《妨害/Thwart》と格言
2013年1月9日 EDHサーダ・アデール コメント (4)ここ最近、1人回ししながら調整してたんだけど、このデッキでは比較的新参である《否定の契約/Pact of Negation》や《撃退/Foil》のタップアウトの許されっぷりがとても気持ち良い。
後先考えずタップアウトでドロー撃ってターン返したり聖スフィ出したり出来るっていうのは、動きがスムーズになって非常によろしい。
同じ行動をしながら島2枚立ててターンを返す事を考えれば、実質2ターン分の短縮になっている……ただし後の事は知らないがw
とはいえ、その場でゲームが終わるフィニッシュ時には後の事など関係ないので問題なし。こういう盤面では特にピッチの影響が大きい。
また、本当に致命的な対戦相手の勝ち筋を潰す場合にも有効だ。ピッチカウンターの枚数が多いのならば、いざという時にはタップアウトも恐れずに全力でマナを注いで妨害カードを探しに行ける。
そうして、そんなピッチカウンターの身軽さに魅せられてトチ狂ったかっこかりさんは、とうとう登場当初は”勇者呪文”と呼ばれた事で名高い《妨害/Thwart》にまで手を出してしまいましたとさw
いや、実際このカード、青単ならアリなんじゃない?
良く見かけるカウンターである《否定の契約/Pact of Negation》を使った時(契約のマナを十分に払える状況で使う事を見るため、比較は中盤・8マナある状況とする)と比べた場合、
☆《否定の契約/Pact of Negation》
1ターン目・3青青支払い、使えるマナは3。
2ターン目・全力で8マナを使える。
3ターン目・全力で8マナを使える。
もちろん、土地やマナ加速を引けばその分使えるマナは増える。
☆《妨害/Thwart》
1ターン目・戻した島を置き、使えるマナは6。
2ターン目・戻した島を置き、使えるマナは7。
3ターン目・戻した島を置き、使えるマナは8。
マナ加速は利用可能だが、3ターン以内に土地を引いた場合は動きが鈍る。
単純に比べるならば、0マナでカウンターしてから3ターンで使えるマナは、
「否定の契約 19:21 妨害」
となる。妨害の方が有利と言える。
ただし上に書いてある通り、3ターン以内に土地を引けばその分だけ契約の方が使えるマナは多くなる。
実際の所、中盤以降であっても否定の契約側は合計20~23程度は期待出来てしまう(=否定の契約の方が多くの場合有利)だろう。
しかしそれでも総マナ数的にはそこまで大きな差は発生せず、なにより全てのターンで安定してそこそこのマナを使いながら動ける点は妨害の優れた部分である。否定の契約の場合は使用後1ターン目に使えるマナが極端に少なく、実質ターンを飛ばすような状況にもなりかねない。
島3枚を安定して置けるデッキならば、《否定の契約/Pact of Negation》と並ぶとまでは言い過ぎだが、十分な力を発揮する事を期待出来るのではないだろうかと考えた訳である。2青青で生撃ちするという選択肢も準備されているという、契約にはない利点も持っているしね。
実際《妨害/Thwart》や《撃退/Foil》は、「手札が多くて全力で動くためマナが足りない時はピッチ出来る」「手札が少なくて動けない時には4マナ立たせるのも余裕」と、それぞれの状況で噛み合ってくれるのが偉い。
これはどの状況でも「次ターン5マナ払え」の《否定の契約/Pact of Negation》と比べた場合に本当に優れている点。
そんな訳で、《撃退/Foil》と共に《妨害/Thwart》が投入された結果、ピッチコストへの期待からデッキの《シヴィエルナイトの寺院/Svyelunite Temple》が《島/Island》へと変わった。
2ターン目ジェネラルキャストルートが増えるのは大事だが、このルートの場合非常にリスクが高く、初手以外に入ってきた場合には《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》とどっちが残念かレベルのがっかり土地に成り下がるため、リスクリターンの合わなさを考慮しての判断。
実際、「寺院から2ターン目ジェネラル→即死亡→3ターン目終了時のパーマネントが《島/Island》2枚」とか酷い悲しみを背負う事があったしね。他のプレイヤーが4マナくらい出してる所で2マナしかないのは出遅れなんてレベルじゃない。
そうして、2ターン目に青青を出したいというデッキの性質、そんなデッキに元からあった《High Tide》に加えて《基本に帰れ/Back to Basics》《彼方の映像/Visions of Beyond》《撃退/Foil》《妨害/Thwart》と基本土地・《島/Island》に依存する新たなカード加わっていった結果、
Q:最強のカードは?
A:《島/Island》
という格言を改めて実感する事になった、というお話だったとさ。
後先考えずタップアウトでドロー撃ってターン返したり聖スフィ出したり出来るっていうのは、動きがスムーズになって非常によろしい。
同じ行動をしながら島2枚立ててターンを返す事を考えれば、実質2ターン分の短縮になっている……ただし後の事は知らないがw
とはいえ、その場でゲームが終わるフィニッシュ時には後の事など関係ないので問題なし。こういう盤面では特にピッチの影響が大きい。
また、本当に致命的な対戦相手の勝ち筋を潰す場合にも有効だ。ピッチカウンターの枚数が多いのならば、いざという時にはタップアウトも恐れずに全力でマナを注いで妨害カードを探しに行ける。
そうして、そんなピッチカウンターの身軽さに魅せられてトチ狂ったかっこかりさんは、とうとう登場当初は”勇者呪文”と呼ばれた事で名高い《妨害/Thwart》にまで手を出してしまいましたとさw
いや、実際このカード、青単ならアリなんじゃない?
