EDH視点で見た『コンスピラシー:王位争奪』新システム
2016年8月16日 EDHカード考察
『コンスピラシー:王位争奪』のプレビューが始まりました。
新規カードはエターナル環境・EDH環境で使えるので、EDHプレイヤーとしては非常に気になっていた所なのですが、カード以前の問題で、今回加わった新しくシステムがEDH環境に結構大きな影響を与えそうなのでその事を書こうかと。
☆統治者
という訳で早速問題のシステムを。
効果は、1枚目の画像を見てもらえばわかる通り。
『自分のターン終了時にカードを1枚引く』
『クリーチャーに戦闘ダメージを与えられると、そのプレイヤーに統治者が移る』
維持できるならば、ちょっと強い《風見の本殿/Honden of Seeing Winds》といった所。
誘発が終了ステップのため、統治者になったターンでとりあえず1枚引ける。
(他人から奪う以外で)最初に統治者になる方法だが、今の所クリーチャーのETB能力で統一されている。
また、統治者はゲーム内に1人だけというルールであるため、他プレイヤーが統治者である状況でクリーチャーのETBによって統治者になった場合、その他プレイヤーから統治者である事は失われる。ETB統治者持ちは、戦闘を介せず統治者を奪う効果もあるのだ。
なお、メカニズム解説で明言されていなかったので未確認ではあるが、そのシステムの意図と解説の内容から、自分が統治者である状態でETBでと統治者になっても何も起こらず、ドロー効果が重複するような事はないと思われる。
公式からのアナウンスが待たれる。
☆EDHにおける統治者の価値
EDHにおけるカードアドバンテージはとても大事で、特に「継続的に」「マナを必要とせず」アドバンテージを得られる手段は、テンポ環境かつ追加ターンが強力なEDHでは重要度が高い。
もしこの統治者効果が「3マナ以下、可能ならば2マナ以下の軽さ」かつ「色拘束の薄い単色カード(特に追加ターンを有する青)」で得られるのならばかなりの出番が得られそうだ。
☆カード予想
上で、統治者持ちは「3マナ以下、可能ならば2マナ以下の軽さ」「色拘束の薄い単色カード(特に追加ターンを有する青)」なら望ましい、と書いた。
しかしながら、今の所統治者持ちで最も軽いのが《Thorn of the Black Rose》(1/3接死)の3黒。
統治者効果の強さ的にも、軽い統治者持ちが出てくるとしてもギリギリ3マナ、デメリット持ちのクリーチャーがいれば2マナが出るか出ないか、といったレベルで、個人的にはあまり期待は出来そうにないと思っている。
また、現在公開されている範囲だと赤白黒に存在し、セットの顔をとも言える《マルチェッサ女王》(画像2枚目)が赤白黒のレジェンドである事を鑑みるに、もしかすると統治者になれるクリーチャーはこの3色にしか存在しないのかも知れない。
という訳で、青単色だけでお手軽に追加ターンと合わせて悪用は難しそう。統治者持ちから青緑を外してくるとか、某エルフ・ならず者ジェネラル対策か、というような気もしてくる。(まあ某密偵長は沢山戦闘するデッキなので、他人から統治者奪って来てガンガン悪用しそうな気もするが。挙句溢れる手札を抱えながら「たったの1ドローかよ」とか言い出しそうだが)
☆「統治者」が活躍するのなら
最近様々なドロー補助を与えられている赤はともかく、ドローが非常に薄い白にこの権限が与えられた事は何気に大きいかも知れない。もちろん統治者である事をしっかり守れれば、だが。
また、「自分だけがカード1枚余分に引ける事」の価値が結構重いEDHだと、統治者環境では嫌が応にも戦闘の重要性が増すので、クリーチャーの価値が全般的に上がりそうだ。
特に、《粗石の魔道士/Trinket Mage》のような、クリーチャーが薄めの、追加ターンを有する青いデッキで活躍するETB持ち生物の価値は大きく上がるだろう。
チャンプブロックして1ドローを守っても良し、隙を見て統治者をかすめ取って良し、だ。
自然とクリーチャーが並び、細々とした戦闘では攻撃を通すのがが難しくなりがちな緑デッキは統治者を奪う事も守る事も得意そうだ。
そんな状況でも、「意図せずとも自然とデッキに入り、戦場に並ぶのはシステムクリーチャー≒サイズ以外の他能力はあまり持っていない事が多い」であり、案外飛行などの回避能力持ちは通ってしまうので、飛行持ちのジェネラルは活躍が見込まれる。
まだまだ使い勝手のいい統治者持ちが(ジェネラル前提かつ統治者を得たり守ったりに向いた能力持ちの《女王マルチェッサ》はともかく)出てないので、現状だと「白単がドロー欲しさに4マナくらいのヤツを喜んで使うんだろうな」くらいの感想しか出てこないが、これから公開カードが増えれば、《背信のオーガ/Treasonous Ogre》とまでは言わなくとも、ちょくちょくゲームで統治者をやり取りする事があるかも知れないなー、と思いました。
現状のカード達は重くて残念だが、可能性はかなり感じている。
