他の主要なカードは全部書いたので、あとは残りの「特殊な効果だから分類できないけど入ってると強いよね」なカードについて書いていこうと思う。
例によって入ってないけど考慮に値しそうなカードも一緒に。


☆現在投入されているカード
・《High Tide》
効果が瞬間的なのでマナ加速からは外してあった青い《暗黒の儀式/Dark Ritual》。1マナというマナコストは小回りが利く。
キャストした時点でアンタップ状態の島が3枚あれば暗黒の儀式相当で、それだけでも十分な瞬発力を発揮する。
主要な使用タイミングは手札にコンボが揃ったフィニッシュ直前。青単のゲーム終盤ともなれば、島が4枚5枚並んでいるのは当たり前。一気にマナが伸び、フィニッシュターンが1、2ターン縮まる。
もう一つの主要な使用タイミングは《時のらせん/Time Spiral》直前。土地がアンタップするので、7枚引いた後の行動選択肢が大きく増える。
マナコストの軽さと共に時のらせんパターンもあるおかげでいつ手札にあっても邪魔な印象が薄い良カード。


・《呪文滑り/Spellskite》
僅か2マナというマナコストで自軍のクリーチャーやアーティファクトを守れるナイスカード。ファイレクシアマナのおかげでその効果の恩恵を0マナで与れるのも好ポイント。
クリーチャー単体としての性能もタフネス4のがっちりブロッカー体質で、いると余計なライフ損失を防げるので安心感がある。


・《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
クリーチャーの起動型能力を完全に封じてしまうアーティファクト。例えマナ能力であろうと起動できない。
この効果がたったの2マナというのは破格である。
問題は、自軍のクリーチャーも影響を受けてしまう事。
《呪文滑り/Spellskite》《アフェットの錬金術師/Aphetto Alchemist》《ジェイスの文書管理人/Jace’s Archivist》《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent》など、強力な起動型能力を持つ青いクリーチャーも結構多いため、使用に際してはこれらにあまり頼らない構成のデッキを組む必要がある。


・《基本に帰れ/Back to Basics》
青い特殊土地苛めエンチャント。
《血染めの月/Blood Moon》と違うのは、無色マナ源として使う事すら許さない点と、フェッチランドには実質無効な点。
青単であれば、フェッチランドを除いた特殊地形は多くても5、6枚程度だろう。自分が悪影響を受ける事は稀なので、自分の状況をあまり気にせず張る事が出来る。
しかし相手の状況はちょっと気にした方がいい。ほとんどの土地が起きている状態で張ると一度は行動を許してしまう上、そのマナを使って全力で《基本に帰れ/Back to Basics》を壊しにかかってくる事が予想されるため、出来る限りタップアウトを待ってから張った方が良い結果をもたらす事が多い。
青単なら基本黙って入れて置いていいカードだと思っている。
あえて欠点を挙げるとすればエンチャントであるという事。サーチしにくいので中々安定して使う事が出来ない。


☆デッキに入っていないカード
・《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
3マナとそこそこ安いコストで、《呪われたトーテム像/Cursed Totem》と《無のロッド/Null Rod》の抱き合わせをいただける。ただしマナ能力が封じれない。
マナ能力が封じれない事は欠点でもあり利点でもある。
自分がアーティファクトに頼る事が多い関係上入れられない《無のロッド/Null Rod》と違い、マナファクトに加速を頼りつつ投入出来るのはいい部分。
逆に相手のアーティファクト・クリーチャーによるマナ加速を許すのは大きなマイナス点。《呪われたトーテム像/Cursed Totem》を使う目的の半分弱は緑のマナクリーチャーのためと言っても過言ではないので。
《呪われたトーテム像/Cursed Totem》同様、デッキを組む際にはマナファクト以外のアーティファクトに頼りすぎた構成にしないように注意しなければならない。そのため《超次元レンズ/Extraplanar Lens》などを使うパリンクロンコンボを主眼に据えたデッキなどに向く。


・《袖の下/Bribery》
対戦相手のライブラリーからクリーチャーを持ってくるカード。マナコストは5とそこそこ重めの上、対戦相手依存のため安定性は低い。
しかしながら、「安定性が低い」という評価は決して悪い意味でだけではない。時としてすさまじい爆弾カードに化ける状況もある。
その最たるものが同型対決の時で、僅か5マナで《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》がこんにちわして早いターンでゲームが終わってしまったりする。
それ以外の候補は、《家路/Homeward Path》やバウンスのリスクを踏まえると、概ねコスト相応の働きとなるだろう。
4ドローやパーマネント破壊のない始祖エルドラージ、上記リスクのついた各種タイタンや《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》、頑強で戻るのは対戦相手な《森滅ぼしの最長老/Woodfall Primus》など。
コスト以上の獲物となると、《テラストドン/Terastodon》や《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》辺りくらいか。
コストの重さも含めて扱いは難しいが、強い時は強い。はず。


・《時間操作/Temporal Manipulation》《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
追加ターン系。コストは5マナと少々重い。
単純に使うだけだと5マナフリースペル1ドローとかになりかねない。
プレインズウォーカーやタップを含む起動型能力を持つパーマネントを多くデッキに入れる事によって初めて真価を発揮する。あざみジェネラルなんかがその最たるもの。
ちなみに、追加ターン系は自分以外にプレイする意味がないので《時間のねじれ/Time Warp》は対象変更の恐れのある下位互換。


自分が気にしているカードは大体こんな所で全部かなぁ?
あとは色対策でもある《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》くらいか。これは過去の日記で書いたので省略。(http://kakkokari.diarynote.jp/201203250045173288/

コメント

MTGAnglerfish.アンコウ
2012年4月27日4:38

今はエルドラージがほぼ確実に入っているらしいので、弱いかも知れませんが...《視野狭窄》とかで50枚くらい削れたりして面白かったですね。 ドロー操作にもなりますし。

かっこかり
2012年4月27日9:40

>鬱っちーさん
自分がEDH始めたのはエルドラージ覚醒後なので撃たれた事も撃った事もないのですが、当時は《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》ジェネラルで、バウンスと回収を駆使しつつ1人1人辻斬りしていくデッキもあったとか。

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