石像くんが挙げていた始祖ドラ(http://statue.diarynote.jp/201212180318397213/)が非常に良さげなんで、再度このジェネラルについて書いてみる。
☆大まかなデッキ構成
基本は前に書いたcozaくんのと同じような、《隠遁ドルイド/Hermit Druid》コンボを外して低速化した代わりに、高いコントロール力を背景にして止めにくいウーズコンボを決めに行けるようにしたデッキ。
その上で、石像くんはサブコンボに《むかつき/Ad Nauseam》+《天使の嗜み/Angel’s Grace》を採用すると共に、リアニメイトをパーマネント除去の間に合わないスペル系のみでまとめ、ピン除去を完全にシャットアウトする形で組み上げていた。
これならば、仕掛けに行くコンボがすべてカウンターか墓地リムーブしか効かなくなるため、より止めにくい。
特に、カウンターしか効かないAdコンボはAdを《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》経由でキャストする事により見てから対処がほぼ不可能なコンボとなる。
石像くんは、さらに《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》まで入れて強引に通せる形にしていた。
☆欠点
実際に対戦した上でレシピを見て思ったのが、サーチの少なさからくる決めに行けるタイミングの遅さ。
4~6マナ程度でいける軽めの2枚コンボながら、パーツが2:2(生き埋め、適者生存:再活性、生+死)のウーズコンボと、1:1のむかつきコンボで、基本的にナチュラルには揃えにくい。
通常のウーズコンボの場合には通常《動く死体/Animate Dead》系のエンチャントが2~3枚追加で入ってくるので、クリーチャーを墓地に落とす方だけサーチすればリアニメイトの方は手札に入っている事が多い。
しかしこの構成の場合、リアニメイトを厳選し過ぎた結果、ナチュラルにパーツを引ける確率が大きく落ちているのだ。
さらにはコンボの性質に比してのサーチカードの少なさも目に付く。
リアニメイト側をサーチ出来ない《悟りの教示者/Enlightened Tutor》や《結界師ズアー/Zur the Enchanter》が落とされ、ウーズコンボのコンボパーツを持ってこれるカードは《Lim-Dul’s Vault》を頭数に入れてすら6枚。
むかつきコンボに至っては、サーチとしては非常に重めの《神秘の指導/Mystical Teachings》まで入って6枚だ。
(《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》は当てにしにくいので除外した)
もちろん、6枚と言えば通常のコンボの場合では決して少なくはない数なのだが、目的とするコンボがほぼ1:1のパーツの2枚コンボな上、コンボの性質上《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》などのように先置きも出来ない。
前者の要素は実質1枚コンボである《歯と爪/Tooth and Nail》辺りと比べて倍近くサーチしにくい、と言えるだろうし、後者の要素は《Timetwister》などの手札リセット系を「もう1枚のコンボパーツを探しに行く」という目的で使えない事がパーツの揃えにくさに拍車をかけている。
☆改善案
そんな訳で、自分はリアニメイトパーツの増加を提案してみる。
そうする事で、集めにくい1:1コンボ×2の状況を改善する事が出来るのでは、と思った。
☆それを踏まえて大雑把に組んでみたのが下のレシピ。
《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》はパーツが増えて決めに行く頻度が高くなったであろうウーズコンボでは微妙に役立たないので解雇。
《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》は両方強引に通すには結局非常に多くのマナを必要とする上、ピン除去が効いては本末転倒と判断して解雇。
(鎮め屋キャスト(2)→むかつきキャスト(7)→鎮め屋にピン除去飛んできたので能力起動(8)→レスでカウンターが飛んできたので能力起動(9)、でようやくカウンター1枚分と、ピン除去の影響を考えると《孤独の都/City of Solitude》からいくより重い)
代わりに《払拭/Dispel》をはじめとした軽めの対カウンター用カウンターを多めに投入してみた。
あとは手札を投げ捨てずに引き増せる系を加えたり、除去をコンボ直前にどければいいやな汎用バウンス最強理論でバウンスに統一したり、プロキシでお金を気にしなくていいのを良い事に《Grim Tutor》加えたり、《暗黒の儀式/Dark Ritual》などの高速化要素を足したりと細々。
ジェネラル
《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》
コンボパーツ 12
《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
《献身のドルイド/Devoted Druid》
《つまみ食い貯め/Morselhoarder》
《竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius》
《生き埋め/Buried Alive》
《再活性/Reanimate》
《生+死/Life+Death》
《死体発掘/Exhume》
《御霊の足跡/Footsteps of the Goryo》
《天使の嗜み/Angel’s Grace》
《不快な夢/Sickening Dreams》
《むかつき/Ad Nauseam》
ドロー 19
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《渦まく知識/Brainstorm》
《定業/Preordain》
《思案/Ponder》
《Mystic Remora》
《魔力変/Manamorphose》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《闇の腹心/Dark Confidant》
《森の知恵/Sylvan Library》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《強迫的な研究/Compulsive Research》
《Wheel of Fortune》
《Timetwister》
《意外な授かり物/Windfall》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《通りの悪霊/Street Wraith》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
サーチ 7
