ズアーを崩す事にした+こっちだといない緑チェインコンボ系としてシートン組む事にしたので、そこで余るパーツを使った新しいデッキとしてネクサルを組んでみた。
☆なんでネクサル?
青赤を使ったデッキを組みたくなったから。
ニヴとかジョイラとかの純正赤青だと、特にサーチの不足からくる不安定性で勝負についていけなそうだし、それに白を足してもナーセット以外だとロクなジェネラルがおらず、ナーセットを組む気もない。シートンを組む予定だから緑は使えない。
そんな訳で青黒赤になった。その中でも、身内だと誰も組んでなくて強そうなジェネラルを探した結果コイツに。
☆ネクサルと相性のいいカード
◎手札リセット系
ネクサルを出していれば7ダメージを全体に与えられる。さらに大量にカードを引くので次の手札リセット(=大量ダメージ)に繋がりやすい。
単体でも強い種類のカードなので、5マナと重たいジェネラルが不在の状況でも役立つ。
◎追加ターン
追加ターンは、《吠えたける鉱山/Howling Mine》効果を持つネクサルと相性がいい。ネクサルを出していれば、アド的には単純に1枚分お得に。
さらには上記の手札リセット系とも相性が良い。同時に撃てば、リセットで大量に引いたカードを他のプレイヤーに先駆けて十分なマナベースの元キャストしていける。
また、EDHだと単体でもかなりのパワーカードとなり得る。
◎マナ加速
5マナトリプルシンボルと重めのジェネラルであるため、勝敗が決まる前にキャストしてゲームに影響を与えるにはマナ加速は必須。
上記の追加ターンとは良相性。追加ターンは重いカード揃いの上、それを十分に活かすには追加ターンを得た上で、そのターンの内に余ったマナで行動する動きが望ましいため。
また、手札リセットとも相性がいい。追加ターン同様、マナが多いと手札リセットをキャストした後に引いた手札を、そのターンの内からガンガン使っていける。
つまり、青黒赤の色におけるパワーカード全般と相性がいい、という事になる。
デッキは自然とパワーカードの詰め合わせとなった。
☆ネクサルと相性が良さそうで良くないカード
◎《地獄界の夢/Underworld Dreams》系
◎《偏頭痛/Megrim》系
前者はネクサルのダメージソースと同じ、カードを引くたびにダメージを与えるカード。
後者は大量にデッキに入るであろう《Wheel of Fortune》系デッキをダメージ源にする事により、ネクサルのダメージ戦略を後押しするカード。
一見、ネクサルと相性が良さそうに思えるが、
・そもそも、ネクサルのドロー誘発ダメージをメイン戦略に組み込む事に無理がある。40ライフは遠すぎる。
ネクサル単体なら7ドローを5・6回、ネクサル+地獄界の夢が揃った状況ですら7ドローを3回撃たないといけない。7ドロー5回の場合はもちろん、7ドロー3回で21枚も引いてたら、大概のコンボデッキは普通にフィニッシュに行ける。
ネクサル置かずにバンバン動いた方が手っ取り早い。勝利目的でネクサル置いてから7ドローとかやってる時点でテンポ損。
・ネクサルはドローとダメージが自己完結しているのでまだマシなのだが、その他のカードは大概7ドローなりなんなり撃たないと効果を発揮しない。
さらには盤面に影響を与えないので、実際にライフを削り切って相手を殺せる状況・ドロースペルを撃ちにくい状況になるまではゲームへの影響が小さいカード。単純に弱い。
・そうしてそんなカードをキャストするという事は、その動きそのものがアド損・テンポ損。
だから、これらはデッキに入れない方がいい。
☆デッキコンセプト
上記の考察を基に、デッキコンセプトを考えた結果、
パワーの高い青黒赤という色を活かしたハイパワーな青茶系デッキ。
高速マナ加速から、大量ドロー、追加ターンでアドバンテージを取っていき、そのパワーで3人まとめて押し切って勝つゲームプラン。
