EDH《時間の大魔道士、テフェリー》は本当に格落ちになったのか
2019年10月7日 EDH PWテフェリー☆これまでのあらすじ
少し前、海外のTierリスト上の《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》の位置に変更が加えられた。
http://tappedout.net/mtg-decks/list-multiplayer-edh-generals-by-tier/
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》の登場とともに、ランクがひとつ落とされたのだ。
これは、青茶単最強はウルザになりかわったので、(真に勝利を目指すならば)同じコンセプトでパワーの劣るPWテフェリーを使う理由は薄くなった、という意味合いでの変更だったのだろう。
確かに、どちらも大きなカテゴリーで分けると「妨害多めで対応力の高めの丸いデッキ」だと思う。
そうして現在、ウルザは多くの研究がなされ、色々なバージョンが出ている。
《等時の王笏/Isochron Scepter》《未来予知/Future Sight》《Power Artifact》《変身/Polymorph》など、提案されている勝ち手段も様々だ。
新しめのジェネラルなので、活発に意見交換もなされている。いい感じの理論による殴り合いも発生してるみたいで羨ましい限りである。
この記事は、その活発な議論に自分も混ざりたいなーって気持ちで書かれています。
すなわち、「そもそも青茶単最強がウルザってのは違うんじゃない?」って話です。ウルザ最強の型の話をしてる横から殴りかかります。
☆本当にウルザはPWをテフェリーを超えたのか?
◎サンプルデッキ
まず、参照されているTierリストの環境での、PWテフェリーのデッキとウルザのサンプルデッキをそれぞれひとつずつ上げる。
両方とも、概ねガチで戦えるカード選択・構築だと思う。
・PWテフェリー
http://tappedout.net/mtg-decks/teferi-chain-veil-combo/
・ウルザ
http://tappedout.net/mtg-decks/urzas-enginering-1/
◎構築の違い
ウルザの方の基本骨子は、日本のものと大差ない。
《冬の宝珠/Winter Orb》や《静態の宝珠/Static Orb》のようなロックカードで環境を減速させつつ、自分はそれらをウルザの能力でマナ源として使いながら制限を無視、最終的には《等時の王笏/Isochron Scepter》や《Power Artifact》あたりの無限マナからウルザを捌け口にして勝つデッキだ。
妨害やドローも多めで、長期戦に強く対応力も高いのが特長である。
一方テフェリーの方は、日本でよく見る型と違っている。
基本の勝ち筋である《鎖のヴェール/The Chain Veil》と、豊富な妨害・ドローの要素こそ一致しているものの、そこに加えられるエッセンスが異なっている。
海外型は、より多くのドローや妨害を積み込んだ形になっているのに対し、日本型はその辺りが多少削られ、代わりに追加ターンが複数枚投入された形になっている。
自分は、PWテフェリーは追加ターン型の方が有力であり、それゆえに非追加ターン型で研究されている海外デッキはTierが落とされたのではないかと考えている。
◎非追加ターン型・追加ターン型の利点と欠点
非追加ターン型は盤面にクリーチャーが並んでいると弱い。
テフェリーを出したターンに出来る事は、忠誠度を6にして耐えるか忠誠度を4にして起きたマナで妨害するかなのだが、中盤以降になるとそれでテフェリーを維持するのが難しい。
流行りのジェネラルに《初祖スリヴァー/The First Sliver》や《刃を咲かせる者、ナジーラ/Najeela, the Blade-Blossom》といった生物を並べがちなデッキが多く、相性が悪い。
