EDH 大雑把にアーキタイプ分けとその対策カード
2013年7月22日 EDHカード考察 コメント (2)昨日やった対戦を受けて。
あくまで自分の感覚で評価しているので参考は自己責任でお願いします。
☆青黒(青茶)系
・特徴
アーティファクトと相性のいい青をメインにしたデッキ。
性質上、相方となる色は黒が最有力となる。緑は他の加速があるため、組むとどうしても別方向のデッキになりやすい。
召喚酔いのないマナファクトを使うため、デッキは軽く、速度は速くなりがち。ただし軽量ゆえ、茶色ゆえの脆さもある。
また、早さを活かす関係上、デッキが高速で手札を消費する尖った形になりやすいのも強さと脆さを助長する。色が単純に強いのに加え、その戦略を後押しする事もあっての黒との好相性がある。
・対策カード
上ほど有効と見ている
《溶融/Meltdown》《沈黙のオーラ/Aura of Silence》《魔力流出/Energy Flux》《破滅的な行為/Pernicious Deed》
《古えの遺恨/Ancient Grudge》《リスティックの研究/Rhystic Study》《概念泥棒/Notion Thief》
《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》《無のロッド/Null Rod》《石のような静寂/Stony Silence》
・カード解説
自分は《無のロッド/Null Rod》などへの評価が低い。結局土地からはマナが出るので、タイミングを計った軽めのバウンスであっさり対処されてしまうからだ。
それならば継続的に展開を阻害する《沈黙のオーラ/Aura of Silence》や、1~2ターン目からマナファクトを壊滅させてくる《溶融/Meltdown》の方が脅威だ。特に《沈黙のオーラ/Aura of Silence》は退けようとしても最後に《解呪/Disenchant》までしてくるので最悪である。
《魔力流出/Energy Flux》は《沈黙のオーラ/Aura of Silence》に迫る勢いでマナを縛れて強いが、青茶自身の色なので実質あまり見ない。後述する青緑系ならありかもしれない。《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》も悪くないが求めるマナが半額なので実は見た目ほどではない。
《リスティックの研究/Rhystic Study》は先日の対戦で実感した事より。青茶は手札を高速で吐き出しつつマナを増やし、そのマナでドローして……というループを繰り返してリソースを高速で拡大するのだが、その過程でいちいち1マナか1ドローを要求してくる《リスティックの研究/Rhystic Study》は序盤に出てくるとかなりウザったい。
「確かに他人のリス研は辛かったが、じゃあ自分が張ったら何枚引けた?」と思い返したら対して引けなかった事が確認できたので、青茶系の対策になりそうだと評価を上げた。同じ大量マナ確保系でも、大型スペルを乱打するタイプだと支払いマナが少なくなるので有効度が大きく落ちる。
☆青緑系
最近はやりの始原体ゲー色。《森林の始源体/Sylvan Primordial》を高速で出し、それを《クローン/Clone》して大幅にリソース差を付けに行く動きが仕組まれている。
しかしこれは直接的な勝ち手段ではないので、デッキの動き自体はそれぞれで違う。始原体を活かすように《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》で殴ったり《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》で引くデッキもあれば、リアニメイトが多く入ったデッキの釣り先としての役割も兼ねるデッキもあれば、結局《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》で勝つから始原体プランは独立してるよ、ってデッキもある。
この色組み合わせだと単純に強いムーブだからみんな入れちゃってる、って感じ。
始原体高速キャストする関係上、必然的に《自然の秩序/Natural Order》に必要な軽い緑のクリーチャーが多くなる。ゆえに加速はクリーチャーになる形が多い。
そのため、召喚酔いのタイムラグが発生し、加速が茶色系に比べてワンテンポ遅れ、そのまま後塵を拝し続ける事が結構ある。
・対策カード
《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》《幻影の像/Phantasmal Image》《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《溶鉄の始源体/Molten Primordial》
・カード解説
《森林の始源体/Sylvan Primordial》の仕事を許さない《倦怠の宝珠/Torpor Orb》は、有効範囲は狭いがかなり強烈なアンチカード。青緑系は、《パリンクロン/Palinchron》や《永遠の証人/Eternal Witness》のようなCIPクリーチャーを多めに採用しがちなので余計に刺さる。
