EDH PWテフェリーのフィニッシュ手段
2015年1月29日 EDH PWテフェリー コメント (5)前回の記事に、うり使いの誓言さんからコメントを貰った(http://kakkokari.diarynote.jp/201501281907557716/)ので、その返信を兼ねて青単デッキ、特に《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》ジェネラルのフィニッシュについての話でも。
※ 長文注意。
忙しい人用に、理論をすっ飛ばした簡単な結論を一番下に書いておきます。
☆無限マナの発生方法とフィニッシュ手段
青単でフィニッシュに繋がる無限マナの発生方法は、ジェネラル依存のものを除くなら、
・《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
・《Power Artifact》
・《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
が主なものとなる。
共通した特徴は、「無色無限は発生するものの、そこから有色無限に繋がらないパターンがある」事である。
なんにせよ、マナが出るだけでは当然勝てないので、なんらかのフィニッシュ手段に繋げる必要がある。
で、そこで共通で上がってくるカードの代表格が、
・《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》で大量ダメージ
・《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》で大量ドロー
である。後者は、その後青頂点がライブラリーに戻るので、あとは大量に引いたカードを利用して1ドローしては相手に撃ちを繰り返せばみんなライブラリーアウトで死んでいく。
他のフィニッシュ手段(分かりやすい所だと《明日の標/Beacon of Tomorrows》で無限ターン、《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》など)に繋げられるなら、ライブラリーに戻る能力は必要ないので《天才のひらめき/Stroke of Genius》や《思考の泉/Mind Spring》でも構わない。
また、余談として、《Power Artifact》以外の各種無限マナコンボには独自のフィニッシュルートが存在する場合もある。
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》ならばクローンでコピーして対戦相手のパーマネント全バウンスのハーフロックや《粗石の魔道士/Trinket Mage》と《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を利用した無限ドローなど。
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》ならば《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》による無限ドローなど。
☆Xドローと《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
ここで、話題となっているフィニッシュ手段、共通して無限マナの捌け口となり得る各種Xドローと《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の利点と欠点を見比べたい。
・無限マナ発生時、フィニッシュが手札にある場合
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》は完全に無色無限のみで勝ちに行けるが、《天才のひらめき/Stroke of Genius》ならば青、《思考の泉/Mind Spring》ならば青青、《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》ならば青青青が残っている必要がある。
この点では、《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》が最も優秀である。
・無限マナ発生時、フィニッシュが手札にない場合
この場合、間接的にこれらに繋がるサーチカードの量と質がフィニッシュへの繋がりやすさを分ける。
この場合の「質」とは、主に青マナの必要性の薄さを指す。
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の場合は、青のみで済む《加工/Fabricate》を筆頭に、《Transmute Artifact》《作り直し/Reshape》《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》の青青群が続く。また、《神秘の教示者/Mystical Tutor》などで上記サーチカードを積み込んで1ドロー、という方法もある。
Xドローの場合は、効率筆頭となるのは青でいける《商人の巻物/Merchant Scroll》。続くのは青+1ドローである《神秘の教示者/Mystical Tutor》《親身の教示者/Personal Tutor》となる。
フィニッシュそのものに必要な青マナまで考えると、
大砲:加工の青のみが最優。現実的なサーチカードの枚数も比較的多い。
Xドロー:『商人の巻物+天才のひらめき』の青青が最優。サーチも比較的少ない。
また、共通しているチューター+1ドローのルートでも、大砲側は《加工/Fabricate》を挟む事で《天才のひらめき/Stroke of Genius》同等の青マナ効率でフィニッシュに行く事が出来る。