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《Demonic Tutor》
《Lim-Dul’s Vault》
《Grim Tutor》
カウンター 9
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《払拭/Dispel》
《Arcane Denial》
《遅延/Delay》
《否認/Negate》
《Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
パーマネントコントロール 4
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《残響する真実/Echoing Truth》
《乱動への突入/Into the Roil》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
その他 3
《沈黙/Silence》
《秋の帳/Autumn’s Veil》
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
マナ加速 16
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《Mana crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《花の絨毯/Carpet of Flowers》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《三顧の礼/Three Visits》
《自然の知識/Nature’s Lore》
土地 29
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《反射池/Reflecting Pool》
《統率の塔/Command Tower》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《宝石鉱山/Gemstone Mine》
《真鍮の都/City of Brass》
《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《Underground Sea》
《Tropical Island》
《Bayou》
《Volcanic Island》
《Taiga》
《Tundra》
《Scrubland》
《Savannah》
《Badlands》
《湿った墓/Watery Grave》
《繁殖池/Breeding Pool》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
☆大まかなデッキ構成
基本は前に書いたcozaくんのと同じような、《隠遁ドルイド/Hermit Druid》コンボを外して低速化した代わりに、高いコントロール力を背景にして止めにくいウーズコンボを決めに行けるようにしたデッキ。
その上で、石像くんはサブコンボに《むかつき/Ad Nauseam》+《天使の嗜み/Angel’s Grace》を採用すると共に、リアニメイトをパーマネント除去の間に合わないスペル系のみでまとめ、ピン除去を完全にシャットアウトする形で組み上げていた。
これならば、仕掛けに行くコンボがすべてカウンターか墓地リムーブしか効かなくなるため、より止めにくい。
特に、カウンターしか効かないAdコンボはAdを《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》経由でキャストする事により見てから対処がほぼ不可能なコンボとなる。
石像くんは、さらに《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》まで入れて強引に通せる形にしていた。
☆欠点
実際に対戦した上でレシピを見て思ったのが、サーチの少なさからくる決めに行けるタイミングの遅さ。
4~6マナ程度でいける軽めの2枚コンボながら、パーツが2:2(生き埋め、適者生存:再活性、生+死)のウーズコンボと、1:1のむかつきコンボで、基本的にナチュラルには揃えにくい。
通常のウーズコンボの場合には通常《動く死体/Animate Dead》系のエンチャントが2~3枚追加で入ってくるので、クリーチャーを墓地に落とす方だけサーチすればリアニメイトの方は手札に入っている事が多い。
しかしこの構成の場合、リアニメイトを厳選し過ぎた結果、ナチュラルにパーツを引ける確率が大きく落ちているのだ。
さらにはコンボの性質に比してのサーチカードの少なさも目に付く。
リアニメイト側をサーチ出来ない《悟りの教示者/Enlightened Tutor》や《結界師ズアー/Zur the Enchanter》が落とされ、ウーズコンボのコンボパーツを持ってこれるカードは《Lim-Dul’s Vault》を頭数に入れてすら6枚。
むかつきコンボに至っては、サーチとしては非常に重めの《神秘の指導/Mystical Teachings》まで入って6枚だ。
(《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》は当てにしにくいので除外した)
もちろん、6枚と言えば通常のコンボの場合では決して少なくはない数なのだが、目的とするコンボがほぼ1:1のパーツの2枚コンボな上、コンボの性質上《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》などのように先置きも出来ない。
前者の要素は実質1枚コンボである《歯と爪/Tooth and Nail》辺りと比べて倍近くサーチしにくい、と言えるだろうし、後者の要素は《Timetwister》などの手札リセット系を「もう1枚のコンボパーツを探しに行く」という目的で使えない事がパーツの揃えにくさに拍車をかけている。
☆改善案
そんな訳で、自分はリアニメイトパーツの増加を提案してみる。
そうする事で、集めにくい1:1コンボ×2の状況を改善する事が出来るのでは、と思った。
☆それを踏まえて大雑把に組んでみたのが下のレシピ。
《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》はパーツが増えて決めに行く頻度が高くなったであろうウーズコンボでは微妙に役立たないので解雇。
《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》は両方強引に通すには結局非常に多くのマナを必要とする上、ピン除去が効いては本末転倒と判断して解雇。
(鎮め屋キャスト(2)→むかつきキャスト(7)→鎮め屋にピン除去飛んできたので能力起動(8)→レスでカウンターが飛んできたので能力起動(9)、でようやくカウンター1枚分と、ピン除去の影響を考えると《孤独の都/City of Solitude》からいくより重い)
