デッキに《彩色の宝球/Chromatic Sphere》とか《彩色の星/Chromatic Star》を入れようと考えてる最中にちょこちょこ調べながら思った事とか。思考は主に青茶仕様。
まめちしきー。
☆《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
マナを発生させる起動型能力であるため、この能力はマナ能力である。さらには「カードを1枚引く。」までが能力であるため、スタックを介する事無く即座に1ドロー出来る。
・例1
こちらの手札に《神秘の教示者/Mystical Tutor》とがあって、対戦相手の場には《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》と幾ばくかのマナ、という状況。
通常ならば教示者で詰み込んだ所でウーナにリムーブされるので積み込んだカードを引く事が出来ないが、《彩色の宝球/Chromatic Sphere》がある場合、スタックを介せずにカードが引けるため、詰み込んだカードを手札に加える事が出来る。
・例2
《地ならし屋/Leveler》をキャスト、ライブラリーを吹き飛ばした後に《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》をキャストした。
その後《彩色の宝球/Chromatic Sphere》で引く場合、タイミングがマナ能力であるため、対戦相手に着地した偏執狂を除去するタイミングはない。偏執狂に対処するにはカウンターを使う必要がある。
☆《彩色の星/Chromatic Star》
マナ能力の起動型能力とカードを引く誘発型能力が独立しているため、マナを発生させてからカードを引くまでに他の行動を差し挟む余地がある。
・例
場にあるマナソースが《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》のみ、手札には《神秘の教示者/Mystical Tutor》と青いカードが1枚。ここで対戦相手が致命的なカードをキャストしてきた場合、《彩色の星/Chromatic Star》があれば、
1・廃墟からのマナを使って星の能力を起動、青を発生させる。
2・星が墓地に落ちたので、ドローが誘発する。
3・それをスタックに乗せたまま、発生させた青で教示者。ウィルを積み込む。
4・ドローを解決。手札がウィルと青いカードに。
5・Counter!
という動きが可能である。
☆《Jeweled Amulet》
上の起動型能力はマナ能力ではなく、下の能力はマナ能力である。
また、下の能力の起動に必要なコストは「蓄積カウンターを1個取り除く」であり、なんらかの理由でカウンターが2つ以上乗っている場合、そのすべてを取り除く必要はない。
・例
《Basalt Monolith》+《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》の無色無限マナから、《通電式キー/Voltaic Key》と《オパールのモックス/Mox Opal》など有色マナを発生させるマナファクトを用いて有色無限マナに移行するルートがあるのだが、1マナでも青がある場合は《Jeweled Amulet》でもそれが可能である。
手順は、
1・アミュレットの1番目の能力を青で起動。
2・指輪で能力をコピー。カウンターが2個乗る。
3・キーの能力起動・コピーでアミュレットとキーをアンタップ。
4・アミュレットから青発生。カウンターは残り1個。マナ・プールには青。
5・キーの能力起動・コピーでアミュレットとキーをアンタップ。
6・アミュレットから青発生。カウンターは残り0個。マナ・プールには青青。
7・キーの能力起動・コピーでアミュレットとキーをアンタップ。
8・1に戻り、同じ手順を好きなだけ繰り返す
9・Infinite!
というもの。
ちなみに、下の能力で発生するマナは上の能力で「最後に記録されたマナのタイプ」であるため、上の起動型能力以外の何らかの理由でカウンターが乗った場合でも、直前になされた上の能力を参照し、そのタイプのマナを発生させる。
もしもまだ一度も上の能力を起動していない状態の場合、下の能力を用いてもマナを発生させる事は出来ない。
ちなみにちなみに、上の能力で言及されている「マナのタイプ」とは、『白、青、黒、赤、緑、無色』の6種類である。
つまり無色マナでも上の起動型能力は起動が可能。しかし記憶するのは「マナのタイプ」だけであるため、例えば《ヴィダルケンの技術者/Vedalken Engineer》の能力で出したマナを貯めた場合でも、《Jeweled Amulet》から発生したマナでクリーチャー呪文やソーサリー呪文を唱える事が出来る。
まめちしきー。
☆《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
(1),(T),彩色の宝球を生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。カードを1枚引く。
マナを発生させる起動型能力であるため、この能力はマナ能力である。さらには「カードを1枚引く。」までが能力であるため、スタックを介する事無く即座に1ドロー出来る。
・例1
こちらの手札に《神秘の教示者/Mystical Tutor》とがあって、対戦相手の場には《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》と幾ばくかのマナ、という状況。
通常ならば教示者で詰み込んだ所でウーナにリムーブされるので積み込んだカードを引く事が出来ないが、《彩色の宝球/Chromatic Sphere》がある場合、スタックを介せずにカードが引けるため、詰み込んだカードを手札に加える事が出来る。
・例2
《地ならし屋/Leveler》をキャスト、ライブラリーを吹き飛ばした後に《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》をキャストした。
その後《彩色の宝球/Chromatic Sphere》で引く場合、タイミングがマナ能力であるため、対戦相手に着地した偏執狂を除去するタイミングはない。偏執狂に対処するにはカウンターを使う必要がある。
☆《彩色の星/Chromatic Star》
(1),(T),彩色の星を生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。
彩色の星が戦場から墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。
マナ能力の起動型能力とカードを引く誘発型能力が独立しているため、マナを発生させてからカードを引くまでに他の行動を差し挟む余地がある。
・例
場にあるマナソースが《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》のみ、手札には《神秘の教示者/Mystical Tutor》と青いカードが1枚。ここで対戦相手が致命的なカードをキャストしてきた場合、《彩色の星/Chromatic Star》があれば、
1・廃墟からのマナを使って星の能力を起動、青を発生させる。
2・星が墓地に落ちたので、ドローが誘発する。
3・それをスタックに乗せたまま、発生させた青で教示者。ウィルを積み込む。
4・ドローを解決。手札がウィルと青いカードに。
5・Counter!