となり、質でも量でも《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の方が優位となる。
☆無限マナの準備がない状況で手札にある場合
さて、ここからが本番。
ここまでの状況では優位であった《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》であるが、この場合は流石にどう考えてもXドローに軍配が上がる。
これが前項の利点を上回れるかどうかがXドロー採用の基準となる。
◎《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
まず、改めて書くがゴブリンの大砲には、コンボ前に手札に入っている利点はほとんどない。
『キャスト・起動は非常に重いが、どうしても除去したい小型クリーチャーを除去する事が出来る』『手札リセットに先駆けて先置き出来る』くらいしか利点はない。
◎Xドロー
そんな大砲に対して、Xドローは見ての通りの性能なので、単体でもそれなりに使い道があるように見える。
・しかし枚数に融通の利くXドローは、当然ながらマナ効率が悪く、他のカードよりも率先してキャストしたいスペルとはなりにくい。
特に低マナ域での効率が悪く、4マナで1~2ドロー(1枚当たり2~4マナ消費)となる。8マナくらいまで伸びれば多少効率は良くなり、5~6ドロー(1枚当たり1.33~1.6マナ消費)程度になる。それでも決して高効率とは言えないのだが。
(参考:《予言/Divination》が1枚当たり1.5マナ、《集中/Concentrate》が1枚当たり1.3マナ、《Timetwister》が(入れ替わる手札を考慮しない場合)1枚当たり0.43マナ)
・また、これはドローカード自体に付いて回る必要悪なのだが、ドローカードをキャストして解決しただけでは、盤面は全く進んでいない。つまりテンポを失ってしまっている。
これらの理由から、Xドローをキャストしたくなるタイミングは、
1・爆発的にマナを増やせる要素であるテフェリーが戦場に出ている
1・ナチュラルに2桁近いマナが出せる
のどちらかと、
2・手札が空か、他に優先的にキャストしたいカードがない
の双方を満たしている必要がある。
加えて、当然ながら
3・Xドローが手札にあり、そのフィニッシュカードを今は捨てても構わない
という条件も満たしていないといけない。
☆と、いう訳で
結論として、自分はそこまでの状況が発生するのは、無限マナ発生時、フィニッシュ直前に青マナの数が1足りなくなる事よりも稀であると見た。
コンボ時以外に多少は便利であろうとも、その利便性がコンボ移行時の利点を上回らないという判断である。
よって、自分はフィニッシュ手段の一つとしてXドローではなく《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》を選んだ。
なお、上の理論により、(別途勝ち手段が用意できている前提で)最も優秀なフィニッシュ用Xドローは《天才のひらめき/Stroke of Genius》となった。
☆それでも、デッキから《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》が抜ける可能性
自分のデッキ(http://kakkokari.diarynote.jp/201501281907557716/)の場合、他にフィニッシュ手段を必要とする無限マナ発生手段は《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》のみとなっている。(《鎖のヴェール/The Chain Veil》コンボはそのまま無限手練に繋がるのでフィニッシュカードの考慮はいらない)
そのため、無限マナが発生する時には必ず盤上に《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》がある。
つまり、最も多くなるであろう勝ちパターンである、「無限マナ→アーティファクトサーチ→フィニッシュ」のサーチ先は、なにも《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》でなくてもよく、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》の無限ドローでそのままフィニッシュに行ける。
それでも大砲を残しているのは、もう一つの勝ち手段である《明日の標/Beacon of Tomorrows》や準フィニッシュカードである《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》がリムーブされてしまった場合や、先に墓地に落ちてしまった場合(こちらの場合は《Timetwister》などで回収可能だが、そうすると対戦相手の手札に妨害が入ってきてコンボが止まる恐れがある)のための安全マージンのためである。
あと、《精神的つまづき/Mental Misstep》ケアもちょっとある。
しかし、現在は勝ち筋の無限マナエンジンが2つ、そこから繋がる直接的な勝ち筋そのものは《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》含め3つあるため、これは抜いてしまってもいいかも知れない。
なお、前記事には2つしか書いていないが、3つある現在の直接的勝ち筋というのは、
・《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の直接ダメージ
・《明日の標/Beacon of Tomorrows》の無限ターン
そして最後が、
