まるで大オーロラの影響を受けたかの如く、数か月前とは最早別物になって帰ってきたcozaくんのウーナ。(http://79278.diarynote.jp/201303101821333402/)
勝率も数か月前とはもはや別物な感じで調子がいいのでちょっと色々書いてみる。
☆ウーナの特徴
・青黒という強い色の2色デッキ
・色拘束6という非常にきつい縛りはある(4人戦時)が、無限マナから直接勝ちに行けるジェネラル
☆基本的な動き
サーチ最強の黒、アーティファクトやソーサリーならサーチが得意な青の組み合わせを利用して、《Power Artifact》+《厳かなモノリス/Grim Monolith》や《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》+《Basalt Monolith》、《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》のような無限マナコンボの早期成立を目指すのが基本パターン。
しかしジェネラルでフィニッシュするには色拘束がきついので、カウンターで土地が並ぶ中盤以降まで引き延ばしたり《Candelabra of Tawnos》で色マナを水増しして無色無限マナの補助を行う。
青黒はボードコントロール力・アドバンテージ力も高めな色なので、じりじりと有利を付けた末にコンボに入る長期戦向けのジェネラルと言える。
その性質から、デッキは青単タッチ黒のような構成になりがちである。
おおざっぱに、こんな感じのデッキだったのが数か月前までのcozaくんのウーナ。良く見かける他のウーナデッキも大まかにはこんな感じの動きになっていると思う。
しかしこのスタイルでの勝率が、去年の秋辺りからだんだん怪しくなってきた。全体的に速度の上がったテンポ環境に移行していったため、対戦時にのんびり土地を伸ばしているような暇が作りにくくなってきたためだ。
《被覆/Envelop》《狼狽の嵐/Flusterstorm》のような軽めのカウンターで食い下がってくるのだが、場全体の減速をしきれずに倒れるパターンが非常に増えて来た。
こうしてウーナは他ジェネラルの養分となり、cozaくんもメインジェネラルを《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》辺りに変え、このまま消えていくかと思われた……。
☆基本的じゃない動き
そんなウーナデッキが大きく様変わりしたのは今年の事。
搭載コンボを軽めの所を厳選して大幅に増やし、その他のパーツも黒に良くある「何らかのリスクを背負う代わりにコスパが異常によい」カード群を中心に軽めの所を大量投入。
元からあった無色無限マナコンボルートも、早めに火種を揃えるために《ダークウォーターの卵/Darkwater Egg》や《彩色の星/Chromatic Star》などを加えてフィニッシュターンを短縮。
上記の「何らかのリスク~」カード群を多めに投入する関係上、全体的に黒っぽく変化。さらにはそれら「何らかのリスク」を軽減するため、それ以外のデッキ内容も大幅に変わった。
その結果、青黒の対処能力はある程度残しつつも、「じっくり腰を据えて場を抑え込んでボード有利を作り、隙を見てコンボをねじ込む」という防御的なスタイルから、「軽めの3枚コンボをチューター使って早めに整え次々と叩きつけていく」という非常に攻撃的なスタイルに変わった。
◎デッキに入っている主なコンボ
詳しくは本人のページで
・無色無限マナ
上記の通り《ダークウォーターの卵/Darkwater Egg》などが加わって多少決まるターンの期待値が早まった。
他と比べると重たい《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》がとうとう抜けたそうな。
「3枚コンボの2枚が揃っているのに合わせて3枚目をサーチ」みたいな動きが多いので、パターンを増やしてある。具体的には《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》+《焦土/Scorched Ruins》+《さびれた寺院/Deserted Temple》
・無限ターン
これは元から入っていたコンボ。元からコンボパーツな指輪以外は土地でいけるため、枠を作らずに無駄なく入れられるので残留した模様。そもそも下のコンボのために土地の種類を増やす必要があった訳だしね。
・《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
《Demonic Consultation》《汚れた契約/Tainted Pact》でライブラリーを吹っ飛ばして偏執狂で勝つコンボ。ライブラリーを飛ばした後のドローを加えると3枚コンボとはいえ、4~6マナ程度で始動出来る軽さが魅力。
偏執狂以外のパーツがそれぞれ複数あってコンボ始動が軽い辺り、《生き埋め/Buried Alive》にちょっと近いものがある。
背負うリスクは《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》だけどw
汚れた契約でライブラリーを吹き飛ばせるように、土地までハイランダー構成に。
結果昨日は《血染めの月/Blood Moon》でうんうん唸ってたw
それぞれのコンボが別コンボのパーツにもなっている(《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》が特に顕著だが、他にも色々ある。例えば《彩色の星/Chromatic Star》は無色無限からの火種確保と偏執狂コンボのドローに使えるし、《汚れた契約/Tainted Pact》は別コンボ始動直前には《Demonic Tutor》になり得る)ので、「3枚コンボの内2枚」は適当に引いてるだけでも早めに揃う。
