《森林の始源体/Sylvan Primordial》が《原始のタイタン/Primeval Titan》の再来と鳴り物入りでEDH界に現れてそろそろ半年。そろそろ、プレイヤーも有用な使い方で楽しむ事とうんざりする事にも慣れて来た事かと思う。
ちなみに自分は一方的にうんざりする側です。
そんな訳で、自分もたまにはうんざりさせる側に回りたい! という事で気分だけでも感じようとこのカードをおさらいしてみようかと。
☆単体性能分析
7マナと重いが、6点と40ライフあるEDHでもそこそこ重いパンチ力と、地味に大概のクリーチャーを止めらるタフネス8と到達を持つ。
このタフネス8というのが結構重要で、EDHで21点のジェネラルダメージ勝ちを狙う場合、3回パンチの7がパワーの選定基準になる事が多い。そのちょうど7というパワーを持つジェネラルを、飛行持ち含みでガッチリ止められるのはなかなか魅力的である。
止められるクリーチャーとしては、《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》や《ジャンドの暴君、カーサス/Karrthus, Tyrant of Jund》、《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》なんかが代表的な所だろうか。
しかしそんなデカブツのために7マナは支払えない。このカードの真価は、CIP能力にある。大概のプレイヤーも、もちろんこっちの方のスペックをメインに評価している事と思う。
場に出た時、各対戦相手のノンクリーチャーパーマネント(多くの場合マナベースになるだろう)を破壊して減速しつつ、自分は森をその数だけサーチで大きく加速する。
都合各プレイヤーに4マナ程度の差を付けられるので、その後の展開が非常に楽になる。持って来るように指定されているのは「森」なので、基本でない森(デュアルランドなど)も当然持って来れる。これが、このカードが多色デッキだとなおさら重用される理由になっている。
禁止になってしまった強カード、《原始のタイタン/Primeval Titan》と比べた場合の長所と短所は、
・長所
上記の通りタフネス8の到達でビートジェネラルにナチュラルに対応。
CIP時に付けられるアド差がタイタン以上。
緑以外にコピーされても森がないためリスクが低い。
・短所
1マナ重い。
森以外の特殊地形持って来れない。
出たらそれっきり。以降は基本的にアドを稼げない。
といった所で、場持ちが悪かった場合には原始のタイタン以上のアドを残してくれる爆発力重視の性能と言える。
☆悪用方法
◎コストを踏み倒す。
デッキ内に大きく加速を取っていれば3~5ターン目程度には充分到達可能であるマナ域ではあるが、それでも7マナはなかなか重い。
また、マナ加速に寄り過ぎていると、せっかくの「マナを大きく伸ばす」という始原体の持ち味が活かしにくい。マナフラッドなのにマナを伸ばしても仕方がないからだ。(EDHにはジェネラルというマナの捌け口があるので、このデメリットは比較的緩いが)そのため、このカードは出来れば自分のマナが少ない状況で場に出していきたい。
という事でこれまで見て来た早出しのパターンを復習。
・《閃光/Flash》
おそらく最軽量。とりあえず2マナで場に出すだけなら出せる。
しかし始原体はその場で墓地に置かれるし手札は2枚消費するしで燃費は悪い。他との組み合わせもデッキに仕込んで置かないと閃光が腐るという問題もある。
また、後述する強力なクローン戦法で使いまわせないのもマイナス点。閃光を使っている時点でクローンが使える青である点も勿体なさに拍車をかける。
可能ならば、《アカデミーの学長/Academy Rector》のような単体でも使えて《閃光/Flash》とも相性の良いクリーチャーを複数仕込んでおきたい。
墓地に落ちた始原体をナチュラルに使いまわせるように《動く死体/Animate Dead》などのリアニメイト手段も持っておくとなお良い。定番の《再活性/Reanimate》はライフががっつり減るので良く考えて。
・《自然の秩序/Natural Order》
4マナでサーチ+踏み倒しを実現する破格のカード。
《閃光/Flash》同様2枚がかりなものの、閃光に比べると受けが非常に広く、始原体を場に残せるのも利点。緑単色で可能というのも大きな長所だ。
