そんな訳で前回の記事(http://kakkokari.diarynote.jp/201501281809399105/)の続き。
まずはレシピを。


ジェネラル
《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》

・コンボパーツ 4
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
《鎖のヴェール/The Chain Veil》
《無限への突入/Enter the Infinite》

・ドロー 14
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《渦まく知識/Brainstorm》
《思案/Ponder》
《定業/Preordain》
《手練/Sleight of Hand》
《Mystic Remora》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《強迫的な研究/Compulsive Research》
《意外な授かり物/Windfall》
《Timetwister》
《未来予知/Future Sight》
《未来の大魔術師/Magus of the Future》
《時のらせん/Time Spiral》

・サーチ 8
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken Aethermage》
《Transmute Artifact》
《作り直し/Reshape》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《加工/Fabricate》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》

・妨害 13
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《白鳥の歌/Swan Song》
《Arcane Denial》
《妨害/Thwart》
《撃退/Foil》
《Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
《徴用/Commandeer》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《残響する真実/Echoing Truth》

・追加ターン 6
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間のねじれ/Time Warp》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《明日の標/Beacon of Tomorrows》

・その他 3
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《呪文ねじり/Spelltwine》

・マナ加速 21
《Mana Crypt》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《通電式キー/Voltaic Key》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《あと戻りの映像/Retraced Image》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《精神石/Mind Stone》
《覚醒の兜/Helm of Awakening》
《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
《Copy Artifact》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《Basalt Monolith》
《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》

・土地 30
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《裏切り者の都/City of Traitors》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《Soldevi Excavations》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《島/Island》 22



☆勝ち筋
・テフェリー独自の勝ち手段
条件付きながら1枚コンボである独自勝ち手段の内、《鎖のヴェール/The Chain Veil》《無限への突入/Enter the Infinite》は投入したが、《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》は見送った。

その理由はサーチのしにくさ。暴君はクリーチャーであり、青単だとサーチは容易ではない。
一方、《無限への突入/Enter the Infinite》ならば《神秘の教示者/Mystical Tutor》、《親身の教示者/Personal Tutor》と使いやすいサーチが複数あるし、《鎖のヴェール/The Chain Veil》に至っては《加工/Fabricate》《Transmute Artifact》《作り直し/Reshape》《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》とサーチが非常に豊富なので、必要分のマナが揃った所で速やかに手札に加えやすい。

また、暴君の勝利カードになる条件が、ヴェールや突入に比べて厳し目である事もマイナス点。一番サーチしにくいくせに一番条件が整いにくいのでは、必要な場面・活躍する場面に乏しそうだったのでデッキから抜けた。


・その他の勝ち筋
《鎖のヴェール/The Chain Veil》の関係上、大量のアーティファクトサーチが投入されるため、サブの勝ち手段として《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》絡みのコンボを投入した。
こちらは、勝つためには複数枚のカードが必要なコンボなのだが、先置きが比較的容易で、なおかつ《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》辺りはどちらにせよデッキに入るパーツであり、コンボ始動がヴェールほど大振りではないために、残りマナ次第ではサーチ先にこちらのコンボを選ぶ選択肢が十分発生し得るため。
また、独自勝ち手段だけだと直接的に勝利にかかっている訳ではないため、直接的な勝ち手段が必要だったのも理由の一つ。

もう一つの勝ち筋は未来独楽。
3枚コンボではあるものの、その内2種はパーツが複数枚あり、それらパーツも単体で役立たずになるほどカードパワー不足であるカードが非常に少ない。
また、パーツのうち2種がアーティファクトであるのもヴェールサーチ用のカードを活かせる要因になっていて、さらにはブライトハースコンボ同様ヴェールよりも軽量であるため、ヴェールよりも優先してサーチされる選択肢が十分存在し、無駄がない。

加えて、直接的な勝ち手段が《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》だけではリムーブが不安だったため、《明日の標/Beacon of Tomorrows》による無限ターンも投入した。(というか優先の勝ち手段は単体でデッキと親和性が高く、無駄にもなりにくい明日の標。大砲は次点)




☆基本的な動き方
テフェリーのマナコストは6であり、さらには-1能力がアンタップであるため、とりあえず複数枚マナが出るカードを優先しつつマナを伸ばしていく。
即死気配もなく、周囲にクリーチャーが少なそうなら6マナ揃った所でテフェリーキャスト、そうでないならフィニッシュの準備が整うか追加ターンの準備が出来るまでは保留。
-1能力が目立つPWではあるが、手札に乏しく、周囲にクリーチャーが少ない状況なら、+1能力で軽くアドを取りつつ忠誠度を上げておく動きも決して弱くはない。特に2・3ターン目キャストに成功したパターンなどは、「手札が尽きてる」「クリーチャーが少ない」という条件がナチュラルに揃っている事が多いので意外と行われがち。

