テフェリーのドロー書き忘れ、と調整
2012年4月11日 EDHテフェリーあんだけ書いたのにまだ抜けがあった。
一応、自分がデッキに入れる事をある程度は考えられるレベルのカードばかりだったつもりなんだけど、それでもこのザマ。
ホント他の色のジェネラルに申し訳なくなるw
デッキに入っているカード
・《Mystic Remora》
累加アップキープのエンチャント、というちょっと特殊なタイプのドロー。
通常のゲームと違って「対戦相手が3人=引ける期待値が3倍」「アーティファクトやランパン系による加速が多い環境」「クリーチャーを次々並べて押し切るようなビートダウンの実質的な不在」「ライフ40など長引くゲーム」などの要素があるEDHでは、こいつの強さが通常の5、6倍はあるように感じられる。
累加アップキープ一回払うごとに1、2枚のドローは期待出来、非常にマナ:ドロー効率が良い。
特に序盤、《太陽の指輪/Sol Ring》や《Mana Crypt》といったマナ加速と共にあると、「カードを引く>引いたカードでマナを伸ばす>伸びたマナで累加アップキープを払う>カードを引く」という気色悪いループが発生する。
そうして適当な所で累加アップキープを放棄すると、いつの間にか手札沢山、マナソース沢山、ヘイト沢山という幸せな場が形成されている。
対戦相手としては、《リスティックの研究/Rhystic Study》と違ってドローを止めるためには4マナも要するために支払が現実的ではなく、クリーチャーと土地以外の展開を控える事でしか抑えられないのだが、そうしたらそうしたで展開が遅くなり、特に序盤だと《時間の伸長/Time Stretch》に近いアドバンテージを取られたりする事になるので難しい所。
多分マナコストと累加アップキープコストが軽いのが悪さをする原因。せめてマナコストがもう少し重ければ……。
対戦相手依存でちょっと癖はあるが、この通り強いカードなので抜けない。
候補となるカード
・《祖先の幻視/Ancestral Vision》
うっかり忘れてた1マナ3ドロー。
わずか1マナで2枚もアドを取れるのは非常に優秀。デッキがトドメをさしに動き出すのは早くても5、6ターン目なので、序盤に待機できれば待機時間も気にならない。
問題は、中盤以降に引いてきた場合。4ターンという待機時間は決して短いものではなく、しかも中盤というのは1ターン差が勝負を分けるような時間帯。
それでも互いの妨害がぶつかり合ってぐだった時にはターンの頭にやってくる3ドローが他のプレイヤーに一気に差をつける要素にもなりうるので、考慮には値する。
《意外な授かり物/Windfall》のいらないそこそこ整った手札の場合、序盤だと対象がぼやけがちな《神秘の教示者/Mystical Tutor》《親身の教示者/Personal Tutor》の素晴らしい対象となれるのは好要素。
発動の遅さに悔しい思いをする事が結構ありそうなので最終的に外れた。
・《大あわての捜索/Frantic Search》
実質0マナでデッキの動きを圧迫しないドロースペル。ただし出来る事は手札の質の調整で、アド的はマイナスなカード。
青マナ1つを火種としたスペルでありながら島が3枚も起きる、ウラモグを捨ててライブラリー回復が出来る、と、無限ドローからの詰めパターンでは非常に強力に安定性をバックアップしてくれる。
自分の場合そこまでしなくてもまず止まる事はないだろうと思い、採用には至らなかった。
☆テフェリー調整の話
デッキが大分軽くなった(総マナコスト-6)ので、マナソースを1枚だけ減らす事にした。
候補に挙がったのは、《島/Island》《空色のダイアモンド/Sky Diamond》《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》の3枚。
まずはそれぞれの利点と欠点を。
《島/Island》
・マナコスト0、青マナが出る、破壊・妨害されにくい。流石最強のカード候補。
・他の土地を場に置いたターンは手札で紙屑化(手札に多くあり過ぎると数ターン腐る)、加速は人並み。
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
・青マナが出る、序盤プレイ可能なマナコスト2。
・タップイン、壊れやすい。
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
・青マナが出る、アンタップイン、超頑丈。無限ドローからの青マナ供給。
・3マナという使い勝手の微妙なマナコスト。
まず、マナファクトか島かの2択から。
現在の土地枚数は33。島を1枚抜くと比率にして約3%。32枚にしてもバランスはそこまで崩れないだろう。
しかしデッキ的には勝ちパターンに必要なマナが最低7~8はあるのもあって、実は多少マナフラッド気味になってもそこまで困らない。《意外な授かり物/Windfall》などの手札リセットの存在もあり、多少事故気味に毎ターン土地を置くくらいの方が軽快に動けるくらいだ。
辛いのはむしろ「土地が2枚で止まり、2ターン目マナファクト、3ターン目マナファクト」とマナを伸ばさざるを得なくなるパターン。