欠点は、必然的にデッキに軽めの緑のクリーチャーを大量に入れる必要が出てくる点。自然デッキはマナクリ戦略となるのだが、《太陽の指輪/Sol Ring》や《繁茂/Wild Growth》、《自然の知識/Nature’s Lore》といった他タイプのマナ加速手段に比べると、召喚酔いのため動き出すのがどうしてもワンテンポ遅れてしまうという欠点がある。
そのリスクを天秤にかけつつデッキに組み込みたい。
・《誘い/Lure of Prey》《劇的な入場/Dramatic Entrance》《エルフの笛吹き/Elvish Piper》
4~5マナから始原体を場に出せるカード達。
余計に手札を使う癖にそこまで大きく軽くなる訳でもないので、単純なマナ加速の方が相性良い場合も多々あるかも知れない。無駄牌にしないためにも、他にも早めに出せて嬉しい緑クリーチャーを準備しておく必要がある。
・《クローン/Clone》
これも実質的なコスト軽減。
軽めのクローンの場合、2~3マナ程度でキャスト出来るため、対戦相手がキャストしてきた《森林の始源体/Sylvan Primordial》にカウンターするような形で体勢を立て直す事が出来る。
欠点は、あくまでカウンター専用という事。当然ながら、自分を含む誰かが《森林の始源体/Sylvan Primordial》をキャストしていなければコピーする事は出来ない。
・《動く死体/Animate Dead》
これもクローン同様実質的なコスト軽減。
クローンが場に始原体がいる必要があるのに対し、こちらは墓地に始原体がいる必要がある。そのため、クローンに比べると少し使い勝手が悪いかも知れない。(クローンのように対戦相手の始原体に対するカウンターとして使う場合、「除去→リアニメイト」という手順を踏む必要がある)
軽い所が揃っているが、大きくライフを失う《再活性/Reanimate》、相手の始原体による除去を許す《動く死体/Animate Dead》、他人に塩を送る可能性が捨てきれない《死体発掘/Exhume》など、どれも微妙に癖がある。
◎コピーする
上の項の要素の内、特に強力なため別項を設ける。
クローン系は、上記の通りのコスト軽減に加え、自分で始原体を使う場合の始原体数水増しの効果も期待出来る。とりあえず本人を《俗世の教示者/Worldly Tutor》や《自然の秩序/Natural Order》でサーチして出してしまえば、そこから先は複数あるクローンのどれを引いても始原体にしてしまえるからだ。
また、連打可能になった事によって対戦相手の体勢立て直しを許さずそのまま倒す事も可能になる。
特に同型の時には相手の始原体に合わせる形でこちらも加速出来るため、非常に有効。
・《幻影の像/Phantasmal Image》
最軽量のクローン。対象になると死ぬが、場に出た時点で概ね仕事は済んでいるので問題なし。
2マナで3マナも伸ばしたあげくに他人のマナベースを破壊するとかコスパも何もあったものではない。
・《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
ファイレクシアマナによって、実質3マナで場に出せる軽量級のクローン。
アーティファクトであるため、青でサーチしやすいのは利点。アーティファクトであるというのは多少割れやすくなっているデメリットでもあるが、出た時点で仕事が終わっている始原体にとっては些細な問題である。
青でサーチしやすいアーティファクトとはいえ、始原体自身のサーチしやすさには全く寄与しないため、《加工/Fabricate》などより先に《俗世の教示者/Worldly Tutor》が優先されそう。
・《前駆ミミック/Progenitor Mimic》
6マナと非常に重いが、無事生きて帰ってくれば毎ターン《森林の始源体/Sylvan Primordial》を増殖させられる。
青緑のカードであり、《自然の秩序/Natural Order》で持って来れるというのは大きな利点。特に、すでに自分が始原体を素引きしてキャストしてしまった後のサーチ先としては理想的とすら言える。
◎リアニメイト
クローン同様に独自に。とはいえ有用な所それぞれの違いは上で大体書いちゃったけど。
なんらかの墓地に落とす手順が必要だが、クローン以上に軽いのが利点。1度場に出てしまえば後は乱暴に扱ってもいい、というか乱暴に扱った方が良いというのも、デッキによっては使いやすいかも知れない。
・《再活性/Reanimate》《生+死/Life+Death》
ライフが思いっきり減るが、僅か1~2マナで始原体を召喚できる。