1・大量ドロー(ヴェールの場合はテフェリーの無限手練、ブライトハースの場合は独楽ドローコピー連打)でライブラリートップを3枚残して引き切る(3枚なのはライブラリーアウト防止と、必要カードが山札に埋まっていた場合でも必要ならば《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》や《渦まく知識/Brainstorm》で手札に加えられるため)
2・マナファクト展開、《鎖のヴェール/The Chain Veil》か《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》始動で無限マナ発生。
3・追加ターン連打。3ターンも得られれば大体は十分。持ってるなら《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》超過も。
4・《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》キャスト(戦場に出ているならバウンスして再キャスト)、《鎖のヴェール/The Chain Veil》があればヴェールアンタップを駆使して無限に忠誠度を上げ続け、24枚あるアーティファクトを毎ターン5/5にして殴り倒す。
無ければアーティファクト群のパンチは追加ターンを跨いでの2ターン目のみ。
というもの。
そんな訳で、《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》を使い捨てにしがちになってしまうため、ルートを自ら潰しやすい点に不安は残るが、《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》を落とすのにも正当な理由はある。
さて、どうしようか。
※ まとめ
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》は、Xドローに比べて、
・アーティファクトだからサーチカードの枚数が多い
・青マナ不要だから無色無限マナ発生時に少ない青マナでも問題なし
・通常時は役立たずだけど、Xドローだって使い難いから言う程使わない
・上2つの利点と3番目の欠点を差し引きしても大砲の方が便利
だからXドローよりも優先してデッキに入れるよ!
※ 長文注意。
忙しい人用に、理論をすっ飛ばした簡単な結論を一番下に書いておきます。
☆無限マナの発生方法とフィニッシュ手段
青単でフィニッシュに繋がる無限マナの発生方法は、ジェネラル依存のものを除くなら、
・《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
・《Power Artifact》
・《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
が主なものとなる。
共通した特徴は、「無色無限は発生するものの、そこから有色無限に繋がらないパターンがある」事である。
なんにせよ、マナが出るだけでは当然勝てないので、なんらかのフィニッシュ手段に繋げる必要がある。
で、そこで共通で上がってくるカードの代表格が、
・《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》で大量ダメージ
・《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》で大量ドロー
である。後者は、その後青頂点がライブラリーに戻るので、あとは大量に引いたカードを利用して1ドローしては相手に撃ちを繰り返せばみんなライブラリーアウトで死んでいく。
他のフィニッシュ手段(分かりやすい所だと《明日の標/Beacon of Tomorrows》で無限ターン、《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》など)に繋げられるなら、ライブラリーに戻る能力は必要ないので《天才のひらめき/Stroke of Genius》や《思考の泉/Mind Spring》でも構わない。
また、余談として、《Power Artifact》以外の各種無限マナコンボには独自のフィニッシュルートが存在する場合もある。
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》ならばクローンでコピーして対戦相手のパーマネント全バウンスのハーフロックや《粗石の魔道士/Trinket Mage》と《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を利用した無限ドローなど。
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》ならば《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》による無限ドローなど。
☆Xドローと《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
ここで、話題となっているフィニッシュ手段、共通して無限マナの捌け口となり得る各種Xドローと《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の利点と欠点を見比べたい。
・無限マナ発生時、フィニッシュが手札にある場合
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》は完全に無色無限のみで勝ちに行けるが、《天才のひらめき/Stroke of Genius》ならば青、《思考の泉/Mind Spring》ならば青青、《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》ならば青青青が残っている必要がある。