という動きが可能である。
☆《Jeweled Amulet》
(1),(T):Jeweled Amuletの上に蓄積(charge)カウンターを1個置く。この起動コストとして支払ったマナのタイプを記録しておく。この能力は、Jeweled Amuletの上に蓄積カウンターが置かれていない場合にのみ起動できる。
(T),Jeweled Amuletから蓄積カウンターを1個取り除く:あなたのマナ・プールに、最後に記録されたタイプのマナ1点を加える。
上の起動型能力はマナ能力ではなく、下の能力はマナ能力である。
また、下の能力の起動に必要なコストは「蓄積カウンターを1個取り除く」であり、なんらかの理由でカウンターが2つ以上乗っている場合、そのすべてを取り除く必要はない。
・例
《Basalt Monolith》+《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》の無色無限マナから、《通電式キー/Voltaic Key》と《オパールのモックス/Mox Opal》など有色マナを発生させるマナファクトを用いて有色無限マナに移行するルートがあるのだが、1マナでも青がある場合は《Jeweled Amulet》でもそれが可能である。
手順は、
1・アミュレットの1番目の能力を青で起動。
2・指輪で能力をコピー。カウンターが2個乗る。
3・キーの能力起動・コピーでアミュレットとキーをアンタップ。
4・アミュレットから青発生。カウンターは残り1個。マナ・プールには青。
5・キーの能力起動・コピーでアミュレットとキーをアンタップ。
6・アミュレットから青発生。カウンターは残り0個。マナ・プールには青青。
7・キーの能力起動・コピーでアミュレットとキーをアンタップ。
8・1に戻り、同じ手順を好きなだけ繰り返す
9・Infinite!
というもの。
ちなみに、下の能力で発生するマナは上の能力で「最後に記録されたマナのタイプ」であるため、上の起動型能力以外の何らかの理由でカウンターが乗った場合でも、直前になされた上の能力を参照し、そのタイプのマナを発生させる。
もしもまだ一度も上の能力を起動していない状態の場合、下の能力を用いてもマナを発生させる事は出来ない。
ちなみにちなみに、上の能力で言及されている「マナのタイプ」とは、『白、青、黒、赤、緑、無色』の6種類である。
つまり無色マナでも上の起動型能力は起動が可能。しかし記憶するのは「マナのタイプ」だけであるため、例えば《ヴィダルケンの技術者/Vedalken Engineer》の能力で出したマナを貯めた場合でも、《Jeweled Amulet》から発生したマナでクリーチャー呪文やソーサリー呪文を唱える事が出来る。
コメント
ちょうど状況起因処理で悩んでいたので。よければ記事を見て回答してやってください。
彩色の宝球のメリットは分かりにくいのでついつい彩色の星を使ってしまう。
まあ大体これらを使うデッキは両方使うんだけど。
「ルールの文がどこで切れているかで意味が変わってくる」とかまで考えると混乱することうけあい。
どちらも偏執狂と絡むと一長一短なところが出てくるんですよね
アミュレットから有色無限に変換できるのは気づいてませんでした。これはウーナに投入あるで
コメントありがとうございます。
記事に答えようと思ったのですがすでに↑の人が思った通りの答えを書いてて自分には出番がなかったですw
MTGのルールは厳密なので細かな所まで曖昧な解答にならずに済むのですが、その代わり複雑なので細かな所だと混乱しますよね。
MTGが始まってから20年の間、問題が出るたび整備され直し続けたおかげで、現在は総合フロアルールに照らし合わせればルール上の問題はまず確実に解決できるのですが、その総合フロアルールが長すぎ複雑すぎでとても覚え切れっこないというw
《ティタニアの歌/Titania’s Song》と《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》と《オパール色の輝き/Opalescence》が並んだ状況の結果とか資料片手にじゃないとルールに沿った説明なんて出来っこありませんwww
>cozaくん
宝球と星ってテキストが微妙に違うから、両方使うとやっぱりそういう事思っちゃうよね。
キーとブライトハースは色々万能すぎて探せば探すほど変なパターンが見つかるから困る。つーかアミュレットのテキストがいちいちルールテキストの読解問題みたいな構造になってるのが問題なんだよなw
昔、土を食うものを4体追放して出た縫合グールがなんで80/80になるのか分からなかった。
特性定義能力は常在型能力だからだと今では分かる。