これからのMTGに大きな変化が。
一番影響あるのは多分スタンダード勢だろうけど。
長らく安定していた(基本セットのローテが2年から1年に縮んだりはしてたけど)、「1年で3セット出るブロック+基本セット」の販売方式にメスが入った話。


http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/mm/ja_20140825



タルキール覇王譚ブロックの次のブロックから、

・半年で「大型+小型」のブロックが1つ出る=1年に2ブロック4セットが出る形式に変わる。
・スタンダードは最新3ブロックによって行われる。
・それにより、各ブロックの試用期間が2年から18か月に。
・基本セットは消滅。

となるそうです。

タルキールの部分に関しては、

・タルキールブロック第3セットの次に基本セット2015が発売。
・その後、次のブロックが来た時点で、テーロスブロックがローテ落ち
・半年後、次の次のブロックが来た時点で、タルキールブロックの第1、第2セットがローテ落ち
・結果、タルキール第3+基本セット2015+次ブロック+次々ブロックとなり、そっから新ローテスタート

となるらしい。



20年以上あり続けた基本セットが消えるのはちょっと悲しいけれど、古い基本セットは再録だらけで本当に初心者にしか需要がなかったし、逆に新しい基本セットは1年でローテ落ちするしカードは複雑だしで形骸化してたしで、それを考えると売上的に仕方なかったのかも。
古いプレイヤーとしては、昔のスタンダードみたいな、《神の怒り/Wrath of God》《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》のような「いつもいる鉄板カード」がある環境は好きだった。
2年ごとに新しい基本セットが出るたびに、パックを買いはしないけど(だから消える事になったんだろうけどねw)、リストを見て「どのカードが残っていて、どのカードが使えなくなったか、どのカードが再び使えるようになったか」をチェックして古いセットを漁るのは嫌いじゃなかった。
さようなら、基本セット。


個人的に心配なのは、今も騒がれているカードの高騰。
例えば今の基本セットに入って来た対抗色ダメランは、これ以前にも合った度重なる再録のおかげであの程度の値段で収まっているのだけれど、新しいローテだと再録メインのセットは消えてしまうので、古い強力なカードの需要を受け切れない可能性が高い。
《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》や《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》みたいな固有名詞カードや次元固有のレジェンドでも再録出来たのはごった煮な基本セットの強みだったのだが、これからはコンスピラシーのような特殊セットや、イベントデッキ再録などの限定品に頼る事になるので需要を受け切るのが難しそう。
まあ、「基本セットに代わる初心者向けのセットは考えている」ってマローも行ってるし、モダン推したいのも見えるしある程度は抑える方向に動くのだろうけど。

あとは、ローテが18カ月になる事で、環境変化の速度が速くなりすぎてプレイヤーがついていけなくなる事への不安もある。
頻繁に大会出る事が出来る層ならいいけど、そうでない層だとまともにカードを使う前にスタン落ちしちゃった、って事もありかねない。試用期間が3/4に縮まるのは、何気に大きいと思う。
あと、セットの落ちるタイミングが直感的に分かりにくい。(前は秋にローテだったけど、今度からは春か秋)
そこは4セットローテじゃだめだったのかな、とは思った。まあ色々考えて公式が「こっちがいいだろう」出した判断だろうから、これは素人考えに過ぎないんだろうけど。


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