ありがたい事に、自分の動画を見てEDHを始めようと思って下さった茂太さんという方がいらっしゃって、「ドラゴンストームを使いたい」とおっしゃっていました。

そこで、昨晩Twitter上で他の方々から貰っていたアドバイスの内、自分が拾える範囲で拾ったもの含めてドラゴンストーム型プローシュのメモでも。


まずは参考レシピとして、ドラスト第一人者であるてつろーさんのデッキ
http://lolig6.diarynote.jp/201510201616322071/



☆デッキ構築段階で意識する基本
とりあえず最低限必要なのはマナ基盤と速度。
他人の速度に追いつけないと勝てないので、まずマナ基盤と一定以上の速度(個人的には、安定して回り、かつ妨害受けなかったら3~6ターン目に勝てる事)を確保してデッキを作る。
それでデッキの枠に余裕が見えたり、速度が間に合わなかったり、闇雲に突っ込んでも毎回妨害に弾かれるようになってから妨害の追加を考える。



☆《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》パッケージ
・《ウトヴァラのヘルカイト/Utvara Hellkite》
ドラゴンが攻撃するたびドラゴンを出す。

・《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》
ドラゴン出るたび加速度的にダメージが飛ぶ。
ウトヴァラによりダメージが伸びる事を期待出来る。

・《玉座の災い魔/Scourge of the Throne》
追加戦闘フェイズにより最低でも盤面の倍のダメージを期待出来る。
ウトヴァラ、ヴァルカスにより期待値はその数倍に膨れ上がる。

・《龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》
ドラゴンに速攻を付ける。
上記3種が出た瞬間にゲームを決められるようになる。



☆《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》キャスト法
9マナの上、ある程度ストーム稼がないといけないので工夫が必要

◎《暗黒の儀式/Dark Ritual》《煮えたぎる歌/Seething Song》など
瞬間マナ加速スペルは、マナを増やしながらストーム稼げる。

◎《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
ライフがあればコレ1枚で9マナ出せる。

◎《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》《大地の知識/Earthcraft》
プローシュキャストで盤面の生物が最低7体になるので、これらから十分なマナが出る。
特に《大地の知識/Earthcraft》は、《繁茂/Wild Growth》系統のカードと合わせて手に入れると爆発的なマナに変わる。




☆《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》への繋げ方
◎各種サーチスペル
ソーサリーなので、主に黒のチューターか《ギャンブル/Gamble》に頼る形になる。


◎《出産の殻/Birthing Pod》
・《背信のオーガ/Treasonous Ogre》で沢山マナを出して殻起動
→《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》でドラゴンの嵐持ってくる
(ある程度のストームがあれば、そのままキャストまで行ける)

・《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》で殻起動
→《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》でドラゴンの嵐持ってくる
(ストーム、マナは自力で確保する必要あり)


◎チェインコンボ
ドラゴンの嵐用のマナ加速(マナ加速スペル・ガイアの揺籃系)に加え、《食物連鎖/Food Chain》《大地の知識/Earthcraft》《エメラルドの魔除け/Emerald Charm》などを用いてマナを増やす。
            ↓↑
《Wheel of Fortune》《ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas》《下僕の呟き/Minions’ Murmurs》《系図の石版/Slate of Ancestry》《記憶の壺/Memory Jar》などで手札を確保する

を繰り返し、ナチュラルにドラゴンの嵐を引きつつマナも確保する。




☆その他《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》の補助
◎《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
デッキに多く入っている瞬間マナ加速スペルと相性がいい。墓地の充実具合によっては3マナ・ハンド1枚の状況から、ストーム十分稼いでドラゴンの嵐まで行ったりする。

◎《最後の賭け/Final Fortune》系
1ターン足りない、をどうにかしてくれる。
ドラゴンの嵐をサーチするとマナが足りなくなる、ストームの数が足りずに戦闘1回では全員倒しきれない、などのタイミングで活躍。