特に最も警戒すべきジェネラルとして見られている《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》&《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》が横に並べるデッキというのがよろしくない。テフェリーの身が持たない。
流石に忠誠度6なら1ターンは生き延びる事の方が多いだろうが、その後の忠誠度は頼りないし、6マナのカードをキャストしてタップアウト気味にターンを回すリスクを背負う必要がある。
そのため、盤面に生物が並ぶ状況だと「青単が苦手が全体除去(つーか《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》)で一掃してから動く」「隙を見て《停滞/Stasis》で安全確保しながら動く」「一気にコンボまで到達可能なマナを確保してから動く」といった手段を取らざるを得ない。
一方、追加ターン型は条件次第で盤面の生物による脅威を無視できる。
テフェリーキャストから-1忠誠度能力でマナを起こし、そのマナで追加ターンを撃てれば、それで忠誠度4の状態でターンを迎える事が出来るのである。
この方法なら相手のターンはスキップされるので、タップアウトでターンを回す不安もない。
また、追加ターン型は爆発力も高い。
テフェリーさえ戦場に出ているのなら、追加ターンは1ドロー+《手練/Sleight of Hand》or大量マナ確保のフリースペルだ。
3枚(場合によってはほかのドローカードでさらに)ライブラリーを見る事が出来るなら、次の追加ターンがつながる事もあるだろう。
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》ばりに、という繋がり方は期待できないが、それでも2・3ターンに一度2ターン動けるだけでも圧倒的なアドバンテージにつながる。
これらの利点は、追加ターン型の抱えるリスクである、「追加ターンが手札で腐る危険性」よりもはるかに大きいと自分は考えている。
これらの観点から、PWテフェリーは追加ターン型の方が優秀で、海外Tierに使われているテフェリーデッキはより良い構築になっていない、と自分は考える。
☆ウルザとPWテフェリー比較
さて、その上でウルザとPWテフェリーを比較しよう。
自分がEDHの対戦において重要と思う事柄から順に評価していきたい。
◎勝ち筋の強さ
まずは最も重要な勝ち筋の強さから。
これは「揃えやすさ」「軽さ」「妨害のされにくさ」が評価基準となる。手前の要素ほど重要。
これに関しては、総合的に見るとPWテフェリーの方に大きく分があると自分は考える。なんといっても実質1枚コンボでサーチもしやすい《鎖のヴェール/The Chain Veil》が優秀だ。
・揃えやすさ
パーツがサーチしやすいアーティファクトで、実質ジェネラルと1枚コンボという非常に大きなアドバンテージがPWテフェリー側にある。
・軽さ
どちらもマナソースになれるジェネラルで、先に着地していれば非常に軽く扱えるのだが、その前段階で必要なマナがより少ないのでウルザの側を評価したい。
・妨害のされにくさ
ほぼ同等。青茶単である以上、どちらもアーティファクトがキーであり、止めやすさは同程度だろう。
パーツの一部が現状触りにくいパーマネントタイプなPWであるテフェリーの方がわずかに上か。
◎爆発力
回った時に一気に勝てるデッキパワー。ある程度ターンが経過して盤面が整ってくると、多くの妨害が飛び交う多人数戦の世界で勝率を確保するのに重要なのが、「相手の動き出しの時点で勝ててしまえるブン回りの多さ」である。
これに関してはPWテフェリーの側に分があると自分は考える。
PWテフェリーは6マナと重い代わり、出てしまえばその後はマナを必要としない強力なマナソース兼ドローソースであり、単純に1・2ターン目に高速でマナが伸びて着地するとその有利を維持・拡大しやすい。追加ターンがあれば、そこから一気にコンボにつながる事すらある。
また、ごく序盤だとジェネラルが殴り倒される心配が薄いのも非常に大きい。
一方のウルザは、序盤にマナが大量に出るだけだとそこまで強力な動きにはならない。
