EDH 《変幻の大男/Protean Hulk》まとめ その1
2017年5月23日 EDHカード考察という訳で、昨日のひみつ日記に書いてたハルクまとめ。
自分がここしばらくで見聞きしたハルクの勝ち筋をまとめていく。
とはいえ、ルート多過ぎパターン多過ぎなので色々忘れたり見落としたりはしてるかも。
みんなのコメントで完成させていく企画だよ!
◎基本
《変幻の大男/Protean Hulk》の死亡誘発で、ライブラリーから「マナコストの合計が6以下」の範囲でクリーチャーをサーチして戦場に出せる。
「マナも使わず」「ターンも返さず」「合計6マナ以下」で勝ち筋を揃える事は可能なのだが、その場合どうしても色が多く(4~5色)必要になりがちだし、弱いパーツも多くなりがちである。
・5色パターン例
《セファリッドの幻術師》+《コーの遊牧民》+適当な1マナ生物(《朽ちゆくインプ》など)サーチ
→幻術師と遊牧民の組み合わせで、ライブラリーをすべて墓地へ
→《戦慄の復活/Dread Return》で《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》リアニメイト
→《つまみ食い貯め》+《献身のドルイド》の組み合わせで無限マナ
→《竜英傑、ニヴ=ミゼット》で無限ダメージ
そのため、多くの場合はハルクを6マナ以下のクリーチャーで使い回す手段を用いる事になる。
ハルクを6マナ以下で使い回す事により、『6+使い回し時の差額分』を勝ち手段用の枠として使う事が出来るため、使える実質総マナコストを増やす事が可能となり、それによって色を減らす余裕が出来たり、デッキ内の弱いパーツを減らす事が出来るようになるのである。
『ハルクを使い回したい』となった際、使われるのが、リアニメイト(やそれに準ずる)クリーチャーとクリーチャーによるサクリ台の組み合わせである。
この組み合わせにより、複数回《変幻の大男》を戦場→墓地と移動させる事が出来るため、コンボ用のパーツの合計が7マナ以上のコンボも成立可能になる。
そんな訳で、まずはコンボパーツとして活用されるリアニメイト要素とサクリ台から。
◎リアニメイト系
基本的に5マナ以下が必要条件。
6マナ一杯使ってハルクを再利用しても、それだと結局サーチ出来るマナコストの余裕が増えないので、一部例外状況を除くと意味がない。(後述)
まあ、そもそも6マナにはマナを使わず即座に釣れるリアニクリーチャーはいないんだけどね。
・《ヴォルラスの多相の戦士》(条件付き)
3マナ。
墓地の一番上がハルクだった場合にハルクに化ける。
「ハルクをサクった結果で出てくる=大抵は墓地トップがハルク」であるため条件の達成は案外緩い……ように見えて意外と厳しい。
《生命の遺産》のようなスペルで生け贄に捧げるとそっちがライブラリートップになるし、《閃光》の場合も墓地トップが閃光になってしまう。
とはいえ3マナのリアニ要素はかなり軽い部類なので偉い。
・《ボディ・スナッチャー》(条件付き)
4マナ。
死亡誘発でリアニメイト。
手札にクリーチャーがいない状況で戦場に出た時の能力を解決すると追放されてしまうので、それをスタックに乗せたまま生け贄に捧げる手段が必要。
上で書いた通り、ハルクの使い回しにはどちらにせよサクリ台が必要なので、その点は案外困らない。
・《アカデミーの学長》(条件付き)
4マナ。
死亡誘発で《動く死体》などをサーチする事により、ハルクをリアニメイトできる。
《ボディ・スナッチャー》同様、運用にはサクリ台の準備が必要だが、スナッチャーの項で書いた通りサクリ台の準備は使い回しの必要条件となるため、実際はそんなに困らない。
・《影武者》
5マナ。
墓地のハルクのコピーになる、実質リアニメイト。
癖がなく、なんらかの条件が必要ない代わり、5マナと単純に重い。
・《霊体の先達》《ファイレクシアの発掘者》
5マナ。
戦場に出た時にリアニメイト。
発掘者の方はリアニ時にライフを失うので下位互換……のようにも見えるのだが、「固有色に白を使わなくてもよい」という条件を満たす事が出来るので出番は案外ある。
コイツらの能力自体には癖がないのだが、性質上後述する特殊な再利用ルートの鍵となる。
・《幻影の像》
2マナ。