「このマナファクトが土地だったら……」となる可能性を考慮すると、出来れば土地をこれ以上削りたくない。(逆のパターンは中々ないだろう。島がいらないのはマナフラッドしてる場合がほとんどで、そこで代わりにマナファクトがあってもそう変わらない)
という訳で次。
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》対《空色のダイアモンド/Sky Diamond》。
流石に1.5倍ものマナを要求するだけあって、鋳隗は「アンタップイン、破壊されない」とダイアモンドにない利点が結構ある。特にアンタップインは、無限ドローから《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》などを出すための色マナ供給に貢献してくれるので非常に評価が高い。
ダイアモンドの強みは、何と言っても軽い事。他の系列のスペルと被らない2ターン目に置くと、スムーズに動く事が出来る。3マナの鋳隗には絶対に出来ない優秀な挙動だ。……が、よく考えてみるとそれは2ターン目だけの事。
3ターン目に引いた場合、
ダイヤモンドは「土地2枚タップしてタップイン、使えるマナは1つ」
鋳隗は「土地3枚タップしてアンタップイン、使えるマナは1つ」
と、状況的にはほとんど変わらないのである。
これは当然4ターン目以降に引いた場合も同じ事だ。3マナ先出ししなければならないという小回りの利かなさはあるものの、結局2ターン目以外での鋳隗とダイアモンドの軽さは変わらないのである。
そうすると、アンタップイン、破壊されないという要素が改めて大きく響いてくる。
《抹消/Obliterate》を打たれた後の事などを考えると、1マナ青が残るのと残らないのでは大きく意味合いが変わる。
EDHは決して恐ろしい速度を持ったゲームではない。2ターン以内に終わる事などそうそうないゲームで、2ターン目の利点だけを理由にダイヤモンドを採用する価値は薄いのだ。
そんな訳で、いろいろ考えた末に抜けるのは《空色のダイアモンド/Sky Diamond》となった。
現在代わりに入れる候補として挙がっているのは、《親身の教示者/Personal Tutor》か《無効/Annul》。
攻撃的なのはパソチューで、防御的なのは無効なのだが、どちらも悪くない。
現実的な対象が意外と狭く小回りの利かないパソチューよりは、致命的なカードの多くに刺さり丸く役立つ無効かなぁ。
ちなみに無効は自分のリストで言う「その他」枠になるだろう。カウンターの枠に入れるにはあまりに扱いが特殊だし。
例によって微妙に長文になってしまったw
そんなつもりなかったのに、どうしていつもこうなるんだ……。
まあともかく。最後まで読んでくれた皆様、どうもありがとうございました。
一応、自分がデッキに入れる事をある程度は考えられるレベルのカードばかりだったつもりなんだけど、それでもこのザマ。
ホント他の色のジェネラルに申し訳なくなるw
デッキに入っているカード
・《Mystic Remora》
累加アップキープのエンチャント、というちょっと特殊なタイプのドロー。
通常のゲームと違って「対戦相手が3人=引ける期待値が3倍」「アーティファクトやランパン系による加速が多い環境」「クリーチャーを次々並べて押し切るようなビートダウンの実質的な不在」「ライフ40など長引くゲーム」などの要素があるEDHでは、こいつの強さが通常の5、6倍はあるように感じられる。
累加アップキープ一回払うごとに1、2枚のドローは期待出来、非常にマナ:ドロー効率が良い。
特に序盤、《太陽の指輪/Sol Ring》や《Mana Crypt》といったマナ加速と共にあると、「カードを引く>引いたカードでマナを伸ばす>伸びたマナで累加アップキープを払う>カードを引く」という気色悪いループが発生する。
そうして適当な所で累加アップキープを放棄すると、いつの間にか手札沢山、マナソース沢山、ヘイト沢山という幸せな場が形成されている。
対戦相手としては、《リスティックの研究/Rhystic Study》と違ってドローを止めるためには4マナも要するために支払が現実的ではなく、クリーチャーと土地以外の展開を控える事でしか抑えられないのだが、そうしたらそうしたで展開が遅くなり、特に序盤だと《時間の伸長/Time Stretch》に近いアドバンテージを取られたりする事になるので難しい所。
多分マナコストと累加アップキープコストが軽いのが悪さをする原因。せめてマナコストがもう少し重ければ……。
対戦相手依存でちょっと癖はあるが、この通り強いカードなので抜けない。
候補となるカード
・《祖先の幻視/Ancestral Vision》
うっかり忘れてた1マナ3ドロー。
わずか1マナで2枚もアドを取れるのは非常に優秀。デッキがトドメをさしに動き出すのは早くても5、6ターン目なので、序盤に待機できれば待機時間も気にならない。
問題は、中盤以降に引いてきた場合。4ターンという待機時間は決して短いものではなく、しかも中盤というのは1ターン差が勝負を分けるような時間帯。
それでも互いの妨害がぶつかり合ってぐだった時にはターンの頭にやってくる3ドローが他のプレイヤーに一気に差をつける要素にもなりうるので、考慮には値する。
《意外な授かり物/Windfall》のいらないそこそこ整った手札の場合、序盤だと対象がぼやけがちな《神秘の教示者/Mystical Tutor》《親身の教示者/Personal Tutor》の素晴らしい対象となれるのは好要素。
