最近のEDHにおけるドローを考える
2012年8月30日 EDH環境考察北上の帰りにcozaくんや真空圧くんと飯食いながら話してた事の焼き直し。
☆《Timetwister》を擁する青(及び《Wheel of Fortune》系を擁する赤)が環境に多いと手札は頻繁に回転する。自分が撃てなくても対戦相手が撃ってくるので、高速で展開していれば (結局は他人の都合で撃たれているために最良のタイミングとはいかないにしても)ある程度は恩恵にあずかる事が出来る。
だからデッキを出来る限り軽くし、先出しできるパーマネントやTT系対応でキャストできるインスタントを優先的にデッキに投入するのが強い。TT系耐性がデッキに付く。
「TT系に耐性がある=TT系と相性が良い」なので、当然自分でも採用する。ドローが大雑把になるが、大量にカードが引けるため、デッキの爆発力が上がる。
通常のドロースペルは削られ、その分軽いインスタントやパーマネント、一部のパワーカードやマナ加速、そしてTT系を引っ張ってくるためのサーチに枠を割かれる。
☆しかし、こういったTT系に頼り切った構築は、本当に安定して強いと言えるのだろうか?
この前の北上であった状況の1つに、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》や《時の逆転/Time Reversal》まで入った手札大回転系の青いデッキであるアウグスティンが、全力で展開してからの《意外な授かり物/Windfall》をカウンターされてジリ貧になる、という場面があった。
(当人のその後の引きが弱かった、というのもあるが)その後のアウグスティンは盤面に干渉できる有効牌が引けず、手札も死の直前まで回復出来ないまま、ひたすらマナ加速してジェネラルをキャストするという動きを続けるに留まった。
自分はアウグスティンの意外な授かり物をカウンターした2ターン後に時の逆転を引いたのだが、最後に決めに行くタイミングまで撃たずに手札に待機させ続けていた。
撃てば確かに手札はリフレッシュされるが、対戦相手の1人が戦線に復帰してしまうのだから当然だ。
環境に青や赤が多ければ、確かに手札が良く回転はするだろう。デッキが軽ければ、確かに自分もその恩恵にあずかれるはずだ。
しかし上でも書いているように、そのタイミングを選ぶのは手札回転スペルをキャストするプレイヤーだ。「タイミングを選ぶ」の内には、当然「キャストしない」って選択肢もある。
手札回転が多い環境に期待し過ぎたデッキ構築をしていると、消耗しきった所からの起死回生のTT系をカウンターされた場合の復帰能力に問題が出てしまう。
逆に相手のTT系をカウンターした場合、しばらく自分からTT系を撃ちたくはなくなるだろう。じき(TT系をカウンターされた相手が復帰する頃)に有効牌に化けはするだろうし、それを期待出来るので手札にあれば嬉しいのだが、それでもしばらくの間そいつは無駄牌だ。
☆そうして上に書いた二つの状況の時に頼りになるのは、単純に自分だけが着実にアドバンテージを得るドローカードだ。
単純なドローカードは、自分がゲームから遠ざかった時、対戦相手をゲームから遠ざけた時、自分も対戦相手もゲームに参加している時、どんな時でもある程度の力を発揮し、安定したアドバンテージを与えてくれる。
だから自分は、「マナ加速」「軽いインスタントやパーマネント」「サーチ含むTT系関係」「パワーカード」に加え、「普通のドロースペル」をある程度加えた形でデッキを組むのが、安定した強さを得る構築になるのだろうと思った。
☆具体的なカード選択の話になると、自分の場合、
1・それでも手札回転しがちなのは事実なので軽いもの
2・TT系に置いていかれないように、十分なコスパを持つもの
3・最悪TT系を探しに行けるもの
4・ある程度安定して引けるもの、即時に引けるもの
が選択の基準となる。
1に関しては、代表的な手札回転カードである《Timetwister》《Wheel of Fortune》《意外な授かり物/Windfall》に追いつけるようにするため、3マナ以下をラインとして取る。
2に関しては、3マナならば少なくともTT系の半分程度、3~4枚のカードを見る事は期待したい。2マナ以下なら少しでもアドが期待出来るものでなければ力不足が目立ってしまうだろう。
3に関しては、2の基準を満たすのも一苦労な軽いスペル群に期待する条件だ。
4に関しては、手札回転で不安定なドローや遅いドローは吹き飛んでしまうため、嫌った。
☆そんな訳で、具体的なカード名を上げていくと、
・2マナ以下でアドがある程度の安定性で期待出来るもの
《渦まく知識/Brainstorm》《夜の囁き/Night’s Whisper》《闇の腹心/Dark Confidant》《血の署名/Sign in Blood》《野生の勘/Wild Guess》など
(《祖先の幻視/Ancestral Vision》はちょっと遅すぎる。《Mystic Remora》は累加アップキープが展開したい方向性の足を引っ張る)
・3マナで、ある程度の安定性でアドが期待出来るもの
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》《強迫的な研究/Compulsive Research》《企業秘密/Trade Secrets》《闇の後見/Dark Tutelage》《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》など
(《リスティックの研究/Rhystic Study》は安定しない。特に軽いカード、マナ加速の多い環境ならなおさら)
・2マナ以下で、アドを失わず、ある程度以上ライブラリーを掘れる(TT系を探しに行ける)もの
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《定業/Preordain》《思案/Ponder》《衝動/Impulse》など
あたり。
ドローの強い色ってのもあるんだけど、青単ばっか使ってるからどうしても思い付いた所を並べると青びいきになるなwww
そんな訳で、TT系やそれに繋がるアドを失うサーチばかりではなく、これらのドローをある程度デッキに残す事により、安定した動きをする事が出来るのではないだろうか?