しかしその他の色のデッキだと、あとは《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》とかCIP利用の多いクリーチャー多めの赤系に刺さるくらい。
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》は重いが、相手のマナクリをなぎ倒した上で始原体を止められるので非常に有能。あとは重ささえ何とかなれば。
始原体で割られないクリーチャー、というのもプラス点。それまでの青緑系のレジェンド除去の定番であったクローンがあまり有効でないのも追い風。(確かにコピーすれば除去は出来なくともタフネスをプラマイゼロに出来るのだが、そこで-4を被っている他のプレイヤーが堪らずコピーすると全員-2が乗りっぱなしになってしまう)
なんだかんだで《森林の始源体/Sylvan Primordial》をクローンし返すのが手っ取り早い事が多い。だからこそ始原体ゲー言われる訳だが。
例え自分に森がなくとも、相手の重要カードやマナを割って減速しつつ6/8到達のクリーチャーで余分なダメージをシャットアウト出来るのは大きい。
《溶鉄の始源体/Molten Primordial》は、上記の状況に陥りやすい事から逆説的に強さが光るようになる。各プレイヤーが始原体を並べて睨み合っている状況の場合、こいつキャストでいきなりブロッカーを退けられながら20点くらいのダメージが突っ込んでくる。
☆緑黒系
コピーによる水増しこそないものの、青緑同様に《森林の始源体/Sylvan Primordial》の高速キャストを仕掛けられる色。
リアニメイトで再利用できるのも利点だが、なんといっても《生き埋め/Buried Alive》からの高速勝利が青緑系にはない利点。
青緑系同様マナクリ戦略に寄りがちで茶系に比べてテンポが悪くなるが、勝ち手段が早いおかげで、妨害抜きの速度のみで茶系に追いつけるというのは大きな利点と言っていいだろう。黒には《暗黒の儀式/Dark Ritual》などのアドを失う代わりにテンポを得るカードが幾つかある事も遅れを取り戻す事に貢献している。これには《夜の囁き/Night’s Whisper》のようなカードも該当する。(ライフアドを失う代わりに《予言/Divination》に比べて1マナ軽いというテンポを得ている)
黒も緑も墓地活用が得意なので相性はいいのだが、そのせいで勝ち手段もアドエンジンも墓地利用に偏りがち。墓地対策1枚で身動き取れなくなる事もあるのは注意したい。
・対策カード
《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《有毒の蘇生/Noxious Revival》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》《漁る軟泥/Scavenging Ooze》《墓場の浄化/Purify the Grave》《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
・カード解説
墓地利用コンボは実質的にコスト踏み倒ししているため突然死が発生しやすい。
そのため、0マナから動ける対策カードの評価が高い。
通常のカウンターは使用不可で使い勝手の良い《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》、先置き出来るため除去の的になる危険はあるが手札リセットに強い《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》、自分のカードの再利用や教示者の遅延など使用方法に柔軟性があるのが魅力の《有毒の蘇生/Noxious Revival》がトップ3だと思っている。
1マナかかるものの《Wheel of Fortune》系なら手札から落ちても問題のない《墓場の浄化/Purify the Grave》、1ターン目に出て来て単体でマナクリとして仕事しながら墓地にも睨みを利かせられる《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》、起動マナが重いものの《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》や《召喚の調べ/Chord of Calling》で持って来てその場で墓地除去出来る《漁る軟泥/Scavenging Ooze》、キャストにマナがかかるがあとは《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》級の《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》が次点。
墓地対策は種類が多いので、後はお好みで。
刹那付きの《根絶/Extirpate》、カウンターされるが《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》と同じ0マナで相手のライブラリーを覗ける《外科的摘出/Surgical Extraction》辺りが有力候補か。
そんな訳で、強色の青黒緑の2色組み合わせで対策カードを書いてみました。
実際、この色組み合わせだとしても安定性やシナジー面から均等3色にはならずに1~2色がメインのデッキになるだろうからね。