ジェネラルは、自然とデッキに入る固有色のパワーカードと軒並み相性がいいので、マナフラッド時に展開、追加ターンでアドを稼いだり、大量ドローを重ねた末のドローを牽制したりの役割を期待する事となる。
というコンセプトになった。
☆勝ち手段
単純なパワーで押していくデッキになったので、(必要パーツ的な意味でも、キャストする枚数的な意味でも)単純に枚数の少ない、デッキの枠を取らないコンボを選ぶ事にした。枠が広ければ青黒赤のパワーカードをより詰め込める。
サーチ力も高いのでカードタイプに拘らずにコンボを選べるのも良い所。
具体的に選ばれたコンボは、以下の2つ。
◎《汚れた契約/Tainted Pact》《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
おなじみマニアックコンボ。
完全な無駄牌は偏執狂のみで、さらには軽い。その場で勝つにはドローを準備する必要があるのが難点だが、3マナ以下のドローは手札リセット含めてそれなりにあるので相性が悪すぎる程ではない。
軽さのおかげで追加ターンカードを強引に1ドローカード扱いして勝つ動きも不可能ではないのも偉い。
◎《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》
合計8マナ、総督の能力のおかげでもう少し軽くなる可能性を秘めている。
クリーチャーコンボなので除去されやすいが、どちらを先置きしても問題ない点、詐欺師の総督の瞬速のおかげで総マナコストの割りには早いターンにコンボに行ける可能性を持つ点、マナさえ伸びれば《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》からの1枚コンボが成立する点を評価した。
比較対象となったのは、《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》+《好奇心/Curiosity》。
こちらは合計7マナなのだが、その場で勝つにはドローが必要で小回りが利かない。偏執狂コンボと違って先置きしたいニヴが6マナと非常に重いため、追加ターンで強引につなぐ動きも期待できない。
また、徴募兵ルートのような1枚ルートも存在せず、好奇心を先置きする事も出来ない。(《二人組の見張り番/Tandem Lookout》を採用する手もあるが、合計9マナと非常に重くなる)
《好奇心/Curiosity》がネクサルと相性が良く、事実上の無駄牌が《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》のみ(しかもこいつ自身も戦場に出さえすればなかなかのパワーを持つ)のみになる点は評価出来た。
また、《生き埋め/Buried Alive》ルート(キキジキコンボに《生き埋め/Buried Alive》《再活性/Reanimate》《ファイレクシアの発掘者/Phyrexian Delver》を追加)は採用に至らなかった。
パワーカードの枠が減る上、コンボの合計枚数は2枚と変わらない。
その上、手札からキキジキコンボに行く算段が立つ時には追加した黒カードが手札に入ると無駄牌になり、生き埋めからコンボに行きたい時には手札に入ったキキジキや総督がコンボスピードを落とすと相性の悪さも目立った。
さらには成立に多めのライフ(合計13点)を必要とし、黒の得意とするライフをリソースとする強力カードの使用に制限を与える点が評価を下げた。
4マナと軽くなる事・スペルのみで成立するため青のチューターでサーチが出来るようになるという利点はあるのだが、マナは大量に出る構成になる予定であるし、上記デメリットを打ち消すほどではないと判断され、没となった。
加えての勝ちパターンとしては、簡単青黒勝利カードである《概念泥棒/Notion Thief》が補助として入る形となった。
こんな感じでデッキが完成。
ここまででも十分過ぎる程長くなってしまったので、レシピは次回。
☆なんでネクサル?