40ライフあるEDHでも、流石に7ライフは安くない。入れ過ぎ・使い過ぎには注意。
・《動く死体/Animate Dead》《Dance of the Dead》
2マナと非常に軽いリアニメイトカード。
エンチャントであるため、相手に始原体コピーなどをされた場合に落とされる恐れがある。
「リアニが得意な黒なら落ちるのは望む所」と言いたい所だが、当然相手はリアニが見えてるならマナベースを壊してくる事だろう。落ちる落ちないを自由に選ばれるのは、微妙な盤面で結構響いく事もある。
・《ネクロマンシー/Necromancy》
動く死体系統のカードなのだが、インスタントメントという強力な独自性を持っているので別枠で。
3マナと比較的重いのだが、同型相手の場合に相手のリアニメイトを止めつつ自分が始原体を使いまわす、《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》《ファイレクシアの発掘者/Phyrexian Delver》などから始まる墓地コンボを止められる、など柔軟性に定評がある。
・《死体発掘/Exhume》
2マナで、相手の始原体に割られる事もなく、ライフの支払いもなくリアニメイト出来る。……ただし全員で。そう上手い話はないものである。
また、リアニメイト可能なのが自分の墓地からのみのため、その対象の狭さに唸る事があるかも知れない。
自分が見てきた所だと大体こんな感じ。
出たての頃には完全にCIPに目を奪われていたが、最近では6/8到達のマッソウボディの価値の大きさがだんだん分かってきた。
とにかくクローン戦略が煩わしく、それならいっそ自分がそこに加わった方が早いという事もあって最近身内では緑メインの青入りな組み合わせのデッキが大流行中。もともとがスペルコンボ止めるために全体的に青いってのはあったけど。
まあなんにせよ、青単使ってる自分の感想としては、
うんざりだ! コピーしても嬉しくない始原体にはもううんざりだ ! とっとと禁止になって代わりに《原始のタイタン/Primeval Titan》早く帰ってきてくれ!!
といった所である。
ちなみに自分は一方的にうんざりする側です。
そんな訳で、自分もたまにはうんざりさせる側に回りたい! という事で気分だけでも感じようとこのカードをおさらいしてみようかと。
☆単体性能分析
Sylvan Primordial / 森林の始源体 (5)(緑)(緑)
クリーチャー — アバター(Avatar)
到達
森林の始源体が戦場に出たとき、対戦相手1人につき、それぞれそのプレイヤーがコントロールするクリーチャーでないパーマネントを最大1つまで対象とし、それを破壊する。これにより破壊されたパーマネント1つにつき、あなたのライブラリーから森(Forest)カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
6/8
7マナと重いが、6点と40ライフあるEDHでもそこそこ重いパンチ力と、地味に大概のクリーチャーを止めらるタフネス8と到達を持つ。
このタフネス8というのが結構重要で、EDHで21点のジェネラルダメージ勝ちを狙う場合、3回パンチの7がパワーの選定基準になる事が多い。そのちょうど7というパワーを持つジェネラルを、飛行持ち含みでガッチリ止められるのはなかなか魅力的である。
止められるクリーチャーとしては、《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》や《ジャンドの暴君、カーサス/Karrthus, Tyrant of Jund》、《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》なんかが代表的な所だろうか。
しかしそんなデカブツのために7マナは支払えない。このカードの真価は、CIP能力にある。大概のプレイヤーも、もちろんこっちの方のスペックをメインに評価している事と思う。
場に出た時、各対戦相手のノンクリーチャーパーマネント(多くの場合マナベースになるだろう)を破壊して減速しつつ、自分は森をその数だけサーチで大きく加速する。
都合各プレイヤーに4マナ程度の差を付けられるので、その後の展開が非常に楽になる。持って来るように指定されているのは「森」なので、基本でない森(デュアルランドなど)も当然持って来れる。これが、このカードが多色デッキだとなおさら重用される理由になっている。