新規カードはエターナル環境・EDH環境で使えるので、EDHプレイヤーとしては非常に気になっていた所なのですが、カード以前の問題で、今回加わった新しくシステムがEDH環境に結構大きな影響を与えそうなのでその事を書こうかと。
☆統治者
という訳で早速問題のシステムを。
効果は、1枚目の画像を見てもらえばわかる通り。
『自分のターン終了時にカードを1枚引く』
『クリーチャーに戦闘ダメージを与えられると、そのプレイヤーに統治者が移る』
維持できるならば、ちょっと強い《風見の本殿/Honden of Seeing Winds》といった所。
誘発が終了ステップのため、統治者になったターンでとりあえず1枚引ける。
(他人から奪う以外で)最初に統治者になる方法だが、今の所クリーチャーのETB能力で統一されている。
また、統治者はゲーム内に1人だけというルールであるため、他プレイヤーが統治者である状況でクリーチャーのETBによって統治者になった場合、その他プレイヤーから統治者である事は失われる。ETB統治者持ちは、戦闘を介せず統治者を奪う効果もあるのだ。
なお、メカニズム解説で明言されていなかったので未確認ではあるが、そのシステムの意図と解説の内容から、自分が統治者である状態でETBでと統治者になっても何も起こらず、ドロー効果が重複するような事はないと思われる。
公式からのアナウンスが待たれる。
☆EDHにおける統治者の価値
EDHにおけるカードアドバンテージはとても大事で、特に「継続的に」「マナを必要とせず」アドバンテージを得られる手段は、テンポ環境かつ追加ターンが強力なEDHでは重要度が高い。
もしこの統治者効果が「3マナ以下、可能ならば2マナ以下の軽さ」かつ「色拘束の薄い単色カード(特に追加ターンを有する青)」で得られるのならばかなりの出番が得られそうだ。
☆カード予想
上で、統治者持ちは「3マナ以下、可能ならば2マナ以下の軽さ」「色拘束の薄い単色カード(特に追加ターンを有する青)」なら望ましい、と書いた。
しかしながら、今の所統治者持ちで最も軽いのが《Thorn of the Black Rose》(1/3接死)の3黒。
統治者効果の強さ的にも、軽い統治者持ちが出てくるとしてもギリギリ3マナ、デメリット持ちのクリーチャーがいれば2マナが出るか出ないか、といったレベルで、個人的にはあまり期待は出来そうにないと思っている。
また、現在公開されている範囲だと赤白黒に存在し、セットの顔をとも言える《マルチェッサ女王》(画像2枚目)が赤白黒のレジェンドである事を鑑みるに、もしかすると統治者になれるクリーチャーはこの3色にしか存在しないのかも知れない。
という訳で、青単色だけでお手軽に追加ターンと合わせて悪用は難しそう。統治者持ちから青緑を外してくるとか、某エルフ・ならず者ジェネラル対策か、というような気もしてくる。(まあ某密偵長は沢山戦闘するデッキなので、他人から統治者奪って来てガンガン悪用しそうな気もするが。挙句溢れる手札を抱えながら「たったの1ドローかよ」とか言い出しそうだが)
☆「統治者」が活躍するのなら
最近様々なドロー補助を与えられている赤はともかく、ドローが非常に薄い白にこの権限が与えられた事は何気に大きいかも知れない。もちろん統治者である事をしっかり守れれば、だが。
また、「自分だけがカード1枚余分に引ける事」の価値が結構重いEDHだと、統治者環境では嫌が応にも戦闘の重要性が増すので、クリーチャーの価値が全般的に上がりそうだ。
特に、《粗石の魔道士/Trinket Mage》のような、クリーチャーが薄めの、追加ターンを有する青いデッキで活躍するETB持ち生物の価値は大きく上がるだろう。
チャンプブロックして1ドローを守っても良し、隙を見て統治者をかすめ取って良し、だ。
自然とクリーチャーが並び、細々とした戦闘では攻撃を通すのがが難しくなりがちな緑デッキは統治者を奪う事も守る事も得意そうだ。
そんな状況でも、「意図せずとも自然とデッキに入り、戦場に並ぶのはシステムクリーチャー≒サイズ以外の他能力はあまり持っていない事が多い」であり、案外飛行などの回避能力持ちは通ってしまうので、飛行持ちのジェネラルは活躍が見込まれる。
まだまだ使い勝手のいい統治者持ちが(ジェネラル前提かつ統治者を得たり守ったりに向いた能力持ちの《女王マルチェッサ》はともかく)出てないので、現状だと「白単がドロー欲しさに4マナくらいのヤツを喜んで使うんだろうな」くらいの感想しか出てこないが、これから公開カードが増えれば、《背信のオーガ/Treasonous Ogre》とまでは言わなくとも、ちょくちょくゲームで統治者をやり取りする事があるかも知れないなー、と思いました。
現状のカード達は重くて残念だが、可能性はかなり感じている。
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