自分のテフェリーデッキには、カウンターとして現在《邪魔/Hinder》が入っている。
その際、ほとんど同じ効果を持つ《呪文丸め/Spell Crumple》については特に考慮せず、「まあほとんど同じだろ」って感じで手元にある邪魔を突っ込んだ。

しかしそれでも両者が違う効果を持っているのは事実な訳で。
最善を尽くそうと思った場合、どちらが自分のデッキに向いているのか考えてみるのも悪くないんじゃないかと思ってこんな微妙な2択を日記に書く事にした。
「実際差が出るタイミングなんてほとんどねぇだろ」とか言うのは禁止。しばらくEDH出来なそうだから、こんな事書いてストレス発散するしかねぇんだよ!


そんな訳でまずは両者の効果。
・共通
マナコストは1青青。
呪文1つをカウンターする。
その呪文をライブラリーの底へ送る事が出来る。

・邪魔
打ち消した呪文を上に置く事も出来る。

・呪文丸め
使用後はライブラリーの底へ行く。



まず、邪魔の独自要素は基本的に使わないので無視する。
こっちのモードを使うのは恐らく『A「《怒鳴りつけ/Browbeat》」B「対象は?」A「そっちで」』レベルのプレイミスをした時くらいだろう。
一応、両者の評価が全く同点だった時には「対戦相手のドローを止めるという選択肢を万が一の時選ぶ事が出来る」という点で邪魔のが優先されるだろう、ってくらいか。……いくら考えてもEDHで一人のドローを止めて嬉しい場面が思いつかないが、本当に一応ね。


という訳で、実際に考慮するのは《呪文丸め/Spell Crumple》の自分がライブラリーの底に移動する効果についてとなる。

ライブラリーの底に移動するという事は「シャッフルさえすれば再利用可能になる」という事。
つまり再利用出来て嬉しいならば呪文丸めが、そうでなければ邪魔が優先される理由となる訳である。
では、実際1青青のカウンターが再利用出来る事は嬉しいのか? 事実上再利用出来るようになるであろうタイミングなども視野に入れつつ、考えていきたい。


まず、再利用出来るであろうタイミングについて。
ダブルシンボル3マナのスペルのため、3ターン目でプレイされ、4ターン目にフェッチなどでシャッフルされ、そこから1マナドロースペルを打って引き3マナ構え、というのがまあほぼ最速だろう。
しかしながら、その最速パターンは現実的ではない。3ターン目に呪文丸めを使ったという事は、つまり3ターン目に3マナ構えてターンを終えたという事であり、マナファクトや軽量ドローをそれなりに要する青単デッキにおいて、ぶっちゃけそれってただの事故なのである。

では、現実的に考えての再利用タイミングとはどれくらいなのか?
3マナ立たせてターンを終えられるのは、大体5・6ターン目以降、手札のマナファクトや軽量ドローも出し切り、6・7マナくらいにマナが伸びきった辺り。
《嘘か真か/Fact or Fiction》や《長期計画/Long-Term Plans》辺りを構えながらターンエンドなんかしている状況だろう。
そこで首尾よく対戦相手が致命的なカードをキャストし、カウンターが決まり、そうしてようやくライブラリーの底へ。
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》などを使う関係上で手札にフェッチを残していた場合なんかは、その後即シャッフルに入って再利用の可能性が発生する。
恐らくはこんな動きが現実的に考えられる最速パターンだろう。

つまり、《呪文丸め/Spell Crumple》が再利用され得るのは最速でも自分のマナが7・8程まで伸びている、10ターン目より少し前くらいのタイミングなのである。

で、そのタイミングで欲しいカードは何かと考えてみると、「コンボのための最後の1パーツ」となっている事が最も多いと思われる。
これだけマナも伸びて手札も回しているのだから、よっぽど引きが弱くなければそろそろ即死が見えてくる頃合いなのである。

その状況での引きたいカードの優先順位は、
1・最も欲しいのが足りていないコンボパーツ。
2・次に欲しいのがそれを持ってこれるサーチカード。
3・その次に欲しいのが上二つに近付く目的でのドローカード。
4・そこから1歩下がってでコンボを通すための軽量カウンター。
5・さらに半歩下がって安定した場を保持するための除去。(ただし場にコンボを始められない致命的なパーマネントがある場合、上から2番目辺りに移動)
6・島および大きくマナが伸びるマナファクト
7・現在組み上げたいコンボ以外のコンボパーツ。
8・大きくマナが伸びるわけでもないマナファクト
と言った所か。6辺りから引いてがっかりし始める感じ。

呪文丸めは軽量とは言い難いが、状況的にマナが伸びているであろう事を考慮すれば、3マナでもオマケで軽量側に入れてもいいだろう。順位的には上で言うと4番目。
決して嬉しくないという程のカードではないのだが、最も欲しいカードには絶対に成りえない。

つまり、呪文丸めが再利用出来る状況では、呪文丸めは最も欲しいカードを引く確率を下げる要因になってしまうのである。


よって、《邪魔/Hinder》か《呪文丸め/Spell Crumple》をデッキに投入しようとした場合、優先されるのは《邪魔/Hinder》となる。



以上。
もちろんこれは自分のテフェリーにおける判断であり、ジェネラルやデッキの方向性によっては変わる事もあるだろう。
しかし、青単でそこそこの速度を持ったコンボデッキとなる場合なら、《呪文丸め/Spell Crumple》よりは《邪魔/Hinder》の方を優先した方が良さそうである。


という、本当に微妙な2択だったとさw

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