あとは最後の1枚を豊富な黒のサーチを利用して手に入れ、さっさと決めてしまおう、という寸法。
コントロールパーツはほとんど以前と変わっていないので、相手を減速する事に関してはこれまで通り。
そのくせ始動が早くなったので、「コンボを3回止めつつぐだらせていたが4回目を仕掛けられて止められずに負け」というパターンが「コンボを2回止めつつぐだりかけた所でコンボ仕掛けに行って勝ち」というパターンに変わる確率が上がった。
☆これからのウーナ
すでに書いた通り、挙げられているレシピからは《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》が抜け、《むかつき/Ad Nauseam》が投入されていた。
30前後のライフを元手に10枚以上は引けた模様。
《最後の審判/Doomsday》は使い勝手が悪かったそうな。代わりは《ネクロポーテンス/Necropotence》が最有力候補か。
cozaくんは《死せる願い/Death Wish》とかただの自殺志願者みたいな事を言っていたが、その方向性なら先に《Grim Tutor》が入ってくる事だろう。
《無効/Annul》が微妙なので変えたいとも言っていた。
同マナコストのカウンターだと、使ってみた感じ《払拭/Dispel》は結構やり手なのでお勧めしたい。
日記では《闇滑りの岸/Darkslick Shores》を変えたいと言っていたが、何と変わったのか。
本命:《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
対抗:《教議会の座席/Seat of the Synod》《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
個人的にはいい加減《相殺/Counterbalance》を抜けとは思うw
強い事は強いけど、テンポ的に微妙についていけてないだろアレw 最近は場合によっては独楽を回す1マナすら大事だったりする環境ですし。
バウンスをもう1枚増やすのには賛成。自分のパーマネントを戻せるカードは《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》の他にもう1枚くらいはあっていいと思う。
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》はもういい加減環境の速度に付いていけないと思っている。対戦相手のデッキによっては結構長持ちするかもだが、それでも恐らくは4マナの反復付きソーサリーの《渦まく知識/Brainstorm》になるのがせいぜいの予感。
あと《Mana Drain》より《否認/Negate》の方が強いっつってんだろ!
勝率も数か月前とはもはや別物な感じで調子がいいのでちょっと色々書いてみる。
☆ウーナの特徴
・青黒という強い色の2色デッキ
・色拘束6という非常にきつい縛りはある(4人戦時)が、無限マナから直接勝ちに行けるジェネラル
☆基本的な動き
サーチ最強の黒、アーティファクトやソーサリーならサーチが得意な青の組み合わせを利用して、《Power Artifact》+《厳かなモノリス/Grim Monolith》や《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》+《Basalt Monolith》、《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》のような無限マナコンボの早期成立を目指すのが基本パターン。
しかしジェネラルでフィニッシュするには色拘束がきついので、カウンターで土地が並ぶ中盤以降まで引き延ばしたり《Candelabra of Tawnos》で色マナを水増しして無色無限マナの補助を行う。
青黒はボードコントロール力・アドバンテージ力も高めな色なので、じりじりと有利を付けた末にコンボに入る長期戦向けのジェネラルと言える。
その性質から、デッキは青単タッチ黒のような構成になりがちである。
おおざっぱに、こんな感じのデッキだったのが数か月前までのcozaくんのウーナ。良く見かける他のウーナデッキも大まかにはこんな感じの動きになっていると思う。
しかしこのスタイルでの勝率が、去年の秋辺りからだんだん怪しくなってきた。全体的に速度の上がったテンポ環境に移行していったため、対戦時にのんびり土地を伸ばしているような暇が作りにくくなってきたためだ。
《被覆/Envelop》《狼狽の嵐/Flusterstorm》のような軽めのカウンターで食い下がってくるのだが、場全体の減速をしきれずに倒れるパターンが非常に増えて来た。
こうしてウーナは他ジェネラルの養分となり、cozaくんもメインジェネラルを《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》辺りに変え、このまま消えていくかと思われた……。
☆基本的じゃない動き
そんなウーナデッキが大きく様変わりしたのは今年の事。
搭載コンボを軽めの所を厳選して大幅に増やし、その他のパーツも黒に良くある「何らかのリスクを背負う代わりにコスパが異常によい」カード群を中心に軽めの所を大量投入。
元からあった無色無限マナコンボルートも、早めに火種を揃えるために《ダークウォーターの卵/Darkwater Egg》や《彩色の星/Chromatic Star》などを加えてフィニッシュターンを短縮。