ジェネラルが出ただけだと実質《マナリス/Manalith》程度の加速になるだけだし、アドを稼ぐための5マナはハードルが高い。マナ加速が強く活きるためには追加でなんらかの置物を引いている必要がある。
その他コンボパーツがサーチなしで綺麗に揃った、なんてパターンもあるが、それは同じような青茶単である両者にとっては同じ条件。
独自の爆発力のある動きとなるとテフェリーの方が多いだろう。
◎妨害性能
この点に関してはウルザの方に分があると考える。
そもそもの妨害の数が多いことに加え、サーチしやすいアーティファクトの置物妨害が豊富であり、対戦相手の減速方法には事欠かない。
さらにはその置物妨害の一部からは、ジェネラルの能力によって自分だけその制限を抜ける事も可能であり、対戦相手を抑え込む能力はより高いと考える。
◎長期戦での粘り強さ
多人数戦であるEDHだと、最初のブン回りがどこにも発生しなかった際にはアドバンテージの取り合いと隙の窺い合いの泥仕合になる事が多い。
そのような長期戦での粘り強さの評価は、PWテフェリーの方が僅かに上と見ている。
ウルザは再キャストしてもマナを出す以外の仕事がしづらく、それ以外のアドソースがないとジリ貧になりがちだ。
アドバンテージ能力はあるのだが中盤以降でも、流石に5マナ起動は少し重い。
また、ジェネラルが戦場にいないと《冬の宝珠/Winter Orb》のような一部の妨害置物で一方的に相手を縛れなくなるのもよくない。1枚のカードを使って自分含めた全員が苦しんでいてはただのアド損になってしまう。
一方でPWテフェリーは、デッキの構造的に多少マシだ。
盤面が煮詰まっていると着地直後に殴り倒されるが、追加ターンでごまかして最悪2ドロー程度には仕事をさせる事が出来るし、デッキの構造上ウルザの《冬の宝珠/Winter Orb》のような引いてアド損になるカードも少ないからだ。
☆結論
というわけで、非常に長くなってしまったけれど。
自分は、《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》は未だ青単のトップジェネラルであると考えている。
爆発力とコンボの揃えやすさが勝率に直結しており、ただ丸いだけのデッキよりもより実戦的だからだ。
そんな感じの論理でウルザをぶん殴ったので、ウルザ使いの方の反論やテフェリー使いのコメント、あるいはその他青単ジェネラル使いの参戦などをお待ちしております。
こんな長い話を最後まで読んでくださりありがとうございました。
少し前、海外のTierリスト上の《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》の位置に変更が加えられた。
http://tappedout.net/mtg-decks/list-multiplayer-edh-generals-by-tier/
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》の登場とともに、ランクがひとつ落とされたのだ。
これは、青茶単最強はウルザになりかわったので、(真に勝利を目指すならば)同じコンセプトでパワーの劣るPWテフェリーを使う理由は薄くなった、という意味合いでの変更だったのだろう。
確かに、どちらも大きなカテゴリーで分けると「妨害多めで対応力の高めの丸いデッキ」だと思う。
そうして現在、ウルザは多くの研究がなされ、色々なバージョンが出ている。
《等時の王笏/Isochron Scepter》《未来予知/Future Sight》《Power Artifact》《変身/Polymorph》など、提案されている勝ち手段も様々だ。
新しめのジェネラルなので、活発に意見交換もなされている。いい感じの理論による殴り合いも発生してるみたいで羨ましい限りである。
この記事は、その活発な議論に自分も混ざりたいなーって気持ちで書かれています。
すなわち、「そもそも青茶単最強がウルザってのは違うんじゃない?」って話です。ウルザ最強の型の話をしてる横から殴りかかります。
☆本当にウルザはPWをテフェリーを超えたのか?
