0マナ)との組み合わせにより、好きな色のマナを1回だけ出せる。
・《フェアリーの大群》
2マナ。
土地を2枚アンタップし、事実上のマナ発生を行う。
増えるマナは概ね2マナ~。
◎勝ち筋
で、ここまで書いて来た使い回し要素を合わせながら、何らかの方法で勝つのだけれど。
これがまた沢山ある。
真面目で綺麗にまとまったものから、明らかに製作者の趣味全開の変なものまで、とても網羅できるものではない。
とりあえずは、自分が見聞きして覚えている範囲で主要なものを何点か。
・《不浄なる者、ミケウス》《臓物の予見者》《歩行バリスタ》
合計7マナ。
必要固有色は黒緑。
5マナ以下のリアニ要素を1度挟む事で揃える(「リアニ要素+臓物の予見者」→ハルク生け贄→「ミケウス+バリスタ」)
揃った後の手順は、
1:予見者で1/1(ミケウスの能力で+1/+1修正が入っている)のバリスタ生け贄
2:ミケウスがいるので不死で+1/+1乗って帰還
3:バリスタから+1/+1カウンターを取り除いてダメージ
4:1に戻る
固有色もパーツもコンパクトにまとまっているのが偉い。
・《セファリッドの幻術師》《コーの遊牧民》《研究室の偏執狂》《フェアリーの大群》
合計8マナ。
必要固有色は白青緑。
《ヴォルラスの多相の戦士》と《シディシの信者》の組み合わせで1度ハルクを使い回して揃える。
手順は、
1:ハルク誘発、多相の戦士・信者・大群とサーチ、土地を2枚アンタップ
2:サイドハルク誘発、幻術師・遊牧民・偏執狂とサーチ。
3:幻術師と遊牧民の組み合わせでライブラリーをすべて墓地へ。
4:アンタップした土地から2マナ出して《綿密な分析》フラッシュバック
黒を使わないパターン。
・《隠遁ドルイド》《モーギスの匪賊》《朽ちゆくインプ》または《臓物の予見者》《ドライアドの東屋》
合計6マナ。ただし条件付き。
↑かんななさんから指摘を受けて改善。東屋サーチする事により無条件に緑マナ確保可能(元は死儀礼だった)
必要固有色は黒緑。
6マナなのでハルクの使い回しはなし。
手順は、
1:匪賊で東屋と隠遁に速攻付与
2:東屋からマナを出し、隠遁起動してライブラリーを墓地へ
3:《戦慄の復活》で《壊死のウーズ》リアニメイト
4:ウーズが、墓地の《根の壁》で緑を出し《茨異種》で速攻付与
5:《献身のドルイド》+《媒介者の修練者》で無限マナ、《歩行バリスタ》で無限ダメージ
固有色が少な目で、ハルクの使い回しなく勝てるのだが、ミケウスバリスタルートに比べて必要パーツが非常に多い。
隠遁デッキの別ルート的な要素が強い。
《臓物の予見者》と《朽ちゆくインプ》の2択は、戦場に余分なクリーチャーがいた場合と手札に余分なクリーチャーがいた場合で有効な方を使う感じで。
・《鍛冶の神、パーフォロス》《ズーラポートの殺し屋》《臓物の予見者》他
合計7マナ。
必要固有色は黒赤緑。
ハルクを1度だけ使い回す。
手順は、
1:ハルク誘発、予見者・《ボディ・スナッチャー》・《大霊堂の信奉者》サーチ
2:ハルク再利用、パーフォロス・殺し屋・0マナクリーチャー全部サーチ
3:パーフォロスのCIPと、殺し屋・信奉者のPIGを駆使して40点オーバーのライフを奪う
無駄牌の塊。
ロマンコンボ。
他にも可能性は無限大。
とりあえず、今までごちゃってたハルクコンボ周りを、
1:リアニ+生け贄によるハルク再利用でサーチ先マナコスト水増し
2:実際の勝ち筋
で分解して書いたので多少は整理されたはず。
ひっさびさに長々書いた。疲れた。
◎サクリ台
マナがかからないのが最低条件。召還酔いに影響されるタップ能力は論外。
軽ければ軽いほど良い。
実際この先を読んでもらえば分かるのだが、現実的なサクリ台はほぼ黒にしかない。
そのため、黒を使わないデッキは、ハルクでサーチ出来ないサクリ台(《ファイレクシアの供犠台》《よりよい品物》など)をデッキ内に準備し、先置きしてコンボに行くのもアリかも。どっちにしろ、黒以外だと最初にハルクをサクるのもままならないしね。
・《屍肉喰らい》《臓物の予見者》
1マナ。
1マナで、マナもタップも必要ない、好きな回数使い回せる黒いサクリ台が2枚ある。
この時点で、2マナ以上の黒いサクリ台にはほぼほぼ存在意義がない。墓地や追放領域にいた場合に対する保険にしたって、3枚目は流石に余分だ。
多くの使い回しルートにおいて、この2枚を使う事になるだろう。
・《シディシの信者》
1マナ。
単発のサクリ台。《臓物の予見者》と比べたら悲しくなる使い勝手だ。
とはいえ、黒以外でマナもタップも必要ないクリーチャーのサクリ台としては破格の性能。
