日曜、ウーズ青黒系・ピン除去効きやすいハーミットやエドリックをメタった形で、それ以外のデッキ相手でも十分戦える形を目指して組んだ《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》をピラミッドに持ち込んでみたのだが、ほぼ全員が青いという環境にもかかわらず、勝率は普通(2割~3割の間)だった。


☆ハーミット系にはピン除去多め、カウンター多めの構成なので、通常の青系が行うセオリー通りに序盤さえ抜けてしまえば大幅有利なゲームが出来るので問題はない。

☆エドリックに関しては、環境にいなかったので不明。しかしハーミットの捌かれっぷりを見るに、他のプレイヤーとちゃんと結託出来れば、まともにアタックを許さずに抑え込む事は出来そうである。(エドリックはキャストが安定しているのでハーミットよりも辛くはありそうだが)


☆問題は青黒おにぎり系だ。
3ターン目ジェネラルアタックプラン自体は上手くいっていた。ブン回った時には、《Mana Crypt》3枚+《太陽の指輪/Sol Ring》2枚なんてヴィンテージも真っ青な場すら構築出来た。
しかし、それも青黒おにぎり系が4人中1人だけなればこそ。

青黒おにぎり系が4人中1人の場合ならば、比較的楽に《トリスケリオン/Triskelion》か《Phyrexian Devourer》を島渡りジェネラルで抜いてしまって機能停止させられるのだが、これ系が2人いると抜ききれなくて五分の試合を強いられる。
特に《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》の能力が他人の墓地をカウントするのが厄介で、例えばウーズプレイヤーAから《Phyrexian Devourer》抜いた場合、次にアタックするまでしばらく(最低一巡)の時間がかかるので、その間にもう一人のウーズプレイヤーBに《Phyrexian Devourer》を手札や墓地に保護されると、《トリスケリオン/Triskelion》しか抜けなくなり、2人の墓地が協力してのウーズコンボのルートがそれぞれに残ってしまう。

パワーカードの一部を《時間操作/Temporal Manipulation》などの追加ターンカードにしてコンバット回数を増やす、少ない起動型能力持ちを一部抜き、こちらに元々影響が少なく、逆にウーズ他によく効く《呪われたトーテム像/Cursed Totem》像を投入する、などすれば有利を作れるのだろうが、そうすると今度は普通の青系メインのデッキへの有利が消えかねない。

(※ここは完全に余談となる追加メモ。考察とはちょっとずれるので飛ばして読んでください:……いや、実際青系相手ならジェネラルが刺さるし、不利ってほどではないだろうからこの変更はアリなのかも知れないが。青黒絡み以外でウーズ使わず一番強そうなナヤカラー相手でも、青のパワーがあればそこまで不利になる気がしない。ジャンドカラーウーズがいて、他2名が青くない時に不利が付くくらい?)



☆そんな訳で、メタった形のジェネラルであるサーダ・アデールですら、メタデッキ以外相手の相性を考えると、「戦いについていけない」ってほどの事は全くないものの、メタゲームの二段目辺りに来てしまいそう、という結論に達した。

どうにかして青黒の組み合わせ、つーかウーズ使わずに勝つ方法を考えたかったんだが難しそう。

あとは構想上にある、《血染めの月/Blood Moon》《月の大魔術師/Magus of the Moon》《締め付け/Stranglehold》《呪われたトーテム像/Cursed Totem》《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》《上天の閃光/AEther Flash》《Pyrokinesis》あたりをガン積みした、茶色に大きく偏らせた形の《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》(トーテムがあるんで《好奇心/Curiosity》系後のスタートドローは《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》など他で補う形)がどれだけ頑張れるかくらい。




☆で、以下が今の自分の結論。
本当にガチで勝率の高いデッキを目指そうという場合、

・良く見る速攻型、石像くんが組んでいたような速度をある程度捨てて安定性を増やしたような型の双方含めて、ハーミット+ウーズのある《始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon》(《スリヴァーの首領/Sliver Overlord》は無駄牌が1枚増えるので下位互換)

・独自の軸を持っていて、安定して他人を即殺出来る《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》

・ハーミットは使えないが青黒のサーチで安定して生き埋めウーズの方は使え、色が二つ消えただけの価値があるジェネラルを持てる《結界師ズアー/Zur the Enchanter》

・ズアーと同じ理由で《擬態の原形質/The Mimeoplasm》(奇しくも双方とも、ウーズのリアニメイトが自前で出来るというのが利点)

の4種類以外は二線級と言わざるを得ない、となった。



あーあ、結局こんな結論かー。
くやしいので、とりあえず上記4ジェネラルに微有利か互角を取れるくらいにはサーダ・アデールを強化調整していきたい。

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