17日に一関で行われたEDHの大会に参加してきたのでレポート。

ルールは大雑把に
・カードプールはモダン+統率者セットの新規カード
・禁止カードはEDH推奨準拠
・1人倒すと1点で、3回戦終了時の点数で順位を決める
・キル数が同じだった場合、対戦相手の合計点数で順位を決める
・自殺(自分に火力とか契約死とか)は誰にも点数が入らない
・ゲーム終了が決まる場合以外の投了は認められない
・試合時間は45分+エクストラ1ターン。その時点のキル数で点数が確定
といった感じ。

持って行ったデッキは《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》。レシピは別の日記で後程。

そんな訳で対戦レポート開始。
いつものようにターン進行は名前順。

・1戦目 オレリア 伍堂 ウリル
序盤戦、全員が加速からスタート。
最初にプレッシャーをかけて来たのはオレリアで、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》でビートダウン場な戦場の掌握を図る。
オレリアがジェネラルキャスト(タップアウト、ウリルにパンチ)で大分ヤバい感じになる中、とりあえずアーティファクト破壊を探しながらマナファクト展開していると、ウリルが返しで《汚損破/Vandalblast》。こっちの場が壊滅して早速タイマン風味な感じに。

そうしてさらにその返し、オレリアが《頭蓋骨絞め/Skullclamp》でパワー4にしたオレリアに《ボロスの魔除け/Boros Charm》で二段攻撃を付けて一気にウリルを落とす。

とりあえず《金屑の嵐/Slagstorm》でタフ3になってたオレリアを落として時間を稼ぎつつ、マナを立て直して伍堂キャスト。
しかしオレリアが《セラの高位僧/Serra Ascendant》を出しているのでまともなゲームは出来ない。次ターン土地かマナ加速を引き、持ってきた《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》と場にある《ならず者の道/Rogue’s Passage》でゲームを決めに行きたい状況。
しかしその望みも返しの《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》キャストで断たれて負け。



・2戦目 ウリル シガルダ 擬態の原形質 伍堂
序盤は全体的にゆっくり気味、全員が2~3ターン目まで土地以外キャストしない。
特に原形質は大事故を起こし、土地3枚で止まって苦しそう。しかもシガルダが《安らかなる眠り/Rest in Peace》をキャストして墓地利用を封じてくる。原形質涙目w

ゲームが大きく動き始めたのは4ターン目。ウリルがジェネラルキャスト、返しで自分もジェネラルキャスト、他2名は小さなクリーチャーを立ててブロッカーに。

5ターン目、ウリルがブロッカーを立てながら《大霊の盾/Shield of the Oversoul》装着+《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》の賛美で伍堂にパンチ10点。
自分は群れ魔道士のせいでウリルに抵抗できない状況なので、ブロッカーをなぎ倒しながらシガルダに毒を5個。

あと1ターンあればどうにかなりそうだったのだが、その次の6ターン目、ウリルがさらに《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を追加して12点、落とされてアウト。

その後はウリルがその勢いのまま残りのプレイヤーを次々と叩き落としていって3キル。
※追記訂正
原形質が《否定の契約/Pact of Negation》で自殺したからウリルのキル数は2だった。



・3戦目 あざみ ジョイラ 伍堂 ラフィーク
あざみが《定業/Preordain》、伍堂が《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》+《睡蓮の花/Lotus Bloom》、ラフィークが《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と、多くのプレイヤーが1ターン目から軽快な滑り出し。

ひたすらマナ加速をし、何もなければ次のターンには速攻伍堂で殴れそうな状況で、あざみがタップアウトで《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》キャスト。
コレまずいだろ、と思うも直後にジョイラが《送還/Unsummon》。

ありがてえありがてえ、と言いながらの4ターン目、《睡蓮の花/Lotus Bloom》から《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》を使って速攻伍堂をキャスト、浮いたマナで《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》装備してあざみをワンパンキル。

さらにその返し、他のプレイヤーは両者とも除去はないらしく、とりあえずブロッカーを立てるだけで終了したので《乱暴+転落/Rough+Tumble》でブロッカーを薙ぎ払い、《猛火煽り/Overblaze》で2人まとめて毒殺して勝ち。