この点では、《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》が最も優秀である。
・無限マナ発生時、フィニッシュが手札にない場合
この場合、間接的にこれらに繋がるサーチカードの量と質がフィニッシュへの繋がりやすさを分ける。
この場合の「質」とは、主に青マナの必要性の薄さを指す。
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の場合は、青のみで済む《加工/Fabricate》を筆頭に、《Transmute Artifact》《作り直し/Reshape》《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》の青青群が続く。また、《神秘の教示者/Mystical Tutor》などで上記サーチカードを積み込んで1ドロー、という方法もある。
Xドローの場合は、効率筆頭となるのは青でいける《商人の巻物/Merchant Scroll》。続くのは青+1ドローである《神秘の教示者/Mystical Tutor》《親身の教示者/Personal Tutor》となる。
フィニッシュそのものに必要な青マナまで考えると、
大砲:加工の青のみが最優。現実的なサーチカードの枚数も比較的多い。
Xドロー:『商人の巻物+天才のひらめき』の青青が最優。サーチも比較的少ない。
また、共通しているチューター+1ドローのルートでも、大砲側は《加工/Fabricate》を挟む事で《天才のひらめき/Stroke of Genius》同等の青マナ効率でフィニッシュに行く事が出来る。
となり、質でも量でも《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の方が優位となる。
☆無限マナの準備がない状況で手札にある場合
さて、ここからが本番。
ここまでの状況では優位であった《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》であるが、この場合は流石にどう考えてもXドローに軍配が上がる。
これが前項の利点を上回れるかどうかがXドロー採用の基準となる。
◎《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
まず、改めて書くがゴブリンの大砲には、コンボ前に手札に入っている利点はほとんどない。
『キャスト・起動は非常に重いが、どうしても除去したい小型クリーチャーを除去する事が出来る』『手札リセットに先駆けて先置き出来る』くらいしか利点はない。
◎Xドロー
そんな大砲に対して、Xドローは見ての通りの性能なので、単体でもそれなりに使い道があるように見える。
・しかし枚数に融通の利くXドローは、当然ながらマナ効率が悪く、他のカードよりも率先してキャストしたいスペルとはなりにくい。
特に低マナ域での効率が悪く、4マナで1~2ドロー(1枚当たり2~4マナ消費)となる。8マナくらいまで伸びれば多少効率は良くなり、5~6ドロー(1枚当たり1.33~1.6マナ消費)程度になる。それでも決して高効率とは言えないのだが。
(参考:《予言/Divination》が1枚当たり1.5マナ、《集中/Concentrate》が1枚当たり1.3マナ、《Timetwister》が(入れ替わる手札を考慮しない場合)1枚当たり0.43マナ)
・また、これはドローカード自体に付いて回る必要悪なのだが、ドローカードをキャストして解決しただけでは、盤面は全く進んでいない。つまりテンポを失ってしまっている。
これらの理由から、Xドローをキャストしたくなるタイミングは、
1・爆発的にマナを増やせる要素であるテフェリーが戦場に出ている
1・ナチュラルに2桁近いマナが出せる
のどちらかと、
2・手札が空か、他に優先的にキャストしたいカードがない
の双方を満たしている必要がある。
加えて、当然ながら
3・Xドローが手札にあり、そのフィニッシュカードを今は捨てても構わない
という条件も満たしていないといけない。
☆と、いう訳で
結論として、自分はそこまでの状況が発生するのは、無限マナ発生時、フィニッシュ直前に青マナの数が1足りなくなる事よりも稀であると見た。
コンボ時以外に多少は便利であろうとも、その利便性がコンボ移行時の利点を上回らないという判断である。
よって、自分はフィニッシュ手段の一つとしてXドローではなく《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》を選んだ。
なお、上の理論により、(別途勝ち手段が用意できている前提で)最も優秀なフィニッシュ用Xドローは《天才のひらめき/Stroke of Genius》となった。
☆それでも、デッキから《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》が抜ける可能性
自分のデッキ(http://kakkokari.diarynote.jp/201501281907557716/)の場合、他にフィニッシュ手段を必要とする無限マナ発生手段は《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》のみとなっている。(《鎖のヴェール/The Chain Veil》コンボはそのまま無限手練に繋がるのでフィニッシュカードの考慮はいらない)
そのため、無限マナが発生する時には必ず盤上に《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》がある。
