EDHは通常のマジックのゲームと違い、一般にパリ式マリガンが採用されている。
パリ式マリガンは残したいカードを残したまま不要牌を別のカードに交換出来る、「ある程度初手を操作できるルール」だ。

構築ルールは不安定なハイランダーであるのだが、そのランダム性をデッキ構築の段階で手を加える事によりある程度は無視出来るため、そこにパリマリの手札操作要素を加える事によって、特定のカードを早い段階でプレイする事を安定させる事が出来る。


これは5色ジェネラルの《隠遁ドルイド/Hermit Druid》コンボに代表される話だろう。
マナ加速以外の不要牌をすべてマリガンする事で10枚程度は見る事が可能なルール下で、大量のサーチを加える事により、3ターン目には隠遁ドルイドを場に出せるカードを安定して手に入れる事が出来る。
(例として、《吸血の教示者/Vampiric Tutor》《伝国の玉璽/Imperial Seal》《Demonic Torment》《俗世の教示者/Worldly Tutor》《森の教示者/Sylvan Tutor》《エラダムリーの呼び声/Eladamri’s Call》《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》《神秘の教示者/Mystical Tutor》《親身の教示者/Personal Tutor》《Lim-Dul’s Vault》、そして《隠遁ドルイド/Hermit Druid》で11枚。ライブラリーを10枚見れば期待値は1を超える)



しかしこの話は何も、特定の高速コンボデッキに限った話ではない。
標準的なデッキもまた、デッキ構築の段階で同じような効果を持つカードを集める事により、安定した序盤の手札を確保する事が出来るようになるのだ。

まあ、長くEDHやっている人達には今更な話かも知れないけど、改めてその辺考えてデッキを弄ったので書いてみた。


具体的に言うと《金粉の水蓮/Gilded Lotus》よりも優先しての《空色のダイアモンド/Sky Diamond》の帰還。さらに《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》も枠があれば加えたい。《Jeweled Amulet》《太陽の宝球/Sphere of the Suns》なんかも試してみたい。
「土地2枚+2マナのマナ加速要素1枚=3ターン目に4マナ到達」という手札を作り出せる可能性を上げる事により、デッキ全体の序盤の展開力が大きく上がる事を考えての変更である。

ダイアモンドを抜いた頃のデッキと比べると、《企業秘密/Trade Secrets》《予感/Foresee》《集中/Concentrate》と3マナ以上のアドを取りに行くカードが増えたので、それらを撃つ前にスムーズに手札を減らしてパーマネントを増やせる事を期待している。
実際北上だと集中撃って1枚捨てる、企業秘密撃って2枚捨てる、とか結構あったしw

コメント

Zirilan
2012年5月30日13:56

リンクさせていただきました。
お願いします。

かっこかり
2012年5月30日19:15

>Zirilanさん
ありがとうございます。
こちらもリンクさせていただきました。
よろしくお願いします。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索