☆サブプラン
ドラゴンの嵐がリムーブされた時などに。

◎《食物連鎖/Food Chain》+《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》
ドラゴンの嵐用パーツだけで組める無限ダメージ。

◎《獣使いの昇天/Beastmaster Ascension》《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
プローシュは頭数が並ぶので、どうしようもなくなったら雑に叩きつけて強引に勝ちに行く。
適当なプランに見えて、意外とシャレにならない火力が出る。



☆足回りとなるマナ加速・ドローパーツ選別のコツ
◎生物優先
《食物連鎖/Food Chain》《大地の知識/Earthcraft》《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》など生物関連のマナ加速が多く、特に食物連鎖はクリーチャー専用のマナなので、どちらも可能ならクリーチャーで賄いたい。
そもそも色的に、緑を含んでいるためにクリーチャーサーチが一番簡単なので必要な時に手に入れやすいのもよい。
なので《ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas》とか《ほくちの壁/Tinder Wall》とかは偉い。

◎枚数優先
結果的にチェインコンボ状態になる事が結構あるので、ドローソースは多少のリスクがあっても「即座に引ける」「マナ:枚数の効率がとても良い」を基準に。
(例:《下僕の呟き/Minions’ Murmurs》など)

◎マナ増加量優先
上の項と同じく、チェインコンボが繋がる要因になるので、多少限定的だったり条件があっても「キャスト→解決でマナの数が増える可能性がある(高い)」カードを優先して採用したい。
(例:《魔力の櫃/Mana Vault》《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》など)



自分も数回使った程度なので偉そうな事は言えませんが、他の方のアドバイスや自分なりの意見をまとめてみました。

コメント

かんなな
2016年2月3日11:49

僕もメインでプローシュを使っており、マナ基盤などはかなりてつろーさんのリストの影響を受けました。
アースクラフトですが、僕も最初は採用していましたが、3ターン以内にジェネラルキャストを狙った場合に基本土地がどんどん減っていったため抜けましたね…
相性は良さそうなのですが、3色ジェネラルで最速ドブンを狙うが故の弊害なのでしょうか…
ビートダウン戦略の濃い型ならば採用されるかもしれませんがコンボを濃くすると自然と抜けていくカードだと思います。

Shion
Shion
2016年2月3日13:31

いつも拝見してます。
わかりやすく解説されていて、新デッキ作るときの参考にしています。
掲載されてるリストの土地を見ればそうなりますね。

かっこかり
2016年2月3日16:54

>かんななさん
なるほどなるほど。
プローシュだと、基本土地を出してる余裕がない色マナベースになりがちなんですね。
マラスで大地の知識使うデッキ組んでたんですが、同じ3色で問題なく基本土地使えてたので「こっちも大丈夫だろうな?」くらいの感覚でした。

>Shionさん
ありがとうございます。そういうコメントはホント励みになりますw
かんななさんへの返信で書いた通り、最速で6マナ到達狙う構成になる関係上、プローシュだと基本土地入れる余裕もないみたいなんですね。

nophoto
通りすがり
2016年2月6日19:08

ドラゴンストームないプローシュ使ってますが、個人的には大地の知識はありだと思ってます。
活躍するのはプローシュ着地後になりますがガイア揺籃の地に近い働きしてくれます。色拘束はネクロなど使わないで土地30くらいなら割となんとかなってます。
大地の知識に絡んでファイレクシアの供犠台は基本地形あると無限マナにもつながりますし、大地の知識ない場合でもプローシュとあわせると1マナ減りながら再キャストでストーム稼げるのでいいかと思います。
ドラゴンストーム型使ったことないので的外れでしたらすいません。

かっこかり
2016年2月6日21:34

>通りすがりさん
ファイレクシアの供犠台いいですよね。
使いきりとは言え結構瞬発力はありますし。3マナ設置+ある程度のクリーチャー、または6マナでプローシュという条件がちょっとテンポ悪いのが欠点ですが、中々好みのカードです。

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