つまり、最も多くなるであろう勝ちパターンである、「無限マナ→アーティファクトサーチ→フィニッシュ」のサーチ先は、なにも《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》でなくてもよく、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》の無限ドローでそのままフィニッシュに行ける。
それでも大砲を残しているのは、もう一つの勝ち手段である《明日の標/Beacon of Tomorrows》や準フィニッシュカードである《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》がリムーブされてしまった場合や、先に墓地に落ちてしまった場合(こちらの場合は《Timetwister》などで回収可能だが、そうすると対戦相手の手札に妨害が入ってきてコンボが止まる恐れがある)のための安全マージンのためである。
あと、《精神的つまづき/Mental Misstep》ケアもちょっとある。
しかし、現在は勝ち筋の無限マナエンジンが2つ、そこから繋がる直接的な勝ち筋そのものは《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》含め3つあるため、これは抜いてしまってもいいかも知れない。
なお、前記事には2つしか書いていないが、3つある現在の直接的勝ち筋というのは、
・《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》の直接ダメージ
・《明日の標/Beacon of Tomorrows》の無限ターン
そして最後が、
1・大量ドロー(ヴェールの場合はテフェリーの無限手練、ブライトハースの場合は独楽ドローコピー連打)でライブラリートップを3枚残して引き切る(3枚なのはライブラリーアウト防止と、必要カードが山札に埋まっていた場合でも必要ならば《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》や《渦まく知識/Brainstorm》で手札に加えられるため)
2・マナファクト展開、《鎖のヴェール/The Chain Veil》か《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》始動で無限マナ発生。
3・追加ターン連打。3ターンも得られれば大体は十分。持ってるなら《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》超過も。
4・《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》キャスト(戦場に出ているならバウンスして再キャスト)、《鎖のヴェール/The Chain Veil》があればヴェールアンタップを駆使して無限に忠誠度を上げ続け、24枚あるアーティファクトを毎ターン5/5にして殴り倒す。
無ければアーティファクト群のパンチは追加ターンを跨いでの2ターン目のみ。
というもの。
そんな訳で、《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》を使い捨てにしがちになってしまうため、ルートを自ら潰しやすい点に不安は残るが、《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》を落とすのにも正当な理由はある。
さて、どうしようか。
※ まとめ
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》は、Xドローに比べて、
・アーティファクトだからサーチカードの枚数が多い
・青マナ不要だから無色無限マナ発生時に少ない青マナでも問題なし
・通常時は役立たずだけど、Xドローだって使い難いから言う程使わない
・上2つの利点と3番目の欠点を差し引きしても大砲の方が便利
だからXドローよりも優先してデッキに入れるよ!
コメント
写本裁断機も入っているのでブライトハース非経由でもとりえあず1~2人は殺せます
テゼレットは入れていませんが-Xの負担が小さいので便利かもしれませんね
威圧の杖でなくゴブリンの大砲なのは、威圧の杖だと無限ドロー・無限ライフにしかならないため、結局は他に直接的な勝ち手段(無限ダメージなど)が必要となるためです。
その直接的な勝ち手段がリムーブされるとにっちもさっちもいかなくなるため、その予防としての2枚目3枚目の直接的勝ち手段として大砲を選択しています。漠然と「Xドロー」と書きましたが、直接的勝ち手段として比べるのなら、Xドロー側は青頂点になるのでしょうね。
>ジオン軍さん
ハナだと回収能力があるので、追加ターンの1枚でもあれば4人戦を「マグマ地雷+ブライトハース」で事足りさせられるのはいいですね。
大砲と比べても、気楽に先置きしておけるのは便利そうです。
自分のデッキはマナ加速がかっこかりさんより10枚程多く、そのマナ量にモノを言わせて展開後TT系やXドローで再補充と言う戦法になってます。
なので、Xドローの有用性の順位が上がるためゴブリンキャノンより優先度が上がる形になったのだと思います。
もし、マナ加速を減らして軽量ドロー多めの構成にするなら同じくゴブリンキャノンを採用したと思います。
確かに言われてみれば、そちらのレシピだとマナフラ前提気味になっていて、Xドローがフィニッシュ兼展開の繋ぎになっている感じですね。
だからこそ複数枚のXドローが入っているのでしょうし。(Xドローから次ターンのXドローに繋がる事を期待)
優先順位が変わるのは構成の違いなんでしょう。