テフェリーキャスト後は、時間が経つほど対戦相手がクリーチャーを出してくる事も増えるので、結構前のめり気味に動く事になるだろう。
また、再キャストになると8マナとかなり重くなるので、可能ならば初回キャストしたテフェリーが落ちる前にさっさとゲームを決めてしまいたい。

マナ加速が多めであるため、2回目キャストくらいまでなら決して難しい訳ではないが、3回目となると結構厳しい。
サブコンボは、テフェリー2回目キャスト程度のマナがあれば十分始動可能なくらいには軽いコンボであるため、素直にサブの勝ち手段に移った方が無難。






☆ピックアップカード
尖った物はあまり入っていないのだけど。

・《Soldevi Excavations》《裏切り者の都/City of Traitors》
テフェリーの-1能力の関係上、複数マナを出すパーマネントは多めに取りたかったため投入。
《水蓮の谷間/Lotus Vale》は、単体では通常の《島/Island》セットと比べて特に加速にはならない事、《妨害/Thwart》を使用している事、そして、多少頑丈な土地というパーマネントタイプとは言え、破壊時のリスクが非常に大きくなってしまう事を理由に落選した。
《焦土/Scorched Ruins》はマナ加速にこそなるものの、水蓮の谷間と同様の問題を抱えている上、そもそも青マナが足りなくなるので没。
《珊瑚礁/Coral Atoll》? 知らない子ですね……。
あ、《テフェリーの島/Teferi’s Isle》はジェネラル的にロマンがあるので採用をちょっと考えています。(採用に足る強さとは言っていない)


・《思案/Ponder》《定業/Preordain》《手練/Sleight of Hand》など
複数マナ出るパーマネントはデッキに必須で、この枠を複数マナ出るカードに変えると爆発力が多少は上がるのだが、しかしそうすると《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》や《シッセイの指輪/Sisay’s Ring》などの水準以下のカードがデッキに増えてしまい、デッキパワーが落ちてしまう。
また、ドローにしても同様で、《Timetwister》や《Mystic Remora》クラスに高効率なドローはそこまで多く積み込めない。
なので、その枠を軽量ドローに換え、優秀なマナ加速やドローに繋がる確率を上げようという魂胆。



大体こんな感じ。
最初は追加ターンと相性のいい《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を加えたり、《無限への突入/Enter the Infinite》ないと微妙かもと逆に追加ターンを減らしたり、マナが出るからと《時間の伸長/Time Stretch》や《時の逆転/Time Reversal》といったカードを投入したりも考えてたんだけど、結局このバランスに落ち着いた。《未来予知/Future Sight》を使う関係上、軽めでまとめた方が良く回るし。
その名残として残っているのが《呪文ねじり/Spelltwine》なのだが、そこがいまだに上記2枚の重カードや《袖の下/Bribery》なんかのカードと迷っている部分。

コメント

うり使いの誓言
2015年1月29日10:04

かっこかりさんのレシピを見ていてビーコン入れ忘れていた事実に気がつきました(苦笑)
ちなみにご参考までに聞きたいのですが、Xドロー系不採用の理由って何かありますか?
こちらは大量マナからワープマナ残して大量ドローorテフェリーキャスト→アンタップエンドで除去構えながら隙みてXドロー的な動きが出来、よりサーチのしやすいフィニッシャーなので採用しています。

群れネズミ(食用)
2015年1月29日20:37

《Soldevi Excavations》いい土地ですね。
複数マナ出るアンタップインのパーマネントを探していたので目から鱗でした。
占術1も地味に優秀でグダったときには頼れそう。

かっこかり
2015年1月29日21:33

>うり使いの誓言さん
という訳で、長々と記事にしてしまったので良ければ読んでやってくださいw
面倒くさかったら一番最後に簡単に箇条書きにしたのでそちらをどうぞ。

>蒸れネズミさん
島を生け贄にする必要があるため青メインのデッキでないと使い難いですが、実質的にアンタップインの無色土地くらいの感覚で使えるので邪魔になりにくいのが良いですよね。
フリースペルなんかと組み合わせると良いマナ加速になりますし、手札の消耗の激しいデッキだと、おっしゃる通り占術1が役立つ事もあります。
リスク背負う系の割には小回りが利いていて、中々好きな土地です。

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