ようやく真面目に良カードと呼べそうなのが出て来た。

迷宮の霊魂 1白
クリーチャー・エンチャント―スピリット レア
各プレイヤーは、各ターンに2枚以上カードを引くことができない。
3/1


《Chains of Mephistopheles》を今風に単純化したような能力を持ったクリーチャー・エンチャント。

《Chains of Mephistopheles》は、全体のリソース増加を抑え、盤面で強引に押し切る系のデッキに向いているカード。個人的には、EDHにおいては赤黒色のエンチャントだと思っている。
強いのは、単体で青系のドローを封じつつ、機を見て《Wheel of Fortune》などでそこから先の全員の動きを封殺し、盤面やジェネラルでそのまま押し切る、みたいな使い方。また、黒なら《ネクロポーテンス/Necropotence》や《闇の腹心/Dark Confidant》のような手札増加手段で締め付けを逃れる事が出来るのも大きなポイント。

で、そんなカードが白にやってきた。
白はドローが苦手な色かつ、エンチャントのサーチが比較的得意なので、ドロー締め付けは悪くない効果。
しかし黒のような「ドローでない引き増し」が弱いので、《Chains of Mephistopheles》ほど悪用は出来ないだろう。(一応土地サーチがそれに当たるが、土地だけあってもなかなか勝ちには直結しない)

なので、使用するとなると黒と組んで《Chains of Mephistopheles》の水増し扱いにするのが一番の用途となりそうである。
さらに、この能力が輝くのは「ドロー制限」と「手札全破壊」が双方狙えてこそなので、白黒だけでは十全に強さを発揮できなそうだ。なので、採用されるのは少量の手札リセットを持つ赤をさらに加えた赤白黒カラーのデッキとなりそうだ。青はドローが多いので問題外、緑も意外とドロー能力は高いので邪魔になる事の方が多いだろう。

なお、白赤でも上記と同じような仕事を期待出来るのだが、この色だとどうしてもドロー力の地力が足りないので、迷宮の霊魂を出せないだけで大きくアド的不利を強いられるため、個人的にはお勧めは出来ない。
赤黒で《Chains of Mephistopheles》が強いのは、チェインがなくても「黒のドローではない引き増し」「赤の手札リセット」さらには追加の「赤のルーターや黒のドローなど通常ドロー系の引き増しカード」で、アド的な面で充分置き去りにされずに戦う事が出来るから。チェインなければ置き去り確定では、デッキは酷く不安定担ってしまう事だろう。

何気に《結界師ズアー/Zur the Enchanter》で持って来れたりもするが、ドローを得意とする青とは相性が悪いので採用される事はないだろう。つーか使われるなら《Chains of Mephistopheles》の時点で使われてるはずだし。




運命をほぐす者 3黒
クリーチャー・エンチャント―ハッグ レア
対戦相手1人がカードを1枚引くたび、運命をほぐす者はそのプレイヤーに1店のダメージを与える。
3/4

《地獄界の夢/Underworld Dreams》内蔵生物。
多くを語る必要はないだろう。《精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer》大歓喜。それで十分だ。

コメント

そんちょう
2014年1月21日18:22

こいつがエンチャントでよかった。
サーチや回収もしやすいが、除去しやすいのが助かる。
2マナ3/1ってさすが白だな。

かっこかり
2014年1月21日18:33

>そんちょうさん
システムクリーチャーのくせに、何気に2マナでパワー3ってすごいマナレシオですよね。
大昔なら4マナ2/3とかで出ていたような能力。隔世の感があります。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索