禁止になってしまった強カード、《原始のタイタン/Primeval Titan》と比べた場合の長所と短所は、
・長所
上記の通りタフネス8の到達でビートジェネラルにナチュラルに対応。
CIP時に付けられるアド差がタイタン以上。
緑以外にコピーされても森がないためリスクが低い。
・短所
1マナ重い。
森以外の特殊地形持って来れない。
出たらそれっきり。以降は基本的にアドを稼げない。
といった所で、場持ちが悪かった場合には原始のタイタン以上のアドを残してくれる爆発力重視の性能と言える。
☆悪用方法
◎コストを踏み倒す。
デッキ内に大きく加速を取っていれば3~5ターン目程度には充分到達可能であるマナ域ではあるが、それでも7マナはなかなか重い。
また、マナ加速に寄り過ぎていると、せっかくの「マナを大きく伸ばす」という始原体の持ち味が活かしにくい。マナフラッドなのにマナを伸ばしても仕方がないからだ。(EDHにはジェネラルというマナの捌け口があるので、このデメリットは比較的緩いが)そのため、このカードは出来れば自分のマナが少ない状況で場に出していきたい。
という事でこれまで見て来た早出しのパターンを復習。
・《閃光/Flash》
おそらく最軽量。とりあえず2マナで場に出すだけなら出せる。
しかし始原体はその場で墓地に置かれるし手札は2枚消費するしで燃費は悪い。他との組み合わせもデッキに仕込んで置かないと閃光が腐るという問題もある。
また、後述する強力なクローン戦法で使いまわせないのもマイナス点。閃光を使っている時点でクローンが使える青である点も勿体なさに拍車をかける。
可能ならば、《アカデミーの学長/Academy Rector》のような単体でも使えて《閃光/Flash》とも相性の良いクリーチャーを複数仕込んでおきたい。
墓地に落ちた始原体をナチュラルに使いまわせるように《動く死体/Animate Dead》などのリアニメイト手段も持っておくとなお良い。定番の《再活性/Reanimate》はライフががっつり減るので良く考えて。
・《自然の秩序/Natural Order》
4マナでサーチ+踏み倒しを実現する破格のカード。
《閃光/Flash》同様2枚がかりなものの、閃光に比べると受けが非常に広く、始原体を場に残せるのも利点。緑単色で可能というのも大きな長所だ。
欠点は、必然的にデッキに軽めの緑のクリーチャーを大量に入れる必要が出てくる点。自然デッキはマナクリ戦略となるのだが、《太陽の指輪/Sol Ring》や《繁茂/Wild Growth》、《自然の知識/Nature’s Lore》といった他タイプのマナ加速手段に比べると、召喚酔いのため動き出すのがどうしてもワンテンポ遅れてしまうという欠点がある。
そのリスクを天秤にかけつつデッキに組み込みたい。
・《誘い/Lure of Prey》《劇的な入場/Dramatic Entrance》《エルフの笛吹き/Elvish Piper》
4~5マナから始原体を場に出せるカード達。
余計に手札を使う癖にそこまで大きく軽くなる訳でもないので、単純なマナ加速の方が相性良い場合も多々あるかも知れない。無駄牌にしないためにも、他にも早めに出せて嬉しい緑クリーチャーを準備しておく必要がある。
・《クローン/Clone》
これも実質的なコスト軽減。
軽めのクローンの場合、2~3マナ程度でキャスト出来るため、対戦相手がキャストしてきた《森林の始源体/Sylvan Primordial》にカウンターするような形で体勢を立て直す事が出来る。
欠点は、あくまでカウンター専用という事。当然ながら、自分を含む誰かが《森林の始源体/Sylvan Primordial》をキャストしていなければコピーする事は出来ない。
・《動く死体/Animate Dead》
これもクローン同様実質的なコスト軽減。
クローンが場に始原体がいる必要があるのに対し、こちらは墓地に始原体がいる必要がある。そのため、クローンに比べると少し使い勝手が悪いかも知れない。(クローンのように対戦相手の始原体に対するカウンターとして使う場合、「除去→リアニメイト」という手順を踏む必要がある)
軽い所が揃っているが、大きくライフを失う《再活性/Reanimate》、相手の始原体による除去を許す《動く死体/Animate Dead》、他人に塩を送る可能性が捨てきれない《死体発掘/Exhume》など、どれも微妙に癖がある。
◎コピーする
上の項の要素の内、特に強力なため別項を設ける。