そんな事を思った訳です。
☆《Timetwister》を擁する青(及び《Wheel of Fortune》系を擁する赤)が環境に多いと手札は頻繁に回転する。自分が撃てなくても対戦相手が撃ってくるので、高速で展開していれば (結局は他人の都合で撃たれているために最良のタイミングとはいかないにしても)ある程度は恩恵にあずかる事が出来る。
だからデッキを出来る限り軽くし、先出しできるパーマネントやTT系対応でキャストできるインスタントを優先的にデッキに投入するのが強い。TT系耐性がデッキに付く。
「TT系に耐性がある=TT系と相性が良い」なので、当然自分でも採用する。ドローが大雑把になるが、大量にカードが引けるため、デッキの爆発力が上がる。
通常のドロースペルは削られ、その分軽いインスタントやパーマネント、一部のパワーカードやマナ加速、そしてTT系を引っ張ってくるためのサーチに枠を割かれる。
☆しかし、こういったTT系に頼り切った構築は、本当に安定して強いと言えるのだろうか?
この前の北上であった状況の1つに、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》や《時の逆転/Time Reversal》まで入った手札大回転系の青いデッキであるアウグスティンが、全力で展開してからの《意外な授かり物/Windfall》をカウンターされてジリ貧になる、という場面があった。
(当人のその後の引きが弱かった、というのもあるが)その後のアウグスティンは盤面に干渉できる有効牌が引けず、手札も死の直前まで回復出来ないまま、ひたすらマナ加速してジェネラルをキャストするという動きを続けるに留まった。
自分はアウグスティンの意外な授かり物をカウンターした2ターン後に時の逆転を引いたのだが、最後に決めに行くタイミングまで撃たずに手札に待機させ続けていた。
撃てば確かに手札はリフレッシュされるが、対戦相手の1人が戦線に復帰してしまうのだから当然だ。
環境に青や赤が多ければ、確かに手札が良く回転はするだろう。デッキが軽ければ、確かに自分もその恩恵にあずかれるはずだ。
しかし上でも書いているように、そのタイミングを選ぶのは手札回転スペルをキャストするプレイヤーだ。「タイミングを選ぶ」の内には、当然「キャストしない」って選択肢もある。
手札回転が多い環境に期待し過ぎたデッキ構築をしていると、消耗しきった所からの起死回生のTT系をカウンターされた場合の復帰能力に問題が出てしまう。
逆に相手のTT系をカウンターした場合、しばらく自分からTT系を撃ちたくはなくなるだろう。じき(TT系をカウンターされた相手が復帰する頃)に有効牌に化けはするだろうし、それを期待出来るので手札にあれば嬉しいのだが、それでもしばらくの間そいつは無駄牌だ。
☆そうして上に書いた二つの状況の時に頼りになるのは、単純に自分だけが着実にアドバンテージを得るドローカードだ。
単純なドローカードは、自分がゲームから遠ざかった時、対戦相手をゲームから遠ざけた時、自分も対戦相手もゲームに参加している時、どんな時でもある程度の力を発揮し、安定したアドバンテージを与えてくれる。
だから自分は、「マナ加速」「軽いインスタントやパーマネント」「サーチ含むTT系関係」「パワーカード」に加え、「普通のドロースペル」をある程度加えた形でデッキを組むのが、安定した強さを得る構築になるのだろうと思った。
☆具体的なカード選択の話になると、自分の場合、
1・それでも手札回転しがちなのは事実なので軽いもの
2・TT系に置いていかれないように、十分なコスパを持つもの
3・最悪TT系を探しに行けるもの
4・ある程度安定して引けるもの、即時に引けるもの
が選択の基準となる。
1に関しては、代表的な手札回転カードである《Timetwister》《Wheel of Fortune》《意外な授かり物/Windfall》に追いつけるようにするため、3マナ以下をラインとして取る。
2に関しては、3マナならば少なくともTT系の半分程度、3~4枚のカードを見る事は期待したい。2マナ以下なら少しでもアドが期待出来るものでなければ力不足が目立ってしまうだろう。
3に関しては、2の基準を満たすのも一苦労な軽いスペル群に期待する条件だ。
4に関しては、手札回転で不安定なドローや遅いドローは吹き飛んでしまうため、嫌った。
☆そんな訳で、具体的なカード名を上げていくと、
・2マナ以下でアドがある程度の安定性で期待出来るもの
《渦まく知識/Brainstorm》《夜の囁き/Night’s Whisper》《闇の腹心/Dark Confidant》《血の署名/Sign in Blood》《野生の勘/Wild Guess》など
(《祖先の幻視/Ancestral Vision》はちょっと遅すぎる。《Mystic Remora》は累加アップキープが展開したい方向性の足を引っ張る)
・3マナで、ある程度の安定性でアドが期待出来るもの
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》《強迫的な研究/Compulsive Research》《企業秘密/Trade Secrets》《闇の後見/Dark Tutelage》《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》など
(《リスティックの研究/Rhystic Study》は安定しない。特に軽いカード、マナ加速の多い環境ならなおさら)
・2マナ以下で、アドを失わず、ある程度以上ライブラリーを掘れる(TT系を探しに行ける)もの
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》《定業/Preordain》《思案/Ponder》《衝動/Impulse》など
あたり。
ドローの強い色ってのもあるんだけど、青単ばっか使ってるからどうしても思い付いた所を並べると青びいきになるなwww
そんな訳で、TT系やそれに繋がるアドを失うサーチばかりではなく、これらのドローをある程度デッキに残す事により、安定した動きをする事が出来るのではないだろうか?
そんな事を思った訳です。
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