EDH 青単の除去、青黒の除去
2014年2月25日 EDHカード考察 コメント (2)ここ数か月、青黒系のデッキをちょくちょく弄ってるんだけど、除去について思う事があったので。
☆青黒、といっても結局一番便利な除去は青の土地以外バウンス。
時間稼ぎにしかならない事も多いし、最も軽いために使い勝手の良い《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》はコピー能力のせいでタイミング次第では自分の首を絞めてしまうため使えない事もあるが、それでも1~2マナで広いカードタイプにインスタントで触れるというのは非常に優秀。
時間稼ぎにしかならない部分は速攻でゲームを決めるデッキ構成や手札リセットで、上記の連鎖の欠点はプレイングやフィニッシュパターン選択である程度は補えるし。
それでも、やはり弱点は弱点として顕在化するので、普通の除去も欲しい場面も出てくる。
例えば《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》+《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》のコンボに当たった場面。相手に大量のマナ(この場合は1青赤赤赤)がある場合、どちらを戻してもコンボを再開されてしまう。
こういった時には「普通のクリーチャー除去があれば……」となる事だろう。
黒はクリーチャー除去が豊富な色で、インスタントの除去も色々と揃っている。
1マナ以下でキャスト出来る非常に軽い所だけでも《四肢切断/Dismember》《殺し/Snuff Out》《殺戮の契約/Slaughter Pact》《見栄え損ない/Disfigure》と選択肢は豊富だ。流石はクリーチャー除去の色だ。
しかし、それでも青黒で一番優秀なクリーチャー除去となると黒いカードではなくなる。自分は、青黒で一番優秀なクリーチャー除去は《猿術/Pongify》《急速混成/Rapid Hybridization》だと思っている。
黒いクリーチャーにも触れるし、《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》の高タフネスに嘆く事もない。トークンに殴られるライフの減りも、最速で減るパターンですら2Tは《四肢切断/Dismember》以下。
つまり青黒でも、除去枠は青単で十分という訳だ。
☆そんな訳でたまには欲しくなる《猿術/Pongify》なのだが、自分は青単デッキである《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》ではそれを使わずにバウンスのみでデッキ内の除去をまとめた。
実際のゲームでは「これがバウンスじゃないクリーチャー除去だったら……」という場面よりも「これがクリーチャー以外にも触れたら……」という場面の方がずっと多いからだ。
平均して見れば、《猿術/Pongify》を入れていた場合よりも《残響する真実/Echoing Truth》を入れていた方が死に札になるパターンは少ない。
除去がバウンスだと分かっていれば、手札リセットなどの好相性のカードをデッキに投入する事もより効果的になる。
よって、不安定な尖った除去を入れるより、結局はバウンス一本でまとめた方が安定するのだ。
☆その上で、自分は青黒系である《疫病の女王、ガルザ・ゾル/Garza Zol, Plague Queen》の除去枠にはクリーチャー除去を1枚だけ採用した。(ガルザは《残響する真実/Echoing Truth》→《急速混成/Rapid Hybridization》)
この選択に影響したのは、青のみで十分である除去枠の優秀さ自体ではなく、サーチのしやすさだ。
青だとピン除去をさっと引っ張ってこれるのは《神秘の教示者/Mystical Tutor》くらい、ソーサリーまで手を伸ばしても《商人の巻物/Merchant Scroll》と言った所が限界だろう。
しかし黒ならインスタントのチューターが複数あり(《吸血の教示者/Vampiric Tutor》《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》)、ソーサリーチューターまで手を伸ばせばさらに豊富になる。
インスタントチューターは、インスタントドローを組み合わせる事により、除去したいカードを除去する直前に除去カードを選ぶ事が出来る。
そのため、そこまで大きく劣っていたり限定的でないのなら、より広い選択肢をデッキ内に準備しておいた方がいいと判断し、クリーチャー除去を1枚だけ採用した。
ランダムで引くのなら偏りが発生しない安定性が必要だが、その引きの方を弄れるのならば多少の偏りが起きる確率はあえて残しておいた方が動きに幅が出る。
そちらの方がより柔軟に脅威に対処出来るだろう。
☆長々と書きましたが、まとめると「ある役割(この場合は除去)そのものだけではなく、それとは直接的には関係のないのカード(この場合はインスタントチューターの量)が選択肢に影響する事もあるよね」っていうある種当たり前のお話でした。