良く見かけるカウンターである《否定の契約/Pact of Negation》を使った時(契約のマナを十分に払える状況で使う事を見るため、比較は中盤・8マナある状況とする)と比べた場合、
☆《否定の契約/Pact of Negation》
1ターン目・3青青支払い、使えるマナは3。
2ターン目・全力で8マナを使える。
3ターン目・全力で8マナを使える。
もちろん、土地やマナ加速を引けばその分使えるマナは増える。
☆《妨害/Thwart》
1ターン目・戻した島を置き、使えるマナは6。
2ターン目・戻した島を置き、使えるマナは7。
3ターン目・戻した島を置き、使えるマナは8。
マナ加速は利用可能だが、3ターン以内に土地を引いた場合は動きが鈍る。
単純に比べるならば、0マナでカウンターしてから3ターンで使えるマナは、
「否定の契約 19:21 妨害」
となる。妨害の方が有利と言える。
ただし上に書いてある通り、3ターン以内に土地を引けばその分だけ契約の方が使えるマナは多くなる。
実際の所、中盤以降であっても否定の契約側は合計20~23程度は期待出来てしまう(=否定の契約の方が多くの場合有利)だろう。
しかしそれでも総マナ数的にはそこまで大きな差は発生せず、なにより全てのターンで安定してそこそこのマナを使いながら動ける点は妨害の優れた部分である。否定の契約の場合は使用後1ターン目に使えるマナが極端に少なく、実質ターンを飛ばすような状況にもなりかねない。
島3枚を安定して置けるデッキならば、《否定の契約/Pact of Negation》と並ぶとまでは言い過ぎだが、十分な力を発揮する事を期待出来るのではないだろうかと考えた訳である。2青青で生撃ちするという選択肢も準備されているという、契約にはない利点も持っているしね。
実際《妨害/Thwart》や《撃退/Foil》は、「手札が多くて全力で動くためマナが足りない時はピッチ出来る」「手札が少なくて動けない時には4マナ立たせるのも余裕」と、それぞれの状況で噛み合ってくれるのが偉い。
これはどの状況でも「次ターン5マナ払え」の《否定の契約/Pact of Negation》と比べた場合に本当に優れている点。
そんな訳で、《撃退/Foil》と共に《妨害/Thwart》が投入された結果、ピッチコストへの期待からデッキの《シヴィエルナイトの寺院/Svyelunite Temple》が《島/Island》へと変わった。
2ターン目ジェネラルキャストルートが増えるのは大事だが、このルートの場合非常にリスクが高く、初手以外に入ってきた場合には《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》とどっちが残念かレベルのがっかり土地に成り下がるため、リスクリターンの合わなさを考慮しての判断。
実際、「寺院から2ターン目ジェネラル→即死亡→3ターン目終了時のパーマネントが《島/Island》2枚」とか酷い悲しみを背負う事があったしね。他のプレイヤーが4マナくらい出してる所で2マナしかないのは出遅れなんてレベルじゃない。
そうして、2ターン目に青青を出したいというデッキの性質、そんなデッキに元からあった《High Tide》に加えて《基本に帰れ/Back to Basics》《彼方の映像/Visions of Beyond》《撃退/Foil》《妨害/Thwart》と基本土地・《島/Island》に依存する新たなカード加わっていった結果、
Q:最強のカードは?
A:《島/Island》
という格言を改めて実感する事になった、というお話だったとさ。
コメント
先週入れたばっかの新参ですが。
真面目な話、否定の契約や払拭と共にコンボねじ込みカードの水増しって目的で使うなら妨害超強いですよね。
ねじ込めなかったら潔く死ぬ方向で。
なんで単色のはずなのにダブシンきついのかと思ったら、自分のデッキは「青」「茶」で2色デッキだった事に気が付いたのでしたw
実際3色くらいになると、色んな多色地形を使っても2、3ターン目にダブシン出すのは一苦労ですよね。緑中心の3色で緑緑がどうにか、といった所な印象です。
>cozaくん
《妨害/Thwart》ピッチで撃って《Timetwister》食らう状況は守りに使っている時で、つまりほとんどの場合打ち消せなきゃ死んでたタイミングだから、5マナギリで契約撃ってマナファクト壊されて契約死と同じ感じで諦めてるw
その場でねじ込む分には次のターンとか寝てる島とかほとんど関係ないから《Force of Will》以上って言うね。ホントかよ。
>fuくん
梓入ってるとほぼ単なる0マナカウンターで使えるのはいいね。
デュアルランド・ショックランド使ってても、流石に3色だと並ぶ土地の半分弱くらいがいいトコだろうから、7~8枚土地が並んだ辺りが期待値だろうね。
フェッチ切ったりランパンする時に意識すれば5~6枚の時点でも行けそうだけど。