最近は《疫病の女王、ガルザ・ゾル/Garza Zol, Plague Queen》で遊ぶのが主だからあんまり触ってないけど、色々考えてはいるのだぜ。


☆《森林の始源体/Sylvan Primordial》の禁止
《森林の始源体/Sylvan Primordial》が禁止になった事により、緑系デッキの高速《自然の秩序/Natural Order》に頼った動きが激減。速攻で高パワーのクリーチャーが出てくる事が少なくなった。
また、それに伴い始源体のコピー合戦もなくなり、他の色含めて盤面のクロックが上がりにくくなった。

それだけではない。
今まで緑始原体に辛酸を舐めさせられていた青茶系が復権。クロックを並べずにスペルやアーティファクトで加速・アド取りをするデッキが再び隆盛し始めた。



☆むかつきへの影響
盤面クロック減少の影響により、盤面のクロック=自分へのクロックとなる《むかつき/Ad Nauseam》デッキにライフの余裕が出来やすくなった。
実際、一度対戦してみた時には「《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》で10ライフばかり支払って《むかつき/Ad Nauseam》を手札に→次ターンそのままキャスト」という動きの時にも、捲れ方の都合もあったのだろうが10ライフ以上の余裕を持って勝つ事が出来た。

また、青系デッキが環境柄優勢になった事により、カウンターを合わせられる確率が増加。
これには《森林の始源体/Sylvan Primordial》による早いターンのマナ破壊が消えたため、無理なタップアウトが減ったのも影響しているだろう。以前なら、青緑系などはアグレッシブにタップアウトでクローンをキャストする事も多かったはずだ。
全体的に、以前よりも《むかつき/Ad Nauseam》を通しにくくなっている印象を受ける。

これらの事を考慮して、《老いざる苦行者、アローロ/Oloro, Ageless Ascetic》にも多少デッキを弄る意味が出てきた。



☆環境への対応
◎今までは総マナコスト55であったが、もう少し増やしてもよさそうだ。
始源体有りの環境ですらライフに余裕がある事が多かったので、あと10増やしても十分過ぎるくらいのレベルで戦えそうである。

◎カウンター増加傾向により、初手の《むかつき/Ad Nauseam》やチューターが止められる事が前よりも頻繁になるだろう。
対策としては、

・チューターカウンターに対処する1マナカウンターの投入(むかつきキャストは基本タップアウトなのでカウンター構えるのは無理)
・むかつき失敗からの復帰をしやすくする、サブフィニッシュ手段の増加

が挙げられるだろう。

その分削られるのは、枠を取っている量も多く、なんやかんや言ってもマナコスト0のせいでパワーが低い土地となるだろう。




☆具体的なカードピックアップ
・《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
2マナランドだが噛み合わないと無色土地でしかない。不安定過ぎるので真っ先に解雇候補に上がった。
他だと事実上タップイン無色加速も同然な《僻遠の農場/Remote Farm》も解雇候補となりそうだ。

・《極楽のマントル/Paradise Mantle》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》と同じような理由で不安定だが、加速として考えた場合、土地セットの必要の有無によって大きく意味が違うので残留するだろう。
《弱者選別/Culling the Weak》がむかつき後の動きにおいて非常に重要なので、相方ありきな0マナクリーチャー群とその相方を全部抜く、という選択もありえなそうだ。

・《ブラッド・ペット/Blood Pet》
マナコストに余裕が出来た事により、安定した加速要素を増やせる事になった。
2マナランドに比べればマナコストが増えているが、しっかりとした黒マナ源を場に置いておけるのは良い。

・《厳かなモノリス/Grim Monolith》
即使用でも1マナ増える・先置き可能、という点は偉いのだが、2マナがネック。軽い《魔力の櫃/Mana Vault》と違ってチューターキャストの邪魔をする。
また、発生するマナが無色のせいで下手すると色マナを潰す逆フィルターにもなりかねないので価値は低い。
……が、下記のカードの影響で投入される可能性あり。

・《Power Artifact》《瀉血/Exsanguinate》
追加のフィニッシュ候補。《厳かなモノリス/Grim Monolith》含めても合計僅か6マナなのは中々よい。
無駄牌の量的にも、「モノリス:そこそこ 他2枚:完全にゴミ」とマニアックコンボ(汚れた契約:なかなか 他2枚:概ねゴミ)と大差ない。



今後はこれらのカードを中心として改造を考えていこうと思う。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索