10分でゲームが終わったわw


・結果発表
そんな訳で、最後に一気にまくって4位入賞。
3戦目開始時点では1キルも出来ないまま終わるかと思ってたからほっとしたw




☆環境の印象
・序盤はもっさり。5、6ターン目からヤバいカードの叩きつけ合い
・全体的に重めでサーチも少ないので、コンボはぐだった時の決め技な印象
・ルール上、とっとと1人落としに行けるジェネラルビートダウン有利
・上記要素と多人数戦のため、重コントロールは厳しい
・緩いコントロール要素は尖った構成相手の挙動を大幅に遅らせられるのでアリ
・ルール上、各種契約が強い。自殺出来る事は重要
・どの色にも人権があり、ジェネラル選択肢にバラエティに富む
・TTないおかげでハンデスとか遅い墓地利用に人権があるのがデカイ
・正直通常EDHより良バランス。クソゲー楽しいれすな通常EDHとは違う楽しさ
・速度が足りないので1ゲームが長くなるのは欠点。引き分けルールは良かった
・ライブラリーアウト関連のルールがちょっと怪しい
 ・ただでさえコンボ辛いのに漁夫の利まで認められたらやってられない
  ・つーか独楽もってたら自殺出来るので点数もらえないとか悲しすぎる


定期的に出来るんならじっくり腰を据えてデッキ組んだり対戦したりしたいくらいには面白かった。
つーかコンボ減速、マナ加速減速のおかげであまりにクソゲー(褒め言葉)な通常EDHに比べるとゲームバランスが神がかっているw 資産の要求も圧倒的に緩いので、ガチデッキが比較的安く組めるのがいい。(高額カードの思考囲いとかタルモとか出番ないしねw)


出来ればぜひとも定期的に遊び続けたいわ。
主催のまのさんお疲れ様でした。





☆通常EDH
ここからは、試合後とか試合の合間にやった通常EDHのレポート。使用ジェネラルは《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》


・1戦目 エドリック 黒ミケウス サーダ
2ターン目サーダの返しにエドリックが《金粉のドレイク/Gilded Drake》。
それで大分出遅れるも、サーダをバウンス回収し、《呪文滑り/Spellskite》と貰い物の《金粉のドレイク/Gilded Drake》、《幻影の像/Phantasmal Image》(《粗石の魔道士/Trinket Mage》コピー)でがっちりさせつつ《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》&《Mystic Remora》ぶっぱで場を整えつつターンエンド。カウンターも除去も手札になかったしね。

しかしその返し、エドリックが《粗石の魔道士/Trinket Mage》しかクリーチャーいない状況から沼3枚立ててるだけの黒ミケ叩いて追加ターンモード突入。
勝手に止まるかレモラで早めにカウンター引ければどうにかなりそうな状況だったが、あいにくとカウンターが引けない。
そのままエドリックが黒ミケ叩き続けて手札ふくらまされたので投了。



・2戦目 始祖ドラ シッセイ ウーナ サーダ
始祖ドラが《ギャンブル/Gamble》から《Mana Crypt》スタート。ウーナも《伝国の玉璽/Imperial Seal》で多分《Mana Crypt》積んだ。自分は《太陽の指輪/Sol Ring》スタートするも、「まともにパチれるのは《太陽の指輪/Sol Ring》だけかー」とがっかり気分。

その次のターン、始祖ドラがキャストしたのは《テレパシー/Telepathy》。他人同士の喧嘩を誘発させようとしてくる。

しかしその策はイマイチ上手くいかず。ウーナとサーダがカウンター1枚ずつ抱えて牽制しあいつつ始祖ドラを動けない状況で固定。3人の手札を見ながら「《知識の搾取/Knowledge Exploitation》撃つけどシッセイの手札の《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》ウザいし《時のらせん/Time Spiral》なら打ち消さないっしょ?」とか談合しめながらゲームを進め始める始末。

最終的にはウーナと各々カウンター抱えた状態で進めていたサーダが、カウンターの数に勝った所でフィニッシュカードのない《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》+《Basalt Monolith》+《オパールのモックス/Mox Opal》+《通電式キー/Voltaic Key》の有色無限マナを発生させてターンを回し、次ターン《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》をパチってきて無限ドロー成立させて勝ち。