先述した「一部例外状況」。《霊体の先達》などの戦場に残るリアニ要素のコピーとなる事で、リアニを行う事が出来る。
下準備が必要とはいえ、リアニメイトで2マナは破格。こいつのおかげで(現実にはいないのだが)6マナの、戦場に残る系リアニメイトクリーチャーにも存在意義が発生する。
・《ファイレクシアの変形者》《替え玉》など、その他クローン系
4マナに複数いる。
基本的に、微妙に重いだけで《幻影の像》と同じ「一部例外状況」。
とはいえ4マナなら2マナも空きがあるので、《霊体の先達》をコピーしまくれば細かいクリーチャーを複数並べる事は案外難しくない。
そんな事をしてもパーツが増える一方なので、魅せコンボ以外では現実的ではないけどね。
・《サッフィー・エリクスドッター》(条件付き)
2マナ。
先述した「一部例外的状況」その2。《霊体の先達》などの戦場に残るリアニ要素に能力を起動し、それを生け贄とする事で再度CIPを使い回す事が出来る。
《霊体の先達》を使い回すにはサクリ台が必要だが、(ここまで何度も書いている通り)どっちにしろサクリ台は準備する事になるので問題ない。
《幻影の像》同様に軽く、とても偉い。
・《改革派の結集者》(条件付き)
3マナ。
「一部例外的状況」の「一部例外的状況」。
《サッフィー・エリクスドッター》や《幻影の像》を使い回す事により、リアニ要素を使い回す事が出来るようになる、事によってハルクが使い回せる。どんだけ遠回りだ。
とは言え3マナなので偉い。
サクリ台問題は例によって全く問題なく、紛争に関してはそもそもハルクの死亡誘発で出てくるので問題外に問題ない。
・《墓所の勇者》(条件付き)
4マナ。
《改革派の結集者》同様の遠回り使い回し要素。
紛争達成が確実なため、正直《改革派の結集者》が扱いにくくなっただけ感。3マナ戻せるメリットも薄いしね。
対戦相手の墓地によっては詰む。
・《死体の運び屋》(条件付き)
4マナ。
死亡誘発で《改革派の結集者》的な事をする遠回り使い回し要素。
固有色が黒のみ、対戦相手にメリットを与えないなど、全体的に墓所の勇者より使い勝手が良い。
ある程度以上現実的なのはここらが限界なはず。
長くなったので、サクリ台編以降は次回。
自分がここしばらくで見聞きしたハルクの勝ち筋をまとめていく。
とはいえ、ルート多過ぎパターン多過ぎなので色々忘れたり見落としたりはしてるかも。
みんなのコメントで完成させていく企画だよ!
◎基本
《変幻の大男/Protean Hulk》の死亡誘発で、ライブラリーから「マナコストの合計が6以下」の範囲でクリーチャーをサーチして戦場に出せる。
「マナも使わず」「ターンも返さず」「合計6マナ以下」で勝ち筋を揃える事は可能なのだが、その場合どうしても色が多く(4~5色)必要になりがちだし、弱いパーツも多くなりがちである。
・5色パターン例
《セファリッドの幻術師》+《コーの遊牧民》+適当な1マナ生物(《朽ちゆくインプ》など)サーチ
→幻術師と遊牧民の組み合わせで、ライブラリーをすべて墓地へ
→《戦慄の復活/Dread Return》で《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》リアニメイト
→《つまみ食い貯め》+《献身のドルイド》の組み合わせで無限マナ
→《竜英傑、ニヴ=ミゼット》で無限ダメージ
そのため、多くの場合はハルクを6マナ以下のクリーチャーで使い回す手段を用いる事になる。
ハルクを6マナ以下で使い回す事により、『6+使い回し時の差額分』を勝ち手段用の枠として使う事が出来るため、使える実質総マナコストを増やす事が可能となり、それによって色を減らす余裕が出来たり、デッキ内の弱いパーツを減らす事が出来るようになるのである。
『ハルクを使い回したい』となった際、使われるのが、リアニメイト(やそれに準ずる)クリーチャーとクリーチャーによるサクリ台の組み合わせである。
この組み合わせにより、複数回《変幻の大男》を戦場→墓地と移動させる事が出来るため、コンボ用のパーツの合計が7マナ以上のコンボも成立可能になる。
そんな訳で、まずはコンボパーツとして活用されるリアニメイト要素とサクリ台から。
◎リアニメイト系
基本的に5マナ以下が必要条件。
6マナ一杯使ってハルクを再利用しても、それだと結局サーチ出来るマナコストの余裕が増えないので、一部例外状況を除くと意味がない。(後述)
