この間の日曜にfuくんがリクーで投入していたのを見て、聞いて。

彼は、《マグマの噴流/Magma Jet》に加えて《卑下/Condescend》もデッキに投入していた。
それらの代わりに抜けていた枠は、それまで《定業/Preordain》《思案/Ponder》の入っていた部分。
マグマの噴流も卑下も占術2。つまり、この交換によって定業における1ドローを別のワンアクションに変えた形だ。


この選択は、中々に良いもののように思える。
「ソーサリーで2枚見てからの1ドロー→アクション」に比べると選択肢の幅は狭まるが、占術持ちインスタントを代わりに使った場合、マナとテンポの面で僅かながら得している。
確かに定業で消耗するのは色マナ1つだけだが、1マナの差で泣いたり笑ったりも珍しくないのがこのゲーム。アクションを圧縮できるのならばそれに越した事はない。


細かい話をしていこう。
例えば《マグマの噴流/Magma Jet》は、一見《定業/Preordain》から《ショック/Shock》を引いてキャスト、程度の動きに見える。
しかし実際は、「デッキの枠が1枚で済んでいる」「色拘束が赤だけである」「インスタントで行動できている」「占術で見ている枚数が1枚多い(定業ショックパターンは見ている2枚のうち1枚がショックであるため)」などの細かいアドバンテージが沢山あるのだ。
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》なんかへの除去を探しに行く状況などを考えれば、定業+除去よりもマグマの噴出の方が様々な面で優秀であると言える。


もちろん「1枚カードを引く」の持つ無限の可能性(デッキに目的に応じたカードさえ眠ってれば、何でも出来る可能性がある)だって非常に優れたものなのだが、カードの投入目的がはっきりしているのなら、占術付き軽量スペルも有効な選択肢となり得るのではないだろうか?



そんな訳で自分は《マグマの噴流/Magma Jet》を一押ししたい……のだが、残念ながら《卑下/Condescend》の方は《定業/Preordain》との交換を勧めるのは難しそうである。
マグマの噴流は2マナで2点インスタント、と火力として最低限の軽さで最低限の仕事はこなしそうなスペックがあるものの、卑下の方は「一般に使われているカウンターが2マナ以下、ギリで入る3マナであっても確定カウンター程度の強さは必須条件」「打消し呪文であるため、キャストのタイミングを自分で選べない」等の欠点が目立ち、占術抜きの単体として見た場合、1ドローに勝るだけの働きが見込めなそうなのがその理由。



とまあ、こんな感じの話。
自分もキキジキに《マグマの噴流/Magma Jet》は投入してみようと思う。コンボパーツを揃えるためのドロー強化が沢山欲しいデッキなので。

fuくんもなかなか面白い事考えるもんだよなぁ。
しかしそれでもやっぱり《予言/Divination》に出番はない。お前のそれは気のせいだ。

コメント

冒険するエサ、真空圧
2012年9月8日3:26

ってなると、自分もテルジラードジャスティスとか入れてみるべきなんですかね!
ちょっと試してみます

かっこかり
2012年9月8日6:04

>真空圧くん
《マグマの噴流/Magma Jet》の《稲妻/Lightning Bolt》→《ショック/Shock》程度のパワーダウンならシステムクリーチャー焼くには困らないからいいんだけど、緑は2マナの置物除去が優秀過ぎるから、わざわざエンチャントに触れなくしてまで《テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice》が入るかはちょっと疑問。
コストが緑緑とかでエンチャントも割れるんなら神だった。

コレがもしも赤なら1マナで占術2+《溶解/Smelt》、と秒で入る性能なんだけどねw

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