EDHにおける青茶系の優秀なフィニッシャー、《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》のコンボルートについておさらい。

デッキに1枚入れるだけで、ナチュラルに入っている青茶向けのカードとコンボるため、お手軽にエンドカードの追加が出来る良カードなのだけれど、最初に使った時には気付かなかった見落としが後々見つかる事もあったので、その整理と、自分の見落としを他の人が指摘してくれる事を期待してw
という訳で、何か良いカード、良いコンボルートがあったらコメントお願いいたしますw

サンプルレシピは手前味噌ながら、自前の《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》(http://kakkokari.diarynote.jp/201301240935279288/





☆基本
・無色無限マナ
2枚のマナファクトを出し入れする事により、「2枚の総マナコスト」と「2枚から発生するマナ」の差し引きがプラスになる場合に無限マナ・無限ストームが成立。

サンプルレシピ内のカードの発生マナは以下の通り。

+2:《Mana Crypt》《魔力の櫃/Mana Vault》
+1:《オパールのモックス/Mox Opal》《太陽の指輪/Sol Ring》《厳かなモノリス/Grim Monolith》
±0:《金属モックス/Chrome Mox》《Jeweled Amulet》《水蓮の花びら/Lotus Petal》《Basalt Monolith》
-1:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《友なる石/Fellwar Stone》《虹色のレンズ/Prismatic Lens》

-1~+1:《通電式キー/Voltaic Key》
※多くの場合、+1が成立するカードがあってもそれを直接出し入れする組み合わせにすれば用が足りる(《スランの発電機/Thran Dynamo》などが入っていないので、このデッキでは《Basalt Monolith》くらい)が、サーダ・アデールの場合は対戦相手のカードのために手札に戻せない、パチって来た《魔力の櫃/Mana Vault》などを利用するパターンが発生し得る。




・有色無限マナ
無色無限マナが成立した状態で、アンタップインかつ青マナが出せるカードを適当な無色のカードと組み合わせて出し入れすれば有色無限マナが成立する。

サンプルレシピ内の有色マナ発生カードは以下の通り。

《オパールのモックス/Mox Opal》《虹色のレンズ/Prismatic Lens》《友なる石/Fellwar Stone》(条件付)





☆フィニッシュ手段
◎直接的フィニッシュ手段
・《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》
無限マナをつぎ込んで無限ダメージ。
単体では完全な無駄牌だが、色マナを1マナたりとも必要としない所、アーティファクトなのでサーチしやすい所が利点。
無駄牌化を嫌う・より確実な勝利を求めるなら《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》もあるが、単体で腐らないとは言っても重過ぎるために単体使用が非常に稀である、色マナ3つという強烈なマナ拘束が無色無限時のハードルになる、という理由から非採用。

※《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》での勝ち方
1・自分のライブラリーを引き切る。ライブラリーは戻ってきた青頂点のみに。
2・引いてきたカードを用いて無色無限マナを有色無限マナに変換。
3・《定業/Preordain》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《時間のねじれ/Time Warp》などを利用して、「青頂点のみのライブラリーから1ドローして青頂点を相手に撃つ」を繰り返して一人ずつ倒していく。

ボードの邪魔な要素は引いてきたカードでバウンスして処理出来る(《ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind》が《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》や《白金の天使/Platinum Angel》になっていた、とかでさえ《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》がライブラリーにあれば対処可能)し、《天使の嗜み/Angel’s Grace》で回避しても次ターン頭のドローでほぼ死亡確定。《記憶の旅/Memory’s Journey》などでの回避もカウンターをがっつり手札に溜め込んでおけばある程度は対処可能。
これらの挙動が可能なので《ゴブリンの大砲/Goblin Cannon》よりも確実に殺しに行ける。





◎半直接的フィニッシュ手段
・《幻影の像/Phantasmal Image》《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
無限に呪文キャストを繰り返せる状況なので、《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》をコピーカードで増やして1つの呪文をキャストする毎に2枚のカードをバウンス出来るようにして、「1枚は自分のマナファクト・もう1枚は任意のカードをバウンス」を繰り返して好きなだけパーマネントを戻せるようになる。対戦相手のボードを一掃出来るので、概ね勝ち確。
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》の場合は青か2ライフ、《幻影の像/Phantasmal Image》の場合は青を必要とする。



・《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》+《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
無色無限が成立しているので、《Basalt Monolith》+《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》のコンボ時同様、ブライトハースで独楽のドロー能力をコピーする事により「独楽+1枚ドロー→独楽キャスト」を繰り返す事が出来る。これによって無限ドロー・無限バウンス成立する。



・《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》+《通電式キー/Voltaic Key》
ブライトハース独楽と概ね同様の動きをする。

手順は、
1・独楽のドロー能力起動
2・その能力をスタックに乗せたままキーで独楽をアンタップ
3・独楽の能力をもう一度起動、独楽+1枚ドロー
4・独楽をキャストしてキーをバウンス
5・キーをキャストして任意の対象をバウンス、1に戻る

これで無限ドロー・無限バウンスが成立。





◎間接的フィニッシュ手段
・《粗石の魔道士/Trinket Mage》
無限ドローが成立する。始動に青が必要。

手順は、
1・粗石キャスト→《オパールのモックス/Mox Opal》サーチ
2・モックスキャスト→粗石バウンス
3・無色無限を成立させた2枚のマナファクト+モックスで金属術は達成されているので、タップして青を出し、粗石キャスト→モックスバウンス→《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》サーチ
4・これで有色無限マナが成立するので、「独楽で1ドロー→粗石キャストで独楽サーチ→独楽キャストで粗石バウンス」と繰り返す事により無限ドロー

最終的には上記の直接的フィニッシュ手段に辿り着いて勝つ。




サンプルデッキ内のフィニッシュは大体こんな所。
似た性質の勝ち手段には、《アフェットの錬金術師/Aphetto Alchemist》や《精神力/Mind Over Matter》で《通電式キー/Voltaic Key》と同じ挙動が出来たり、無限ストームが成立しているのでそれを利用したりといったものあるが、速さや色拘束、単体での有用性やサーチのしやすさを考慮して上記のものでまとめた。


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