あくまで自分の感覚で評価しているので参考は自己責任でお願いします。
☆青黒(青茶)系
・特徴
アーティファクトと相性のいい青をメインにしたデッキ。
性質上、相方となる色は黒が最有力となる。緑は他の加速があるため、組むとどうしても別方向のデッキになりやすい。
召喚酔いのないマナファクトを使うため、デッキは軽く、速度は速くなりがち。ただし軽量ゆえ、茶色ゆえの脆さもある。
また、早さを活かす関係上、デッキが高速で手札を消費する尖った形になりやすいのも強さと脆さを助長する。色が単純に強いのに加え、その戦略を後押しする事もあっての黒との好相性がある。
・対策カード
上ほど有効と見ている
《溶融/Meltdown》《沈黙のオーラ/Aura of Silence》《魔力流出/Energy Flux》《破滅的な行為/Pernicious Deed》
《古えの遺恨/Ancient Grudge》《リスティックの研究/Rhystic Study》《概念泥棒/Notion Thief》
《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》《無のロッド/Null Rod》《石のような静寂/Stony Silence》
・カード解説
自分は《無のロッド/Null Rod》などへの評価が低い。結局土地からはマナが出るので、タイミングを計った軽めのバウンスであっさり対処されてしまうからだ。
それならば継続的に展開を阻害する《沈黙のオーラ/Aura of Silence》や、1~2ターン目からマナファクトを壊滅させてくる《溶融/Meltdown》の方が脅威だ。特に《沈黙のオーラ/Aura of Silence》は退けようとしても最後に《解呪/Disenchant》までしてくるので最悪である。
《魔力流出/Energy Flux》は《沈黙のオーラ/Aura of Silence》に迫る勢いでマナを縛れて強いが、青茶自身の色なので実質あまり見ない。後述する青緑系ならありかもしれない。《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》も悪くないが求めるマナが半額なので実は見た目ほどではない。
《リスティックの研究/Rhystic Study》は先日の対戦で実感した事より。青茶は手札を高速で吐き出しつつマナを増やし、そのマナでドローして……というループを繰り返してリソースを高速で拡大するのだが、その過程でいちいち1マナか1ドローを要求してくる《リスティックの研究/Rhystic Study》は序盤に出てくるとかなりウザったい。
「確かに他人のリス研は辛かったが、じゃあ自分が張ったら何枚引けた?」と思い返したら対して引けなかった事が確認できたので、青茶系の対策になりそうだと評価を上げた。同じ大量マナ確保系でも、大型スペルを乱打するタイプだと支払いマナが少なくなるので有効度が大きく落ちる。
☆青緑系
最近はやりの始原体ゲー色。《森林の始源体/Sylvan Primordial》を高速で出し、それを《クローン/Clone》して大幅にリソース差を付けに行く動きが仕組まれている。
しかしこれは直接的な勝ち手段ではないので、デッキの動き自体はそれぞれで違う。始原体を活かすように《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》で殴ったり《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》で引くデッキもあれば、リアニメイトが多く入ったデッキの釣り先としての役割も兼ねるデッキもあれば、結局《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》で勝つから始原体プランは独立してるよ、ってデッキもある。
この色組み合わせだと単純に強いムーブだからみんな入れちゃってる、って感じ。
始原体高速キャストする関係上、必然的に《自然の秩序/Natural Order》に必要な軽い緑のクリーチャーが多くなる。ゆえに加速はクリーチャーになる形が多い。
そのため、召喚酔いのタイムラグが発生し、加速が茶色系に比べてワンテンポ遅れ、そのまま後塵を拝し続ける事が結構ある。
・対策カード
《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》《幻影の像/Phantasmal Image》《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《溶鉄の始源体/Molten Primordial》
・カード解説
《森林の始源体/Sylvan Primordial》の仕事を許さない《倦怠の宝珠/Torpor Orb》は、有効範囲は狭いがかなり強烈なアンチカード。青緑系は、《パリンクロン/Palinchron》や《永遠の証人/Eternal Witness》のようなCIPクリーチャーを多めに採用しがちなので余計に刺さる。
しかしその他の色のデッキだと、あとは《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》とかCIP利用の多いクリーチャー多めの赤系に刺さるくらい。