◎サンプルデッキ
まず、参照されているTierリストの環境での、PWテフェリーのデッキとウルザのサンプルデッキをそれぞれひとつずつ上げる。
両方とも、概ねガチで戦えるカード選択・構築だと思う。
・PWテフェリー
http://tappedout.net/mtg-decks/teferi-chain-veil-combo/
・ウルザ
http://tappedout.net/mtg-decks/urzas-enginering-1/
◎構築の違い
ウルザの方の基本骨子は、日本のものと大差ない。
《冬の宝珠/Winter Orb》や《静態の宝珠/Static Orb》のようなロックカードで環境を減速させつつ、自分はそれらをウルザの能力でマナ源として使いながら制限を無視、最終的には《等時の王笏/Isochron Scepter》や《Power Artifact》あたりの無限マナからウルザを捌け口にして勝つデッキだ。
妨害やドローも多めで、長期戦に強く対応力も高いのが特長である。
一方テフェリーの方は、日本でよく見る型と違っている。
基本の勝ち筋である《鎖のヴェール/The Chain Veil》と、豊富な妨害・ドローの要素こそ一致しているものの、そこに加えられるエッセンスが異なっている。
海外型は、より多くのドローや妨害を積み込んだ形になっているのに対し、日本型はその辺りが多少削られ、代わりに追加ターンが複数枚投入された形になっている。
自分は、PWテフェリーは追加ターン型の方が有力であり、それゆえに非追加ターン型で研究されている海外デッキはTierが落とされたのではないかと考えている。
◎非追加ターン型・追加ターン型の利点と欠点
非追加ターン型は盤面にクリーチャーが並んでいると弱い。
テフェリーを出したターンに出来る事は、忠誠度を6にして耐えるか忠誠度を4にして起きたマナで妨害するかなのだが、中盤以降になるとそれでテフェリーを維持するのが難しい。
流行りのジェネラルに《初祖スリヴァー/The First Sliver》や《刃を咲かせる者、ナジーラ/Najeela, the Blade-Blossom》といった生物を並べがちなデッキが多く、相性が悪い。
特に最も警戒すべきジェネラルとして見られている《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》&《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》が横に並べるデッキというのがよろしくない。テフェリーの身が持たない。
流石に忠誠度6なら1ターンは生き延びる事の方が多いだろうが、その後の忠誠度は頼りないし、6マナのカードをキャストしてタップアウト気味にターンを回すリスクを背負う必要がある。
そのため、盤面に生物が並ぶ状況だと「青単が苦手が全体除去(つーか《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》)で一掃してから動く」「隙を見て《停滞/Stasis》で安全確保しながら動く」「一気にコンボまで到達可能なマナを確保してから動く」といった手段を取らざるを得ない。
一方、追加ターン型は条件次第で盤面の生物による脅威を無視できる。
テフェリーキャストから-1忠誠度能力でマナを起こし、そのマナで追加ターンを撃てれば、それで忠誠度4の状態でターンを迎える事が出来るのである。
この方法なら相手のターンはスキップされるので、タップアウトでターンを回す不安もない。
また、追加ターン型は爆発力も高い。
テフェリーさえ戦場に出ているのなら、追加ターンは1ドロー+《手練/Sleight of Hand》or大量マナ確保のフリースペルだ。
3枚(場合によってはほかのドローカードでさらに)ライブラリーを見る事が出来るなら、次の追加ターンがつながる事もあるだろう。
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》ばりに、という繋がり方は期待できないが、それでも2・3ターンに一度2ターン動けるだけでも圧倒的なアドバンテージにつながる。
これらの利点は、追加ターン型の抱えるリスクである、「追加ターンが手札で腐る危険性」よりもはるかに大きいと自分は考えている。
これらの観点から、PWテフェリーは追加ターン型の方が優秀で、海外Tierに使われているテフェリーデッキはより良い構築になっていない、と自分は考える。
☆ウルザとPWテフェリー比較
