《計略縛り/Trickbind》
2012年5月30日 EDHカード考察前の日記で書いた通り、自分のデッキに《計略縛り/Trickbind》が投入された。
アーティファクトやエンチャントに頼ったコンボを止め、《破滅的な行為/Pernicious Deed》や《忘却石/Oblivion Stone》を打ち消す事を主な目的として入っていた《無効/Annul》と入れ替わる形だ。
まずは、無効と比べた場合の利点と欠点。
説明しやすいので計略縛りとほとんど効果が被っていて、マナコストが無効と同じ《もみ消し/Stifle》で書く。
・止められるコンボの範囲が広がる。
無効は当然ながら、アーティファクトやエンチャントに頼ったコンボしか止められない。
しかし《もみ消し/Stifle》なら、例えば《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》や《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》のようなクリーチャーの起動型能力に頼ったコンボや、《目覚ましヒバリ/Reveillark》や《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》のようなクリーチャーの誘発型能力に頼ったコンボを止める事が出来る。
起動型能力を止めるだけだと再利用される恐れがあるが、多くの場合(主に墓地で誘発する)誘発型能力を打ち消す事により、無効同然にコンボを完全に止める事が出来る。
ただし再利用可能な起動型能力しか対象のない未来独楽の無限ドローなどは1ターンしか止められない。《Power Artifact》の無限マナに至ってはギリギリのマナからの始動以外ではさっぱり役に立たない。
・打ち消し効果を後出しできる
例え《破滅的な行為/Pernicious Deed》を対戦相手がプレイした段階で手札になかったとしても、タイミングを見計らっている内に引く事が出来れば対処が出来る。
また、手札からプレイされた時点で打ち消す訳ではないので、他のディードを嫌うプレイヤーがカウンターを持っていた場合、そちらに期待する事も出来る。
特に後者の要素が大きく、《無効/Annul》と入れ替わる形で《もみ消し/Stifle》が採用された。
で、《もみ消し/Stifle》に比べた《計略縛り/Trickbind》の利点。
この要素にギリギリ1マナの価値があると判断し、最終的に《計略縛り/Trickbind》がデッキに投入された。
☆打ち消されない
これ大事。確実に止められる安心感はデカイ。
☆「対象がパーマネントだった場合、このターン起動型能力の起動が出来ない」という効果のおかげで一部コンボに対する有用性が《もみ消し/Stifle》より高い。
・《Power Artifact》、《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》はとりあえず1ターン止められる。
起動の軽い《Power Artifact》コンボは次のターンのアップキープに始まったりしかねないのでこれは気休め程度の利点。ブライトハースの方は2回起動は難しいので、多くの場合丸1周余裕がある。
・《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》+《トリスケリオン/Triskelion》に対する効果がより高い。
《もみ消し/Stifle》のタイミングは《トリスケリオン/Triskelion》が不死で戻ってこようとしている所。しかし黒相手にそれだとリアニメイトの懸念が残る。
《計略縛り/Trickbind》のタイミングは《トリスケリオン/Triskelion》が自殺するため真っ先に自分に撃つロケットパンチの二つ目。
そうするとトリスケはターン終了まで自殺できず、次ターンに入っても「タフネス2、カウンター1」という状況になり自殺出来ない。
この形だと、リアニメイトでリカバリーしたくとも出来ない。
・《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》+《Phyrexian Devourer》+《トリスケリオン/Triskelion》が止められる。
《もみ消し/Stifle》だと止まらない。
・《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》+《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》が1ターン止められる。
《もみ消し/Stifle》だとギリギリのマナでない限り1ターンも止められない。
こんな感じで《計略縛り/Trickbind》採用に至った。
アーティファクトやエンチャントに頼ったコンボを止め、《破滅的な行為/Pernicious Deed》や《忘却石/Oblivion Stone》を打ち消す事を主な目的として入っていた《無効/Annul》と入れ替わる形だ。
まずは、無効と比べた場合の利点と欠点。
説明しやすいので計略縛りとほとんど効果が被っていて、マナコストが無効と同じ《もみ消し/Stifle》で書く。
・止められるコンボの範囲が広がる。
無効は当然ながら、アーティファクトやエンチャントに頼ったコンボしか止められない。
しかし《もみ消し/Stifle》なら、例えば《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》や《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》のようなクリーチャーの起動型能力に頼ったコンボや、《目覚ましヒバリ/Reveillark》や《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》のようなクリーチャーの誘発型能力に頼ったコンボを止める事が出来る。
起動型能力を止めるだけだと再利用される恐れがあるが、多くの場合(主に墓地で誘発する)誘発型能力を打ち消す事により、無効同然にコンボを完全に止める事が出来る。
ただし再利用可能な起動型能力しか対象のない未来独楽の無限ドローなどは1ターンしか止められない。《Power Artifact》の無限マナに至ってはギリギリのマナからの始動以外ではさっぱり役に立たない。
・打ち消し効果を後出しできる
例え《破滅的な行為/Pernicious Deed》を対戦相手がプレイした段階で手札になかったとしても、タイミングを見計らっている内に引く事が出来れば対処が出来る。
また、手札からプレイされた時点で打ち消す訳ではないので、他のディードを嫌うプレイヤーがカウンターを持っていた場合、そちらに期待する事も出来る。
特に後者の要素が大きく、《無効/Annul》と入れ替わる形で《もみ消し/Stifle》が採用された。
で、《もみ消し/Stifle》に比べた《計略縛り/Trickbind》の利点。
この要素にギリギリ1マナの価値があると判断し、最終的に《計略縛り/Trickbind》がデッキに投入された。
☆打ち消されない
これ大事。確実に止められる安心感はデカイ。
☆「対象がパーマネントだった場合、このターン起動型能力の起動が出来ない」という効果のおかげで一部コンボに対する有用性が《もみ消し/Stifle》より高い。
・《Power Artifact》、《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》はとりあえず1ターン止められる。
起動の軽い《Power Artifact》コンボは次のターンのアップキープに始まったりしかねないのでこれは気休め程度の利点。ブライトハースの方は2回起動は難しいので、多くの場合丸1周余裕がある。
・《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》+《トリスケリオン/Triskelion》に対する効果がより高い。
《もみ消し/Stifle》のタイミングは《トリスケリオン/Triskelion》が不死で戻ってこようとしている所。しかし黒相手にそれだとリアニメイトの懸念が残る。
《計略縛り/Trickbind》のタイミングは《トリスケリオン/Triskelion》が自殺するため真っ先に自分に撃つロケットパンチの二つ目。
そうするとトリスケはターン終了まで自殺できず、次ターンに入っても「タフネス2、カウンター1」という状況になり自殺出来ない。
この形だと、リアニメイトでリカバリーしたくとも出来ない。
・《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》+《Phyrexian Devourer》+《トリスケリオン/Triskelion》が止められる。
《もみ消し/Stifle》だと止まらない。
・《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》+《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》が1ターン止められる。
《もみ消し/Stifle》だとギリギリのマナでない限り1ターンも止められない。
こんな感じで《計略縛り/Trickbind》採用に至った。
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