《預言者の杖/Diviner’s Wand》
2013年4月8日 EDHカード考察 コメント (2)Diviner’s Wand / 預言者の杖 (3)
部族 アーティファクト — ウィザード(Wizard) 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは「あなたがカードを引くたび、このクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに飛行を得る。」と「(4):カードを1枚引く。」を持つ。
ウィザード(Wizard)・クリーチャーが戦場に出るたび、あなたは預言者の杖をそれにつけてもよい。
装備(3)
デッキに《Power Artifact》が入った事から繋がって「単純に無色無限マナが発生した状況のアーティファクトの決め技って、《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》以外にないものか。万が一砲撃リムーブされた場合、ルートが大きく狭まる(本人とアーティファクトサーチ関連が軒並み潰れる)し」と探していたら見つけたカード。
ドローの起動型能力の起動にタップを必要としないので、マナさえあれば無限ドロー。キャストも装備も無色のみでまかなえるため、《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》同様色マナを全く必要としないでフィニッシュに移行出来る。
装備品である以上、装備先となるクリーチャーの確保が課題なのだが、EDH独自のシステムであるジェネラルの存在がそこに非常に噛み合っている。
戦場にいる状況ならば一切色マナを必要としないし、たとえ殺されて線上にいなくても青青から無限ドローに突入できる。
もしもジェネラルの色拘束が少なければより軽量に無限ドローに入れる。青なら《メムナーク/Memnarch》とか。
青青を使った場合、性質が非常に近いのは《思考の泉/Mind Spring》なのだが、「インスタントタイミングで」「1枚ずつ引ける」という要素が思考の泉よりも便利な点となる。
途中でマナファクトを展開したり《大あわての捜索/Frantic Search》や《High Tide》を撃ったりして、小まめに色マナを増やす事が可能なのだ。特にデッキを引き切ってしまうと撃てなくなる大慌ての捜索とのシナジーの影響は大きい。
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》や《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》といった直接的なフィニッシュカードがリムーブされている状況でもちゃんとゲームを決められるのも利点。
細かな手順は、ジェネラルが召喚酔いであるパターンを仮定して、
1・とにかく引きまくりながらパーマネントを展開、青マナを増やす。
2・追加ターンを連打して下準備を整える。
3・《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》もあるなら撃っておく。
4・《Timetwister》とカウンターたっぷり抱えた状態でターンエンド
5・追加ターン。無限マナ発生させてから《Timetwister》
6・ここで相手が何らかの対処手段を引いてくる可能性もあるが、すでに無限マナが発生しているので、そこにスタックで1枚ずつドローしていってカウンターなりなんなり引けるので問題なし。
7・20枚ばかり引いた所でパンチ。ジェネラルダメージでKO。
8・途中でライブラリーに戻っているはずの追加ターンをキャストして、以下人数分繰り返し。
9・必要分の追加ターンや除去に対するカウンターがライブラリーの底に溜まっていたせいでライブリーの厚さが人数分に足りなくなった時のため、デッキに《Timetwister》系を多く持つプレイヤーを後回しにすると吉。《知識の搾取/Knowledge Exploitation》で自分の《Timetwister》含めライブラリー回復できるので、ダメージ量は十分に間に合うはず。
こんな感じ。
無限マナを持て余すような事や、墓地に《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》が落ちてフィニッシュが遠回りになって困る事が多そうならば投入を考えている。
「相手にクリーチャー除去がなくてジェネラルが場に残っている」という前提なら、大砲よりは無駄牌にならない。《メムナーク/Memnarch》ジェネラルなんかなら大砲より優先してもいいくらいかも。本人実はウィザードだし。
コメント
しかしドロー欲しさに単体運用は流石に重すぎでしょうw なんぼ《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》から沢山マナが出るとはいえ、最初に3(ウィザードいなければさらに+3)マナ払ってからさらに4マナで1ドローは切ない効率です。