クローン系は、上記の通りのコスト軽減に加え、自分で始原体を使う場合の始原体数水増しの効果も期待出来る。とりあえず本人を《俗世の教示者/Worldly Tutor》や《自然の秩序/Natural Order》でサーチして出してしまえば、そこから先は複数あるクローンのどれを引いても始原体にしてしまえるからだ。
また、連打可能になった事によって対戦相手の体勢立て直しを許さずそのまま倒す事も可能になる。
特に同型の時には相手の始原体に合わせる形でこちらも加速出来るため、非常に有効。
・《幻影の像/Phantasmal Image》
最軽量のクローン。対象になると死ぬが、場に出た時点で概ね仕事は済んでいるので問題なし。
2マナで3マナも伸ばしたあげくに他人のマナベースを破壊するとかコスパも何もあったものではない。
・《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
ファイレクシアマナによって、実質3マナで場に出せる軽量級のクローン。
アーティファクトであるため、青でサーチしやすいのは利点。アーティファクトであるというのは多少割れやすくなっているデメリットでもあるが、出た時点で仕事が終わっている始原体にとっては些細な問題である。
青でサーチしやすいアーティファクトとはいえ、始原体自身のサーチしやすさには全く寄与しないため、《加工/Fabricate》などより先に《俗世の教示者/Worldly Tutor》が優先されそう。
・《前駆ミミック/Progenitor Mimic》
6マナと非常に重いが、無事生きて帰ってくれば毎ターン《森林の始源体/Sylvan Primordial》を増殖させられる。
青緑のカードであり、《自然の秩序/Natural Order》で持って来れるというのは大きな利点。特に、すでに自分が始原体を素引きしてキャストしてしまった後のサーチ先としては理想的とすら言える。
◎リアニメイト
クローン同様に独自に。とはいえ有用な所それぞれの違いは上で大体書いちゃったけど。
なんらかの墓地に落とす手順が必要だが、クローン以上に軽いのが利点。1度場に出てしまえば後は乱暴に扱ってもいい、というか乱暴に扱った方が良いというのも、デッキによっては使いやすいかも知れない。
・《再活性/Reanimate》《生+死/Life+Death》
ライフが思いっきり減るが、僅か1~2マナで始原体を召喚できる。
40ライフあるEDHでも、流石に7ライフは安くない。入れ過ぎ・使い過ぎには注意。
・《動く死体/Animate Dead》《Dance of the Dead》
2マナと非常に軽いリアニメイトカード。
エンチャントであるため、相手に始原体コピーなどをされた場合に落とされる恐れがある。
「リアニが得意な黒なら落ちるのは望む所」と言いたい所だが、当然相手はリアニが見えてるならマナベースを壊してくる事だろう。落ちる落ちないを自由に選ばれるのは、微妙な盤面で結構響いく事もある。
・《ネクロマンシー/Necromancy》
動く死体系統のカードなのだが、インスタントメントという強力な独自性を持っているので別枠で。
3マナと比較的重いのだが、同型相手の場合に相手のリアニメイトを止めつつ自分が始原体を使いまわす、《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》《ファイレクシアの発掘者/Phyrexian Delver》などから始まる墓地コンボを止められる、など柔軟性に定評がある。
・《死体発掘/Exhume》
2マナで、相手の始原体に割られる事もなく、ライフの支払いもなくリアニメイト出来る。……ただし全員で。そう上手い話はないものである。
また、リアニメイト可能なのが自分の墓地からのみのため、その対象の狭さに唸る事があるかも知れない。
自分が見てきた所だと大体こんな感じ。
出たての頃には完全にCIPに目を奪われていたが、最近では6/8到達のマッソウボディの価値の大きさがだんだん分かってきた。
とにかくクローン戦略が煩わしく、それならいっそ自分がそこに加わった方が早いという事もあって最近身内では緑メインの青入りな組み合わせのデッキが大流行中。もともとがスペルコンボ止めるために全体的に青いってのはあったけど。
まあなんにせよ、青単使ってる自分の感想としては、
うんざりだ! コピーしても嬉しくない始原体にはもううんざりだ ! とっとと禁止になって代わりに《原始のタイタン/Primeval Titan》早く帰ってきてくれ!!