上記の「何らかのリスク~」カード群を多めに投入する関係上、全体的に黒っぽく変化。さらにはそれら「何らかのリスク」を軽減するため、それ以外のデッキ内容も大幅に変わった。
その結果、青黒の対処能力はある程度残しつつも、「じっくり腰を据えて場を抑え込んでボード有利を作り、隙を見てコンボをねじ込む」という防御的なスタイルから、「軽めの3枚コンボをチューター使って早めに整え次々と叩きつけていく」という非常に攻撃的なスタイルに変わった。
◎デッキに入っている主なコンボ
詳しくは本人のページで
・無色無限マナ
上記の通り《ダークウォーターの卵/Darkwater Egg》などが加わって多少決まるターンの期待値が早まった。
他と比べると重たい《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》がとうとう抜けたそうな。
「3枚コンボの2枚が揃っているのに合わせて3枚目をサーチ」みたいな動きが多いので、パターンを増やしてある。具体的には《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》+《焦土/Scorched Ruins》+《さびれた寺院/Deserted Temple》
・無限ターン
これは元から入っていたコンボ。元からコンボパーツな指輪以外は土地でいけるため、枠を作らずに無駄なく入れられるので残留した模様。そもそも下のコンボのために土地の種類を増やす必要があった訳だしね。
・《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
《Demonic Consultation》《汚れた契約/Tainted Pact》でライブラリーを吹っ飛ばして偏執狂で勝つコンボ。ライブラリーを飛ばした後のドローを加えると3枚コンボとはいえ、4~6マナ程度で始動出来る軽さが魅力。
偏執狂以外のパーツがそれぞれ複数あってコンボ始動が軽い辺り、《生き埋め/Buried Alive》にちょっと近いものがある。
背負うリスクは《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》だけどw
汚れた契約でライブラリーを吹き飛ばせるように、土地までハイランダー構成に。
結果昨日は《血染めの月/Blood Moon》でうんうん唸ってたw
それぞれのコンボが別コンボのパーツにもなっている(《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》が特に顕著だが、他にも色々ある。例えば《彩色の星/Chromatic Star》は無色無限からの火種確保と偏執狂コンボのドローに使えるし、《汚れた契約/Tainted Pact》は別コンボ始動直前には《Demonic Tutor》になり得る)ので、「3枚コンボの内2枚」は適当に引いてるだけでも早めに揃う。
あとは最後の1枚を豊富な黒のサーチを利用して手に入れ、さっさと決めてしまおう、という寸法。
コントロールパーツはほとんど以前と変わっていないので、相手を減速する事に関してはこれまで通り。
そのくせ始動が早くなったので、「コンボを3回止めつつぐだらせていたが4回目を仕掛けられて止められずに負け」というパターンが「コンボを2回止めつつぐだりかけた所でコンボ仕掛けに行って勝ち」というパターンに変わる確率が上がった。
☆これからのウーナ
すでに書いた通り、挙げられているレシピからは《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》が抜け、《むかつき/Ad Nauseam》が投入されていた。
30前後のライフを元手に10枚以上は引けた模様。
《最後の審判/Doomsday》は使い勝手が悪かったそうな。代わりは《ネクロポーテンス/Necropotence》が最有力候補か。
cozaくんは《死せる願い/Death Wish》とかただの自殺志願者みたいな事を言っていたが、その方向性なら先に《Grim Tutor》が入ってくる事だろう。
《無効/Annul》が微妙なので変えたいとも言っていた。
同マナコストのカウンターだと、使ってみた感じ《払拭/Dispel》は結構やり手なのでお勧めしたい。
日記では《闇滑りの岸/Darkslick Shores》を変えたいと言っていたが、何と変わったのか。
本命:《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
対抗:《教議会の座席/Seat of the Synod》《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
個人的にはいい加減《相殺/Counterbalance》を抜けとは思うw
強い事は強いけど、テンポ的に微妙についていけてないだろアレw 最近は場合によっては独楽を回す1マナすら大事だったりする環境ですし。
バウンスをもう1枚増やすのには賛成。自分のパーマネントを戻せるカードは《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》の他にもう1枚くらいはあっていいと思う。
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》はもういい加減環境の速度に付いていけないと思っている。対戦相手のデッキによっては結構長持ちするかもだが、それでも恐らくは4マナの反復付きソーサリーの《渦まく知識/Brainstorm》になるのがせいぜいの予感。
あと《Mana Drain》より《否認/Negate》の方が強いっつってんだろ!