青赤を使ったデッキを組みたくなったから。
ニヴとかジョイラとかの純正赤青だと、特にサーチの不足からくる不安定性で勝負についていけなそうだし、それに白を足してもナーセット以外だとロクなジェネラルがおらず、ナーセットを組む気もない。シートンを組む予定だから緑は使えない。
そんな訳で青黒赤になった。その中でも、身内だと誰も組んでなくて強そうなジェネラルを探した結果コイツに。
☆ネクサルと相性のいいカード
◎手札リセット系
ネクサルを出していれば7ダメージを全体に与えられる。さらに大量にカードを引くので次の手札リセット(=大量ダメージ)に繋がりやすい。
単体でも強い種類のカードなので、5マナと重たいジェネラルが不在の状況でも役立つ。
◎追加ターン
追加ターンは、《吠えたける鉱山/Howling Mine》効果を持つネクサルと相性がいい。ネクサルを出していれば、アド的には単純に1枚分お得に。
さらには上記の手札リセット系とも相性が良い。同時に撃てば、リセットで大量に引いたカードを他のプレイヤーに先駆けて十分なマナベースの元キャストしていける。
また、EDHだと単体でもかなりのパワーカードとなり得る。
◎マナ加速
5マナトリプルシンボルと重めのジェネラルであるため、勝敗が決まる前にキャストしてゲームに影響を与えるにはマナ加速は必須。
上記の追加ターンとは良相性。追加ターンは重いカード揃いの上、それを十分に活かすには追加ターンを得た上で、そのターンの内に余ったマナで行動する動きが望ましいため。
また、手札リセットとも相性がいい。追加ターン同様、マナが多いと手札リセットをキャストした後に引いた手札を、そのターンの内からガンガン使っていける。
つまり、青黒赤の色におけるパワーカード全般と相性がいい、という事になる。
デッキは自然とパワーカードの詰め合わせとなった。
☆ネクサルと相性が良さそうで良くないカード
◎《地獄界の夢/Underworld Dreams》系
◎《偏頭痛/Megrim》系
前者はネクサルのダメージソースと同じ、カードを引くたびにダメージを与えるカード。
後者は大量にデッキに入るであろう《Wheel of Fortune》系デッキをダメージ源にする事により、ネクサルのダメージ戦略を後押しするカード。
一見、ネクサルと相性が良さそうに思えるが、
・そもそも、ネクサルのドロー誘発ダメージをメイン戦略に組み込む事に無理がある。40ライフは遠すぎる。
ネクサル単体なら7ドローを5・6回、ネクサル+地獄界の夢が揃った状況ですら7ドローを3回撃たないといけない。7ドロー5回の場合はもちろん、7ドロー3回で21枚も引いてたら、大概のコンボデッキは普通にフィニッシュに行ける。
ネクサル置かずにバンバン動いた方が手っ取り早い。勝利目的でネクサル置いてから7ドローとかやってる時点でテンポ損。
・ネクサルはドローとダメージが自己完結しているのでまだマシなのだが、その他のカードは大概7ドローなりなんなり撃たないと効果を発揮しない。
さらには盤面に影響を与えないので、実際にライフを削り切って相手を殺せる状況・ドロースペルを撃ちにくい状況になるまではゲームへの影響が小さいカード。単純に弱い。
・そうしてそんなカードをキャストするという事は、その動きそのものがアド損・テンポ損。
だから、これらはデッキに入れない方がいい。
☆デッキコンセプト
上記の考察を基に、デッキコンセプトを考えた結果、
パワーの高い青黒赤という色を活かしたハイパワーな青茶系デッキ。
高速マナ加速から、大量ドロー、追加ターンでアドバンテージを取っていき、そのパワーで3人まとめて押し切って勝つゲームプラン。
ジェネラルは、自然とデッキに入る固有色のパワーカードと軒並み相性がいいので、マナフラッド時に展開、追加ターンでアドを稼いだり、大量ドローを重ねた末のドローを牽制したりの役割を期待する事となる。
というコンセプトになった。
☆勝ち手段
単純なパワーで押していくデッキになったので、(必要パーツ的な意味でも、キャストする枚数的な意味でも)単純に枚数の少ない、デッキの枠を取らないコンボを選ぶ事にした。枠が広ければ青黒赤のパワーカードをより詰め込める。
サーチ力も高いのでカードタイプに拘らずにコンボを選べるのも良い所。
具体的に選ばれたコンボは、以下の2つ。
◎《汚れた契約/Tainted Pact》《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
おなじみマニアックコンボ。