代わりに《払拭/Dispel》をはじめとした軽めの対カウンター用カウンターを多めに投入してみた。
あとは手札を投げ捨てずに引き増せる系を加えたり、除去をコンボ直前にどければいいやな汎用バウンス最強理論でバウンスに統一したり、プロキシでお金を気にしなくていいのを良い事に《Grim Tutor》加えたり、《暗黒の儀式/Dark Ritual》などの高速化要素を足したりと細々。
ジェネラル
《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》
コンボパーツ 12
《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
《献身のドルイド/Devoted Druid》
《つまみ食い貯め/Morselhoarder》
《竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius》
《生き埋め/Buried Alive》
《再活性/Reanimate》
《生+死/Life+Death》
《死体発掘/Exhume》
《御霊の足跡/Footsteps of the Goryo》
《天使の嗜み/Angel’s Grace》
《不快な夢/Sickening Dreams》
《むかつき/Ad Nauseam》
ドロー 19
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《渦まく知識/Brainstorm》
《定業/Preordain》
《思案/Ponder》
《Mystic Remora》
《魔力変/Manamorphose》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《闇の腹心/Dark Confidant》
《森の知恵/Sylvan Library》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《強迫的な研究/Compulsive Research》
《Wheel of Fortune》
《Timetwister》
《意外な授かり物/Windfall》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《通りの悪霊/Street Wraith》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
サーチ 7
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《Demonic Tutor》
《Lim-Dul’s Vault》
《Grim Tutor》
カウンター 9
《否定の契約/Pact of Negation》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《払拭/Dispel》
《Arcane Denial》
《遅延/Delay》
《否認/Negate》
《Force of Will》
《誤った指図/Misdirection》
パーマネントコントロール 4
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《残響する真実/Echoing Truth》
《乱動への突入/Into the Roil》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
その他 3
《沈黙/Silence》
《秋の帳/Autumn’s Veil》
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
マナ加速 16
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《Mana crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《花の絨毯/Carpet of Flowers》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《三顧の礼/Three Visits》
《自然の知識/Nature’s Lore》
土地 29
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《反射池/Reflecting Pool》
《統率の塔/Command Tower》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《宝石鉱山/Gemstone Mine》
《真鍮の都/City of Brass》
《色あせた城塞/Tarnished Citadel》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《Underground Sea》
《Tropical Island》
《Bayou》
《Volcanic Island》
《Taiga》
《Tundra》
《Scrubland》
《Savannah》
《Badlands》
《湿った墓/Watery Grave》
《繁殖池/Breeding Pool》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
コメント
宜しくお願いします。
こちらもリンクさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
実際の使い手は身内なので、自分の話は的外れな部分もあるかと思いますが、参考にしていただければ幸いです。
いろいろ参考にさせていただきます。
始祖ドラは色んな方向性が選べるから考えてるだけで面白いよね。
参考になればいいんだけど、自分は使い手じゃないし、実際に回したわけじゃないから、動かしてみた時に色々問題点が出てくるかも。(軽量ドロー大量で補ってるけど、安定マナソースが不足してるから動きが止まる可能性とか、パーマネントコントロールが薄い所とか微妙に不安)
というか本当に「色んな方向性」が自由自在に選べてうらやましい。レシピ書いてて思ったのが、カードプールの贅沢っぷり。
何だコレ、色役割とか関係なしに何でも出来るじゃないか。コイツのせいで一体どれだけのレジェンドが下位互換になってるんだよ、いい加減にしろ!
もう5色ジェネラルは全部禁止にして3色以下のジェネラルに価値を見出させるべき。最大3色になれば色の出来る事出来ない事が嫌が応にも際立って構築にも特色が出るはず。
レシピを見なおしていて、ふと《適者生存/Survival of the Fittest》さっぱり使えないくらいクリーチャー減ってるじゃん、という事に気付く。
適者は抜いて、その代わりにリアニ先にも勝利カードにもなれる困った時の聖スフィ様を投入してみた。とりあえずコイツ出して一周すれば勝てるんでしょ?