といった所である。
コメント
インスタントなので、上席のエンドに使えば釣る権利も一ターン早く回りますし。
うちの身内も先週同じ事言ってたんですがなんだろうこのシンクロw
実際登場しているのを見た事はないのですが、枠を割いて入れるのもアリなんですかねぇ? 個人的には範囲狭くて信用ならない感じですが。自分のカード(粗石なんか)がひっかかるのも実質的にリターンが減るのでマイナスですし。
確かに、「CIPで十分、あとは貰ったアドでゆっくり」ってスタンスならパワー6のクリーチャーはいらないもんね。自分のキャストだけで一方的に始原体ゲーを終わらせられるのは利点と言ってよさそう。
あとは閃光自身の腐りやすさをいかに補うかやねー。
《森林の始源体/Sylvan Primordial(GTC)》の対抗策として入れるのはアリだと思います。
ピラミッドにいるゼガーナ、原形質あたりはオーダーor袖の下(原形質だと納墓再活性も)経由での始源体で無理やり動いてくるパターンがあり、それが封じることが出来るだけで結構なウザさかと。
ただ、こういったカードは一番抜けやすいものではあるんですよね。
対策としてはテフェリーの反応とか使われた事が
ありがとうございます。そして眠いw
>にった氏さん
性質上、《呪われたトーテム像/Cursed Totem》辺りと性能を比べる事になるのですが、その結果現状「当落線上にいてしかし実際投入は難しい」という結論になってしまっているトーテムとどっこいと思ったので微妙かなー、と自分は考えています。確かにうざ強いんだけど2マナと手札を使う程では、みたいな。
性能を《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》と比べた感じだとトントンかなーと思った部分もあったので、これが0マナだったら投入されるかもしれませんw
>じょーじさん
《騙し討ち/Sneak Attack》は良いカードですね。
重いクリーチャー複数枚コンボ(キキジキ徴集兵など)の踏み倒しや、自身が《パリンクロン/Palinchron》とコンボしたりもありますし、赤緑や赤青緑なんかでは活躍しそうです。
《テフェリーの反応/Teferi’s Response》は面白いですね。緑ばっかりで始原体の登場が見え見えならアリかも知れません。ただ、青茶だとアーティファクトを割られる事が多そうなので、《繁茂/Wild Growth》などで土地破壊を誘える青緑系統に入る事になりそうですね。
ちょっと重いですが謙虚は良いですね。
しかし非常に影響力の高いカードです。ジェネラルというクリーチャーが必然的に初手に入っているという構築環境で、自分に影響なく扱うのが大変なのが難しい所です。
謙虚を入れる場合は勝ち手段含めクリーチャーに頼らず戦える構築にする必要があり、しかし1/99のカードのためにここまで構築を歪めてもいいのか、というジレンマ。
恐らく、デッキは元々スペルに寄せた構築になりがちな青メインに謙虚と除去の白+クリーチャーに頼りがちな緑以外の何かを混ぜた3色などになるのでしょうね。
あと黒枠ツンドラとか無理ですw 自分が多色デッキを組む時には白枠という名のプロキシ大量投入デッキになる事でしょう。
あ、ツンドラ書いてて思い出しましたが、まのさんがこの前の日記で欲しいものに上げていたカードの一部をなんぼか安く譲りましょうか? すぐ使う当てもないんで。
伊語RV白枠《Tundra》×1 10000
英語TE《不毛の大地/Wasteland》×1 3500
よければこれくらいで。