完全な無駄牌は偏執狂のみで、さらには軽い。その場で勝つにはドローを準備する必要があるのが難点だが、3マナ以下のドローは手札リセット含めてそれなりにあるので相性が悪すぎる程ではない。
軽さのおかげで追加ターンカードを強引に1ドローカード扱いして勝つ動きも不可能ではないのも偉い。
◎《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》
合計8マナ、総督の能力のおかげでもう少し軽くなる可能性を秘めている。
クリーチャーコンボなので除去されやすいが、どちらを先置きしても問題ない点、詐欺師の総督の瞬速のおかげで総マナコストの割りには早いターンにコンボに行ける可能性を持つ点、マナさえ伸びれば《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》からの1枚コンボが成立する点を評価した。
比較対象となったのは、《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》+《好奇心/Curiosity》。
こちらは合計7マナなのだが、その場で勝つにはドローが必要で小回りが利かない。偏執狂コンボと違って先置きしたいニヴが6マナと非常に重いため、追加ターンで強引につなぐ動きも期待できない。
また、徴募兵ルートのような1枚ルートも存在せず、好奇心を先置きする事も出来ない。(《二人組の見張り番/Tandem Lookout》を採用する手もあるが、合計9マナと非常に重くなる)
《好奇心/Curiosity》がネクサルと相性が良く、事実上の無駄牌が《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》のみ(しかもこいつ自身も戦場に出さえすればなかなかのパワーを持つ)のみになる点は評価出来た。
また、《生き埋め/Buried Alive》ルート(キキジキコンボに《生き埋め/Buried Alive》《再活性/Reanimate》《ファイレクシアの発掘者/Phyrexian Delver》を追加)は採用に至らなかった。
パワーカードの枠が減る上、コンボの合計枚数は2枚と変わらない。
その上、手札からキキジキコンボに行く算段が立つ時には追加した黒カードが手札に入ると無駄牌になり、生き埋めからコンボに行きたい時には手札に入ったキキジキや総督がコンボスピードを落とすと相性の悪さも目立った。
さらには成立に多めのライフ(合計13点)を必要とし、黒の得意とするライフをリソースとする強力カードの使用に制限を与える点が評価を下げた。
4マナと軽くなる事・スペルのみで成立するため青のチューターでサーチが出来るようになるという利点はあるのだが、マナは大量に出る構成になる予定であるし、上記デメリットを打ち消すほどではないと判断され、没となった。
加えての勝ちパターンとしては、簡単青黒勝利カードである《概念泥棒/Notion Thief》が補助として入る形となった。
こんな感じでデッキが完成。
ここまででも十分過ぎる程長くなってしまったので、レシピは次回。
コメント
身内で組んでる奴いるけどゆっくりさせてからネクサル、ケデレクトの寄生魔、地獄界の夢などを貼って記憶の壺でワンショットするデッキに仕上がってましたよ。
テフェリーの細工箱が人を殺す!!
最初は自分もその系統で考えていたのですが、「ダメージ置物並べてワンショットキルする=フィニッシュまでは単体だとそれほど脅威にならない」ので、それなら同じ枚数でコンボした方が早いんじゃないの? ってなってこんな形になりました。
そっち系統だと、細工箱はいいカードですよね。対戦相手にアドを与える訳ではないけどドローをさせる、という効果は理想的です。
ネクサルは、周りで使っている方もいましたが、夢や偏頭痛は不要だと私も感じました。
その手のカード先置きして、中途半端にヘイト稼いで勝ちに行けなくなるようで……
今のスラクにもニヴ好奇心、双子系を両方積んでますが、ニヴ好奇心はなかなか使いにくい事もあり、解雇候補筆頭でした
しかし、ネクサルになる事で好奇心が不要杯とならなくなる点は、魅力的ですね
夢や偏頭痛系統は、ヘイトを稼ぐばかりかそれをキャストしてる段階でアド損・テンポ損になってしまうのがその後の展開を厳しいものにしてしまう感。
グリクシスカラーは色は強いのですが、明確に勝ち筋やアド・サーチになりそうなクリーチャーがジェリーヴァくらいしかいないのがデッキ考える時難しいです。
黒サーチのおかげで勝ち筋のカードタイプも自由すぎますし、いい意味で悩みますw