☆青黒、といっても結局一番便利な除去は青の土地以外バウンス。
時間稼ぎにしかならない事も多いし、最も軽いために使い勝手の良い《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》はコピー能力のせいでタイミング次第では自分の首を絞めてしまうため使えない事もあるが、それでも1~2マナで広いカードタイプにインスタントで触れるというのは非常に優秀。
時間稼ぎにしかならない部分は速攻でゲームを決めるデッキ構成や手札リセットで、上記の連鎖の欠点はプレイングやフィニッシュパターン選択である程度は補えるし。
それでも、やはり弱点は弱点として顕在化するので、普通の除去も欲しい場面も出てくる。
例えば《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》+《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》のコンボに当たった場面。相手に大量のマナ(この場合は1青赤赤赤)がある場合、どちらを戻してもコンボを再開されてしまう。
こういった時には「普通のクリーチャー除去があれば……」となる事だろう。
黒はクリーチャー除去が豊富な色で、インスタントの除去も色々と揃っている。
1マナ以下でキャスト出来る非常に軽い所だけでも《四肢切断/Dismember》《殺し/Snuff Out》《殺戮の契約/Slaughter Pact》《見栄え損ない/Disfigure》と選択肢は豊富だ。流石はクリーチャー除去の色だ。
しかし、それでも青黒で一番優秀なクリーチャー除去となると黒いカードではなくなる。自分は、青黒で一番優秀なクリーチャー除去は《猿術/Pongify》《急速混成/Rapid Hybridization》だと思っている。
黒いクリーチャーにも触れるし、《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》の高タフネスに嘆く事もない。トークンに殴られるライフの減りも、最速で減るパターンですら2Tは《四肢切断/Dismember》以下。
つまり青黒でも、除去枠は青単で十分という訳だ。
☆そんな訳でたまには欲しくなる《猿術/Pongify》なのだが、自分は青単デッキである《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》ではそれを使わずにバウンスのみでデッキ内の除去をまとめた。
実際のゲームでは「これがバウンスじゃないクリーチャー除去だったら……」という場面よりも「これがクリーチャー以外にも触れたら……」という場面の方がずっと多いからだ。
平均して見れば、《猿術/Pongify》を入れていた場合よりも《残響する真実/Echoing Truth》を入れていた方が死に札になるパターンは少ない。
除去がバウンスだと分かっていれば、手札リセットなどの好相性のカードをデッキに投入する事もより効果的になる。
よって、不安定な尖った除去を入れるより、結局はバウンス一本でまとめた方が安定するのだ。
☆その上で、自分は青黒系である《疫病の女王、ガルザ・ゾル/Garza Zol, Plague Queen》の除去枠にはクリーチャー除去を1枚だけ採用した。(ガルザは《残響する真実/Echoing Truth》→《急速混成/Rapid Hybridization》)
この選択に影響したのは、青のみで十分である除去枠の優秀さ自体ではなく、サーチのしやすさだ。
青だとピン除去をさっと引っ張ってこれるのは《神秘の教示者/Mystical Tutor》くらい、ソーサリーまで手を伸ばしても《商人の巻物/Merchant Scroll》と言った所が限界だろう。
しかし黒ならインスタントのチューターが複数あり(《吸血の教示者/Vampiric Tutor》《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》)、ソーサリーチューターまで手を伸ばせばさらに豊富になる。
インスタントチューターは、インスタントドローを組み合わせる事により、除去したいカードを除去する直前に除去カードを選ぶ事が出来る。
そのため、そこまで大きく劣っていたり限定的でないのなら、より広い選択肢をデッキ内に準備しておいた方がいいと判断し、クリーチャー除去を1枚だけ採用した。
ランダムで引くのなら偏りが発生しない安定性が必要だが、その引きの方を弄れるのならば多少の偏りが起きる確率はあえて残しておいた方が動きに幅が出る。
そちらの方がより柔軟に脅威に対処出来るだろう。
☆長々と書きましたが、まとめると「ある役割(この場合は除去)そのものだけではなく、それとは直接的には関係のないのカード(この場合はインスタントチューターの量)が選択肢に影響する事もあるよね」っていうある種当たり前のお話でした。
コメント
確かに、《血の復讐/Vendetta》も《殺し/Snuff Out》と《四肢切断/Dismember》の合いの子みたいな性能で中々優秀ですよね。
軽量システムクリーチャーが多い状況なら他2枚よりライフ損失が小さいのが優れモノです。