・3戦目 サーダ 始祖ドラ シッセイ ウーナ
シッセイの《太陽の指輪/Sol Ring》を《精神的つまづき/Mental Misstep》する所からスタート。自分は《Mana Crypt》スタートで調子に乗る。
ウーナも1ターン目から加速すべく《Demonic Consultation》から《Mana Crypt》。ただしライブラリーが半分吹き飛ぶ。

そうしてサーダがキャストされ、シッセイは《大地の知識/Earthcraft》を置いてな感じで巡る2ターン目、ウーナが《Mystic Remora》。

返しの3ターン目でサーダも《Mystic Remora》。始祖ドラは《Timetwister》で手札リセット。《時間の熟達/Temporal Mastery》を引いてきたので、《Mana Crypt》2枚を背景に4ターン目生キャスト。追加ターンに《思案/Ponder》から《時間のねじれ/Time Warp》が見えたのでさらに追加ターン。
がつがつ殴りながらマナを伸ばす。

そうして久々にターンが進んだ4ターン目。始祖ドラが《Mystic Remora》。
並ぶレモラと乱れるアドの概念にシッセイがキレそうになるw 青いデッキ最高やwwww

そのシッセイは《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》をキャスト、マナを伸ばす青茶勢にプレッシャー。

そうしてさらに1周。青いデッキがスペルをキャストすると周りの青いデッキがカードを引いてそれをキャストしするので周りの青いデッキがまたカードを引くという無限ループじみた状況でシッセイ以外の手札が全員7枚オーバーにw
この状況で動き出したのはウーナ。《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》から《Demonic Consultation》で決めに来る。
シッセイの《有毒の蘇生/Noxious Revival》で《徴用/Commandeer》戻されて無理やり撃たされるとかいうカウンター合戦の末、デモコンはサーダがキャスト。コール《島/Island》で安定行動したら、直後にウーナが《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》でもう一回。始祖ドラもサーダもカウンターや除去を引く事が出来ず、そのまま墓地の《Demonic Consultation》を再キャスト。《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》コールされて負け。
……そのまま負ける可能性もあったけど、デモコンでカウンターをコールしておくべきだったかなー。



・4戦目 始祖ドラA ウーナ サーダ 始祖ドラB
ウーナが1ターン目、《暗黒の儀式/Dark Ritual》→《Demonic Tutor》→《Mana Crypt》→《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》という爆速スタート。
負けじと《太陽の指輪/Sol Ring》から2ターン目に出したサーダを叩きつけるも、始祖ドラAに《水没/Submerge》させられる。

結局その勢いのまま、全員タップアウト気味の所でウーナがぶっぱ《Transmute Artifact》通して《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》と《Basalt Monolith》揃えてあっさり勝ち。




伍堂   4人戦 1勝1敗 3人戦 0勝1敗 総合 1勝2敗
サーダ  4人戦 1勝2敗 3人戦 0勝1敗 総合 1勝3敗
総合   4人戦 2勝3敗 3人戦 0勝2敗 総合 2勝5敗

伍堂はほぼ期待値通り(期待値0.83勝)サーダもほぼ期待値通り(期待値1.08勝)という、なんかすげー普通っぽい結果になった。

んー。なんか最近サーダで勝ち切れないなー。勝率が平均に収まりっぱなし。爆発力不足な気もするので、ちょっとばかり追加ターンを増量して爆発力上げてみようか。
……と思ったけど、負けるパターンは追加ターンがあと1枚、というよりは(出来ればピッチの)カウンターなり除去なりが欲しい場面が多かった。その辺で考えてみようか。

コメント

まの
まの
2013年3月19日5:38

参加ありがとうございました。賞品もかっこかりさんのおかげで大分豪華に振る舞えました。また是非遊びにいらしてください。次は外道の佐田を潰してみせます(震え声

かっこかり
2013年3月19日5:56

>まのさん
主催お疲れ様でした。
また機会があれば、ぜひとも参加したいと思います。

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