なんかTwitterで話してて書きたくなったので。

《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》がヤバすぎてティムトラに走ってたけど、直前までは結構真面目にイナーラ組もうとしてたんだよ、って話。
自分の弄ってたイナーラデッキの紹介である。


☆現状見られるイナーラの型
まず、ベースとしたのは既存の《呪文探求者/Spellseeker》1枚コンボ軸。
代表的なデッキの型は、

https://dig.cards/decks/magicthegathering/172333
https://dig.cards/decks/magicthegathering/173546
https://dig.cards/decks/magicthegathering/167018
https://note.com/becky_xx25/n/n04a36479f9b3

この辺りが参考になると思う。「イナーラ EDH」で検索してそれっぽいレシピを並べただけなので見逃し・見落としがあるかもだけど、ざっと見た感じ多分では同様の型のはず。



☆イナーラの勝ち筋と、そのための採用カード
《呪文探求者/Spellseeker》からの1枚コンボに必要なのが、

《発掘/Unearth》
《弱者選別/Culling the Weak》
《Burnt Offering》
《約束の終焉/Finale of Promise》
《納墓/Entomb》
《再活性/Reanimate》
《星霜の学者/Scholar of the Ages》
《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》

の8枚。(デッキ構築の流れを話す記事のため、コンボルートは省略)

さらに(追放された時の保険などのため)《星霜の学者/Scholar of the Ages》に頼らない場合を考慮して、

《Sacrifice》
《古術師/Archaeomancer》《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》など
《死体発掘/Exhume》《縫合/Stitch Together》など

を追加で投入している。
古術師系とリアニ系カードは、《直観/Intuition》採用との兼ね合いから3種ずつ入っているデッキが多い。



☆ゲームプランとカード選択
4マナ1枚コンボが売りのイナーラなのだが、それだけに妨害を構えられたり墓地ヘイトを強く意識されたりで思ったように速攻出来ない可能性が高いだろう、という事を意識しているデッキが多い。

序盤が周囲がもたついていたら、そのチャンスにしっかり速攻出来るマナ加速とサーチの数はある程度確保しつつ、中~長期戦を意識したような構築が目立つ。

具体的には

・《闇の腹心/Dark Confidant》《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》《正気泥棒/Thief of Sanity》などの、継続的にハンドを増やすカード

・《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》《征服者のフレイル/Conqueror’s Flail》などの、遅かったり重かったりするが、コンボの確実性を上げるカード

・《粗石の魔道士/Trinket Mage》(+《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》)《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》(+《記憶の仮面/Mask of Memory》《征服者のフレイル/Conqueror’s Flail》)のような、長期戦での選択肢とアドバンテージを意図したようなカード

の採用である。



☆妨害
速攻が行けそうな時にコンボをバックアップ出来る事を意識して、軽いカウンターを多めに採用しているデッキが多い。
この「軽いカウンター」には《赤霊破/Red Elemental Blast》《紅蓮破/Pyroblast》も含んだ話なのだが、これらは現行のトップメタである《閃光/Flash》《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》を意識している部分もあるとは思う。



☆マナベース
土地が30~32枚、マナソースが15枚に満たない程度のデッキが多いようだ。
なお、これにはコンボパーツである《Sacrifice》系は含めない。
一般に良く見る青黒系EDHとしては僅かながら少なめだが、概ね標準的なマナソースの量と見ていいだろう。

一般のデッキ(土地とマナソースの合計が50枚弱)よりも数枚ほど少ないのは、4マナという非常に少ないマナから勝ちに行けるデッキである事も理由であるかと思われる。



現状では、これが良く見られるイナーラの型だと思う。
で、こっからはこれをベースにしてデッキを組み、対戦したり一人回しした印象なんだけど……この時点で地味に長くなったので続きは次の記事で。

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