コメント
今は前のリストから「闇滑りの岸」「潮吹きの暴君」「無効」「誤った指図」が抜けて「セファリッドの円形闘技場」「むかつき」「払拭」「呪文貫き」が入ってます。円形闘技場は入ってない方がおかしいレベルだった・・・。
次は「ジェイス」「最後の審判」「水没」あたりが別のカードになってると思われます。グリムチューターとかワクショは試して欲しくなると困るので試しませんw
相殺は・・・正直否認でいい気はしてますがまだ抜かないヽ(°▽、°)ノ
>ひみつ
「無課金って無理のない課金って意味ですよね」
対戦した感じだと原形質のそれに雰囲気が似ていましたね。どっからでもチャンスメイクできる+ジェネラルがフィニッシュを務めるという感じ。
青黒特有の胡散臭さと手堅さが相手していてしんどいデッキでした。
ここまで行くと次はマスクスにいたデモコン撃てるスペルシェイパーまで入れてきても驚かないwww
>ひ
4月の交流会、もし行けたらぜひ対戦したいので調整お願いします。
もうドラルヌで13ダメージ受けるヘマはしないぞ・・・。
一関での対戦で円形闘技場使われたから気にしてなかったけど、リストじゃまだ入れてなかったのか。気付かなかった。
ワクショはともかくグリムチューターは多分そのデッキだと入るよねw 試しにプロキシでやってみようぜwww
そうだ無課金だったかw ありがとうw
>まのさん
本当に変わりましたよね。自分も初見は動きの軽快さが段違いでびっくりしました。
多分チャンスメイクで言えばあのウーナは原形質より多いと思います。搭載コンボが非常に多く、受けが複数のキーカードが3種(《Power Artifact》《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》)もあるので。
おっしゃる通り、青黒の手堅さも適度に残してるのがやっかいなんですよね。運が良ければ序盤から仕掛けに行ける上で長期戦になっても十分なポテンシャルのままっていう。
デモコンシェイパーは召喚酔いさえ切り抜ければデッキに噛み合うので入っていてもそこまで驚きませんが、《大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault》まで使ってきたら流石に驚くと思いますw あんなん40ライフあっても足りねーよ……。
うちのリクーちゃんはどこへ向かているのでしょうね、いったい・・・
-------------------------------ここから本題
無課金って「無理してでも課金してやるぜぎゃっはー」な精神状態の人指す言葉だと思ってました。誰とは言いません
無(理してでも)課金(する)勢怖い。
でも正直、無理のない範囲、借金さえしない範囲なら、好きなだけ散財して日本経済に貢献すればいいと思う。人によっては「所詮形のないデータじゃないか」とか言うけれど、ゲーセンに行ってコイン投入しまくったり遊園地行って遊びまわったりしてる事との違いが分からない。
俺も色々ロクでもない散財してきた。しかもこんな考え方のせいで後悔がない。あの時無駄遣いせずにいたら、今頃アレにもっと無駄遣い出来ていたはずだなんて考えない。ちくしょう。