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》は重いが、相手のマナクリをなぎ倒した上で始原体を止められるので非常に有能。あとは重ささえ何とかなれば。
始原体で割られないクリーチャー、というのもプラス点。それまでの青緑系のレジェンド除去の定番であったクローンがあまり有効でないのも追い風。(確かにコピーすれば除去は出来なくともタフネスをプラマイゼロに出来るのだが、そこで-4を被っている他のプレイヤーが堪らずコピーすると全員-2が乗りっぱなしになってしまう)
なんだかんだで《森林の始源体/Sylvan Primordial》をクローンし返すのが手っ取り早い事が多い。だからこそ始原体ゲー言われる訳だが。
例え自分に森がなくとも、相手の重要カードやマナを割って減速しつつ6/8到達のクリーチャーで余分なダメージをシャットアウト出来るのは大きい。
《溶鉄の始源体/Molten Primordial》は、上記の状況に陥りやすい事から逆説的に強さが光るようになる。各プレイヤーが始原体を並べて睨み合っている状況の場合、こいつキャストでいきなりブロッカーを退けられながら20点くらいのダメージが突っ込んでくる。
☆緑黒系
コピーによる水増しこそないものの、青緑同様に《森林の始源体/Sylvan Primordial》の高速キャストを仕掛けられる色。
リアニメイトで再利用できるのも利点だが、なんといっても《生き埋め/Buried Alive》からの高速勝利が青緑系にはない利点。
青緑系同様マナクリ戦略に寄りがちで茶系に比べてテンポが悪くなるが、勝ち手段が早いおかげで、妨害抜きの速度のみで茶系に追いつけるというのは大きな利点と言っていいだろう。黒には《暗黒の儀式/Dark Ritual》などのアドを失う代わりにテンポを得るカードが幾つかある事も遅れを取り戻す事に貢献している。これには《夜の囁き/Night’s Whisper》のようなカードも該当する。(ライフアドを失う代わりに《予言/Divination》に比べて1マナ軽いというテンポを得ている)
黒も緑も墓地活用が得意なので相性はいいのだが、そのせいで勝ち手段もアドエンジンも墓地利用に偏りがち。墓地対策1枚で身動き取れなくなる事もあるのは注意したい。
・対策カード
《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《有毒の蘇生/Noxious Revival》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》《漁る軟泥/Scavenging Ooze》《墓場の浄化/Purify the Grave》《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
・カード解説
墓地利用コンボは実質的にコスト踏み倒ししているため突然死が発生しやすい。
そのため、0マナから動ける対策カードの評価が高い。
通常のカウンターは使用不可で使い勝手の良い《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》、先置き出来るため除去の的になる危険はあるが手札リセットに強い《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》、自分のカードの再利用や教示者の遅延など使用方法に柔軟性があるのが魅力の《有毒の蘇生/Noxious Revival》がトップ3だと思っている。
1マナかかるものの《Wheel of Fortune》系なら手札から落ちても問題のない《墓場の浄化/Purify the Grave》、1ターン目に出て来て単体でマナクリとして仕事しながら墓地にも睨みを利かせられる《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》、起動マナが重いものの《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》や《召喚の調べ/Chord of Calling》で持って来てその場で墓地除去出来る《漁る軟泥/Scavenging Ooze》、キャストにマナがかかるがあとは《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》級の《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》が次点。
墓地対策は種類が多いので、後はお好みで。
刹那付きの《根絶/Extirpate》、カウンターされるが《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》と同じ0マナで相手のライブラリーを覗ける《外科的摘出/Surgical Extraction》辺りが有力候補か。
そんな訳で、強色の青黒緑の2色組み合わせで対策カードを書いてみました。
実際、この色組み合わせだとしても安定性やシナジー面から均等3色にはならずに1~2色がメインのデッキになるだろうからね。
コメント
オナシャス!!
ふえぇ~ヴェンディもスタックにあるよ~
了解しました。
今度の交流会に来れるならその時にでも。