さて、その上でウルザとPWテフェリーを比較しよう。
自分がEDHの対戦において重要と思う事柄から順に評価していきたい。
◎勝ち筋の強さ
まずは最も重要な勝ち筋の強さから。
これは「揃えやすさ」「軽さ」「妨害のされにくさ」が評価基準となる。手前の要素ほど重要。
これに関しては、総合的に見るとPWテフェリーの方に大きく分があると自分は考える。なんといっても実質1枚コンボでサーチもしやすい《鎖のヴェール/The Chain Veil》が優秀だ。
・揃えやすさ
パーツがサーチしやすいアーティファクトで、実質ジェネラルと1枚コンボという非常に大きなアドバンテージがPWテフェリー側にある。
・軽さ
どちらもマナソースになれるジェネラルで、先に着地していれば非常に軽く扱えるのだが、その前段階で必要なマナがより少ないのでウルザの側を評価したい。
・妨害のされにくさ
ほぼ同等。青茶単である以上、どちらもアーティファクトがキーであり、止めやすさは同程度だろう。
パーツの一部が現状触りにくいパーマネントタイプなPWであるテフェリーの方がわずかに上か。
◎爆発力
回った時に一気に勝てるデッキパワー。ある程度ターンが経過して盤面が整ってくると、多くの妨害が飛び交う多人数戦の世界で勝率を確保するのに重要なのが、「相手の動き出しの時点で勝ててしまえるブン回りの多さ」である。
これに関してはPWテフェリーの側に分があると自分は考える。
PWテフェリーは6マナと重い代わり、出てしまえばその後はマナを必要としない強力なマナソース兼ドローソースであり、単純に1・2ターン目に高速でマナが伸びて着地するとその有利を維持・拡大しやすい。追加ターンがあれば、そこから一気にコンボにつながる事すらある。
また、ごく序盤だとジェネラルが殴り倒される心配が薄いのも非常に大きい。
一方のウルザは、序盤にマナが大量に出るだけだとそこまで強力な動きにはならない。
ジェネラルが出ただけだと実質《マナリス/Manalith》程度の加速になるだけだし、アドを稼ぐための5マナはハードルが高い。マナ加速が強く活きるためには追加でなんらかの置物を引いている必要がある。
その他コンボパーツがサーチなしで綺麗に揃った、なんてパターンもあるが、それは同じような青茶単である両者にとっては同じ条件。
独自の爆発力のある動きとなるとテフェリーの方が多いだろう。
◎妨害性能
この点に関してはウルザの方に分があると考える。
そもそもの妨害の数が多いことに加え、サーチしやすいアーティファクトの置物妨害が豊富であり、対戦相手の減速方法には事欠かない。
さらにはその置物妨害の一部からは、ジェネラルの能力によって自分だけその制限を抜ける事も可能であり、対戦相手を抑え込む能力はより高いと考える。
◎長期戦での粘り強さ
多人数戦であるEDHだと、最初のブン回りがどこにも発生しなかった際にはアドバンテージの取り合いと隙の窺い合いの泥仕合になる事が多い。
そのような長期戦での粘り強さの評価は、PWテフェリーの方が僅かに上と見ている。
ウルザは再キャストしてもマナを出す以外の仕事がしづらく、それ以外のアドソースがないとジリ貧になりがちだ。
アドバンテージ能力はあるのだが中盤以降でも、流石に5マナ起動は少し重い。
また、ジェネラルが戦場にいないと《冬の宝珠/Winter Orb》のような一部の妨害置物で一方的に相手を縛れなくなるのもよくない。1枚のカードを使って自分含めた全員が苦しんでいてはただのアド損になってしまう。
一方でPWテフェリーは、デッキの構造的に多少マシだ。
盤面が煮詰まっていると着地直後に殴り倒されるが、追加ターンでごまかして最悪2ドロー程度には仕事をさせる事が出来るし、デッキの構造上ウルザの《冬の宝珠/Winter Orb》のような引いてアド損になるカードも少ないからだ。
☆結論
というわけで、非常に長くなってしまったけれど。
自分は、《時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage》は未だ青単のトップジェネラルであると考えている。
爆発力とコンボの揃えやすさが勝率に直結しており、ただ丸いだけのデッキよりもより実戦的だからだ。
そんな感じの論理でウルザをぶん殴ったので、ウルザ使いの方の反論やテフェリー使いのコメント、あるいはその他青単ジェネラル使いの参戦などをお待ちしております。
こんな長い話を最後まで読んでくださりありがとうございました。
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