まあ、そもそも6マナにはマナを使わず即座に釣れるリアニクリーチャーはいないんだけどね。
・《ヴォルラスの多相の戦士》(条件付き)
3マナ。
墓地の一番上がハルクだった場合にハルクに化ける。
「ハルクをサクった結果で出てくる=大抵は墓地トップがハルク」であるため条件の達成は案外緩い……ように見えて意外と厳しい。
《生命の遺産》のようなスペルで生け贄に捧げるとそっちがライブラリートップになるし、《閃光》の場合も墓地トップが閃光になってしまう。
とはいえ3マナのリアニ要素はかなり軽い部類なので偉い。
・《ボディ・スナッチャー》(条件付き)
4マナ。
死亡誘発でリアニメイト。
手札にクリーチャーがいない状況で戦場に出た時の能力を解決すると追放されてしまうので、それをスタックに乗せたまま生け贄に捧げる手段が必要。
上で書いた通り、ハルクの使い回しにはどちらにせよサクリ台が必要なので、その点は案外困らない。
・《アカデミーの学長》(条件付き)
4マナ。
死亡誘発で《動く死体》などをサーチする事により、ハルクをリアニメイトできる。
《ボディ・スナッチャー》同様、運用にはサクリ台の準備が必要だが、スナッチャーの項で書いた通りサクリ台の準備は使い回しの必要条件となるため、実際はそんなに困らない。
・《影武者》
5マナ。
墓地のハルクのコピーになる、実質リアニメイト。
癖がなく、なんらかの条件が必要ない代わり、5マナと単純に重い。
・《霊体の先達》《ファイレクシアの発掘者》
5マナ。
戦場に出た時にリアニメイト。
発掘者の方はリアニ時にライフを失うので下位互換……のようにも見えるのだが、「固有色に白を使わなくてもよい」という条件を満たす事が出来るので出番は案外ある。
コイツらの能力自体には癖がないのだが、性質上後述する特殊な再利用ルートの鍵となる。
・《幻影の像》
2マナ。
先述した「一部例外状況」。《霊体の先達》などの戦場に残るリアニ要素のコピーとなる事で、リアニを行う事が出来る。
下準備が必要とはいえ、リアニメイトで2マナは破格。こいつのおかげで(現実にはいないのだが)6マナの、戦場に残る系リアニメイトクリーチャーにも存在意義が発生する。
・《ファイレクシアの変形者》《替え玉》など、その他クローン系
4マナに複数いる。
基本的に、微妙に重いだけで《幻影の像》と同じ「一部例外状況」。
とはいえ4マナなら2マナも空きがあるので、《霊体の先達》をコピーしまくれば細かいクリーチャーを複数並べる事は案外難しくない。
そんな事をしてもパーツが増える一方なので、魅せコンボ以外では現実的ではないけどね。
・《サッフィー・エリクスドッター》(条件付き)
2マナ。
先述した「一部例外的状況」その2。《霊体の先達》などの戦場に残るリアニ要素に能力を起動し、それを生け贄とする事で再度CIPを使い回す事が出来る。
《霊体の先達》を使い回すにはサクリ台が必要だが、(ここまで何度も書いている通り)どっちにしろサクリ台は準備する事になるので問題ない。
《幻影の像》同様に軽く、とても偉い。
・《改革派の結集者》(条件付き)
3マナ。
「一部例外的状況」の「一部例外的状況」。
《サッフィー・エリクスドッター》や《幻影の像》を使い回す事により、リアニ要素を使い回す事が出来るようになる、事によってハルクが使い回せる。どんだけ遠回りだ。
とは言え3マナなので偉い。
サクリ台問題は例によって全く問題なく、紛争に関してはそもそもハルクの死亡誘発で出てくるので問題外に問題ない。
・《墓所の勇者》(条件付き)
4マナ。
《改革派の結集者》同様の遠回り使い回し要素。
紛争達成が確実なため、正直《改革派の結集者》が扱いにくくなっただけ感。3マナ戻せるメリットも薄いしね。
対戦相手の墓地によっては詰む。
・《死体の運び屋》(条件付き)
4マナ。
死亡誘発で《改革派の結集者》的な事をする遠回り使い回し要素。
固有色が黒のみ、対戦相手にメリットを与えないなど、全体的に墓所の勇者より使い勝手が良い。
ある程度以上現実的なのはここらが限界なはず。
長くなったので、サクリ台編以降は次回。
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