これに続くサクリ台が、《シルムガルの魔術師》《罪からの解放者》といきなり3マナ単発になる事から、こいつの性能の高さを理解してもらえると嬉しい。
これにより、非黒の青緑系デッキにおいても、1度だけハルクの使い回しが可能になっている。
◎マナを増やす
タップアウトでハルクを生け贄に捧げても勝てるようにするのが望ましいため、基本的にコンボにマナを使う要素を持ち込みたくないのだが、どうしても必要な場合はハルクでサーチしたクリーチャーで確保する事になる。
・《根の壁》
2マナ。
緑を1回だけ出せる。
・《水蓮のコブラ》
2マナ。
《ドライアドの東屋》(0マナ)との組み合わせにより、好きな色のマナを1回だけ出せる。
・《フェアリーの大群》
2マナ。
土地を2枚アンタップし、事実上のマナ発生を行う。
増えるマナは概ね2マナ~。
◎勝ち筋
で、ここまで書いて来た使い回し要素を合わせながら、何らかの方法で勝つのだけれど。
これがまた沢山ある。
真面目で綺麗にまとまったものから、明らかに製作者の趣味全開の変なものまで、とても網羅できるものではない。
とりあえずは、自分が見聞きして覚えている範囲で主要なものを何点か。
・《不浄なる者、ミケウス》《臓物の予見者》《歩行バリスタ》
合計7マナ。
必要固有色は黒緑。
5マナ以下のリアニ要素を1度挟む事で揃える(「リアニ要素+臓物の予見者」→ハルク生け贄→「ミケウス+バリスタ」)
揃った後の手順は、
1:予見者で1/1(ミケウスの能力で+1/+1修正が入っている)のバリスタ生け贄
2:ミケウスがいるので不死で+1/+1乗って帰還
3:バリスタから+1/+1カウンターを取り除いてダメージ
4:1に戻る
固有色もパーツもコンパクトにまとまっているのが偉い。
・《セファリッドの幻術師》《コーの遊牧民》《研究室の偏執狂》《フェアリーの大群》
合計8マナ。
必要固有色は白青緑。
《ヴォルラスの多相の戦士》と《シディシの信者》の組み合わせで1度ハルクを使い回して揃える。
手順は、
1:ハルク誘発、多相の戦士・信者・大群とサーチ、土地を2枚アンタップ
2:サイドハルク誘発、幻術師・遊牧民・偏執狂とサーチ。
3:幻術師と遊牧民の組み合わせでライブラリーをすべて墓地へ。
4:アンタップした土地から2マナ出して《綿密な分析》フラッシュバック
黒を使わないパターン。
・《隠遁ドルイド》《モーギスの匪賊》《朽ちゆくインプ》または《臓物の予見者》《ドライアドの東屋》
合計6マナ。
↑かんななさんから指摘を受けて改善。東屋サーチする事により無条件に緑マナ確保可能(元は死儀礼だった)
必要固有色は黒緑。
6マナなのでハルクの使い回しはなし。
手順は、
1:匪賊で東屋と隠遁に速攻付与
2:東屋からマナを出し、隠遁起動してライブラリーを墓地へ
3:《戦慄の復活》で《壊死のウーズ》リアニメイト
4:ウーズが、墓地の《根の壁》で緑を出し《茨異種》で速攻付与
5:《献身のドルイド》+《媒介者の修練者》で無限マナ、《歩行バリスタ》で無限ダメージ
固有色が少な目で、ハルクの使い回しなく勝てるのだが、ミケウスバリスタルートに比べて必要パーツが非常に多い。
隠遁デッキの別ルート的な要素が強い。
《臓物の予見者》と《朽ちゆくインプ》の2択は、戦場に余分なクリーチャーがいた場合と手札に余分なクリーチャーがいた場合で有効な方を使う感じで。
・《鍛冶の神、パーフォロス》《ズーラポートの殺し屋》《臓物の予見者》他
合計7マナ。
必要固有色は黒赤緑。
ハルクを1度だけ使い回す。
手順は、
1:ハルク誘発、予見者・《ボディ・スナッチャー》・《大霊堂の信奉者》サーチ
2:ハルク再利用、パーフォロス・殺し屋・0マナクリーチャー全部サーチ
3:パーフォロスのCIPと、殺し屋・信奉者のPIGを駆使して40点オーバーのライフを奪う
無駄牌の塊。
ロマンコンボ。
他にも可能性は無限大。
とりあえず、今までごちゃってたハルクコンボ周りを、
1:リアニ+生け贄によるハルク再利用でサーチ先マナコスト水増し
2:実際の勝ち筋
で分解して書いたので多少は整理されたはず。
ひっさびさに長々書いた。疲れた。
コメント
ハルクは、本当に出来る事が多いのでデッキを組む人の個性が出ますよね。
黒赤緑・無限マナに限定してすらルートは複数ありますし。
>testamentさん
はた迷惑なゴブリンだと、
・常在型能力なので速攻付与に対応して除去される心配がない。
・空いた1マナ分で《森を護る者》をサーチしてコンボを守れる
となるのでより手堅くてよい感じ。
サーチ先の自由度が高いだけに、色を足す利点が高いですね。