発動の遅さに悔しい思いをする事が結構ありそうなので最終的に外れた。
・《大あわての捜索/Frantic Search》
実質0マナでデッキの動きを圧迫しないドロースペル。ただし出来る事は手札の質の調整で、アド的はマイナスなカード。
青マナ1つを火種としたスペルでありながら島が3枚も起きる、ウラモグを捨ててライブラリー回復が出来る、と、無限ドローからの詰めパターンでは非常に強力に安定性をバックアップしてくれる。
自分の場合そこまでしなくてもまず止まる事はないだろうと思い、採用には至らなかった。
☆テフェリー調整の話
デッキが大分軽くなった(総マナコスト-6)ので、マナソースを1枚だけ減らす事にした。
候補に挙がったのは、《島/Island》《空色のダイアモンド/Sky Diamond》《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》の3枚。
まずはそれぞれの利点と欠点を。
《島/Island》
・マナコスト0、青マナが出る、破壊・妨害されにくい。流石最強のカード候補。
・他の土地を場に置いたターンは手札で紙屑化(手札に多くあり過ぎると数ターン腐る)、加速は人並み。
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
・青マナが出る、序盤プレイ可能なマナコスト2。
・タップイン、壊れやすい。
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
・青マナが出る、アンタップイン、超頑丈。無限ドローからの青マナ供給。
・3マナという使い勝手の微妙なマナコスト。
まず、マナファクトか島かの2択から。
現在の土地枚数は33。島を1枚抜くと比率にして約3%。32枚にしてもバランスはそこまで崩れないだろう。
しかしデッキ的には勝ちパターンに必要なマナが最低7~8はあるのもあって、実は多少マナフラッド気味になってもそこまで困らない。《意外な授かり物/Windfall》などの手札リセットの存在もあり、多少事故気味に毎ターン土地を置くくらいの方が軽快に動けるくらいだ。
辛いのはむしろ「土地が2枚で止まり、2ターン目マナファクト、3ターン目マナファクト」とマナを伸ばさざるを得なくなるパターン。
「このマナファクトが土地だったら……」となる可能性を考慮すると、出来れば土地をこれ以上削りたくない。(逆のパターンは中々ないだろう。島がいらないのはマナフラッドしてる場合がほとんどで、そこで代わりにマナファクトがあってもそう変わらない)
という訳で次。
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》対《空色のダイアモンド/Sky Diamond》。
流石に1.5倍ものマナを要求するだけあって、鋳隗は「アンタップイン、破壊されない」とダイアモンドにない利点が結構ある。特にアンタップインは、無限ドローから《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》などを出すための色マナ供給に貢献してくれるので非常に評価が高い。
ダイアモンドの強みは、何と言っても軽い事。他の系列のスペルと被らない2ターン目に置くと、スムーズに動く事が出来る。3マナの鋳隗には絶対に出来ない優秀な挙動だ。……が、よく考えてみるとそれは2ターン目だけの事。
3ターン目に引いた場合、
ダイヤモンドは「土地2枚タップしてタップイン、使えるマナは1つ」
鋳隗は「土地3枚タップしてアンタップイン、使えるマナは1つ」
と、状況的にはほとんど変わらないのである。
これは当然4ターン目以降に引いた場合も同じ事だ。3マナ先出ししなければならないという小回りの利かなさはあるものの、結局2ターン目以外での鋳隗とダイアモンドの軽さは変わらないのである。
そうすると、アンタップイン、破壊されないという要素が改めて大きく響いてくる。
《抹消/Obliterate》を打たれた後の事などを考えると、1マナ青が残るのと残らないのでは大きく意味合いが変わる。
EDHは決して恐ろしい速度を持ったゲームではない。2ターン以内に終わる事などそうそうないゲームで、2ターン目の利点だけを理由にダイヤモンドを採用する価値は薄いのだ。
そんな訳で、いろいろ考えた末に抜けるのは《空色のダイアモンド/Sky Diamond》となった。
現在代わりに入れる候補として挙がっているのは、《親身の教示者/Personal Tutor》か《無効/Annul》。
攻撃的なのはパソチューで、防御的なのは無効なのだが、どちらも悪くない。
現実的な対象が意外と狭く小回りの利かないパソチューよりは、致命的なカードの多くに刺さり丸く役立つ無効かなぁ。
ちなみに無効は自分のリストで言う「その他」枠になるだろう。カウンターの枠に入れるにはあまりに扱いが特殊だし。
例によって微妙に長文になってしまったw
そんなつもりなかったのに、どうしていつもこうなるんだ……。
まあともかく。最後まで読んでくれた皆様、どうもありがとうございました。
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